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アフリカでのこども支援「キラキラ」+それを日本で後援「キラキラを支える会」


by kjkirakira

教職員の欠員確保

2025年度のキラキラで雇う教職員の枠が埋まりつつあります。

今年新たにできる9年生(中学3年生)のための枠として、
1人、男の先生を雇用、

ジョン先生がやめた(やめてもらった)ので、
その枠として、8年生の担任として、
1人、男の先生を雇用、

エリザベス先生がやめた(産休に入った)ので、
その枠として、5年生の担任として、
1人、男の先生を雇用、

幼稚園のナオミ先生がやめ(故郷に引っ越していった)、
幼稚園のタビタ先生がやめた(産休に入った)ので、
産休中だったアナスタシア先生が復帰し、
さらに、新たに1人、女の先生が翌週月曜から勤めることになっています。

幼稚園の守衛モーセ先生がやめた(やめてもらった)ので、
その枠として、1人、男の人を雇用、

そんなこんなで、新年度始業1週目で欠員枠が全て埋ま、、、、らなかったのです!!!

9年生の担任として雇った男の先生が、
最初の1日だけ出勤し、
2日目に欠勤。
その時点で、これは怪しい、と感じていたのですが、
3日目、彼は他所で雇用されることになったと知らされました。
そっちの方が、給料が高かったのでしょうね。

「さよなら」も「ありがとう」も言わずにやめていく、、、
ケニアでは、よくあるんですよねぇ。
今回は、久しぶりにこのパターン。
やられてしまいました!

彼のために、私もジャシンタ先生も、
貴重な時間を費やして話をしたり、、、
彼は私たちの貴重な教員枠を数日間にわたって埋め、
その間、新たな複数の求職者たちに「枠はない」とお断りしていたため、
雇用を再びゼロからスタートせざるを得なくなりました。

給与額で負けてしまう、、、
ケニアの物価高騰は、
被雇用者の給与増も例外ではないのです。

その高騰のスピードがすさまじいので、
キラキラも少しずつ給与増をはかっているのですが、
ちまたの高騰に追い付かないのです。

学費が安く、保護者にとってはふところにやさしいキラキラは、
教職を求めて転々とするお金重視の先生たちにとっては魅力的ではないようです。
一度キラキラに入り、キラキラの水を飲んだ先生たちの多くは、
キラキラの居心地の良さ(ストレスなく働ける)が気に入り、
出て行きたくなくなる人が多いのですが。

また、2人の教職員について、
「やめた(やめてもらった)」と書きましたが、
いろいろな理由で雇い続ける価値がないと感じた職員は、
多くの場合、本人も「雇われ続ける価値がない」と感じており、
本人がやめるタイミングと、
やめてもらいたいタイミングが、
多くの場合、一致するのです。

キラキラをやめて、
後で後悔する人が多いことも事実なのですが。
(とくに、幼稚園守衛や小中学校守衛)

そんなわけで、あと1枠、
9年生あたりの枠を埋めるまで、
もう少しの辛抱です。

枠が埋まり、軌道に乗り始めたらすぐに、
私が彼らの担当学年と教科を整然と決め、
時間割表を作成し、
正式に授業が動き出すことになります。

建設時の計測とか、
お金の勘定とかは、
人間(被雇用者)を扱うよりもはるかに楽なんです。

人間対人間、、、この果てしないレースが、
世界中のあちこちで、今日も続いていきます。
(ミスチルの歌のように、、、)



相原 記


by kjkirakira | 2025-01-10 21:25 | 現地キラキラ ブログ Ke最新情報・記録