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アフリカでのこども支援「キラキラ」+それを日本で後援「キラキラを支える会」


by kjkirakira

副読本の物語の劇場

2026年2月13日(金)
中学生の大きなイベントが開催されました。
英語とスワヒリ語の副読本の物語を、
劇にして演じる、というもの。

副読本、、、
英語やスワヒリ語の教科書以外に、
中一はこれ、中二はこれ、中三はこれ、と指定されており、
1年間かけて副読本を読み解いていき、
教科書だけでは味わえない文法や語法や読解や作文を学ぶのです。

私は、高校時代、これが大嫌いでした。
自分でいろいろ読書をする習慣があったので、
これを読め!と指定されるのが嫌いでしたし、
副読本のテーマや内容は概して面白くないし、
これが定期試験で問われるだけではなく、
実力テストのような試験ですら問われるのが納得いきませんでした。

それで、試験用紙に堂々と「ジュリアン・ソレル」と書いたのです。
それは、スタンダールの「赤と黒」の主人公の名前であり、
ちょうどその頃自分で読んでいろいろ考えていたことだったので、
副読本とは無関係だったのですが、私なりに体制に抵抗してみたんです。

すると、英語の先生の赤ペンによる採点で、
「『赤と黒』?何の関係?」と一言。
何となく、「さすが先生、知っているんだ、常識なんだ」と悟り、
それ以上抵抗せずに、赦せてしまいました(笑)

ケニアでは、昔から、人が読書をするという習慣がないため、
副読本が重要視されているのでしょう。

何故読書の習慣や文化が育たなかったか?
日本は伝統的に読み書きが習慣化していたが、アフリカでは聞いて話す習慣が勝っていたから。
アフリカはずっと貧しくて、本を買ったりできなかったから。
その悪循環で、本屋自体がきわめて少なかったから。
図書館などのようなものは、国中探してもなかなかないくらいだから。
貧しくて日々の糧を得るのに手いっぱいで、読書どころではなかったから。
経済成長と教育の普及と同時に、読書ではなくスマホ観賞が一気に普及してしまったから。

ケニアでは、教育改革による新制度として「中学校」が2023年に始まり、
旧来の小学校が当面の間は中学校も運営していくことになりました。
それで、キラキラでもそうすることに。

初めての中学1年生を迎えた2023年、次の2024年は、
私はあまり副読本の存在は知りませんでした。
2025年、中学123年が初めてそろった年、
副読本の存在は避けられない、重要視すべき課題であると悟り、
学校として、私が代表して仕入れて、こどもたちに売るシステムを構築しました。
それもあって、ほぼ全員が副読本を所有するようになりました。

そういう経緯もあり、
誰よりも副読本の価値を知る者として、
今回、副読本の演劇の興業がナマンガにやって来ると聞いたとき、
真っ先に飛びついたのです。

それは、ナイロビを拠点に活動しているイベント会社で、
恐らくこれまでも高校の副読本の演劇などを興行してきたのでしょう。

その会社の担当者の人と、
WhatsApp(LINEは日本だけ、世界ではこれが主流)でやり取りしました。
支払いが、生徒一人350シリング(450円)なのですが、
20%が教師の手数料、、、ここが理解できなかったので詳しく訊きました。

すると、、、
生徒たちから集めたお金の20%が教師(たち)に手数料として支払われる、と。
は?それだったら、キラキラとしてまとめて払う場合、
350シリング×生徒人数分×80%、で良いか?と尋ねると、
それでOKだ、と。

これは、つまり、こういうことなんです。
会社は、一般(保護者と生徒)に対し、一人350シリング、と公表するのです。
多くの学校では、その代金を払った生徒だけが観劇にやって来るのです。
そして、学校として集めたお金の合計の20%がを、
教師(担当者または校長)が手数料としてポケットに入れるのです。
そうすることで、教師は一生懸命生徒たちに宣伝して、
一人でも多くの生徒が参加できるようにけしかけるのです。
会社ももうかるし、教師ももうかるので、ウィンウィン、一石二鳥のシステムです。

しかし、キラキラは、私が会計を牛耳っている以上、
こういうせこいこととは無縁の世界にいます。
そして、今回の観劇は、
キラキラとして中学生全員分を払ってあげることにしたので、
私が350を払い、私が20%の手数料(見返り)を受け取ることになるわけです。

私(キラキラの会計)が全員分の代金を払う、という話は、
うちの先生たちによって生徒たちに事前に伝えられ、
生徒たちから何度も何度も、
「コージ先生、ありがとう」と言われました。

そして、当日のキラキラなりのスケジュールを計画し、
引率する4人の先生たちと合意したうえで、
当日を迎えることになりました。

当日の朝、みんなが集まって、
これからビリカ・キャンパスを出発しようとしていた8時10分、
私が建設現場監督としてビリカ・キャンパスに到着。
即座に、うちの中学生たちの出欠確認。
適当に支払いをせず、しっかりと正確に人数分だけ払えるように、と。
すると、全中学生47人のうち、4人が欠席で、出席は43人。
こういう日に病欠しなければならない4人はついてないなあという同情心を抱えつつ、
正確に代金を計算し、正確に現金を用意して、
引率リーダーのジミー先生に託しました。

@350×43×0.80=12040シリング=約1万5千円

そして、中学生たちはスクールバスに乗って、
会場となる公立ナマンガ小中学校に出かけていきました。

この日の劇は4本立て。
1.Wema Hauozi
2.Daughter of Nature
3.Hodi Hodi Mashairi
4.Last Laugh
開始8:30、終了16:00、
途中にお昼休み1時間、
とのことでした。

キラキラの中学生たちは、
ちょうど8時半に会場に乗りつけました。
しかし!!!
まだまだ準備が進行中。
待てど暮らせど始まらない、、、
さすが、ここは、時間にルーズ(おおらか)なアフリカです。
ようやく始まったのは10時。

そして、お昼休みのタイミングが重要でした。
彼らの昼食をバケツに入れて会場に届ける必要があったからです。
それで、ジミー先生とやり取りしながら、
お昼休みが何時頃になるか予想していきました。

恐らく12時40分になる、という一報が入り、
急いでビリカ・キャンパスの調理人カロ先生に準備をけしかけ、
スクールバスではなく青年ジョビくんの車(燃料費を考慮して)で届けることに。

終了は16時の予定でしたが、
15時には終わったようです。

それで、街に住んでいる生徒たちはそのまま徒歩で家に帰っていきました。
ビリカ方面に住んでいるクリスティン先生と生徒たちは、
タイミング良くスクールバスに乗り込めるように、
スクールバスの経路上にある特定の地点まで急いで歩いていきなさいと指示しました。

そんなこんなで、その日のイベントは終了。
私から、その会社の担当者に、
しっかりとお礼と感想のメッセージを送りました。

キラキラの会計を担当する者として、
いろいろくだらない(くだらないけどしかたない)出費が多いのが残念です。
政府関係の支払い(無駄が多い)や、わいろとか、、、

今回の出費は「生きた出費」だったなと自負しています。
楽しく、生徒たちの学習の補助となり、学習意欲を駆り立てる。

これからも、こんな感じに、
「生きた出費」にお金を使っていきたいです。


☆☆


会場に開始時刻8:30きっかりに到着。
しかし、まだ椅子すら並べていなかったので、しばらく待機。

副読本の物語の劇場_b0124020_22575682.jpg




















ステージの正面は、
マンモス校である公立ナマンガ中学校の生徒たちで占められていました。
ホスト(会場)なので、多分彼らは無料での観劇を許可されていたのでしょう。

副読本の物語の劇場_b0124020_22575773.jpg
















キラキラは、公立ナマンガ以外では最初に会場入りしたそうですが、
それでもステージから見て左端の方になってしまいました。
(手間の黒やパープルの子たち)
公立ナマンガとキラキラと、他に3校くらいがやって来たそうです。
他の学校は、、、
保護者が代金を払わなかったか、
告知から当日までの準備期間(8日間くらい)が短かすぎて間に合わなかったか、
通常授業の方を優先したか、、、

副読本の物語の劇場_b0124020_22575702.jpg
















ステージ上で劇が進行中

副読本の物語の劇場_b0124020_22575757.jpg
















黒やパープルのキラキラっ子たちが、
ステージに見入ります。

副読本の物語の劇場_b0124020_22575734.jpg

















相原 記


by kjkirakira | 2026-02-14 23:07 | 現地キラキラ ブログ Ke最新情報・記録