アフリカでのこども支援 「キラキラ・プロジェクト」 + それを日本で後援  「キラキラを支える会」


by kjkirakira
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カテゴリ:現地で 小学校( 181 )

紙やすりで筋肉痛

机などの学校の備品づくりの木工作業を続けています。
一つ一つ作品ができあがりつつあるので、
1・2年生たちに来てもらって、
紙やすりで表面や角などをスムーズにする作業をやってもらいます。


幼稚園の職員室用の机2台を磨く、
1年生女子4人。
とくに、ヒカリさんとクラウディアさんが、
マシンガンのようにべらべらべらべらひっきりなしにしゃべりながら、
あっという間にお昼休みの時間が流れていきました。
紙やすりを持って腕を前後に動かし続け、
みんな筋肉痛に、腕も指も棒のようになったようです。

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翌日は幼稚園用の長椅子12台。
2年生男子5人、2年生女子4人、1年生男子3人を呼んで、
大勢で腕を動かしました。

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この日、場所がなかったので、
女子たちはベランダ(軒先)部分で、
男子たちはみんな前の道路に出て作業しました。
作業を終えて、一人一人が使った紙やすりをチェックしてみると、
力のある男の子の紙やすりはさすがに減りが早く、
力のない子たちのはほとんど新品同様のままでした。
出来栄えももちろん紙やすりの減り具合を反映したものになっていました。

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棟梁のケンさんです。
幼稚園用の大きなテーブルをつくっています。
台の部分(板材)と脚の部分(金属)とをボルトで接合させるために、
ボルトを通す穴を開けます。
穴を大きな釘で開けると板材が破損してしまうので、
ご覧のような火おこしのような器具をその場でつくり、
釘を加工してつくった刃を回転させながら板材を削り、
上手に穴を開けていくのです。
人類が何千年と受け継いできたテクノロジーですね。
現代の世界では、ITのプログラミングなどが最先端の知識とされていますが、
このような人類何千年もの知恵に帰る姿勢こそがITなんかよりも必要なのではないかと考えます。

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さて、紙やすりで表面や角を滑らかに仕上げた作品たちには、
後日塗装を施すことになります。

ヒカリさんとクラウディアさんは、
「今度はいつ?色を塗りに来るからね」
と言いながら、
ブラシを手に色を塗る真似をしてはしゃいでいました。


相原 記


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by kjkirakira | 2018-06-13 23:49 | 現地で 小学校

学校対抗球技大会

2018年5月24日(木)
ナマンガのビリカ地区にある4つの小学校が集まって、
学校対抗の球技大会が開催されました。

その開催の情報を知らされたのは前日。
まったく、いつものことながら、
校外に関することは連絡が徹底していません。

種目はサッカー、ネットボール、バレーボール、ハンドボールの4つ。
それぞれに男子部門と女子部門があります。
しかし、キラキラは初参加ということもあり、
普段しっかりと練習しているサッカーとネットボールのみということに決めていました。

他校は6~8年生が主体のチームで、
3~5年生が主体のキラキラとは体格がまるで違います。
しかし、キラキラは普段の体育活動の頑張りが功を奏して、
小さい身体ながらも大活躍だったようです。

とくに、キラキラ対サベルバーグ(ナマンガでいちばん学費の高い私立校)のサッカーの試合は、
各チームのほぼ全校児童が集まり、
大盛り上がりの応援合戦が繰り広げられたとのことです。
今回は残念ながら0-1で負けてしまいましたが、
来年、再来年と、キラキラ児童たちのさらなる活躍が期待されます。

さて、「学校対抗」でもあったのですが、
この大会は、最終的にはケニア全国の中の精鋭を集めて、
国の代表チームをつくるのが目的でもあります。

このナマンガのビリカ地区の4校の、
各校の選抜児童の中からさらに選抜され、
翌日はナマンガ全域の選抜児童たちがあつまり、
公立ナマンガ小学校を会場に試合が繰り広げられました。

そこでさらに選抜され、
郡レベル、県レベル、州レベルの大会に進んでいくのです。

群レベルの大会のために選抜されたこどもたちの中には、
キラキラの児童はさすがに含まれていなかったものの、
監督としてキラキラのアレックス先生が抜擢されて、
ナマンガ選抜チームを引率して行ってきました。
そこではもはや、他の町のこどもたちに圧倒されて、
ナマンガのこどもたちは一人も残ることができなかったようです。

キラキラでは、ますます体育に力を入れ、
今後はバレーボールやハンドボールもできるような環境を整え、
行く行くは日本仕込みの野球くらい指導できればいいなと思います。


相原 記


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by kjkirakira | 2018-05-31 21:27 | 現地で 小学校
ケニアの小学校では、
毎年3月に陸上競技会が催されます。

キラキラでは、それを見込んで、
去る2月16日に校内陸上競技会(運動会)を既に開催し、
それ以降も選手たち(各部門で秀でた児童たち)のトレーニングを続けて来ました。

3月19日、
公立ナマンガ小学校のグランドを会場に、
ナマンガ町内の学校代表たちが集い、
町内予選が開かれました。

キラキラからは、30人余が参戦!
午後からは3~5年生全員が応援にかけつけました。

この町内予選は、
ナマンガにある10校ほどが集まり、
秀でた児童を上のレベルの大会に送り込むことに加え、
学校の対抗戦でもあり、応援もヒートアップします。

キラキラは最高学年が今年は5年生までなので、
キラキラの選手たちは5年生、4年生、3年生。
他校は8年生や7年生たちが主に参戦します。
しかも、留年などが多いので、
8年生になると20歳前後の児童が多くいます。

しかし!!!!
キラキラは、学校対抗で何と、堂々の4位!!!!

上の3校はナマンガにある3つの公立小学校。
すなわち、ナマンガ小学校、AIC小学校、ビリカ小学校。
これらの公立小学校の児童数はそれぞれ1000人超、800人超、500人超です。
キラキラは300人、他の私立校は多くても500人、少ないと100人程度。
母集団が大きい公立小学校では、
トップレベルの選手たちのレベルが秀でる確率も高く、
上位を占めるのは納得です。

キラキラは、私立の中では1位。
最高学年が5年生であるにもかかわらず。
これは、たいしたものだと思います。

陸上競技会の直前だけでなく、
年間を通して体育の時間に走り込んでいるキラキラ。
ケニアの学校では学業の成績優秀者が讃えられるのが常ですが、
それに加え、児童それぞれの違った才能を見出しほめて伸ばす努力をしているキラキラ。
児童たち自身も、手っ取り早くスポーツを頑張るようになり、
夕方家の近くで自主練などをしている児童もいるほどです。
この、公立3校に次いで堂々の4位という結果も、
ある意味予想できたことではあるかもしれません。

この日、この大会で活躍して、
次の上のレベルの大会に臨む選手たちが選出されました。
キラキラからも12人ほど選ばれました。


翌3月20日、
この12人たちはナマンガ小学校のグランドで、
他校の選手たちと一緒に練習を行いました。
リレーのバトンの受け渡しや、
競歩で走ったり跳んだりせずに速く歩く方法、などなど。


翌3月21日、
この12人たちは、他校の選手たちと一緒にキラキラのスクールバスに乗って、
15㎞離れたマイリティサというところで開催される
地区大会に参戦するために出かけていきました。

何故キラキラのスクールバス?
公立学校はバスがなく、
他の私立学校は選手が少ないこともあり、
自然な成り行きでキラキラのスクールバスが交通手段となったのです。
もちろん、各学校の分担金から、
スクールバスの燃料費は賄われました。

その地区大会では、
キラキラ選手たちはもちろん、
ナマンガ町の選手たちは惨敗でした。

田舎のこどもたちに比べ、
町のこどもたちは歩かないし運動をしませんから、
当然の結果と言えるでしょう。


その翌々日、郡レベルの大会に、
キラキラの校長アレックス先生が選ばれて、
審判員として、さらに、いろいろ学ぶために、
出かけて行きました。


こうやって、1日おきくらいのペースで、
上へ、上へと昇っていき、
4月には全国大会があり、
そこで世界ジュニア選手権に出場する選手が選抜される、とのこと。


残念ながら、カメラの充電や受け渡しミスにより、
また、他校の児童たちや部外者たちに気を遣って、
撮影はこの1枚にとどまりました。
キラキラ選手12人中の5人です。
バスの中には他校の選手たちも乗っています。

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相原 記


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by kjkirakira | 2018-03-21 23:33 | 現地で 小学校

算数の授業~続

先週の金曜日に引き続き、
この月曜日もビリカ・キャンパス(3・4・5年生)の算数の代理教師を務めてきました。

3年生の授業では、
トランプのカードを一人一枚持たせ、
グループ化(スペード、クローバー、ダイヤ、ハート)、
序列化(番号順に並ぶ)、
もう一度グループ化(番号ごとのグループ)、
グループごとのリーダー選出と組織化、
複数のグループを束ねる連携、
などを実体験として学びました。

ケニアも世界中の潮流を受けて、
小学校のパソコン教育の導入を進めていますが、
こういった数学的なグループ化や序列化の何たるかを知らずに、
パソコン(その主なスキルであるエクセル)は使えません。

4年生の授業では、
3教室の校舎の長さ(25m)を測ってみました。

まず、これくらいが1mというおおまかな幅を両腕を用いて確認し、
自分たちの体で計測してみたところ、
少し誤差が出て27mとなりました。
「どうして誤差が出たの?」と訊いてみたら、
「人間だから、一人一人腕の幅が違う」と。
簡単ですが、とっても良い考察ですね。

続いて、30㎝の定規を使って図ってみました。
すると、誤差が少しだけ減って24mと出ました。
でも、しつこいように、
「どうして誤差が出たの?」と訊いてみたら、
「定規は小さいから、つないでいくときに隙間ができたり重なったりしてしまう」と。
素晴らしい!こういう考察、いいですねぇ。

5年生の授業では、
ナイロビまで歩いていくとしたらどのくらいの時間がかかるか計算してみよう!
という目標を設定したうえで、
そのプロセスを物語風に語ってみました。

まず、キラキラ学園ビリカ・キャンパスのフェンスの杭の幅は2m50㎝。
山側のフェンスには杭が100本あるので、2m50㎝×100=250m。
つまり、フェンスの端から端まで行って往復すると500m。
これを実際に歩いてみて、どのくらい時間がかかるか調べてみよう!
ということで、みんなで歩いてみました。

すると、速く歩いた子で4分、
遅く歩いた子で6分、という結果が出ました。

教室に戻り、
間をとって500mを5分で歩くという前提として、
1000m=1kmを10分で歩くということを確認し、
ビリカ・キャンパスからアンボセリロード・キャンパスまでの7kmは70分=1時間10分、
さらに、ナマンガからナイロビまでの170kmは1700分=28時間20分=約28時間であることを確認しました。

ここで、実際的な事項を考慮し、
さすがに24時間以上ぶっ続けで歩くことはできないことを確認しました。
そこで、毎日8時スタート16時終了とし、
間にお昼休憩1時間を挟むと設定し、
1日7時間歩くということを確認しました。
よって、28時間÷7時間=4、
すなわち、ナマンガからナイロビまで歩いて4日かかる!と出ました。

「放牧マサイの青年が、
牛の群れをナマンガからナイロビまで移動させるとき、
速く歩いて4日間くらい、
でも、牛はゆっくり歩くと思うから多めに見積もって7日間くらいかかるかもしれない。
今日私(コージ先生)が言いたいのは、
算数はテストのために勉強するのではなく、
生活や仕事に役立てるために勉強するものなんだ、ということ!」
と語りかけました。

算数が苦手、算数が難しい、と感じ始めている5年生たちにとって、
少しはインパクトになったでしょうか?

後に、5年生の何人かに
「算数の授業、難しくなかった?わかった?」と尋ねたら、
みな「よくわかった」と。


さて、ビリカ・キャンパスの風景です。
走り幅跳びの練習です。

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私自身、小学校5年生だった頃、
走り幅跳びで350m以上を飛び、クラス1位でした。
しかし、この日、キラキラのケニアっ子たちが、
何人も何人も、350を超えるジャンプを繰り出しているのを目撃し、
さすがやなぁ、と感嘆するばかりでした。

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下校前のひと時に、
みんなで調理用の薪を拾いに行きます。

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お隣さんの広大な敷地がトラクターで耕されたときに出た倒木が、
大地の溝に捨てられており、
お隣さんに許可を得たうえで、
調理担当のネルソン先生が斧で運べるくらいのサイズに切り、
児童たちがそれを運んでいくのです。

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4・5年生の男子たち。
薪を抱えながらのポーズがさまになっています。

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大きい薪も、
からからに乾燥しているので結構軽いのです。

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安全確保のために、
みんなで一列になって徒歩の速度で運びます。

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これでまた、何日も何日も調理できます。

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帰りのバスです。
和やかです。

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楽しい学園生活の中で、
テストの点数を上げるためではなく、
生活や仕事に役立つ生きた知識や知恵を
どんどん学んでほしいです。

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相原 記


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by kjkirakira | 2018-02-12 01:26 | 現地で 小学校

算数の授業

3・4・5年生(ビリカ・キャンパス)の算数担当のパトリック先生が、
私的な用事でお休みするとのことだったので、
今回は私が自らその代理を務めることにして、
ビリカ・キャンパスに乗り込んでいきました。

キラキラの事務長である私は、
学園長のジャシンタ先生とともに、
教職員の皆さんを指導する立場にありますが、
たいていは全体的なことの指導であり、
具体的なことまでなかなか踏み込みません。


しかし、算数は別です。

ケニアでは理数科教育が弱く、
教員たちも算数が苦手だった人たちだらけであり、
そういう教員たちがこどもたちに算数を教えているので、
なかなか算数嫌い、算数苦手の悪循環から抜け出せないのです。

キラキラ学園が小学校高学年を擁するようになり、
キラキラもケニアの算数苦手症候群の例外ではないことが判明した今、
私自らがキラキラの算数教育を救うために、
一石投じたいとここ数年考え続けていたのです。

今回の代理授業で、
1・2年生の算数担当のレジナ先生や、
3・4・5年生の算数担当のパトリック先生が、
普段どのように指導しているかをこどもたちを通して知り、
私自身が「研究授業」的な授業をしてみることで、
今後の教員指導に役立てるとともに、
代理であるがゆえのこどもたちへのインパクトをたくみに利用して、
算数の実用性や楽しさをこどもたちに少しでも印象付けたい、
というのがねらいです。

1時間目が3年生、2時間目が4年生、3時間目が5年生の算数授業でした。

いずれの学年でも、最初に、
一桁同士の掛け算問題24問を3分以内でどれだけできるかトライアルしました。
すると、5年生で全問正解がわずかに2人いただけで、
5年生の平均は10問程度、
4年生は8問程度、
3年生は5問程度、でした。
普段どれだけ量をこなしていないか、
普段どれだけ集中してハイスピードで計算する訓練をしていないか、
明らかになりました。

しかし、計算の慣れやスピードはあくまで二の次であり、
算数の本質は「思考する」「解決する」「説明する」という部分にあります。

3年生では、
こどもたちを2列、3列、4列に並ばせてみて、
掛け算九々の実際的な意味を考えてもらいました。

4年生は、
起立して両腕を左右にめいっぱい広げて、
右手中指から左手中指までの長さ(以下、「幅」)を、
30㎝の定規を利用して測ってもらいました。

5年生は、
この「幅」に加え、
身長(以下、「長さ」)をも測ってもらいました。
そして、各自の身体計測値をノートに記し、
「幅」と「長さ」のどちらが長かったかを調べてもらいました。
すると、「長さ」の方が長かった人は30%程度、
「幅」の方が長かった人が70%程度という結果になりました。

さすがに5年生相手だと、
いろいろと試すことができました。

掛け算24問を解かせるときに、
「今日は消しゴムは使わないで。
実生活では消しゴムなんて使わないで計算しなきゃならないんだから。
間違ったと思ったら、二重線で消して、書き直せば良いんだよ」

その掛け算を始める前に、
「掛け算九々を忘れちゃった人がいても、
掛け算の意味は忘れないでね。
掛け算は、足し算を何回もすればいいだけなんだから」

身体計測した際に、30㎝定規4本分と24㎝だった場合、
①30+30+30+30+24=144㎝
②30×4+24=144㎝
という2通りの計算方法があります。
どちらも児童に挙手させて説明させることができました。
「算数はテストで問題を解くだけではなく、こうやって説明できるようになるための教科なんだよ」

「幅」の方が「長さ」よりも長い人の方が多かったことが判明したとき、
「みんな、どう、驚いた?」
と尋ねたら、ぽか~んとしていたので、
「「長さ」の方が「幅」よりも長いと思っていた人?」
と尋ねたら、たくさん手が上がりました。
逆に、
「「幅」の方が「長さ」よりも長いと思っていた人?」
と尋ねたら、手は上がりませんでした。
「こうやって、予想して、結果を見て、どうしてかなあ、と考えることが算数なんだよ」
「そして、面白いなあ、不思議だなあ、美しいなあ、と感心することが算数なんだよ」
「家に帰ったら、お父さんやお母さんや弟や妹の「長さ」や「幅」を定規で測って比べてご覧?」

この授業を後ろで観賞していたアレックス先生には、
「新しいことを学ばせていただいてありがとうございます」と言われました。

私自身、小学、中学、高校、大学などで、
数えきれないくらいの授業や講義を聴いてきました。
しかし、強烈に覚えているのは、
学科の勉強内容ではなく、
「算数がいちばん重要な教科だよ」とか、
「算数の価値は応用問題にある」とか、
「歴史はサイエンスである」とか、
「物理レポートの考察の作文はとても重要」とか、
そういった人生の軸になるような言葉だけです。
しかも、そのときは何となく聞き流していた言葉も、
時が経ってじわじわと理解できたということもありました。

そういうインパクトを、
アレックス先生や、
こどもたちのうち何人かに与えることができたなら幸いです。


さて、お昼休み明けの授業で、
3年生を教えているドロシー先生のスワヒリ語や英語での説明を、
隣の職員室にいながら壁越しに聴き入りました。
とても上手に抑揚や間を使い、
水が地面にしみこむように、自然に頭に入っていく説明です。
キラキラ教員陣の中では、
いちばん説明の上手な先生ではないでしょうか。

逆に、他の先生方の説明はいまいちということであり、
教職員に対して、説明力向上のための「数学的」指導をしていくことが、
私の今年のテーマの一つであります。


そんなこんなで、まる1日をビリカ・キャンパスで過ごしました。


1週間後に控えた全キラキラ運動会(陸上競技会)の練習です。

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学生時代(クロスカントリースキーのリレー)に経験した、
あの一斉スタートのみなぎる緊張感と闘争心、好きでした。

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リレーのアンカーたち。

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続々とゴールに雪崩れ込み、倒れ込みます。

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ケニアの学校では、
月曜日と金曜日は国旗掲揚、国歌斉唱の日なのです。

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給食のおかわりを、
教室ではなくベランダで食べている5年生男子たち。
規律は規律で守らせて、あとは自由にさせています。

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お昼休みに走高跳に興じるこどもたち。
最近は、正面跳びやはさみ跳びだけでは飽き足らず、
ベリーロールっぽい跳び方をして着地時に倒れ込む子も増えて来ました。
そのために、午前中に、調理人のネルソン先生が、
着地点に砂を多めに集めていました。

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お昼休みに教室内で、
ノートの紙を切ってネックレスづくりをしている3年生女子たち。
のりはどうするの?と尋ねたら、
木の枝から出る汁がのりになる、とのこと。
いいですねえ。身近に手に入る材料で工作!
こういう自由創造、好きです!!

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毎週金曜日の最後の授業はキャンパス集会です。
中国製仮設校舎のホールに3・4・5年生たちが集います。

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合唱(かけあいの歌)の先導をする女子たち。

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歌いながら喜びに浸っている男子です。
「「おんがく」は「音楽」であって「音学」ではない。
ましてや「音が苦」であってはならない」
という詩を、
かつて私が通っていた小学校(ノゾミさんも昨年通った上里小学校)の音楽室で、
毎週のように見ていました。
「数学」も「数楽」になり、
「学校」が「楽校」になり、
人生が良い意味で快楽になりますように。

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相原 記


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by kjkirakira | 2018-02-09 23:11 | 現地で 小学校

折り紙の首飾りづくり

キラキラ学園小学校1・2年生たちを対象に、
折り紙の首飾りづくりの授業をしました。

まずはお膳立てから。
折り紙を500枚用意し、
それぞれの正方形の紙を6つの長い紙片になるように切り、
紙片を30枚ずつ束ね、
100束、つまり、100人分用意するのです。
いやいや、慣れているとはいえ、
時間のかかる作業です。

本番は、午後の2時間分の授業枠を確保。
1年生と2年生の教室を隔てる可動式の壁を取り払い、
二教室で一ホールとします。
これで、一度に1年生と2年生全員を相手にできます。

こどもたちを6人組に分け、
各組が一つの机を囲むように座らせます。

各組ごとにお皿(プラスチックや缶の蓋)を1つずつ置き、
そこに糊を満たしてあげます。

各自30枚ずつ手にした紙片は、
風で飛び散ってしまう恐れがあるので、
机の中に入れて、
1枚1枚出しながらのり付けするように指示します。

1つ目の輪っかを全員同時につくり、確認し、
2つ目の輪っかを1つ目の輪っかにつないで、確認し、
この時点で「いける!」と判断し、
各自のペースでどんどん進めるように指示しました。


最初のうちは集中して真剣そうです。

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だんだん長くなるにつれて、
テンションも上がってうるさくなります。

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今回の画像はみなデリック先生撮影です。
赤いシャツを着て巡回しているのが私。

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できあがるにつれて、
興奮おさまらなくなってきます。

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「先生、できたよ!」
とほぼ全員に声かけられるので、
「はい、はい」と言って通り過ぎます。

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興奮を抑え、全員きちんと座って、首飾りを身につけた図

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全員外に出て、
首飾りを身につけた状態で歌をいくつか歌います。
先導するのは2年生のブランドンくんとマーシーさん。
赤いシャツの大人は私。

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マサイの女性が幾重にも身につけている首飾りに見立て、
歌って踊りながら首飾りが揺れる様子を楽しみます。


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できあがった首飾りは、
幼稚園児・1年生合同のお誕生会のプレゼントになります。

そして、この1・2年生たちによる首飾り製作は、
毎年初めの恒例行事になりつつあります。

キラキラは予算がきつきつではあるのですが、
徐々に徐々に、こうした達成感のある図工授業ができるように、
材料も、指導法も、新しいものを導入していけたらと願います。


相原 記


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by kjkirakira | 2018-02-06 22:22 | 現地で 小学校
キラキラ学園小学校の3・4・5年生部門があるビリカ・キャンパス。
今年度の校長(教務主任)であるアレックス先生が撮影した画像を眺めながら、
その学校生活の風景を少し観賞してまいりましょう。


新しいキャンパス、
新しい教室、
真新しいかのように磨き上げられた机で、
心機一転、勉強にも身が入る3年生です。

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3年生はスクールバスでの通学も初めて。
しかし、バスの色を真っ黄色に塗った後で、
4・5年生にとっても真新しいかのようなバスに様変わりです。

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体育の授業で、
サッカーのインサイドキックの練習です。

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サッカーのヘディングの練習です。

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ネットボール(ドリブルのないパス主体のバスケットボールのようなもの)の試合です。

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走高跳です。

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ベリーロールや背面跳びはしません(マットがないのでできません)が、
正面跳びやはさみ跳びだけで、十分高さがあります。
アフリカっ子の身体能力の高さは想像以上?期待通り?

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でも、身体を鍛えるチャンスや環境があるのは日本のこどもたちの方です。
公園でも学校でも、どこにでも鉄棒その他の施設があり、
いろいろ技を試すことができるのですから。

日本のこどもたち、どんどん外に出て、身体を鍛えてくださいね!

日本で教わってきた鉄棒の「だるま周り」を披露するノゾミさん(3年生)。
鉄棒があるのはナマンガの町の中で多分ここだけ!
安全性の問題もあるので、
キラキラのこどもたちが鉄棒に十分に慣れてきた頃に、
次の遊具や施設を導入していきたいと思います。

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相原 記


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by kjkirakira | 2018-01-26 21:51 | 現地で 小学校

上里小学校への絵手紙

キラキラ学園小学校3年生になったばかりのノゾミさんが、
11月と12月に在籍(留学)させていただいたさいたま市立上里小学校へ、
自分たちのケニアの様子を知ってほしいと、
クラスメートのみんなと一緒に絵手紙を書くことにしました。


ところで、2007年5月に、
私とジャシンタ先生とで、
上里小学校の全学年に対して6回に分けて特別授業をしたことがありました。
その後、いくつかの学年から感謝の絵手紙をいただき、
それに対し、2009年7月に、
キラキラ土曜補習教室のみんなと一緒に絵手紙を書き送り、
それがずっと上里小学校の玄関フロアーの壁に飾られているのです。

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当時まだ赤ちゃんだったノゾミさんの姿も見られます。

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ということで、今回は、
8年半ぶりのキラキラから上里小学校への絵手紙ということになります。


3年生の教室全景です。
みんな、集中して書いたり描いたりしています。

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背が低い子は、
椅子に腰かけると机が高すぎるのか、
立って書く方が書きやすいようです。

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クレヨンは各机(2~3人がけ)ごとに1箱

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だいたい見本通りに描けたら、
各自それぞれに創意工夫の絵画を追加していきます。

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時間の許す限り最善に近づける!という気迫が伝わってきます。

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ノゾミさんはいちばん後ろの席

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みんな、上手に描けました。

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3年生の教室(2015年10月建立)の前で
担任教師のドロシー先生とともにみんなで記念撮影です。

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「ぼくも日本に行ける?」
「わたしの絵は上手って言ってもらえるかな?」
などと、興味を示し、興奮し、大いに楽しみました。

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相原 記


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by kjkirakira | 2018-01-24 22:09 | 現地で 小学校
キラキラ学園小学校新1年生のヒカリさんが、
去る11月と12月に在籍(留学)させていただいた日本の東岩槻幼稚園に、
ぜひともケニアの学校の様子を見ていただこうと、
クラスメートのみんなと一緒に絵手紙を書くことにしました。


朝礼前に1年生たちの集合写真を撮りました。
1年生の担任教師のユーニス先生も一緒です。
ヒカリさんは最前列右から4人目。

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ヒカリさんは教室内では最前列の
黒板から見ていちばん右側に腰かけています。
おとなりのジョイさんともども、キラキラ学園幼稚園の出身です。

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みんなで絵手紙を書きます。
混雑しているように見えますが、
それでもナマンガの平均的な学校に比べるとかなりゆうゆうと腰かけているのですよ。

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絵を描いて色を塗るとなると、
普通の学科の授業よりも楽しそうです。

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いろんな色を塗り分けて、
時間の許す限り描き続けていたいようです。

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色を塗るのに夢中で、
「ほら、こっち向いて」と声かけしてようやくカメラ目線。

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さて、体育の時間に各学年男女別に200m走です。

まずは1年生女子

往路の上り

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復路の下り

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ケニア=マラソンと言われておりますが、
もし、キラキラ学園1年生(昨年は年長組)が、
東岩槻幼稚園のマラソン大会に混ざって参加していたとしたら、
案外お互いにばらけてそれぞれのポジションでいい勝負をしてくれていたのではないかと思います。

しかし、ケニアのこどもたちがある程度大きくなって、
十代後半以降に本気になってトレーニングしたときには、
圧倒的に速くなって、日本の若者の敵にはならなくなるでしょう。

東岩槻幼稚園もキラキラ学園も、
体育には力を入れていますので、
これからもお互いに切磋琢磨していけたら幸いです。


相原 記


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by kjkirakira | 2018-01-24 19:57 | 現地で 小学校

3・4・5年生の風景

キラキラ学園ビリカ・キャンパス(3・4・5年生)で、
教職員の様子を監督したり、
児童たちの様子を眺めたり、
解放感のある雰囲気を味わったりしながら、
半日を過ごしました。


アレックス先生が、
児童一人一人の顔写真を撮っている様子です。

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調理のネルソン先生夫婦のお子さんを、
5年生のフェイスさんが抱っこしています。
こういう交流や生活感が学校にあることで、
学校の児童たちも、職員のお子さんも、
お互いに刺激し合って愛を育み成長していけるのでしょう。

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5年生の社会科(アレックス先生)

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4年生の英語(ドロシー先生)

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3年生の算数(パトリック先生)

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休み時間に5年生男子とパトリック先生の小会合

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屋根付きの屋外休憩所で女子たちの小会合(井戸端会議)

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鉄棒に群がって肩甲骨のあたり(広背筋)を伸ばす子ら

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天然のシーソー

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給食の配膳を受け、
教室に向かっていく3年生たち

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ちょっといかした田舎者の青年の真似をする3年生男子たち

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女子だけで良い写真を撮るつもりが、
男子たちの乱入に遭って笑顔が崩れ気味

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5年生の昼食風景

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生きる=楽しい=頑張る
これがキラキラ学園で常習化できれば良いですね。


相原 記


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by kjkirakira | 2018-01-20 21:39 | 現地で 小学校