少女の魂、永遠に
2022年 11月 24日
2022年11月18日(金)
ナマンガで、一人の少女が、
その命に終止符を打ちました。
2009年生まれのニコルさん。
2016年1月にキラキラ小学校の1年生として入学し、
2021年7月に5年生を修了するまでキラキラに在籍し、
その後は他所の小学校に転校し、
そこで6年生と7年生を修了したところでした。
ニコルさんはキラキラに入学した頃には既に
ぼーっとしていることが多く、
反応が鈍い子だなという印象がありました。
やがて、気を失って倒れたりすることが増え、
はた目にもてんかんの症状だとわかる病態でした。
しかし、お母さん(シングルママ)が病院に連れて行ったところ、
何の病気も認められない、という診断で、
その後は他の病院にかかることもせず、
祈祷や民間療法などに頼っていたようです。
私とジャシンタ先生は、
他の優れた病院を受診するよう何度も説得を試みたのですが、
お母さんや親せきの人たちの理解が得られないままでした。
ニコルさんは5年生を終え、
他の小学校に転校していきました。
恐らく、家計の負担を考慮してのことだったのでしょう。
すなわち、
安い学費を学期初めに全納しなければならないキラキラよりも、
たとえ学費が多少高くても
少しずつ払って後日全納すればよいという学校の方がやりやすいという判断だったのでしょう。
そして、ニコルさんはその学校で、
もうすぐ年度(7年生)が終了するというタイミングで
帰らぬ人となったのです。
聞くところによると、家で、
いつものようにてんかんのような発作を起こし、
口から泡を吹き、
息絶えた、
ということでした。
てんかん発作を繰り返してきたことで、
ニコルさんの脳は相当なダメージを受けていたのでしょう。
そして、近頃は、
「私はお母さんのお荷物になってばかり」
などと言っていたとのことです。
お母さんも、近頃は人生に疲れ果てていたのか、
酒浸りになっていたとのことです。
ニコルさんを救えなかった家族・親族も、
説得しきれなかった私たちキラキラも、転校先の学校も、
失格、ですね…。
ニコルさんのことで、関係者たちは、
金曜から水曜まで喪に服し(通夜)ました。
その間、私とジャシンタ先生は、
キラキラはあくまで過去に通っていた学校ということで、
あえてでしゃばることもせず、
あえて頻繁に通うこともしませんでした。
ニコルさんの喪の席では、
しかたなかった、という無力感、
神様がこのように計画された、という信心、
本人がようやく苦痛から解放された、という安心感、
これらが入り混じった感情が漂っていました。
そして、本日2022年11月24日(木)
ニコルさんは葬られました。
ニコルさんの魂が、
もはや病気に苦しむこともなく、
永遠に憩いますように。
ニコルさん(最前列左から5人目、右から6人目)
キラキラ4年生当時の級友たちと
ニコルさん(前列右から3人目)
キラキラ4年生当時
キラキラ土曜補習教室に来ていた面々と
相原 記
by kjkirakira
| 2022-11-24 21:09
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