遠足の下見～KICCビル、他

ナイロビで、また遠足の下見をしてきました。

①ウフルパーク

都心部に隣接する大きな緑地公園です。

かつては無防備で、誰でも自由に入れる公園だったために、

ホームレスの人たちが昼寝をしたり、

がらの悪い大人やこどもがたむろしていたり、

治安も居心地もあまりよくありませんでした。

それを、政府主導でしっかり整備し、

入園時に身分証の提示や荷物検査を徹底的にすることで、

ホームレスやがらの悪い人たちが入れなくなったことで、

治安が良く、居心地の良い公園に生まれ変わったのです。

遠足のこどもたちも来ていました。

遠足のスクールバスも、駐車料金を払ったうえで駐車できるようで安心。

公園内にあるメリーゴーランドなどの遊具は、遠足の際には割引あり。

キラキラのナイロビ遠足時に、

メインではなく、午後に時間が余ったからちょこっと寄るか、という感じで、

気軽に寄って時間つぶしができそうな感じ。

②国会議事堂

守衛の人に、遠足で来たいのだが、どうしたらよい？と尋ねると、

まず申請書を書き、それを持って来てください、とのこと。

ちょっと面倒くさいな、

容易ではないな、

何が起こるかわからない遠足において、

予約要で、それを100％順守しなければならないとなると、

ちょっと難しいかな、

と考えざるを得ませんでした。

③KICCビル

ナイロビの都心部のど真ん中にそびえる、

円筒形の高層（30階くらい）のKICCビル。

ケニア国際カンファレンスセンターという、政府の建物です。

安価でそこの屋上に昇ることができ、

ナイロビの景色を一望できる、

遠足のこどもたちもたくさん訪れる、と聞き、

試しにやって来ました。

まず、広い敷地に入る際に荷物検査と身体検査。

広い敷地を歩いていき、

いざ建物に入るというところで再度荷物検査と身体検査。

さらに、身分証明書を預けることに。

屋上の入場料をビザカードで払い、

指示に従ってエレベーターを待ち、

やってきたエレベーターに乗って27階まで行き、

そこからは階段を歩いて上って屋上へ。

屋上からの眺めは圧巻。

何度も何度もぐるぐる回って、

360度の眺望を満喫。

東京などに比べて、

都心部はかなり小さく、

郊外には緑が広がっているな、という印象。

円形の屋上の真ん中は円形のヘリポート。

ヘリポートの上で、若い女性たちが、

踊ったり、ポーズを取ったりしながら、

静止画や動画を撮って楽しんでいました。

屋上の入場料は、

私のような在留外国人は300シリング（360円）、

ケニア人の大人が200シリング、

ケニア人の高校生が100シリング、

ケニア人の中学生以下がたったの50シリング。

遠足の午後に訪れるにはもってこいの場所だなという印象でした。

☆☆

そびえ立つKICCビル

ナイロビ都心部と、

郊外の緑を一望します。

この黄土色の建物はニャヨハウス。

ケニアの出入国管理局で、

ケニア人のパスポートを発行したり、

在留外国人のビザや労働許可証や永住権などの業務を担います。

この円筒形の建物はヒルトンホテル。

私がまだ旅人だった頃から、

誰かと待ち合わせる場合は「ヒルトン下」

暇なときに腰かけて過ごすのも「ヒルトン下」

ナイロビの街歩きの目印になる建物です。

しかし、KICCビルの上から見下ろすと、

ほんの小さな円筒にすぎませんね。

ナイロビのダウンタウンでいちばん忙しい通りであるアクラロード。

マタトゥ（ワゴン車のバス）が無数に停車し、客待ちをしており、

通行人の数も半端ではありません。

手前の時計台のある一角は国会議事堂。

左右に伸びる高架は、ナイロビの渋滞を避けて移動するための有料高速道路。

左奥に、そのインターチェンジ（出口）、

右奥の池のあるエリアがウフルパークという緑地公園。

相原　記