アフリカでのこども支援 「キラキラ・プロジェクト」 + それを日本で後援  「キラキラを支える会」


by kjkirakira
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カテゴリ:現地で 小学校( 185 )

机の塗装作業

キラキラ学園小学校6・7・8年生用の48台の机の組み立て作業が終わり、
それらの机の塗装作業に入っています。


学校がお休みの土曜にも作業は続きます。
スクールバスで職人たちをナマンガの街から運んで来ます。
運転手のジュリアス先生自身も塗装をします。

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作業は2017年1月建立の教室内。

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とくに談笑しながら、ときに黙々と、
手先は常にブラシに集中します。

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いくつかの種類の塗料を、
4回くらい重ね塗りします。

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相原 記


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by kjkirakira | 2018-06-30 23:19 | 現地で 小学校

ビリカからの眺望

土曜日は学校はお休みですが、
職人たちとともに机づくりの木工作業は続きます。

何と、4年生のジョルディンさんが、
家から6㎞の道のりをてくてく歩いて、
私たちが木工作業をしているビリカ・キャンパスまでやって来ました。

ぜひお手伝いしたかった、と。

紙やすりで机を磨いてもらったり、
職人たちが食べた後の食器を洗ってもらったりしました。

さて、この土曜日、
ビリカ・キャンパスからの眺望が久々に見事でした。


ナマンガ国境からタンザニアへ20㎞入ったところにあるロンギド山です。

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ナマンガからタンザニアへ110㎞ほどのところにあるアルーシャのそばにあるメルー山。
アフリカ大陸で4番目の高峰です。

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そして、ナマンガからタンザニアへ160㎞ほどのところにあるモシの近くにあるキリマンジャロ山。
アフリカ大陸最高峰です。
頂上付近に雪が見えます。
今この瞬間も、この頂上付近には、外国人登山者たちがいることでしょう。

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山を眺めては心の視野が広がり、
鳥のさえずりを聞いては自然と一体になり、
木工作業で金槌で釘を打つ騒音にさえ人間活動の生き生きさを覚える。
キラキラ学園のビリカ・キャンパスが最高の環境にあることを感謝です。


相原 記


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by kjkirakira | 2018-06-23 23:39 | 現地で 小学校
ケニアでは、日本以上にワールドカップの話題で持ちきりです。
日本人は、サッカー以外にもいろいろな趣味や活動があるので、
ワールドカップの話をせずにこの6月7月を過ごす人も多いと思います。
そして、日本のメディアは日本代表の話ばかりで、
特定のチームに固執せずに純粋にサッカーの素晴らしいプレーを楽しむこともなかなかできません。
夏冬のオリンピックなどもそうですよね…。

ケニアでは自国の出場がないにもかかわらず、
大人もこどもも、男も女も、みんなワールドカップの話で持ち切りです。
ちょうどモスクワあたりとケニアの標準時は同じか近いので、
夕方から夜にかけてテレビで観戦し、
翌早朝、あいさつの第一声が、
「日本は予想以上によくやった」
「アルゼンチンは崩壊した」
「ロシアのホームアドバンテージが大きい」
などと言って、1日をスタートさせるのです。

しかし、出場国の地理をしっかり知って応援する人は少ないです。
日本とドイツが近隣国だと勘違いしている人もいるくらいです。
そこで、私がインターネットでちょうど良い世界地図と国旗一覧を見つけてきて、
それらをビリカ・キャンパスの校舎の壁に貼ってみることにしました。


私はこの国の国旗が好きだ、とか、
北ヨーロッパは何故十字架の国旗が多いのか、とか、
どの国のチームが国旗の色と同じユニフォームを着てプレイしているか、とか、
アジアの出場国は少ない、とか、
アフリカの5か国のうち3か国は北アフリカ(ホワイト・アフリカまたはイスラム・アフリカ)だ、とか、
いろいろな疑問や感想が生じ、
好奇心をそそられて、
生きた学習ができることでしょう。

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目論み通り、この掲示にはいつもこどもたちがあふれています。

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地球儀で、日本とケニアは辛うじて同じ半球状に見られます。
名実ともに、「地球の反対側」なのですよね。
時差は6時間です。

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最近ビリカ・キャンパス内で教室と職員室の引越しをして、
三教室と職員室が全て同じ中国製仮設校舎にまとまりました。


こちらは職員室。
今回つくった棚(薄茶色)が既に使用開始されています。

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3年生とマーガレット先生(算数)

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4年生とパトリック先生(英語)

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5年生。

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相原 記


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by kjkirakira | 2018-06-22 23:16 | 現地で 小学校

机の組み立て

我が家(アンボセリロード・キャンパス)で始まった木工作業は、
6・7・8年生用のの机のパーツとするために板材などをのこぎりで切る作業、
それらにかんなをかけてきれいにする作業、
アンボセリロード・キャンパス(1・2年生)およびオルコング・キャンパス(幼稚園)用の家具(机や椅子など)の製作、
それらを紙やすりで磨く作業などを、
まずは2週間かけてやり遂げました。


アンボセリロード・キャンパスでの作業の最終日、
こどもたち16人がかりで、紙やすりの作業をしました。

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そして、3週目、
ビリカ・キャンパスに場所を写して、
机のパーツを組み立てる作業を開始しました。
机のパーツだけならスクールバスで難なく運べるのですが、
組み立てた完成品を運ぶとなると、
大きなトラックで2往復くらいしなければならないので、
組み立てだけはビリカ・キャンパスで行い、
そのまま完成品をそこで使用するようにするのが賢明なのです。


こちらは棟梁のケンさん。
机を組み立てていきます。

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こちらは助手のデリック先生。
普段はアンボセリロード・キャンパスとオルコング・キャンパスの用務員・助手です。
かんながけの仕上げをします。
ケンさんによる組み立て作業のお膳立てです。

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こちらはコスマス先生。
普段はビリカ・キャンパスの守衛・用務員・助手です。
組み立てられた机の角を磨いて丸みを帯びさせて児童たちが怪我をしないようにしたり、
釘が抜けて児童たちの服を切り裂かないように釘を深く打ち込んでそこにおが屑とボンドで蓋をしたり、
「愛情こめたし上げ」をしています。

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体育の時間と図工の時間に、
3・4・5年生たちを呼んで、
みんなで一斉に紙やすりで磨く作業をします。

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紙やすりで表面をさらさらにして、
角に柔らかな丸みを帯びさせ、
数日後に始める塗装作業のお膳立てをするのです。

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児童たちの一部、とくに普段目立たない男子たちが、
お昼休みの度に紙やすりでこする作業を手伝いに来ます。
サッカーなどで遊ぶよりも、
私たちのお手伝いの方が面白いのでしょう。
母校愛を感じ、感動的です。

児童たちの見えるところで建設などの作業をして、
児童たちにも参加する機会を与えることで、
児童たちの情緒も大いに育っていくのです。


相原 記


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by kjkirakira | 2018-06-22 21:54 | 現地で 小学校

紙やすりで筋肉痛

机などの学校の備品づくりの木工作業を続けています。
一つ一つ作品ができあがりつつあるので、
1・2年生たちに来てもらって、
紙やすりで表面や角などをスムーズにする作業をやってもらいます。


幼稚園の職員室用の机2台を磨く、
1年生女子4人。
とくに、ヒカリさんとクラウディアさんが、
マシンガンのようにべらべらべらべらひっきりなしにしゃべりながら、
あっという間にお昼休みの時間が流れていきました。
紙やすりを持って腕を前後に動かし続け、
みんな筋肉痛に、腕も指も棒のようになったようです。

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翌日は幼稚園用の長椅子12台。
2年生男子5人、2年生女子4人、1年生男子3人を呼んで、
大勢で腕を動かしました。

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この日、場所がなかったので、
女子たちはベランダ(軒先)部分で、
男子たちはみんな前の道路に出て作業しました。
作業を終えて、一人一人が使った紙やすりをチェックしてみると、
力のある男の子の紙やすりはさすがに減りが早く、
力のない子たちのはほとんど新品同様のままでした。
出来栄えももちろん紙やすりの減り具合を反映したものになっていました。

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棟梁のケンさんです。
幼稚園用の大きなテーブルをつくっています。
台の部分(板材)と脚の部分(金属)とをボルトで接合させるために、
ボルトを通す穴を開けます。
穴を大きな釘で開けると板材が破損してしまうので、
ご覧のような火おこしのような器具をその場でつくり、
釘を加工してつくった刃を回転させながら板材を削り、
上手に穴を開けていくのです。
人類が何千年と受け継いできたテクノロジーですね。
現代の世界では、ITのプログラミングなどが最先端の知識とされていますが、
このような人類何千年もの知恵に帰る姿勢こそがITなんかよりも必要なのではないかと考えます。

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さて、紙やすりで表面や角を滑らかに仕上げた作品たちには、
後日塗装を施すことになります。

ヒカリさんとクラウディアさんは、
「今度はいつ?色を塗りに来るからね」
と言いながら、
ブラシを手に色を塗る真似をしてはしゃいでいました。


相原 記


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by kjkirakira | 2018-06-13 23:49 | 現地で 小学校

学校対抗球技大会

2018年5月24日(木)
ナマンガのビリカ地区にある4つの小学校が集まって、
学校対抗の球技大会が開催されました。

その開催の情報を知らされたのは前日。
まったく、いつものことながら、
校外に関することは連絡が徹底していません。

種目はサッカー、ネットボール、バレーボール、ハンドボールの4つ。
それぞれに男子部門と女子部門があります。
しかし、キラキラは初参加ということもあり、
普段しっかりと練習しているサッカーとネットボールのみということに決めていました。

他校は6~8年生が主体のチームで、
3~5年生が主体のキラキラとは体格がまるで違います。
しかし、キラキラは普段の体育活動の頑張りが功を奏して、
小さい身体ながらも大活躍だったようです。

とくに、キラキラ対サベルバーグ(ナマンガでいちばん学費の高い私立校)のサッカーの試合は、
各チームのほぼ全校児童が集まり、
大盛り上がりの応援合戦が繰り広げられたとのことです。
今回は残念ながら0-1で負けてしまいましたが、
来年、再来年と、キラキラ児童たちのさらなる活躍が期待されます。

さて、「学校対抗」でもあったのですが、
この大会は、最終的にはケニア全国の中の精鋭を集めて、
国の代表チームをつくるのが目的でもあります。

このナマンガのビリカ地区の4校の、
各校の選抜児童の中からさらに選抜され、
翌日はナマンガ全域の選抜児童たちがあつまり、
公立ナマンガ小学校を会場に試合が繰り広げられました。

そこでさらに選抜され、
郡レベル、県レベル、州レベルの大会に進んでいくのです。

群レベルの大会のために選抜されたこどもたちの中には、
キラキラの児童はさすがに含まれていなかったものの、
監督としてキラキラのアレックス先生が抜擢されて、
ナマンガ選抜チームを引率して行ってきました。
そこではもはや、他の町のこどもたちに圧倒されて、
ナマンガのこどもたちは一人も残ることができなかったようです。

キラキラでは、ますます体育に力を入れ、
今後はバレーボールやハンドボールもできるような環境を整え、
行く行くは日本仕込みの野球くらい指導できればいいなと思います。


相原 記


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by kjkirakira | 2018-05-31 21:27 | 現地で 小学校
ケニアの小学校では、
毎年3月に陸上競技会が催されます。

キラキラでは、それを見込んで、
去る2月16日に校内陸上競技会(運動会)を既に開催し、
それ以降も選手たち(各部門で秀でた児童たち)のトレーニングを続けて来ました。

3月19日、
公立ナマンガ小学校のグランドを会場に、
ナマンガ町内の学校代表たちが集い、
町内予選が開かれました。

キラキラからは、30人余が参戦!
午後からは3~5年生全員が応援にかけつけました。

この町内予選は、
ナマンガにある10校ほどが集まり、
秀でた児童を上のレベルの大会に送り込むことに加え、
学校の対抗戦でもあり、応援もヒートアップします。

キラキラは最高学年が今年は5年生までなので、
キラキラの選手たちは5年生、4年生、3年生。
他校は8年生や7年生たちが主に参戦します。
しかも、留年などが多いので、
8年生になると20歳前後の児童が多くいます。

しかし!!!!
キラキラは、学校対抗で何と、堂々の4位!!!!

上の3校はナマンガにある3つの公立小学校。
すなわち、ナマンガ小学校、AIC小学校、ビリカ小学校。
これらの公立小学校の児童数はそれぞれ1000人超、800人超、500人超です。
キラキラは300人、他の私立校は多くても500人、少ないと100人程度。
母集団が大きい公立小学校では、
トップレベルの選手たちのレベルが秀でる確率も高く、
上位を占めるのは納得です。

キラキラは、私立の中では1位。
最高学年が5年生であるにもかかわらず。
これは、たいしたものだと思います。

陸上競技会の直前だけでなく、
年間を通して体育の時間に走り込んでいるキラキラ。
ケニアの学校では学業の成績優秀者が讃えられるのが常ですが、
それに加え、児童それぞれの違った才能を見出しほめて伸ばす努力をしているキラキラ。
児童たち自身も、手っ取り早くスポーツを頑張るようになり、
夕方家の近くで自主練などをしている児童もいるほどです。
この、公立3校に次いで堂々の4位という結果も、
ある意味予想できたことではあるかもしれません。

この日、この大会で活躍して、
次の上のレベルの大会に臨む選手たちが選出されました。
キラキラからも12人ほど選ばれました。


翌3月20日、
この12人たちはナマンガ小学校のグランドで、
他校の選手たちと一緒に練習を行いました。
リレーのバトンの受け渡しや、
競歩で走ったり跳んだりせずに速く歩く方法、などなど。


翌3月21日、
この12人たちは、他校の選手たちと一緒にキラキラのスクールバスに乗って、
15㎞離れたマイリティサというところで開催される
地区大会に参戦するために出かけていきました。

何故キラキラのスクールバス?
公立学校はバスがなく、
他の私立学校は選手が少ないこともあり、
自然な成り行きでキラキラのスクールバスが交通手段となったのです。
もちろん、各学校の分担金から、
スクールバスの燃料費は賄われました。

その地区大会では、
キラキラ選手たちはもちろん、
ナマンガ町の選手たちは惨敗でした。

田舎のこどもたちに比べ、
町のこどもたちは歩かないし運動をしませんから、
当然の結果と言えるでしょう。


その翌々日、郡レベルの大会に、
キラキラの校長アレックス先生が選ばれて、
審判員として、さらに、いろいろ学ぶために、
出かけて行きました。


こうやって、1日おきくらいのペースで、
上へ、上へと昇っていき、
4月には全国大会があり、
そこで世界ジュニア選手権に出場する選手が選抜される、とのこと。


残念ながら、カメラの充電や受け渡しミスにより、
また、他校の児童たちや部外者たちに気を遣って、
撮影はこの1枚にとどまりました。
キラキラ選手12人中の5人です。
バスの中には他校の選手たちも乗っています。

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相原 記


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by kjkirakira | 2018-03-21 23:33 | 現地で 小学校

算数の授業~続

先週の金曜日に引き続き、
この月曜日もビリカ・キャンパス(3・4・5年生)の算数の代理教師を務めてきました。

3年生の授業では、
トランプのカードを一人一枚持たせ、
グループ化(スペード、クローバー、ダイヤ、ハート)、
序列化(番号順に並ぶ)、
もう一度グループ化(番号ごとのグループ)、
グループごとのリーダー選出と組織化、
複数のグループを束ねる連携、
などを実体験として学びました。

ケニアも世界中の潮流を受けて、
小学校のパソコン教育の導入を進めていますが、
こういった数学的なグループ化や序列化の何たるかを知らずに、
パソコン(その主なスキルであるエクセル)は使えません。

4年生の授業では、
3教室の校舎の長さ(25m)を測ってみました。

まず、これくらいが1mというおおまかな幅を両腕を用いて確認し、
自分たちの体で計測してみたところ、
少し誤差が出て27mとなりました。
「どうして誤差が出たの?」と訊いてみたら、
「人間だから、一人一人腕の幅が違う」と。
簡単ですが、とっても良い考察ですね。

続いて、30㎝の定規を使って図ってみました。
すると、誤差が少しだけ減って24mと出ました。
でも、しつこいように、
「どうして誤差が出たの?」と訊いてみたら、
「定規は小さいから、つないでいくときに隙間ができたり重なったりしてしまう」と。
素晴らしい!こういう考察、いいですねぇ。

5年生の授業では、
ナイロビまで歩いていくとしたらどのくらいの時間がかかるか計算してみよう!
という目標を設定したうえで、
そのプロセスを物語風に語ってみました。

まず、キラキラ学園ビリカ・キャンパスのフェンスの杭の幅は2m50㎝。
山側のフェンスには杭が100本あるので、2m50㎝×100=250m。
つまり、フェンスの端から端まで行って往復すると500m。
これを実際に歩いてみて、どのくらい時間がかかるか調べてみよう!
ということで、みんなで歩いてみました。

すると、速く歩いた子で4分、
遅く歩いた子で6分、という結果が出ました。

教室に戻り、
間をとって500mを5分で歩くという前提として、
1000m=1kmを10分で歩くということを確認し、
ビリカ・キャンパスからアンボセリロード・キャンパスまでの7kmは70分=1時間10分、
さらに、ナマンガからナイロビまでの170kmは1700分=28時間20分=約28時間であることを確認しました。

ここで、実際的な事項を考慮し、
さすがに24時間以上ぶっ続けで歩くことはできないことを確認しました。
そこで、毎日8時スタート16時終了とし、
間にお昼休憩1時間を挟むと設定し、
1日7時間歩くということを確認しました。
よって、28時間÷7時間=4、
すなわち、ナマンガからナイロビまで歩いて4日かかる!と出ました。

「放牧マサイの青年が、
牛の群れをナマンガからナイロビまで移動させるとき、
速く歩いて4日間くらい、
でも、牛はゆっくり歩くと思うから多めに見積もって7日間くらいかかるかもしれない。
今日私(コージ先生)が言いたいのは、
算数はテストのために勉強するのではなく、
生活や仕事に役立てるために勉強するものなんだ、ということ!」
と語りかけました。

算数が苦手、算数が難しい、と感じ始めている5年生たちにとって、
少しはインパクトになったでしょうか?

後に、5年生の何人かに
「算数の授業、難しくなかった?わかった?」と尋ねたら、
みな「よくわかった」と。


さて、ビリカ・キャンパスの風景です。
走り幅跳びの練習です。

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私自身、小学校5年生だった頃、
走り幅跳びで350m以上を飛び、クラス1位でした。
しかし、この日、キラキラのケニアっ子たちが、
何人も何人も、350を超えるジャンプを繰り出しているのを目撃し、
さすがやなぁ、と感嘆するばかりでした。

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下校前のひと時に、
みんなで調理用の薪を拾いに行きます。

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お隣さんの広大な敷地がトラクターで耕されたときに出た倒木が、
大地の溝に捨てられており、
お隣さんに許可を得たうえで、
調理担当のネルソン先生が斧で運べるくらいのサイズに切り、
児童たちがそれを運んでいくのです。

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4・5年生の男子たち。
薪を抱えながらのポーズがさまになっています。

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大きい薪も、
からからに乾燥しているので結構軽いのです。

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安全確保のために、
みんなで一列になって徒歩の速度で運びます。

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これでまた、何日も何日も調理できます。

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帰りのバスです。
和やかです。

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楽しい学園生活の中で、
テストの点数を上げるためではなく、
生活や仕事に役立つ生きた知識や知恵を
どんどん学んでほしいです。

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相原 記


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by kjkirakira | 2018-02-12 01:26 | 現地で 小学校

算数の授業

3・4・5年生(ビリカ・キャンパス)の算数担当のパトリック先生が、
私的な用事でお休みするとのことだったので、
今回は私が自らその代理を務めることにして、
ビリカ・キャンパスに乗り込んでいきました。

キラキラの事務長である私は、
学園長のジャシンタ先生とともに、
教職員の皆さんを指導する立場にありますが、
たいていは全体的なことの指導であり、
具体的なことまでなかなか踏み込みません。


しかし、算数は別です。

ケニアでは理数科教育が弱く、
教員たちも算数が苦手だった人たちだらけであり、
そういう教員たちがこどもたちに算数を教えているので、
なかなか算数嫌い、算数苦手の悪循環から抜け出せないのです。

キラキラ学園が小学校高学年を擁するようになり、
キラキラもケニアの算数苦手症候群の例外ではないことが判明した今、
私自らがキラキラの算数教育を救うために、
一石投じたいとここ数年考え続けていたのです。

今回の代理授業で、
1・2年生の算数担当のレジナ先生や、
3・4・5年生の算数担当のパトリック先生が、
普段どのように指導しているかをこどもたちを通して知り、
私自身が「研究授業」的な授業をしてみることで、
今後の教員指導に役立てるとともに、
代理であるがゆえのこどもたちへのインパクトをたくみに利用して、
算数の実用性や楽しさをこどもたちに少しでも印象付けたい、
というのがねらいです。

1時間目が3年生、2時間目が4年生、3時間目が5年生の算数授業でした。

いずれの学年でも、最初に、
一桁同士の掛け算問題24問を3分以内でどれだけできるかトライアルしました。
すると、5年生で全問正解がわずかに2人いただけで、
5年生の平均は10問程度、
4年生は8問程度、
3年生は5問程度、でした。
普段どれだけ量をこなしていないか、
普段どれだけ集中してハイスピードで計算する訓練をしていないか、
明らかになりました。

しかし、計算の慣れやスピードはあくまで二の次であり、
算数の本質は「思考する」「解決する」「説明する」という部分にあります。

3年生では、
こどもたちを2列、3列、4列に並ばせてみて、
掛け算九々の実際的な意味を考えてもらいました。

4年生は、
起立して両腕を左右にめいっぱい広げて、
右手中指から左手中指までの長さ(以下、「幅」)を、
30㎝の定規を利用して測ってもらいました。

5年生は、
この「幅」に加え、
身長(以下、「長さ」)をも測ってもらいました。
そして、各自の身体計測値をノートに記し、
「幅」と「長さ」のどちらが長かったかを調べてもらいました。
すると、「長さ」の方が長かった人は30%程度、
「幅」の方が長かった人が70%程度という結果になりました。

さすがに5年生相手だと、
いろいろと試すことができました。

掛け算24問を解かせるときに、
「今日は消しゴムは使わないで。
実生活では消しゴムなんて使わないで計算しなきゃならないんだから。
間違ったと思ったら、二重線で消して、書き直せば良いんだよ」

その掛け算を始める前に、
「掛け算九々を忘れちゃった人がいても、
掛け算の意味は忘れないでね。
掛け算は、足し算を何回もすればいいだけなんだから」

身体計測した際に、30㎝定規4本分と24㎝だった場合、
①30+30+30+30+24=144㎝
②30×4+24=144㎝
という2通りの計算方法があります。
どちらも児童に挙手させて説明させることができました。
「算数はテストで問題を解くだけではなく、こうやって説明できるようになるための教科なんだよ」

「幅」の方が「長さ」よりも長い人の方が多かったことが判明したとき、
「みんな、どう、驚いた?」
と尋ねたら、ぽか~んとしていたので、
「「長さ」の方が「幅」よりも長いと思っていた人?」
と尋ねたら、たくさん手が上がりました。
逆に、
「「幅」の方が「長さ」よりも長いと思っていた人?」
と尋ねたら、手は上がりませんでした。
「こうやって、予想して、結果を見て、どうしてかなあ、と考えることが算数なんだよ」
「そして、面白いなあ、不思議だなあ、美しいなあ、と感心することが算数なんだよ」
「家に帰ったら、お父さんやお母さんや弟や妹の「長さ」や「幅」を定規で測って比べてご覧?」

この授業を後ろで観賞していたアレックス先生には、
「新しいことを学ばせていただいてありがとうございます」と言われました。

私自身、小学、中学、高校、大学などで、
数えきれないくらいの授業や講義を聴いてきました。
しかし、強烈に覚えているのは、
学科の勉強内容ではなく、
「算数がいちばん重要な教科だよ」とか、
「算数の価値は応用問題にある」とか、
「歴史はサイエンスである」とか、
「物理レポートの考察の作文はとても重要」とか、
そういった人生の軸になるような言葉だけです。
しかも、そのときは何となく聞き流していた言葉も、
時が経ってじわじわと理解できたということもありました。

そういうインパクトを、
アレックス先生や、
こどもたちのうち何人かに与えることができたなら幸いです。


さて、お昼休み明けの授業で、
3年生を教えているドロシー先生のスワヒリ語や英語での説明を、
隣の職員室にいながら壁越しに聴き入りました。
とても上手に抑揚や間を使い、
水が地面にしみこむように、自然に頭に入っていく説明です。
キラキラ教員陣の中では、
いちばん説明の上手な先生ではないでしょうか。

逆に、他の先生方の説明はいまいちということであり、
教職員に対して、説明力向上のための「数学的」指導をしていくことが、
私の今年のテーマの一つであります。


そんなこんなで、まる1日をビリカ・キャンパスで過ごしました。


1週間後に控えた全キラキラ運動会(陸上競技会)の練習です。

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学生時代(クロスカントリースキーのリレー)に経験した、
あの一斉スタートのみなぎる緊張感と闘争心、好きでした。

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リレーのアンカーたち。

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続々とゴールに雪崩れ込み、倒れ込みます。

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ケニアの学校では、
月曜日と金曜日は国旗掲揚、国歌斉唱の日なのです。

b0124020_00045464.jpg



















給食のおかわりを、
教室ではなくベランダで食べている5年生男子たち。
規律は規律で守らせて、あとは自由にさせています。

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お昼休みに走高跳に興じるこどもたち。
最近は、正面跳びやはさみ跳びだけでは飽き足らず、
ベリーロールっぽい跳び方をして着地時に倒れ込む子も増えて来ました。
そのために、午前中に、調理人のネルソン先生が、
着地点に砂を多めに集めていました。

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お昼休みに教室内で、
ノートの紙を切ってネックレスづくりをしている3年生女子たち。
のりはどうするの?と尋ねたら、
木の枝から出る汁がのりになる、とのこと。
いいですねえ。身近に手に入る材料で工作!
こういう自由創造、好きです!!

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毎週金曜日の最後の授業はキャンパス集会です。
中国製仮設校舎のホールに3・4・5年生たちが集います。

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合唱(かけあいの歌)の先導をする女子たち。

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歌いながら喜びに浸っている男子です。
「「おんがく」は「音楽」であって「音学」ではない。
ましてや「音が苦」であってはならない」
という詩を、
かつて私が通っていた小学校(ノゾミさんも昨年通った上里小学校)の音楽室で、
毎週のように見ていました。
「数学」も「数楽」になり、
「学校」が「楽校」になり、
人生が良い意味で快楽になりますように。

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相原 記


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by kjkirakira | 2018-02-09 23:11 | 現地で 小学校

折り紙の首飾りづくり

キラキラ学園小学校1・2年生たちを対象に、
折り紙の首飾りづくりの授業をしました。

まずはお膳立てから。
折り紙を500枚用意し、
それぞれの正方形の紙を6つの長い紙片になるように切り、
紙片を30枚ずつ束ね、
100束、つまり、100人分用意するのです。
いやいや、慣れているとはいえ、
時間のかかる作業です。

本番は、午後の2時間分の授業枠を確保。
1年生と2年生の教室を隔てる可動式の壁を取り払い、
二教室で一ホールとします。
これで、一度に1年生と2年生全員を相手にできます。

こどもたちを6人組に分け、
各組が一つの机を囲むように座らせます。

各組ごとにお皿(プラスチックや缶の蓋)を1つずつ置き、
そこに糊を満たしてあげます。

各自30枚ずつ手にした紙片は、
風で飛び散ってしまう恐れがあるので、
机の中に入れて、
1枚1枚出しながらのり付けするように指示します。

1つ目の輪っかを全員同時につくり、確認し、
2つ目の輪っかを1つ目の輪っかにつないで、確認し、
この時点で「いける!」と判断し、
各自のペースでどんどん進めるように指示しました。


最初のうちは集中して真剣そうです。

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だんだん長くなるにつれて、
テンションも上がってうるさくなります。

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今回の画像はみなデリック先生撮影です。
赤いシャツを着て巡回しているのが私。

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できあがるにつれて、
興奮おさまらなくなってきます。

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「先生、できたよ!」
とほぼ全員に声かけられるので、
「はい、はい」と言って通り過ぎます。

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興奮を抑え、全員きちんと座って、首飾りを身につけた図

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全員外に出て、
首飾りを身につけた状態で歌をいくつか歌います。
先導するのは2年生のブランドンくんとマーシーさん。
赤いシャツの大人は私。

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マサイの女性が幾重にも身につけている首飾りに見立て、
歌って踊りながら首飾りが揺れる様子を楽しみます。


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できあがった首飾りは、
幼稚園児・1年生合同のお誕生会のプレゼントになります。

そして、この1・2年生たちによる首飾り製作は、
毎年初めの恒例行事になりつつあります。

キラキラは予算がきつきつではあるのですが、
徐々に徐々に、こうした達成感のある図工授業ができるように、
材料も、指導法も、新しいものを導入していけたらと願います。


相原 記


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by kjkirakira | 2018-02-06 22:22 | 現地で 小学校