アフリカでのこども支援 「キラキラ・プロジェクト」 + それを日本で後援  「キラキラを支える会」


by kjkirakira
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カテゴリ:現地で 保育園( 113 )

幼稚園始業日の風景

キラキラ保育園、改め、キラキラ学園幼稚部、として書いてきましたが、
わかりやすくなじみやすくということで、
キラキラ学園幼稚園、で今後は名称を統一していこうと思います。

同様に、
キラキラ小学校、改め、キラキラ学園初等部、としてきましたが、
キラキラ学園小学校、とさせていただきます。


さて、去る1月9日のキラキラ学園幼稚園の始業の朝の様子です。
撮影者は今年度校長のアレックス先生

既に初登園の手続きを済ませた子たちは、
早速円になってみんなで遊んでいます。

背後に、園舎に近い方で、
いくつかの窓口があって、
親子たちが行列をつくりながら一つ一つ手続きしている様子が見えます。

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行列が途絶え、
手続きが一通り終わったところで、
新年度最初の朝礼です。

始業日の出席率は60%ほど。
みんな、始業日までに学費をきちんと工面できないのです。

始業から3週間近く経った今でも出席率は90%ほど。
まだまだ学費工面中、自宅待機中の子がいるのです。

ですので、ご覧の通り、朝礼もこじんまりとしています。
むしろ、先生方の方が多いかのようです。
小学校の先生方全員が助っ人として来ているからです。

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相原 記
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by kjkirakira | 2018-01-26 20:48 | 現地で 保育園

幼稚部の強化へ!

キラキラ学園幼稚部での規律順守がなあなあになってしまったために、
キラキラ学園新1年生たちの自制力が明らかに低い。
規律順守の姿勢を鍛える最たる部分である朝礼・夕礼を強化しなくては!
というブログ記事を先日書きました。

そういったことも含め、
幼稚部の弱体化が学園全体の将来を揺るがすこと、
逆に幼稚部を強化することで学園全体が安定・発展することは明らかです。

他の状況が比較的落ち着いていて余裕があるこの新年度始業の1月、
代表(学園長)のジャシンタ先生が、
精力的に幼稚部強化に乗り出しました。

もともと経験豊富で能力の高い幼稚園教師であり、
2004年のキラキラ保育園開園から2011年頃まで、
自らキラキラ保育園の主に年長組を担当し、
キラキラの盤石な基礎を築いてきた創始者・第一人者であるだけに、
全く頼もしい限りです。


ジャシンタ先生自らが朝礼を先導します。
こどもたちに規律順守を促すと同時に、
意図的にこどもたちの注目を集め、
自然と規律が順守されてまとまりのある朝礼になっていた、
という"マジック"も必要なのです。

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そういうジャシンタ先生の手本を見て、
先生方も真似をしたりしながらいろいろ学んでほしいものです。

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朝礼後にはトイレに行って、
それからそれぞれの教室に入ります。
この、トイレの行き方一つをとっても、
しっかりと整列させて行進させて行かせるようにするだけで、
規律順守の習慣が身につくのです。

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年長組の教室に入り、
わざとみなを起立させて、
集中力を高めます。
こうすることで、
この後のいろいろな活動(書いたり描いたり)も、
心を落ち着けて、集中して取り組むことができるようになるのです。

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さて、キラキラ学園幼稚園児たちの規律順守・自制心が低下している理由を、
さらにさらに考えています。

家庭側の理由として、
もう一つ考えられることがあります。

つい10年くらい前のナマンガでは、
まだまだ昔ながらの共同体が栄えており、
大家族が近くに住み、
お祖父ちゃん・お祖母ちゃんが孫たちに規律順守を指導し、
同時にお祖父ちゃん・お祖母ちゃんは孫たちに愛を注ぎ、
お父さん・お母さんもあまり忙しくなく家庭をしっかりと顧みることができ、
こどもたちの養育環境が整っていたと言えます。

そうした快適な環境の中で、
こどもたちは目上の人を敬愛するようになり、
目上の人に何かを指示されたら迅速に行動するようになったのです。

しかし、その後のケニアに民主化、学歴偏重、経済成長の波が押し寄せ、
核家族化が進み、
「自分勝手」が「自由」だと錯覚する市民が増え、
お勉強優先で礼儀がないがしろにされ、
ますますお金がかかる生活の中で大人たちが忙しくなり家庭がないがしろにされ、
こどもたちのしつけもなあなあになり、
こどもたちの規律順守も自制もおぼつかなくなってきてしまったのです。

これは、キラキラ学園云々ではなく、
国全体の抱える問題、いや、全世界の問題と言えそうです。

ある朝、年中組の男の子2人が、
私が何度言っても言うことを聞かずに、
けらけら笑いながら逃げ回るという事態が生じました。
一昔前のキラキラ保育園ではあり得なかった事態です。

そして、一昔前であれば、
捕まえて、ひっぱたいて、根性を叩きこむ手法で良かったのでしょうが、
今はそういう時代でもありません。

そこで、私は2人の腕を捕まえて、
私自身がしゃがんでこども目線になり、
大人に話しかけるように真摯な姿勢で語りかけました。
「どうしてそういう態度を取るのか?」
「先生の言うことはしっかりと聞いて従わなくてはだめなんだ」
「君たちは年少組ではなくて年中組なのに恥ずかしいなあ」

そうやって1分も話していると、
2人のうち1人は泣きだしました。
もう1人の方も、ますます深刻な表情になっていきました。

最後に、
「ごめんなさい」と言わせ、
「もうしない」と約束させ、
解放してあげました。

解放した後も、
遠くから見てるぞ(見守っているぞ)というオーラをしばらく見せ続けました。

捕まえてひっぱたくのに比べたら、
圧倒的に時間もかかるし、
先生の根気も必要です。

かといって、
先生がこういう事態を無視して何もしなければ、
こどもたちは何も学ばないし、
規律順守ができないまま大きくなってしまいます。
挙句の果てに、問題行動がさらにエスカレートし、
結局は先生方の学校・学級運営にも差支えてきて、
先生自身の首を絞めることになるのです。
飼い犬に手をかまれることのないようにしなければなりません。


スワレ先生と年長組(プレスクール2年生)

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タビタ先生と年中組(プレスクール1年生)

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セリナ先生と年少組(ベイビーケア)

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みんなのバッグ。
色とりどりでデザインも可愛いですが、
ケニアで売られているものの多くはすぐに壊れてしまいます。

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外遊び(体育)の風景

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キラキラを愛するこどもたち。
親や先生が、どうしてそんなこどもたちを愛せずにいられましょうか。

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愛するからこそ、
厳しくしながらも、
根気強く育てていきたいですね。

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相原 記


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by kjkirakira | 2018-01-22 18:17 | 現地で 保育園

幼稚部始業

2018年1月10日(火)
キラキラ学園幼稚部の新年度始業を迎えました。

朝は不慣れな若い親子が大勢詰めかけるので、
初等部の先生方も全員動員しながらの受付作業です。

約半分は10月末の昨年度終了以来、
約半分は10月初旬の翌年度入園受付日以来の再会です。

学費を受け取り、
氏名を確認し、
バッグやセーターに名前を書いてあげて、
こどもは園に残り、
親はひとまず家に帰ります。

しかし、小さな子たちは
「ママ~、ママ~」と言って大泣きしてついて行こうとします。

朝礼で並ばせて一人一人の名前を呼ぶときも、
みんなじっとしていられず徘徊したり、
名前を呼ばれても返事をしなかったり、
当たり前の行動がなかなかできません。

でも、人間にとって当たり前って何でしょう?
生まれるときは、当たり前のことができなかった。
死ぬ時も、当たり前のことができなくなる。

その日の下園の頃に再び顔を出してみると、
朝の「ママ~ママ~」ももはやなく、
調理のジョイス先生いわく、
お昼ご飯を食べてお腹を満たしたら泣かなくなった、と。
なるほど、普段慣れない早起きや、
普段だらだらと何かを食べる生活から離れ、
慣れない空腹が自然にママの顔を思い浮かばせたのでしょうね。

ケニアは教育改革の嵐が吹き荒れています。
これまでの8・4制を、6・3・3制に変えるとともに、
保育・幼児教育部門を、
3歳児(従来の年少組)以下をベイビーケア(託児のような感じ)、
4歳児(従来の年中組)をプレスクール1年生、
5歳児(従来の年長組)をプレスクール2年生、と呼んで、
ベイビーケアとプレスクールとを区別することになるようです。

キラキラも、他の多くの学校も、
3年制の幼稚園経営に慣れていたので、
大きな混乱が生じそうです。

ただ、良いことは、
ベイビーケアで鉛筆やノートを使った活動が禁止されるとのこと。

2003年以降、これまでのケニアは、
教育の普及と発展に力が注がれ、
より高い学歴がより良い経済・生活を保証するという価値観が浸透し、
2歳児の頃から鉛筆を握って上手に字を書けたらほめるというところまで、
エスカレートしていたのです。

キラキラとしても、孤立はできないので、
3歳児から鉛筆を持たせていましたが、
正直、しかたなくでした。
幼児期にはもっと他にやることがたくさんあると思いながら。

今後は、ケニア政府が舵を取って、
鉛筆を握る学習の低年齢化の流れを止め、
幼児期の有意義かつ多彩な活動が推進されていくことでしょう。

日本の東岩槻幼稚園その他多くの園で、
有意義かつ多彩な活動が繰り広げられていることを知る者として、
ケニア政府の指導に先取りしつつ、
キラキラをますます先進的な学校にしていきたいものです。


相原 記


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by kjkirakira | 2018-01-09 21:04 | 現地で 保育園
年度終了を目前に控えたある日、
久しぶりに私自らがキラキラ学園幼稚部の朝礼を指揮しました。

その際に、卒園児たちを進路別に呼んで、
みんなの前に立たせてみました。

キラキラ小学校進学者たちが前に出てきた際に、
何故か年中組や年少組の子たちも何人か出て来ました。
まだ世界も何もわかっていない年頃なのでしょうね。

公立AIC小学校進学は2人。
ハグしたら、本人たちは恥ずかしそうに、
他のみんなはおもしろおかしそうにしていました。

公立ナマンガ小学校は1人、エドウィンくん。
ハグしたら、本人がとってもオモシロがっていました。
このエドウィンくん、同小学校の入学試験に行ったら、
何と、というか、案の定、落とされてしまいました。
そして、急きょ、キラキラ幼稚部に残留することに。
年度終了日の夜、そのための事務処理で2時間を費やしてしまいました。
せっかくハグしてお別れしたのに、
あのハグを返せ!と怒鳴る(笑)気分です。

私立ナマンガ・ジュニア小学校は2人。

私立グリーンエデン小学校は1人。

遠いケニア西部のキスムに引っ越して行くのは2人。
かたいハグでお別れです。

もう一人、進路が定まっていなかったのがシャーリーンさん。
パパがナイロビで務めていて、
ママがナマンガの公務員で、
ママが今回パパのところへの異動を申請していて、
異動が実現しそうだったために、
キラキラ小学校の入学手続きにやって来なかったのです。
しかし、結局異動はなくなり、
年度終了の翌日、靴の寄贈をしている最中、
キラキラ小学校に入れてもらえないかと泣きついてきたのです。

しかたなく、とっても忙しい中を、
入学のための手続きを個別にしてあげました。
この特別で急な入学者のために、
既に完璧に用意してあった2018用の諸々の書類を全て刷新することに。

今年は、建設などがうまくいった半面、
大切な人たちの死や、大統領選挙の混乱などで、
予定が全く予定通りに進まなかった年でもありました。
ここへ来て、エドウィンくんとシャーリーンさんの急な予定変更にも翻弄されました。

全くもって、シャーリーンさん、あのお別れのハグを返せ!という気持ちです。


というわけで、キラキラ学園幼稚部卒園児たちの集合写真。
エドウィンくんは結局卒園しないのに、
この写真にはしっかりとおさまっています。

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相原 記


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by kjkirakira | 2017-10-20 23:48 | 現地で 保育園

1年でいちばんの大仕事

キラキラの活動の中で、
1年でいちばんの大仕事の日がやって来ました。

2017年10月2日(月)
キラキラ学園幼稚部
2018年度入園受付!!!

まず、名称。
キラキラを私立の学校として、
ケニア政府に登録する過程で、
名称をキラキラ・アカデミー(キラキラ学園)としました。

登録に要する手続きなどは全て終え、
担当職員による現場の視察も既に受け入れて、
現在は担当部署からの返答(登録の可否)を待っている段階です。

そんなわけで、
キラキラ保育園はキラキラ学園幼稚部、
キラキラ小学校はキラキラ学園初等部、
と呼ぶのが今後はふさわしくなります。

名前だけ見ると、
何だか大きな組織のお金持ち私立のようですが、
実態はこれまでと変わらず、
コミュニティーとの共働を目指し、
安い学費で最低限の運営・維持費だけを回収するスタイルを、
これからも続けていくつもりです。

このブログ上では、
慣れるまでは旧名称と新名称とを併記していきたいと思います。


その、キラキラ学園幼稚部の、
来年度の入園受付です。

前年度よりも1週間早くしたこと、
公立の幼稚園が無料であることが実際的になってきたこと、
それに、今回は8月の総選挙や10月26日予定の再選挙などの影響で、
人々の経済活動や私生活に大きな影響が出ていることもあり、
前年度ほど混雑はしないだろうとたかをくくっていました。

しかし、蓋を開ければ、またまた驚愕の1日に!

早朝4時頃、真っ暗な外から、
人々の話し声が聞こえてきました。
治安維持のために夜中には来ないようにと告知しているのに、
人々はまだまだ夜中から行列をつくるのです。

早朝5時、
ジョイス先生の息子さんの手続きを1番にしてあげようと、
ジョイス先生に電話をかけると、
「既に校門の外で立って待機している」と。
教職員の子だからと便宜をはかってあげる以前に、
教職員自らが率先して1番となる、
その姿勢に感謝と敬意を覚えます。

早朝6時前、
校門を開け、
ジョイス先生や他の先生方をアンボセリロードキャンパスの敷地内に入れて、
窓や椅子や物の準備をします。
大きな準備は既にできているので、
準備自体はすぐに終わります。
そして、各教職員も持ち場を確認し、
あとは、いざ、仕事!となります。

暗い中、校門の外で立ち尽くしていたのは主にお父さんたち。
後から後からお母さんたちがこどもたちを連れて来て、
順番取りのお父さんたちとバトンタッチです。

バトンタッチせずに、両親ともにい続ける人たちも多くいます。
本当に、この日は、
キラキラにとっても、多くの家庭にとっても、
大きな大きなイベント日なのです。

キラキラのすぐそばのお店では、
パンやお菓子、ジュースや牛乳などが、
飛ぶように売れます。

校門で、教室の外で、
みな必須事項を満たしているか、
すなわち、
親の身分証明書、
子の出生証明書、
子の年齢が達しているか(2014年以前生まれ)、
引率者は親族か、
子本人が実際に来ているか、
などを確認します。

中には、年齢を満たしていない子や、
小学校の入学受付だと勘違いしてやって来た親子や、
必要な書類を家に忘れて来た親もいるからです。

そして、ジャシンタ先生による第一チェック。
6時50分頃には、既に新規入園枠57人に達してしまいました。
7時と告知してあっただけに、
7時前の10分の間に到着した人たちには申し訳なかったのですが、
しかたなく、入園をあきらめていただくことにしました。

ジャシンタ先生が親子10組ほどに説明し、
残念そうでしたが何とか同意を得て、
何のトラブルもなく、悪態をつく親もなく、
平穏無事におさまりました。

まあ、私個人的には、
こういう大切な日に時間ぎりぎりで行動するような人は、
キラキラにふさわしくないかな、という思いでした。

というわけで、57人の受け入れ(候補)が確定したうえで、
親を全員教室内に入れて説明会を催しました。

説明は私の担当です。
多くの業務を教職員にゆだねている中で、
これは他人には任せられない、自分でやるべきだ、という業務を一つ一つ絞り込んでいます。
入園や入学の説明会の説明も、
そんな私の大切な業務なのです。

説明は、我ながらスムーズに、力強く、思いやりにあふれた形で行われました。
説明会後の保護者たちの反応も上々だった様子です。

とくに、
「20年前は私たち(保護者たち)はお互いに知らないところで生きていた。
10年前はこのこどもたちはこの世界に存在していなかった。
しかし、神様の意図により、今日こうしてみな一堂に会している。
今日から、今後長きに渡って、私たちは唯一無二の親友になるかもしれない。
今日は、その友情生誕記念日になるかもしれない。」
と語った私の言葉が、
皆さんの心の中に残ってくれたようで、何よりです。

説明会に引き続き、
保護者の皆さんには所定の用紙に記入してもらいます。
子の情報、家族の情報などです。
読み書きがままならない保護者は、
うちの教職員が手伝いながら記入します。

引き続き、皆さんの身分証明書と出生証明書とを回収し、
新しく建てた教職員用パソコン事務室で、
ドロシー先生とレジナ先生が2台のプリンターを駆使して、
どんどんコピーしていきます。

そして、1番から57番まで順番に、
私による第2チェックを受けます。
子の氏名の綴り、生年月日、
両親や保護者の氏名の綴り、身分証明書番号、電話番号、
他いろいろの情報をしっかりと確認します。

大変なのは、子の氏名の綴りです。
ケニアでは、出生証明書が全てであり、
卒業試験も、身分証明書も、パスポートも、
全ての氏名の記載が出生証明書に準じて行われます。
すなわち、出生証明書の氏名の綴りが間違えていると、
一生涯その間違いがついてまわるのです。
しかも、間違いの多いこと多いこと!!!
信じられないくらい間違いが多いのです!!!
かつて、私も、
長女の出生証明書も間違いがあり、2回目でようやく訂正され、
次女は3回目でようなく訂正にこぎつけたということがありました。
出生証明書の部署の職員たちの仕事はあまりにもずさんであり、
しかも、暗に賄賂を要求されることが多く、
賄賂なしではあまりにも時間がかかり、
「ケニア人として生まれることはあまりにも困難である」
と人々に言わしめているくらいです。

従って、私の仕事は、
こうした出生証明書の綴りの間違いをそっくりそのままキラキラの名簿に転記していくことであり、
不本意極まりありません。

出生証明書の部署の職員たちとは正反対に、
私はキラキラの名簿を完璧に仕上げるために、
三度四度と見直して、ありとあらゆる角度から見直して、
キラキラのこどもたちのデータベースづくりをするのです。

そして、私による第2チェックを受けた後で、
スワレ先生による会計と来年度予定に関する最終チェックを受け、
順番に家に帰って行きます。

この日、全ての業務の終了は15時。
飲まず、食わず、座りっぱなしあるいは立ちっぱなしで、
私も、ジャシンタ先生も、教職員の皆さんも、保護者の皆さんも、小さな新入園児のみんなも、
よく頑張りました。

最後の親子が帰ったとたん、
ごくごく自然に、
私とスワレ先生はかたい握手で健闘をたたえ合いました。

肩も、腰も、脚も、頭も、くたくた、疲労困憊です。
しかし、大仕事を終えた達成感と、
保護者の皆さんの喜びと協力的な態度に触れて、
57人の新規入園児たちとの長きに渡っての今後を夢見て、
私も感無量です。

きっと私が感無量であると同時に、
各家庭では、お父さんとお母さんとお子さんで、
キラキラに入園することができた!という達成感と喜びで、
感無量に浸っていることでしょう。


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相原 記


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by kjkirakira | 2017-10-02 22:53 | 現地で 保育園

カメラマン育成~その6

今回は、保育園部門のタビタ先生による撮影。


年少組の少年たちです。
1月には自分自身も世界をも認識していなかった彼らが、
9月になると自我も世界観も築かれつつあります。

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みんなで振付をしながら歌を歌う年少さんたち。
これは、ねんねするポーズ。

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年中さんたちの教室、笑顔がとても良いですね。

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このZの下にいる女の子はタビタ先生の長女のアイリーンさん。
普段はさりげなくママと娘が同じ園におりますが、
やはり気持ちの中ではお互いに意識しますよねぇ。

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この10月に卒園を迎える年長さんたちと担任のユーニス先生。
中には遠い遠いキスム(ケニア西部の町)に引っ越す子も。
大部分はキラキラ小学校に進学予定ですが、
とにかくそれぞれの進路に向かってさらに自立しながら羽ばたいていってくれることでしょう。

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相原 記


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by kjkirakira | 2017-09-28 23:29 | 現地で 保育園

卒園児保護者説明会

今年の建設もあとわずか。
しかし、「あとわずか」になってからが、
なかなか終わらない。

それでも何とかかんとか、
キラキラ保育園と小学校の年度末の怒涛のスケジュールに向けて、
準備を急ピッチで進めています。

10月末の年度末までにこれとこれを仕上げる、という前提に、
逆算しながらスケジュールを立てていきます。
こどもたちや保護者へのサービスを怠ることなく、
同時にスタッフたちの指導と訓練を行うために、
自分で何もかもやる以上にある意味で仕事が増えます。

さて、9月15日、
キラキラ保育園の卒園児の保護者を対象に説明会を開催しました。
目的は、卒園後の進路について。
保育園事務主任のスワレ先生が一通り説明し、
各先生が説明やコメントを追加していきます。

子が小学校に進学するか、来年も保育園に留まるか?

小学校に行くとしたら、どの小学校に行くか?

キラキラ小学校に進学する場合はどうなるか?

選択肢はいろいろ、先生方と相談のうえ、決定権は保護者にあり。

保護者間の合意を得たうえで決定するように。
というのは、お父さんとお母さんとの間で、
または、普段養育している保護者と、学費を払う別の保護者との間で、
なかなか意見の一致が得られない場合が多いからです。

来年度より、ケニアの公立学校は全て無償!という政府の強い声明が出されています。
しかし、庶民の間では、公立は質が低すぎるとか、しょっちゅうストライキをしているとか、
公立離れの傾向が依然続いているのです。

キラキラの来年度の学費は1学期3500シリング(1か月1000円ほど)。
これは、全て(給食もバスも)含めての金額なので、
他の私立学校に比べたら圧倒的に安いわけです。

質と、学費を考慮すると、キラキラ以外にない!
それはキラキラに集まる保護者の大多数が理解しているわけです。
それでも、いざ3500シリングと聞かされると、
「高い」とか「安くならないのか」とか、不平不満の声が生じます。
私の計算では、3500でもまだまだ赤字であり、
日々の運営費の採算を合わせるには4500程度が必要となるのです。
仮に4500になったとしても、
まだまだ他の私立学校に比べたら圧倒的に安いわけです。

ケニアの経済成長は、
庶民にもお金のかかる生活を強いてきました。
与党や野党が競争するように、
学校を含めた社会福祉の無償化やサービス向上を公約としてかかげ、
無知な庶民がそういったおいしい公約を拍手喝采で歓迎する中で、
そういったおいしい公約を実現するために増税や新規の税が導入され、
同時に物価が高騰し、
無知な庶民の生活がますます圧迫されているのです。

さて、保護者の皆さんは、
ひとしきり「高い」「安くならないのか」などとしゃべった後で、
結局多くの保護者が、
希望の進路を記入する所定の用紙に、
「私の子はキラキラ小学校に進学希望です」
と記入して、署名して、提出していきました。

他の保護者たちは、用紙を家に持ち帰り、
配偶者や他の家族と一緒に検討に検討を重ねて決定することになります。

さて、建設の方は今度こそあと1週間!
建設が終わったら、
年度末の怒涛の行事に集中しつつ、
11月と12月の一時帰国の準備を急ピッチで進めてまいります。


相原 記


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by kjkirakira | 2017-09-15 23:45 | 現地で 保育園

カメラマン育成 その三

カメラを今度は保育園のスワレ先生に渡し、
いろいろな写真を撮ってもらっています。

キラキラでは、
小学校の児童数や勢いが増すにつれて、
保育園が脚光を浴びる機会が薄れつつありますが、
それでも、キラキラは、いや、少なくとも私は、
保育園重視、保育園を第一優先、保育園ありき、の姿勢を貫いていきたいな、
と感じさせられます。

人間がいちばんきれいで、
人間がいちばん魅力的なのは、
心身ともにこの年代(3歳~6歳)ではないでしょうか?


年少時代の級友が、
そのまま一生涯の友人になることもある、
ケニアの田舎町ナマンガです。

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お友達どうしでも、
ママやパパにも、
べったりくっつくのが大好きなこの年代。

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左、年長、中、年中、右、年少

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アクティブ・ラーニング!

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アクティブ・ランニング!

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100人の園児が、ぎゅっとコンパクトに。
先生方は、左から、
ジョイス先生、ユーニス先生、アン先生、タビタ先生。
スワレ先生による集合写真の撮影は、
何故か斜めからになります。

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相原 記


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by kjkirakira | 2017-07-20 11:29 | 現地で 保育園

保育園史上最少!?

2017年5月3日(水)、
日本でキラキラを支える会がさいたま国際友好フェアに出展していたこの日、
ケニアのキラキラは保育園の2学期が始業しました。

始業日は、
学費の回収や、持ち物のチェックや、親御さんたちからの質問など、
いろいろ盛りだくさんということもあり、
保育園をまず始業させ、
その翌日に小学校を始業させるようにしています。

保育園の始業日には、
小学校の教職員たちもやって来て、
いろいろ手伝います。

しかし、今回の始業日は、
これまでにないひっそりとしたものになってしまいました。
何と、園児約100にん中、
始業日にやって来たのは41人のみ!!!
これは、キラキラ史上最少人数です。

始業日の出席率は、
60~70%くらいで推移していたのですが、、、。

園児が始業日に間に合わない理由として想定されるのは、
①お金がなくて学費が払えない
②休暇中に祖父母のところに出かけてまだ帰って来ていない
③休暇中に遅寝遅起きに慣れてしまい、早起き生活に急には戻れない
④休暇中の不規則な生活がたたって体調を崩している
といったことでしょうか。

今回は、これらの理由が、
普段よりも重く保護者の皆さんの上にのしかかってきているのだと考えられます。

①のお金がない理由は、
・兄や姉をまず高校や小学校に行かせるためにお金を使い、下の子(園児)の分がなくなってしまった
・いつまでも続くと思っていた休暇が、あっという間に終わってしまい、貯金しておくのを忘れていた
というパターンが多いのですが、
今回はさらに、
・干ばつが長く続き、その後の雨季にも雨があまり降らず、農業も畜産も滞り、国や地域の経済活動が鈍化し、市民の平均的な所得自体が低下している
という、とっても深刻な事態に陥っていることもあるといえます。

②の祖父母の家は、まあOKとしましょうか。

③の早起きできないことも、まあOKとしておきましょう。

④の体調管理も、小さい子たちなので、まあ仕方がないでしょうか。

③と④に関連して、
ここ数日、雨が降って曇天続きで冷え込んでいるので、
余計に早起きできなくなったり、
体調を崩しやすくなったりすることもあるでしょう。

さらに、5番目の理由として、
⑤キラキラ保育園の質が低下しているために、新学期始業に対する意欲が湧いてこない
ということがあるかもしれません。
キラキラ運営サイドとしては最も深刻な理由ではあります。

質の低下の理由として、
昨年に県で多数の幼稚園教師が雇われて地方公務員になり、
キラキラなどの私立の園の有資格者の求職者が一気に減少したということもあり得ます。
実際、1学期の間は、
キラキラ保育園の4人の「教員」のうち、
3人が無資格者にならざるを得ませんでした。

しかし、質の低下の際たる理由は、
コージとジャシンタがなかなか保育園を巡回したり監督できないために、
教職員の皆さんの活気が減退している、ということでしょう。

巡回や監督が以前のようにできなくなっている理由の最たるは、
キラキラが大きくなって3つのキャンパスに分かれているからなのですが、
実はもう一つ理由があります。

初期のキラキラは、
コージとジャシンタが頑張って、
理想となる保育園をつくって維持していました。

とくに、2005年の10月頃に、
一時的にコージとジャシンタのみで保育園をやっていた時期は、
とても熱心に全てに取り組み、
これ以上の保育園はない!というくらいの園をつくりあげていました。

しかし、このままではいけない、という危機感もありました。
熱心にすればするほどに過労が増し、中心人物が欠ければ全てが終わりになってしまうという脆弱感にあふれており、
ケニア政府が保育園や小学校にいちばんに求めるものは、目に見えないものよりも目に見える物(建物や設備や食事や水や教員資格)であり、
ケニア政府が私のような外国人に求めるものは、自ら必死に働くことではなく、ケニア人の働き手を雇用し、育成し、業務をゆだねていくことであるわけで、
長い目で見て、存続可能な保育園をつくっていく必要性を予感していたのです。

ということで、
長年かけて少しずつ、
脱コージ、脱ジャシンタに取り組んできました。

その過程で、教職員たちを指導していくことはもちろん大切ですが、
少しくらいの過ちや欠点には目をつぶって見逃すくらいのおおらかな態度も必要なのです。

この始業日の朝も、
園庭でいろいろ働く先生方を眺めながら、
私の心の中は、
ああすればいいのに、ああすべきなのに、あ~あ、の連発でした。

サービスを提供する側(教職員)ではなく、
サービスを受ける側の視点(保護者)で考えるに、
「先生方があんな感じなら、こっちもこんな感じでいいや」
「始業日からパワー全開でなくてもいいじゃん」と、
いい加減になってしまいそう。

こうしたことから、
ある程度の質の低下はやむを得ないのです。
しかし、同時に、
ケニアの平均的な学校の範囲内で、
比較的良い学校、見本となるべき学校、であり続ける必要があります。

そのためにも、
機会を選びながら
教職員たちに語りかけ続け、
教職員たちの気付きを促していく努力を、
こつこつと続けていかなければなりません。

日本では、明日5月4日もさいたま国際友好フェアが続きます。
日本でもこつこつと頑張っております。


相原 記


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by kjkirakira | 2017-05-03 23:24 | 現地で 保育園

朝の保育園

年長組のヒカリさん。
お父さんもお母さんも、
しばらく忙しくしていたので、
なかなか保育園の送り迎えができず、
他の人に送り迎えをしてもらったりしていました。

しかし、やはり、
たいていのこどもは、
お父さんまたはお母さんに送り迎えをしてもらいたいのです。
ヒカリさんも同様です。

建設資材の調達が遅れて、
たまたま建設に1日休みが生じたので、
「今日は送りも迎えもお父さんがするからね」
と言うと、ヒカリさんは大喜び!

手をつないだり、
お父さんの前を歩いたり、
お父さんの後ろを歩いたりしながら、
ヒカリさんは元気に保育園まで歩きました。


朝礼前は、まず大雑把に並びます。

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キラキラ伝統の朝礼は、
びしっと並びます。

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年中組の風景です。
写真中央、紫色の上着を着ているアイリーンさん、
そのママは産休中の保育園主任教師のタビタ先生。
つい先日、女の赤ちゃんに恵まれたそうで、
アイリーンさんはお姉ちゃんになりました。

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年長組の風景。

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ヒカリさんです。

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相原 記


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by kjkirakira | 2017-02-13 15:37 | 現地で 保育園