1学期終了日④
2018年 04月 05日
2018年4月5日(木)
キラキラ学園の1学期終了日の締めくくりはPTA会議です。
司会者はパトリック先生。
第一に、2017年の会計報告です。
黒板に書いたり、
印刷して掲示したり配布したりすることもなく、
ただ口で読み上げるだけの報告です。
ケニアではこれが一般的なのです。
私などは、他のところの会計報告を耳だけで聞かされるたびに不満足ですが。
第二に、校長(教務主任)のアレックス先生からのお話。
第三に、学園長(代表)のジャシンタ先生からのお話。
ケニア教育改革におけるキラキラの姿勢を示し、
保護者の協力を求める話がメインでした。
第四に、保護者の皆さんからの声。
今回はあまり盛り上がらず、
保護者一人だけが立ちあがって、
キラキラの配慮や気配りなどをたたえる話をしてくれたに留まりました。
第五に、確認事項。
第六に、全体会を終了し、各学年ごとの集会への移動となりました。
校庭に各学年の担任教師が散らばって、
自分の子が属する学年のところに行ってください、
子供が複数いる保護者は、いちばん小さい子を優先してください、と伝え、
校庭中に散らばっていきました。
そして、担任教師が司会をしながら、
各学年ごとにPTA役員を2名ずつ選出し、
通知票を配布し、
お開きとなりました。
キラキラは毎年一学年分(40~50人)ずつ児童数が増え、
今年は全児310人となっています。
しかも、キラキラのPTA会議の出席率は、
他校に比べてきわめて高くなっています。
しかし、保護者全員が屋根の下に座って会せる体育館のような施設もなければ、
保護者全員分の椅子もありません。
よって、今後は徐々に、
全体会の比重を減じ、各学年ごとのPTA会議の比重を増したり、
少なくともマイクロフォンとスピーカーなどの音響機具を用意したり、
PTA会議の意義が薄れていくのを少しでも食い止める努力や工夫が必要となるでしょう。
さて、閉会後、
保護者の皆さんが三々五々家路に向かう中、
ジャシンタ先生がサマンタさんのお母さんと立ち話しているのを見かけました。
この3年生のサマンタさんは、
学習能力がずば抜けて低い子なのです。
いつも、どうしたらサマンタが字を読めるようになるだろう、と嘆いたりしていたのです。
しかし、このサマンタさんは、
ごく普通の、礼儀正しく、悪い遊びをしない、
そして、歌を歌うのがとても上手で楽しそうな、
そんな良い子なのです。
私も、一人で立っていたサマンタのお母さん(シングルママ)をつかまえてあいさつし、
「私もあなたの娘さんが大好きで、いつも心に留めていますよ」と伝えたら、
とてもとても喜んで、心に感じてくれたようでした。
キラキラでは、毎学年、学習能力がずば抜けて低い子を抱えています。
理由はいろいろですが、弱い子たちの味方になりたいキラキラとしては、
彼らに寄り添いながら頑張っています。
しかし、残念ながら、ここ数年で、
Vくん、Nさん、Tさん、Iくん、I くん、といった主な面々が、
キラキラを去って転校して行きました。
学費が安い公立への転校、
本国タンザニアの学校への転校、
家族・親族の事情による引越し、…。
しかし、中には、
「キラキラにいてもうだつがあがらない」という捨て台詞をちまたで吐いていた親も、
さらに、
「キラキラはうちの子をきちがい扱いするのか!」と一歩間違えれば喧嘩や訴訟になりかねない態度で去って行った親もいました。
一生懸命彼らに寄り添おうとしていたのに、
キラキラの愛が足らなかったのでしょうか?残念です。
サマンタさん親子には、
できる限りの愛を注いで、
たとえ普通のお勉強で秀でることはないとしても、
将来大人になった時に何らかの自信や心の財産を持てるように、
寄り添っていきたいです。
相原 記
キラキラ学園の1学期終了日の締めくくりはPTA会議です。
司会者はパトリック先生。
第一に、2017年の会計報告です。
黒板に書いたり、
印刷して掲示したり配布したりすることもなく、
ただ口で読み上げるだけの報告です。
ケニアではこれが一般的なのです。
私などは、他のところの会計報告を耳だけで聞かされるたびに不満足ですが。
第二に、校長(教務主任)のアレックス先生からのお話。
第三に、学園長(代表)のジャシンタ先生からのお話。
ケニア教育改革におけるキラキラの姿勢を示し、
保護者の協力を求める話がメインでした。
第四に、保護者の皆さんからの声。
今回はあまり盛り上がらず、
保護者一人だけが立ちあがって、
キラキラの配慮や気配りなどをたたえる話をしてくれたに留まりました。
第五に、確認事項。
第六に、全体会を終了し、各学年ごとの集会への移動となりました。
校庭に各学年の担任教師が散らばって、
自分の子が属する学年のところに行ってください、
子供が複数いる保護者は、いちばん小さい子を優先してください、と伝え、
校庭中に散らばっていきました。
そして、担任教師が司会をしながら、
各学年ごとにPTA役員を2名ずつ選出し、
通知票を配布し、
お開きとなりました。
キラキラは毎年一学年分(40~50人)ずつ児童数が増え、
今年は全児310人となっています。
しかも、キラキラのPTA会議の出席率は、
他校に比べてきわめて高くなっています。
しかし、保護者全員が屋根の下に座って会せる体育館のような施設もなければ、
保護者全員分の椅子もありません。
よって、今後は徐々に、
全体会の比重を減じ、各学年ごとのPTA会議の比重を増したり、
少なくともマイクロフォンとスピーカーなどの音響機具を用意したり、
PTA会議の意義が薄れていくのを少しでも食い止める努力や工夫が必要となるでしょう。
さて、閉会後、
保護者の皆さんが三々五々家路に向かう中、
ジャシンタ先生がサマンタさんのお母さんと立ち話しているのを見かけました。
この3年生のサマンタさんは、
学習能力がずば抜けて低い子なのです。
いつも、どうしたらサマンタが字を読めるようになるだろう、と嘆いたりしていたのです。
しかし、このサマンタさんは、
ごく普通の、礼儀正しく、悪い遊びをしない、
そして、歌を歌うのがとても上手で楽しそうな、
そんな良い子なのです。
私も、一人で立っていたサマンタのお母さん(シングルママ)をつかまえてあいさつし、
「私もあなたの娘さんが大好きで、いつも心に留めていますよ」と伝えたら、
とてもとても喜んで、心に感じてくれたようでした。
キラキラでは、毎学年、学習能力がずば抜けて低い子を抱えています。
理由はいろいろですが、弱い子たちの味方になりたいキラキラとしては、
彼らに寄り添いながら頑張っています。
しかし、残念ながら、ここ数年で、
Vくん、Nさん、Tさん、Iくん、I くん、といった主な面々が、
キラキラを去って転校して行きました。
学費が安い公立への転校、
本国タンザニアの学校への転校、
家族・親族の事情による引越し、…。
しかし、中には、
「キラキラにいてもうだつがあがらない」という捨て台詞をちまたで吐いていた親も、
さらに、
「キラキラはうちの子をきちがい扱いするのか!」と一歩間違えれば喧嘩や訴訟になりかねない態度で去って行った親もいました。
一生懸命彼らに寄り添おうとしていたのに、
キラキラの愛が足らなかったのでしょうか?残念です。
サマンタさん親子には、
できる限りの愛を注いで、
たとえ普通のお勉強で秀でることはないとしても、
将来大人になった時に何らかの自信や心の財産を持てるように、
寄り添っていきたいです。
相原 記
by kjkirakira
| 2018-04-05 23:50
| ブログ 現地キラキラ