実り多き補習
2018年 04月 28日
4月の3週間、日曜以外の毎日、計18回!
キラキラ4月補習教室を完了しました。
毎回平均10人の参加で、
とてもとても有意義な学習を進めることができました。
できる子たちや上級生たちは、
掛け算九々をばらばら(ランダム)に素早く言えるようになったり、
3分以内に24問の一桁どうしの掛け算の問題をこなせる子が増えたり、
鍵盤ハーモニカ(ピアニカまたはメロディオン)でのレパートリーを増やしたり、
三拍子や四拍子のリズムを学んだり、
音符の読み書きを学んだり、
朗読コンテストを開催して、それに向けて練習したり、
主に算数の弱点分野を徹底的に繰り返したり、
いくつかの面白い作文を書いてみたり、
他の子を優しくわかりやすく指導してみたり、
(ノゾミさんとヒカリさんは日本の教科書を読み進めたり)
それはそれは有意義な毎日でした。
できが遅れた子たちや下級生たちも、
掛け算九々の上り下りを徹底的に繰り返してマスターしたり、
ケニア国歌のスワヒリ語と英語とを一言一句覚えたり、
文章の書き写しの練習をしたり、
音読をすらすらできるようになったり、
こどもたちどうしで教え合ったり、
それはそれで大いに有意義な毎日でした。
さて、朗読コンテスト、と書きましたが、
実際には、英語で2編、スワヒリ語で2編、
読み終わるのに1分程度しかかからない短い課題文章を決め、
その音読を毎日毎日練習し、
みんなの前で堂々と発表し、
それに対して思い思いにコメントしながら各自が改善を重ね、
その仕上げ段階として、
心にしみる朗読コンテストを行ったのです。
コンテストは、全員が朗読し終わった後で、
1人3票の投票を行い、
最多獲得票者から順に金銀銅の各賞を口頭で授与するというもの。
面白いのは、
必ずしも上級生が上手で下級生が下手というわけではないということ。
心にしみる朗読とは、心にしみる歌と同様で、
天性のものがあるのですよねぇ。
さらに、投票時に気付いたのは、
「わたし、あなたに票を入れるから、あなたは私に入れてね」
という可愛らしい不正があること!
面白いけど、「それはいかんねぇ」と柔らかく否定しておきます。
そういう不正が大人になれば、
「お金をあげるから私に投票して」
「投票してくれないと便宜をはかってあげないよ」
ということになってしまうのですから。
さらに、票の集まらない子たちに同情し、
わざと票を入れてあげる心の優しい子がいること!
それは素晴らしいことであり、
当然ほめてあげますが、
同情はしつつも客観的な判断に基づいた投票をすべきであることを、
やんわりと促してあげます。
金銀銅は、私が心の中で投票した3人と同じになりました。
こどもたちも、見る目、聴く耳が十分にありますねぇ。
週明けにはケニアの二学期が始まります。
そして、雨季の雨が徐々にあがって、
やや冷え冷えとした気持ち良い冬を迎えます。
相原 記
キラキラ4月補習教室を完了しました。
毎回平均10人の参加で、
とてもとても有意義な学習を進めることができました。
できる子たちや上級生たちは、
掛け算九々をばらばら(ランダム)に素早く言えるようになったり、
3分以内に24問の一桁どうしの掛け算の問題をこなせる子が増えたり、
鍵盤ハーモニカ(ピアニカまたはメロディオン)でのレパートリーを増やしたり、
三拍子や四拍子のリズムを学んだり、
音符の読み書きを学んだり、
朗読コンテストを開催して、それに向けて練習したり、
主に算数の弱点分野を徹底的に繰り返したり、
いくつかの面白い作文を書いてみたり、
他の子を優しくわかりやすく指導してみたり、
(ノゾミさんとヒカリさんは日本の教科書を読み進めたり)
それはそれは有意義な毎日でした。
できが遅れた子たちや下級生たちも、
掛け算九々の上り下りを徹底的に繰り返してマスターしたり、
ケニア国歌のスワヒリ語と英語とを一言一句覚えたり、
文章の書き写しの練習をしたり、
音読をすらすらできるようになったり、
こどもたちどうしで教え合ったり、
それはそれで大いに有意義な毎日でした。
さて、朗読コンテスト、と書きましたが、
実際には、英語で2編、スワヒリ語で2編、
読み終わるのに1分程度しかかからない短い課題文章を決め、
その音読を毎日毎日練習し、
みんなの前で堂々と発表し、
それに対して思い思いにコメントしながら各自が改善を重ね、
その仕上げ段階として、
心にしみる朗読コンテストを行ったのです。
コンテストは、全員が朗読し終わった後で、
1人3票の投票を行い、
最多獲得票者から順に金銀銅の各賞を口頭で授与するというもの。
面白いのは、
必ずしも上級生が上手で下級生が下手というわけではないということ。
心にしみる朗読とは、心にしみる歌と同様で、
天性のものがあるのですよねぇ。
さらに、投票時に気付いたのは、
「わたし、あなたに票を入れるから、あなたは私に入れてね」
という可愛らしい不正があること!
面白いけど、「それはいかんねぇ」と柔らかく否定しておきます。
そういう不正が大人になれば、
「お金をあげるから私に投票して」
「投票してくれないと便宜をはかってあげないよ」
ということになってしまうのですから。
さらに、票の集まらない子たちに同情し、
わざと票を入れてあげる心の優しい子がいること!
それは素晴らしいことであり、
当然ほめてあげますが、
同情はしつつも客観的な判断に基づいた投票をすべきであることを、
やんわりと促してあげます。
金銀銅は、私が心の中で投票した3人と同じになりました。
こどもたちも、見る目、聴く耳が十分にありますねぇ。
週明けにはケニアの二学期が始まります。
そして、雨季の雨が徐々にあがって、
やや冷え冷えとした気持ち良い冬を迎えます。
相原 記
by kjkirakira
| 2018-04-28 22:29
| ブログ 現地キラキラ