月火水木金土曜補習教室
2018年 04月 14日
3週間の4月休暇に入り、
キラキラのアンボセリロード・キャンパスでは、
毎日毎日土曜補習教室の延長の補習を続けています。
毎日8~10名くらいの参加。
朝9時から12時まで。
暗記課題に取り組み、
英語やスワヒリ語の書き取りや音読に取り組み、
ピアニカ演奏のレパートリーを増やし、
作文や算数などの考える作業に取り組みます。
朝は準備運動から始めます。
校庭を走ったり、ケンケンしたり。
補習は、単に自分の課題に取り組むだけでなく、
各人が他の子を指導したりチェックしたりするチャンスをもうけ、
助け合いの精神も育みます。
ある日、なかなか掛け算九々を覚えられない3年生のレベッカさんのために、
各段の担当者を決めて、
担当の段が来たらしばし自分の作業を休止してレベッカさんにつきあうようにさせ、
ようやく全段の上りと下りを言えるようになりました。
しかし、一晩寝たら絶対に忘れてしまうので、
根気強く繰り返すことが必要です。
また、面白い問題があると、
全員作業をストップし、みんなで考えてみます。
唯一の高校生のジョゴーくんくんは、
数学・物理・化学などの教科書を自分で見ながら勉強し、
私が助け舟を出してあげながら自主勉強しています。
ある日、物体が鏡に映って反射するという話になりました。
その軌跡を描く方法や、
それを応用するために、
A地点から川に立ち寄ってB地点に向かう最短ルートや、
ビリヤードでわざと壁に跳ね返らせて目標の玉に当てる方法などを、
小学生たちともども一緒に考えてみました。
また、「男と女どちらが有利?」「健康の条件は?」
といった作文は、
みんなで一緒に討論してみたうえで書かせました。
ところで、ケニアの高校の数学や物理や化学は、
だいたい日本の高校と同様の内容なのですが、
ちょっとなあと思うところが多々あります。
難しい公式だけ覚えさせて解かせる場合が多く、
これは試験が終わればきれいさっぱり忘れてしまい、
卒業した後は何も残らないだろうなと感じさせます。
また、教科書づくりの監修が徹底していないのか、
間違ったまま印刷されていたり、
問題が成り立たない問題が多々あるのです。
これらの理系科目はケニア教育の弱点でもあるのですが、
学習内容を一般生活に応用することを教えられる先生や、
理系科目の美しさや面白さを教えられる先生が増えない限り、
すなわち、理系教師のレベルの底上げが順調に進まない限り、
ケニアの弱点克服は難しそうです。
休暇はあと2週間。
できることをのんびりと頑張ってまいりましょう。
相原 記
キラキラのアンボセリロード・キャンパスでは、
毎日毎日土曜補習教室の延長の補習を続けています。
毎日8~10名くらいの参加。
朝9時から12時まで。
暗記課題に取り組み、
英語やスワヒリ語の書き取りや音読に取り組み、
ピアニカ演奏のレパートリーを増やし、
作文や算数などの考える作業に取り組みます。
朝は準備運動から始めます。
校庭を走ったり、ケンケンしたり。
補習は、単に自分の課題に取り組むだけでなく、
各人が他の子を指導したりチェックしたりするチャンスをもうけ、
助け合いの精神も育みます。
ある日、なかなか掛け算九々を覚えられない3年生のレベッカさんのために、
各段の担当者を決めて、
担当の段が来たらしばし自分の作業を休止してレベッカさんにつきあうようにさせ、
ようやく全段の上りと下りを言えるようになりました。
しかし、一晩寝たら絶対に忘れてしまうので、
根気強く繰り返すことが必要です。
また、面白い問題があると、
全員作業をストップし、みんなで考えてみます。
唯一の高校生のジョゴーくんくんは、
数学・物理・化学などの教科書を自分で見ながら勉強し、
私が助け舟を出してあげながら自主勉強しています。
ある日、物体が鏡に映って反射するという話になりました。
その軌跡を描く方法や、
それを応用するために、
A地点から川に立ち寄ってB地点に向かう最短ルートや、
ビリヤードでわざと壁に跳ね返らせて目標の玉に当てる方法などを、
小学生たちともども一緒に考えてみました。
また、「男と女どちらが有利?」「健康の条件は?」
といった作文は、
みんなで一緒に討論してみたうえで書かせました。
ところで、ケニアの高校の数学や物理や化学は、
だいたい日本の高校と同様の内容なのですが、
ちょっとなあと思うところが多々あります。
難しい公式だけ覚えさせて解かせる場合が多く、
これは試験が終わればきれいさっぱり忘れてしまい、
卒業した後は何も残らないだろうなと感じさせます。
また、教科書づくりの監修が徹底していないのか、
間違ったまま印刷されていたり、
問題が成り立たない問題が多々あるのです。
これらの理系科目はケニア教育の弱点でもあるのですが、
学習内容を一般生活に応用することを教えられる先生や、
理系科目の美しさや面白さを教えられる先生が増えない限り、
すなわち、理系教師のレベルの底上げが順調に進まない限り、
ケニアの弱点克服は難しそうです。
休暇はあと2週間。
できることをのんびりと頑張ってまいりましょう。
相原 記
by kjkirakira
| 2018-04-14 18:47
| ブログ 現地キラキラ