アフリカでのこども支援 「キラキラ・プロジェクト」 + それを日本で後援  「キラキラを支える会」


by kjkirakira
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陸上競技会

いやいや、
しばらくブログの更新をせずに
ご無沙汰してしまいました。

実は、マラリアにかかって、
脱水症状がひどく、
点滴による治療を受けていたのです。
いやあ、点滴とか注射とかは実に11年ぶり。

マラリアは、ちょこっと風邪をひいた程度で3日くらいで回復する場合もありますが、
重症化して、意識障害や腎不全症状まで出ることもありますので油断なりません。


2月16日(金)
キラキラのビリカ・キャンパス(街から6㎞)で、
キラキラの全校行事「陸上競技会」を開催しました。

前もって校長(教務主任)のアレックス先生との協議を重ね、
万全に段取りをしておきました。
残念ながら私はマラリアで当日は欠席せざるを得なかったのですが、
事前の段取りがあったので、安心してスタッフたちに全任しました。

幼稚園児と小学生(1~5年)たちをバスで6往復で、
保護者たち(自由参加)は2往復で移動させ、
大きなトラブルもなく、バスの損傷もなく、スムーズにいったようです。

また、とくに集団行動に不慣れな小さな子たち(幼稚園児)の誘導もうまくいき、
何とか秩序あるイベントになったようです。

こうした全校行事などのイベントは教育の一部であり、
先生方にも、こどもたちにも、イベントを通して多くを学んでもらいたいと願っています。
それがうまくいったかどうかは、今後の様子から自ずと見えてくることでしょう。


下記画像は全てレジナ先生による撮影

全校行事は大きな子と小さな子が集うので、
上下関係からも多くを学べることでしょう。

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800m走(実際には600mほど)のスタートです。

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ラストの直線です。

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この日のために、とっておきの服(運動できる服)を中に着てきたようです。

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暑い中、みんなよく頑張ります。

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各学年、各部門で、1位や2位だった子たちには、
先の土曜日に補習教室のこどもたちみんなでこしらえたメダルを贈呈します。
贈呈役は、参加していた保護者の皆さんとなったようです。
右の黄色いシャツが校長(教務主任)のアレックス先生。

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3年生男子で1位になることを目指して、
毎夕家の近くでトレーニングしていたエベネザくん。

残念ながら1位は取れず、
定位置の2位だったのですが、
授与されたメダルを大切に携えながら、
「死んで棺桶におさまるときには、このメダルを首にかけてもらう」
とまで語っていたようです。
勝利のために戦死した戦士が、
埋葬時に勲章を授与されるイメージでしょうか。

このエベネザくんのええ話を聞けただけでも大満足で、
来年はますます有意義な陸上競技会にしていこうという気にさせられます。


相原 記


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by kjkirakira | 2018-02-28 21:48 | 現地で 保育園+小学校

算数の授業~続

先週の金曜日に引き続き、
この月曜日もビリカ・キャンパス(3・4・5年生)の算数の代理教師を務めてきました。

3年生の授業では、
トランプのカードを一人一枚持たせ、
グループ化(スペード、クローバー、ダイヤ、ハート)、
序列化(番号順に並ぶ)、
もう一度グループ化(番号ごとのグループ)、
グループごとのリーダー選出と組織化、
複数のグループを束ねる連携、
などを実体験として学びました。

ケニアも世界中の潮流を受けて、
小学校のパソコン教育の導入を進めていますが、
こういった数学的なグループ化や序列化の何たるかを知らずに、
パソコン(その主なスキルであるエクセル)は使えません。

4年生の授業では、
3教室の校舎の長さ(25m)を測ってみました。

まず、これくらいが1mというおおまかな幅を両腕を用いて確認し、
自分たちの体で計測してみたところ、
少し誤差が出て27mとなりました。
「どうして誤差が出たの?」と訊いてみたら、
「人間だから、一人一人腕の幅が違う」と。
簡単ですが、とっても良い考察ですね。

続いて、30㎝の定規を使って図ってみました。
すると、誤差が少しだけ減って24mと出ました。
でも、しつこいように、
「どうして誤差が出たの?」と訊いてみたら、
「定規は小さいから、つないでいくときに隙間ができたり重なったりしてしまう」と。
素晴らしい!こういう考察、いいですねぇ。

5年生の授業では、
ナイロビまで歩いていくとしたらどのくらいの時間がかかるか計算してみよう!
という目標を設定したうえで、
そのプロセスを物語風に語ってみました。

まず、キラキラ学園ビリカ・キャンパスのフェンスの杭の幅は2m50㎝。
山側のフェンスには杭が100本あるので、2m50㎝×100=250m。
つまり、フェンスの端から端まで行って往復すると500m。
これを実際に歩いてみて、どのくらい時間がかかるか調べてみよう!
ということで、みんなで歩いてみました。

すると、速く歩いた子で4分、
遅く歩いた子で6分、という結果が出ました。

教室に戻り、
間をとって500mを5分で歩くという前提として、
1000m=1kmを10分で歩くということを確認し、
ビリカ・キャンパスからアンボセリロード・キャンパスまでの7kmは70分=1時間10分、
さらに、ナマンガからナイロビまでの170kmは1700分=28時間20分=約28時間であることを確認しました。

ここで、実際的な事項を考慮し、
さすがに24時間以上ぶっ続けで歩くことはできないことを確認しました。
そこで、毎日8時スタート16時終了とし、
間にお昼休憩1時間を挟むと設定し、
1日7時間歩くということを確認しました。
よって、28時間÷7時間=4、
すなわち、ナマンガからナイロビまで歩いて4日かかる!と出ました。

「放牧マサイの青年が、
牛の群れをナマンガからナイロビまで移動させるとき、
速く歩いて4日間くらい、
でも、牛はゆっくり歩くと思うから多めに見積もって7日間くらいかかるかもしれない。
今日私(コージ先生)が言いたいのは、
算数はテストのために勉強するのではなく、
生活や仕事に役立てるために勉強するものなんだ、ということ!」
と語りかけました。

算数が苦手、算数が難しい、と感じ始めている5年生たちにとって、
少しはインパクトになったでしょうか?

後に、5年生の何人かに
「算数の授業、難しくなかった?わかった?」と尋ねたら、
みな「よくわかった」と。


さて、ビリカ・キャンパスの風景です。
走り幅跳びの練習です。

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私自身、小学校5年生だった頃、
走り幅跳びで350m以上を飛び、クラス1位でした。
しかし、この日、キラキラのケニアっ子たちが、
何人も何人も、350を超えるジャンプを繰り出しているのを目撃し、
さすがやなぁ、と感嘆するばかりでした。

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下校前のひと時に、
みんなで調理用の薪を拾いに行きます。

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お隣さんの広大な敷地がトラクターで耕されたときに出た倒木が、
大地の溝に捨てられており、
お隣さんに許可を得たうえで、
調理担当のネルソン先生が斧で運べるくらいのサイズに切り、
児童たちがそれを運んでいくのです。

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4・5年生の男子たち。
薪を抱えながらのポーズがさまになっています。

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大きい薪も、
からからに乾燥しているので結構軽いのです。

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安全確保のために、
みんなで一列になって徒歩の速度で運びます。

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これでまた、何日も何日も調理できます。

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帰りのバスです。
和やかです。

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楽しい学園生活の中で、
テストの点数を上げるためではなく、
生活や仕事に役立つ生きた知識や知恵を
どんどん学んでほしいです。

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相原 記


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by kjkirakira | 2018-02-12 01:26 | 現地で 小学校
ケニアでは、
教育改革の嵐が吹き荒れ、
現場(各学校)は翻弄されております。

まず、わかりやすいところで、
小学校8年間+高校(セコンダリースクール)4年間に変えて、
小学校6年間+中学3年間+高校3年間の6・3・3制となります。

しかも、この変更が、
恐らく現在の3年生たちの学年から適応されるらしいとのこと。
今の5年生が8年生を終えて小学校を卒業するのと同時に、
今の3年生が6年生を終えて小学校を卒業するのです。
今の4年生は今の3年生の卒業の1年後に卒業となるのです。

それにしても、おかしいですよねぇ。
「恐らく」としか言えないくらい、
不確かな情報であるという点と、
今の3年生たちは4年後には中学校に進学しなければならず、
中学校というものがこれまでなかったケニアで、
いったいどうなるのやら、
変化が急すぎる!という点です。

「2018年に生まれたこどもたちから6・3・3制が採用される」くらいにしておけば、
政府も民間も保護者たちも十分な準備期間ができるのに…。

一連の教育改革に関して、
他にも多種多様な変更点や新規の規定が知らされつつあります。

この度、一つ重要な新規定を知ることができました。
就学・進級のタイミングとなる年齢規定です。

翌年の3月31日までに満6歳になる子たちが、
翌年の1月から始まる年度の小学1年生に該当する、とのこと。

この年齢規定、とても重要なのです。
この規定があいまいだったために、
5歳で1年生、4歳で1年生、12歳で小学校8年生卒業、
なんていう早いケースが多発し、
幼い子が背伸びをしなければならなくなったり、
逆に、試験の成績が悪いという理由だけで、
留年を繰り返すことになったり、
経済的な事情、親の準備不足などの家庭の事情により、
就学が遅れたりして、
1年生なのに10歳、4年生なのに18歳、
なんていう遅いケースも多発していたのです。

キラキラでは、やはり開園当初から規定が必要でした。
ケニアの年度開始が1月であること、
多くの欧米諸国の年度開始が9月(夏休み明け)であるにもかかわらず、
各学年が同じ年の1月~12月生まれごとに形成されている場合が多いこと、
ということで、キラキラでは、
12月31日時点で満6歳になる子たちが翌1月から始まる年度の小学1年生になる、
としてずーっとやって来ました。

しかし、ケニアの一般庶民の人たちには、
この年齢制限、進級規定がなかなか理解してもらえませんでした。

「1月になって誕生日を迎えたから進級させてよ」
「2月になって誕生日を迎えたよ」
おいおい、それって、年度の途中に誕生日を迎えた時点で進級かい?

「うちの子は1月になれば6歳になるんだから小学校に進学させてよ」
それを許可してしまうと、
「うちの子は2月だから」
という人も許可しなくてはならず、
きりがなくなってしまいます。
どこかに線引きをしておかなければならないのです。

それが、ケニア政府の発表では、
3月31日、だったのです。

何故3月31日?
日本のように、年度が4月スタートなら納得です。
(日本の規定は4月1日時点で…となっていますが)
ケニアの教育改革は日本の教育課程を大いに参考にしている、
という噂を聞いたことがあります。
だからって、進級規定・年齢制限まで真似しなくても!!

しかし、拡大解釈して、
こう考えて納得することにしました。
ケニア政府の担当者たちも、
何の考えもなしに3月31日と規定したわけではない。
統計上(経験上)、
年の前半に生まれた子は、
後半に生まれた子たちに比べて、
幼稚園や保育園に1年早く入園する場合が多い。
とくに、3月生まれまでと、4月生まれ以降とで、
統計上に差がある。
よって、
利便的・合理的な線引きならば12月31日が良いにしても、
実際的な線引きならば3月31日とするべきであると判断した。
ま、あくまで私たちの経験に基づく予想に過ぎませんが。

というわけで、今年度の終わりから、
この新しい規定をキラキラも採用していくことになります。
つまり、これまでは、
キラキラ学園幼稚園在籍児のうち、
その年の12月31日までに満6歳になる子だけに小学校進学許可を与えていたのですが、
これからは、翌年の3月31日までに満6歳になる子たち全員に許可を与えることになります。
キラキラ学園幼稚園の入園児の年齢規定も同様に変更です。
しかし、今の1年生より上の学年の進級に関しては、
今さら変更しない方が良さそうです。
変更するとしたも、きわめて慎重にしていかないといけません。

いまいち釈然としませんが…、
まあ、ケニア政府のガイドラインが明らかに示されただけでも良しとしましょう。

しかし、これって、もしかして、
ケニアも近い将来、
4月新年度スタートに変更するつもり?
いや、まさか、ね?

教育改革を強く推し進める政府と、
翻弄される現場。
これが、ケニアの学校の2018年の姿であります。
この嵐と翻弄は、あと数年は続くことでしょう。


相原 記
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by kjkirakira | 2018-02-11 16:41 | 現地で 保育園+小学校

物を大切にする土曜日

土曜補習教室に集まったのは23人。
うち2人は宿題を十分にやって来なかったので帰ってもらい、
1人は言われたことに対する返事ができていなかったので帰ってもらい、
結局20人で行いました。

「帰す」「帰ってもらう」とはいえ、心中は、
「次回はしっかりと来てほしい」という願いをこめての措置であります。

前半の部はいつもの課題。

休み時間の終わりごろ、
男子トイレに蜂の巣があるとのことで、
殺虫剤をふりかけ、
蜂を全滅させたうえで、
蜂の巣をそぎ落とし、
一件落着。
20人が男子トイレを覗きこみながら息をのんで見守る、
ちょっとしたイベントになりました。

後半の部は、
折り紙での製作作業。

大きく2グループに分け、
1グループはお誕生会用の首飾りづくり、
もう1グループは運動会(陸上競技会)用のメダルづくり。

メダルは、
集めてあった金銀の紙を折り、また折り、
辺縁をはさみで細かく刻み、
開くと左右上下対称のきれいな模様ができあがり、
それを厚紙に糊で貼り付け、
穴を空け、
紐を通して完成、
という作り方。

さすがに一部始終の工程はこどもたちだけでは無理なので、
私がお膳立てをして、
最終仕上げの責任も私が負います。

お膳立てしておいたのは、
厚紙52枚と金銀折り紙52枚。
しかし、最終的に数が合わなくなりました。

念のため少し多めにつくるので、
1枚や2枚合わなくても良いのですが、
それではこどもの教育としては良くありません。
しっかりと残り1枚まで探させました。

すると、最後の1枚が、
教室の外に捨てられるように落ちていました。

失敗作だと思い、
捨てられてしまったようです。
(ゴミ箱云々はここでは言及しないでおきましょう)

補習教室を終えて、
皆を解散させようとしたとき、
コップ(プラスチック製)が1つ見当たらないことに気付いてしまいました。

皆がいつでも水を飲めるように、
コップ2つを水道(タンク)の蛇口のところに出しておいたのです。
うち1つがないのです。

少し探させましたが、
どうしても見当たらないので、
「来週の土曜日には、各自コップ1つずつ持参するように」
と言って、終わりにしようとしました。
1つのコップを20のコップで弁償させるのは割に合いませんが、
教育という意味では十分成り立つことです。

そのとき、
ふと、タンクの後ろ、
普段誰も行かないところに行ってみると、
何と、なくなったはずのコップが1つ、
地面の上にたたずんでいるではありませんか!

急きょ、皆を引き留めて、
コップの件を伝えました。

私は1人で教室に戻り、
さっきのメダルづくりの最終仕上げを始めたのですが、
こどもたちはコップの件でいろいろ話し合っているようで、
誰一人として帰ろうとしません。

そこで、助け舟を出しに行きました。
「犯人が誰かを探す必要はないと思う。
それよりも、もっと他にすべきことがあるのではないか?」と。

しばらくして、ぞろぞろとこどもたちが私のいる教室に入って来ました。
代表者が、話し始めました。
「犯人はわかりません。あの子かもしれないし、あの子かもしれません。
でも、私たちの中に犯人がいたことは事実です。
ですので、私たち全員で謝ります。ごめんなさい」
全員で、口々に、
「ごめんなさい」
「もうしません」
「これからは気をつけます」
と続きました。

私は内心、大いに喜び、満足しました。
「物は何でも大切にしよう。金銀の紙も、コップも、鉛筆も、ノートも」
と語りかけ、
皆を解散させて家に帰しました。
気が付くと、予定解散時間から1時間も経過していました。

他人の物を盗んだり破損したりしないで丁重に用いる、
自分の物をなくさず壊さず大切に大切に使う。
この精神は、やはりこどものうちに培っておくべきですね。
平均的な日本人は、これを知って、これを実践していると思います。
日本に生まれて良かったと思う点です。

経済成長のためには古い物をどんどん捨てて新しい物を購入すべき、
人生は一度しかないのだから小さなことにこだわらずに新しい物を謳歌すべき、
地球上の物はみんなの物、あなたの物は私の物、…。
いやいやいや、この世界にはいろいろな価値観がありますね。
各自がそれぞれの人生の基準として、どの価値観を採用するかは自由です。
しかし、「物を大切にする」という価値観を知って実行できるようにしておくに越したことはありません。

金銀折り紙の1枚がなくなった、
プラスチックのコップが1つなくなった、
こういった紛失をなあなあにやり過ごしてしまう大人が、
ここケニアには多いのです。
そうなると、こどもたちも物の大切さを知らないまま大人になってしまいます。

また、日本の先生方はどうでしょうか?
日本の教員は忙しくて徹夜続きで、時間のゆとりがないことで知られています。
小さなことにこだわっていたら、ますます徹夜がエスカレートして、心身ともに滅入ってしまうでしょう。
ですので、教室で折り紙1枚が紛失しても、気に留めない先生が多いのではないでしょうか?

私もとても忙しいですが、
幸い、日本の教員ほどは忙しくないので、
1時間くらいかけて物の大切さを実感として教え込む余裕があるのです。

月~金のケニア教育に足りない部分を、
グローバルな観点から補っていく、
名実ともに「土曜補習教室」を、
これからも大切に運営して、
こどもたちに健全なインパクトを与え続けていきたいです。


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相原 記


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by kjkirakira | 2018-02-10 21:31 | 現地で 補習教室・他

算数の授業

3・4・5年生(ビリカ・キャンパス)の算数担当のパトリック先生が、
私的な用事でお休みするとのことだったので、
今回は私が自らその代理を務めることにして、
ビリカ・キャンパスに乗り込んでいきました。

キラキラの事務長である私は、
学園長のジャシンタ先生とともに、
教職員の皆さんを指導する立場にありますが、
たいていは全体的なことの指導であり、
具体的なことまでなかなか踏み込みません。


しかし、算数は別です。

ケニアでは理数科教育が弱く、
教員たちも算数が苦手だった人たちだらけであり、
そういう教員たちがこどもたちに算数を教えているので、
なかなか算数嫌い、算数苦手の悪循環から抜け出せないのです。

キラキラ学園が小学校高学年を擁するようになり、
キラキラもケニアの算数苦手症候群の例外ではないことが判明した今、
私自らがキラキラの算数教育を救うために、
一石投じたいとここ数年考え続けていたのです。

今回の代理授業で、
1・2年生の算数担当のレジナ先生や、
3・4・5年生の算数担当のパトリック先生が、
普段どのように指導しているかをこどもたちを通して知り、
私自身が「研究授業」的な授業をしてみることで、
今後の教員指導に役立てるとともに、
代理であるがゆえのこどもたちへのインパクトをたくみに利用して、
算数の実用性や楽しさをこどもたちに少しでも印象付けたい、
というのがねらいです。

1時間目が3年生、2時間目が4年生、3時間目が5年生の算数授業でした。

いずれの学年でも、最初に、
一桁同士の掛け算問題24問を3分以内でどれだけできるかトライアルしました。
すると、5年生で全問正解がわずかに2人いただけで、
5年生の平均は10問程度、
4年生は8問程度、
3年生は5問程度、でした。
普段どれだけ量をこなしていないか、
普段どれだけ集中してハイスピードで計算する訓練をしていないか、
明らかになりました。

しかし、計算の慣れやスピードはあくまで二の次であり、
算数の本質は「思考する」「解決する」「説明する」という部分にあります。

3年生では、
こどもたちを2列、3列、4列に並ばせてみて、
掛け算九々の実際的な意味を考えてもらいました。

4年生は、
起立して両腕を左右にめいっぱい広げて、
右手中指から左手中指までの長さ(以下、「幅」)を、
30㎝の定規を利用して測ってもらいました。

5年生は、
この「幅」に加え、
身長(以下、「長さ」)をも測ってもらいました。
そして、各自の身体計測値をノートに記し、
「幅」と「長さ」のどちらが長かったかを調べてもらいました。
すると、「長さ」の方が長かった人は30%程度、
「幅」の方が長かった人が70%程度という結果になりました。

さすがに5年生相手だと、
いろいろと試すことができました。

掛け算24問を解かせるときに、
「今日は消しゴムは使わないで。
実生活では消しゴムなんて使わないで計算しなきゃならないんだから。
間違ったと思ったら、二重線で消して、書き直せば良いんだよ」

その掛け算を始める前に、
「掛け算九々を忘れちゃった人がいても、
掛け算の意味は忘れないでね。
掛け算は、足し算を何回もすればいいだけなんだから」

身体計測した際に、30㎝定規4本分と24㎝だった場合、
①30+30+30+30+24=144㎝
②30×4+24=144㎝
という2通りの計算方法があります。
どちらも児童に挙手させて説明させることができました。
「算数はテストで問題を解くだけではなく、こうやって説明できるようになるための教科なんだよ」

「幅」の方が「長さ」よりも長い人の方が多かったことが判明したとき、
「みんな、どう、驚いた?」
と尋ねたら、ぽか~んとしていたので、
「「長さ」の方が「幅」よりも長いと思っていた人?」
と尋ねたら、たくさん手が上がりました。
逆に、
「「幅」の方が「長さ」よりも長いと思っていた人?」
と尋ねたら、手は上がりませんでした。
「こうやって、予想して、結果を見て、どうしてかなあ、と考えることが算数なんだよ」
「そして、面白いなあ、不思議だなあ、美しいなあ、と感心することが算数なんだよ」
「家に帰ったら、お父さんやお母さんや弟や妹の「長さ」や「幅」を定規で測って比べてご覧?」

この授業を後ろで観賞していたアレックス先生には、
「新しいことを学ばせていただいてありがとうございます」と言われました。

私自身、小学、中学、高校、大学などで、
数えきれないくらいの授業や講義を聴いてきました。
しかし、強烈に覚えているのは、
学科の勉強内容ではなく、
「算数がいちばん重要な教科だよ」とか、
「算数の価値は応用問題にある」とか、
「歴史はサイエンスである」とか、
「物理レポートの考察の作文はとても重要」とか、
そういった人生の軸になるような言葉だけです。
しかも、そのときは何となく聞き流していた言葉も、
時が経ってじわじわと理解できたということもありました。

そういうインパクトを、
アレックス先生や、
こどもたちのうち何人かに与えることができたなら幸いです。


さて、お昼休み明けの授業で、
3年生を教えているドロシー先生のスワヒリ語や英語での説明を、
隣の職員室にいながら壁越しに聴き入りました。
とても上手に抑揚や間を使い、
水が地面にしみこむように、自然に頭に入っていく説明です。
キラキラ教員陣の中では、
いちばん説明の上手な先生ではないでしょうか。

逆に、他の先生方の説明はいまいちということであり、
教職員に対して、説明力向上のための「数学的」指導をしていくことが、
私の今年のテーマの一つであります。


そんなこんなで、まる1日をビリカ・キャンパスで過ごしました。


1週間後に控えた全キラキラ運動会(陸上競技会)の練習です。

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学生時代(クロスカントリースキーのリレー)に経験した、
あの一斉スタートのみなぎる緊張感と闘争心、好きでした。

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リレーのアンカーたち。

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続々とゴールに雪崩れ込み、倒れ込みます。

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ケニアの学校では、
月曜日と金曜日は国旗掲揚、国歌斉唱の日なのです。

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給食のおかわりを、
教室ではなくベランダで食べている5年生男子たち。
規律は規律で守らせて、あとは自由にさせています。

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お昼休みに走高跳に興じるこどもたち。
最近は、正面跳びやはさみ跳びだけでは飽き足らず、
ベリーロールっぽい跳び方をして着地時に倒れ込む子も増えて来ました。
そのために、午前中に、調理人のネルソン先生が、
着地点に砂を多めに集めていました。

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お昼休みに教室内で、
ノートの紙を切ってネックレスづくりをしている3年生女子たち。
のりはどうするの?と尋ねたら、
木の枝から出る汁がのりになる、とのこと。
いいですねえ。身近に手に入る材料で工作!
こういう自由創造、好きです!!

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毎週金曜日の最後の授業はキャンパス集会です。
中国製仮設校舎のホールに3・4・5年生たちが集います。

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合唱(かけあいの歌)の先導をする女子たち。

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歌いながら喜びに浸っている男子です。
「「おんがく」は「音楽」であって「音学」ではない。
ましてや「音が苦」であってはならない」
という詩を、
かつて私が通っていた小学校(ノゾミさんも昨年通った上里小学校)の音楽室で、
毎週のように見ていました。
「数学」も「数楽」になり、
「学校」が「楽校」になり、
人生が良い意味で快楽になりますように。

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相原 記


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by kjkirakira | 2018-02-09 23:11 | 現地で 小学校

私立学校経営者と車

学校は公立・私立に大別されます。

私立は営利・非営利に大別されますが、
営利を目指していても非営利(赤字)になってしまう学校も多々あり、
閉校に追い込まれる学校も後を絶ちません。

私たちキラキラ学園は非営利の私立です。
非営利といっても、
建設などのハード面以外は、
何とか採算を合わせて収支プラスマイナスゼロに持って行くつもりで、
年々学費増などを続けています。

キラキラを非営利で運営できるのも、
ご支援くださる皆さまのおかげであります。
改めて、心から感謝申し上げます。


さて、ケニアの私立学校の協議会があります。

昨今加速しているケニア政府主導の教育改革により、
公立学校の充実化と、私立学校の淘汰が進められているのです。
そこで、政府からの干渉や圧力を最小限に留めようとして、
私立学校の協議会は力を尽くしているのです。

私立学校の協議会の会合は頻繁に行われます。
時に全国レベル、時に県レベル、時に町レベルの会合です。
とくに、この教育改革の嵐が吹き荒れているこの時期は、
会合が頻繁に持たれています。
政府の改革の内容とねらいを知り、
それに対して自分たちの学校改革の計画を練るために、
出席率が高くなります。

先日も、県レベルの会合があり、
キラキラ学園長(代表)のジャシンタ先生が行ってきました。

いろいろと重要な情報を得て、
教育改革の実態もより正確に理解でき、
とても有意義だったようです。


しかし、今回のブログでは、
この私立学校の協議会の金持ちぶり?に少々小言を言わせてください。

いやいやいや、私立学校の経営者たちは金持ちなんです。
いや、正確には、金持ちの真似が大好きなんです。

協議会の会合にはほとんど全員がマイカーで乗り付けます。
会場も、やや交通の便が悪いところにあり、マイカーでないとたどり着きにくいところが多いのです。
しかも、高級ホテルのラウンジやホールで、朝食付き、昼食付きといったパターンが多く、
会合で重要な話を聴くためだけに、高い会費を払わされるのです。

私立学校の経営者のほとんどが、
こどもが多く、経済成長が進む教育発展途上のケニアで、
学校経営に商機を見出してがつがつ稼ごうとしている人たちであり、
残念ながら愛情や熱意やワーキングスピリットは二の次です。

しかし、私立学校の全てが儲かるわけではありません。
儲かっているのはほんの一部だけであり、
ほとんどはぎりぎりの状態、
そして、赤字の学校が多いのではないでしょうか。

「何でみんなマイカー持てるの?」
という疑問を抱かずにはいられないのです。


私立学校の経営者の多くがマイカーを所有・維持できる理由として、


①他の商売(サイドビジネスなど)で儲けているから

学校は趣味であり、
あくまで本業が他にあり、
その本業で大々的に商売をして十分に儲けているというパターンです。


②もともと大地主や金持ち家庭出身だから

つまり、私立学校経営で財を得たのではなく、
もともとあった財で学校を開いたパターンです。


③私財を優先的に車につぎ込んでいるから

ケニアでは、車の台数が指数関数的に増えてきています。
不便なところが多いから車があると便利であるという理由以外に、
マイカー保有が経済成長の印、ステータスであり、
背伸びしてもマイカーを保有しようという人が多いのです。
トイレすらないワンルームの部屋に住みつつマイカーを保有するという人もいるくらいです。
そのワンルームが自分の所有ならまだしも、貸家に住み続けながらマイカーを保有する人も多いです。


というわけで、
この手の私立学校の協議会に、
公共交通機関を乗り継いでやって来る経営者は、
不便と苦難を経てようやく会場にたどり着いた挙句に、
肩身が狭い思いをするわけです。

今回、我がジャシンタ先生は、
ナマンガの他の学校の経営者でマイカーを持っていない数人と一緒に車に乗り合わせて、
ナマンガから130㎞離れたところの高級ホテルでの会合に行ってきました。


日本だったら、都市部にいる限り、
電車、バス、タクシー、徒歩で、
どこにでもたどり着けますよね?
電車やバスの乗車もそこそこ快適ですし、
タクシーの運転手が強盗や強姦魔ということもまずないし、
徒歩で移動中に犯罪に巻き込まれるということもまずないですよね?

日本だったら、都市部にいる限り、
新車でも中古車でも性能はそこそこ良く、
道路もがたがたしていないので故障もなく、燃費も良く、
故障しても修理は簡単で、
ガソリンスタンドはどこにでもあり、
部品を盗まれることもほとんどないでしょう。

近い将来、ケニアで、
否応なしにマイカーを保有せざるを得ない状況になるかと思うと、
そろばんをはじきながら眉間にしわを寄せて深いため息をもらさずにはいられません。

ケニアでは、他のアフリカ諸国同様に、
2000年以降は高い経済成長率を維持して来ています。

しかし、国民の多くは、
経済成長の恩恵を謳歌するというよりも、
金持ちの生活を無理強いさせられてますます困窮しつつあるのです。


キラキラ学園では、
そんな寛容性のない窮屈な時代を生き抜く力と術をこどもたちに育むと同時に、
貧富を問わず、マイカーの有無を問わず、万人に寛容に接することができる愛情を育んでいきたいです。


相原 記


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by kjkirakira | 2018-02-08 17:21 | 現地で 全般・他

折り紙の首飾りづくり

キラキラ学園小学校1・2年生たちを対象に、
折り紙の首飾りづくりの授業をしました。

まずはお膳立てから。
折り紙を500枚用意し、
それぞれの正方形の紙を6つの長い紙片になるように切り、
紙片を30枚ずつ束ね、
100束、つまり、100人分用意するのです。
いやいや、慣れているとはいえ、
時間のかかる作業です。

本番は、午後の2時間分の授業枠を確保。
1年生と2年生の教室を隔てる可動式の壁を取り払い、
二教室で一ホールとします。
これで、一度に1年生と2年生全員を相手にできます。

こどもたちを6人組に分け、
各組が一つの机を囲むように座らせます。

各組ごとにお皿(プラスチックや缶の蓋)を1つずつ置き、
そこに糊を満たしてあげます。

各自30枚ずつ手にした紙片は、
風で飛び散ってしまう恐れがあるので、
机の中に入れて、
1枚1枚出しながらのり付けするように指示します。

1つ目の輪っかを全員同時につくり、確認し、
2つ目の輪っかを1つ目の輪っかにつないで、確認し、
この時点で「いける!」と判断し、
各自のペースでどんどん進めるように指示しました。


最初のうちは集中して真剣そうです。

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だんだん長くなるにつれて、
テンションも上がってうるさくなります。

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今回の画像はみなデリック先生撮影です。
赤いシャツを着て巡回しているのが私。

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できあがるにつれて、
興奮おさまらなくなってきます。

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「先生、できたよ!」
とほぼ全員に声かけられるので、
「はい、はい」と言って通り過ぎます。

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興奮を抑え、全員きちんと座って、首飾りを身につけた図

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全員外に出て、
首飾りを身につけた状態で歌をいくつか歌います。
先導するのは2年生のブランドンくんとマーシーさん。
赤いシャツの大人は私。

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マサイの女性が幾重にも身につけている首飾りに見立て、
歌って踊りながら首飾りが揺れる様子を楽しみます。


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できあがった首飾りは、
幼稚園児・1年生合同のお誕生会のプレゼントになります。

そして、この1・2年生たちによる首飾り製作は、
毎年初めの恒例行事になりつつあります。

キラキラは予算がきつきつではあるのですが、
徐々に徐々に、こうした達成感のある図工授業ができるように、
材料も、指導法も、新しいものを導入していけたらと願います。


相原 記


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by kjkirakira | 2018-02-06 22:22 | 現地で 小学校
「これは知っている、できる」
「これは知らない、できない」
ケニアの児童・生徒の口癖であります。

知識を詰め込むことが最優先の教育…。
応用力を育てることのない薄っぺらな教育…。

とはいえ、日本の学校も似たようなところはありますから、
一概に批判はできませんが。

「これは知らない、でも、何とか調べてみる」
「これは知らない、でも、考えて解決してみる」
そうやって果敢にチャレンジできる児童を育てていきたいものです。

キラキラ土曜補習教室では、
先週にも書いた、
脳を使い、心を使う、
そういう取り組みを意識して増やそうとしています。


さて、算数の話をします。
私たちは十進法に慣れきっています。
しかし、世の中には十進法ではない事象がたくさんあります。
秒や分は60進法、
時は24進法、
曜日は7進法、
月は12進法、などなど。

お父さんが生まれたのは1972年11月。
こどもが生まれたのは2009年6月。
さて、こどもが生まれた時、
お父さんは何歳(何歳何か月)だったでしょうか?

この問題を、高校2年生(日本の高校1年生に相当)のジョゴーくん、
および、キラキラ5年生で成績1位2位を争うエスターさんに、
やらせてみました。

2人とも、まず、2009-1972=37を計算していましたが、
次に、2人とも、11-6=5と計算してしまっていました。
単純に、大きい方から小さい方を引いてしまったわけです。

正しくは、2009年6月から1972年11月を引く筆算を書き、
6から11は引けないので、2009から1を借りて来て、
1年は12か月だから(12+6)-11=7として、
2009が2008に変わるので2008-1972=36として、
答え、36歳7か月、とするわけです。

しかし、この手の計算は、正直難しいです。
ですので、他の方法で確かめてみる必要があります。

他の方法?
数学的にきれいではなく、
たとえ泥臭くとも、
紙に書いたり指を折ったりして数えてみるのがいちばんです。

1972年11月から2008年11月までがちょうど36年。
2008年11月から2009年6月までが、1,2,3…と指を折って数えていくと7か月。
確かに、先ほどの借りて来る引き算の方法で合っていますね。

他にも方法はあります。
1972年11月を、西暦0年0月から何か月経ったかで現わすと、
1972×12+11=23675(か月)
2009年6月を、西暦0年0月から何か月経ったかで現わすと、
2009×12+6=24114(か月)
引き算で差を求めると、439、
これを12で割ると、36あまり7、
よって、答え、36歳7か月、となります。

少なくとも、日本の小学校では、
この類の応用問題をクラスのみんなで意見を言い合って考えてみる、
という授業や作業はされているのではないでしょうか?

でも、そんな日本でも、
低学年のうちは単純な計算問題が得意で、
「自分は算数が得意だ」と思いこんでた子たちが、
高学年になって応用問題が解けなくなって、
「算数嫌い」になっていく傾向は大いにあると思います。

ケニアではこの「算数嫌い」化の傾向がさらに顕著です。
「これは知らない、できない」となってしまうからです。

これが、算数ではなく、
家庭での会話だとしたら、
「ねえ、私が生まれた時、お父さんは何歳だったの?」
「36歳だったかな」
「え?37歳じゃなくて?」
ここで、親としては、
「んん、もう少しで37歳、くらいの時だったかな」
くらいには答えてやりたいものですよね。


さて、今回のキラキラ補習教室に来たのは20人。
幸い、キラキラではお誕生会を繰り返すことで各児が生年月日を自覚しています。
そこで、私が手伝わずに自分たちだけで年齢・月齢順に並ばせてみました。
といっても、高校2年生のジョゴーくんと、5年生のエスターさんによる先導になりますが。

2008年12月生まれが2人、
2009年12月生まれが2人、いました。
それぞれ、「あなたは12月の何日生まれ?」と確認しつつ、
最終的にしっかりと年齢・月齢・日齢順に整列できました。

ご覧の通り、年齢順とはいえ、
背の順ともまた違います。
ケニアでは、年齢順がそのまま学年順にもならないのです。

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次に、アルファベットの問題。
アルファベットは26進法です。
パソコンのパスワードなど、
10進法の数字よりも、
26進法のアルファベットの方が、
パターンが増えるので、
解読される確率も減ることになります。
もしこれがひらがなだったら、
さしずめ46進法、
すなわち、パターンがかなり多くなるのでしょう。

この日に来ていた20人の名前を、
アルファベット順に並ばせてみました。

キラキラでは、ケニアのほとんどの学校でやっているように、
名簿は学籍登録順(入学手続きをした順)に並んでおり、
アルファベット順でもなく、生年月日順でもありません。
こどもたちですから、
もちろんパソコンのエクセルで並べ替えなどをしたことなどありません。
辞書にも慣れていません。
つまり、普段慣れていないことをさせてみたわけです。

エスターさんが、「Aの人は誰?」「Bの人は?」と呼びかけながら、
何とかアルファベット順の整列も完成できました。

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先頭は3年生のアビガエルさん。
Aで始まり、Bが続くので、
私「あいはら」が日本でいつも名簿順1番だったのと同様に、最強です。
つまり、キラキラを辞書に例えると、
歴代のアビガエルさんたちが最初の方に出て来るわけです。

でも、今調べてみたら、
歴代のキラキラっ子たちの中に、
アビガエルを上回る子が2人いました。
アブディッラヒームくんと、アブディルザークくんです。
A、B、Dと続きますからね。


ケニアの教育現場で欠けている部分を果敢に補い、
ケニアの教育改革を先取りし、
キラキラ土曜補習教室で「考える」世代を創造していきたいです。


相原 記


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by kjkirakira | 2018-02-03 17:21 | 現地で 補習教室・他

1・2月生まれお誕生会

2018年2月2日は、
キラキラ学園幼稚園および小学校1年生合同の
1・2月生まれお誕生会です。

ねらいは、
自分が生まれた月を知ることを通し、
1年には12か月あることを知り、
自分の生い立ちに関心を持ち、
ついには親への感謝、神様への感謝が自発的に表れて、
命の尊さを実感できるようにする、ということですが、
まだまだその域には達していません。
ますます頑張りたいと思います。

しかし、この新年度開始の1月に、
学園長ジャシンタ先生主導で進められた幼稚園改革(かつての理想的な姿に戻す)により、
先生方も活気付き、
園児たちも一気に凛々しく?可愛く?なり、
大盛り上がりのお誕生会になりました。


1年生たちが、
アンボセリロード・キャンパスを出発して、
徒歩で幼稚園のあるオルコング・キャンパスに向かいます。
級長的存在のヒカリさんとジョイさんが、
折り紙の首飾りを持って先頭を歩きます。

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幼稚園の園庭で、
誕生月ごとに集まって、
大きな円となって歌って踊ります。

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1月生まれさんたちです。
幼稚園や1年生の時点では、
まだまだ1月生まれさんたちが
発育でも学習能力でも上位にいます。
(日本の4月生まれさんたち同様)

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2月生まれさんたちです。

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今回の画像は全てデリック先生(アンボセリロード・キャンパスとオルコング・キャンパスの調理補佐・用務・助手)によるものです。
若いですが、こども好きで、とても正直で、二心ない好青年です。
そのデリック先生が撮影しているシーンです。

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今回は、幼稚園の先生方がやる気になって、
風船などを飾り付け、
見た目で既に楽しい雰囲気になりました。

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年長組(プレスクール2年生)のイアンくんは、
他所の園からの転園で、
この1月からキラキラ園児になったばかり。
その若いお父さんがやって来て、
ケーキを寄贈してくれました。
そのケーキ入刀のセレモニーです。
イアンくんと、母親役として調理のジョイス先生

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ジュースを色とりどりのカップに注ぐだけでも
楽しい雰囲気になりますね。

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黄色いシャツを着ているのは私です。
みんなで大いに楽しい一時を過ごしました。

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こちら、キラキラの年少組(ベイビーケア)の園児(満3歳児)かな、と思いきや、
ちょうど1歳になったばかりのメリーさん。
幼稚園の主任教師タビタ先生の次女さんです。
まだ生後3か月の頃から、
お母さんと一緒に毎日毎日キラキラに通い続けてきました。
ヒカリさんのお古の制服を着て、
違和感なく園児たちに混ざっています。
朝礼のときに出欠確認の返事である「プレゼント!」を
発語できるほどになっています。
ノゾミさんやヒカリさん以上のキラキラっ子です。

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顔も童顔、
心も童心で純粋無垢、
そんな園児たちの心と体を健全に育ててやりたいですね。

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相原 記

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by kjkirakira | 2018-02-02 22:56 | 現地で 保育園+小学校