アフリカでのこども支援 「キラキラ・プロジェクト」 + それを日本で後援  「キラキラを支える会」


by kjkirakira
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算数の授業~続

先週の金曜日に引き続き、
この月曜日もビリカ・キャンパス(3・4・5年生)の算数の代理教師を務めてきました。

3年生の授業では、
トランプのカードを一人一枚持たせ、
グループ化(スペード、クローバー、ダイヤ、ハート)、
序列化(番号順に並ぶ)、
もう一度グループ化(番号ごとのグループ)、
グループごとのリーダー選出と組織化、
複数のグループを束ねる連携、
などを実体験として学びました。

ケニアも世界中の潮流を受けて、
小学校のパソコン教育の導入を進めていますが、
こういった数学的なグループ化や序列化の何たるかを知らずに、
パソコン(その主なスキルであるエクセル)は使えません。

4年生の授業では、
3教室の校舎の長さ(25m)を測ってみました。

まず、これくらいが1mというおおまかな幅を両腕を用いて確認し、
自分たちの体で計測してみたところ、
少し誤差が出て27mとなりました。
「どうして誤差が出たの?」と訊いてみたら、
「人間だから、一人一人腕の幅が違う」と。
簡単ですが、とっても良い考察ですね。

続いて、30㎝の定規を使って図ってみました。
すると、誤差が少しだけ減って24mと出ました。
でも、しつこいように、
「どうして誤差が出たの?」と訊いてみたら、
「定規は小さいから、つないでいくときに隙間ができたり重なったりしてしまう」と。
素晴らしい!こういう考察、いいですねぇ。

5年生の授業では、
ナイロビまで歩いていくとしたらどのくらいの時間がかかるか計算してみよう!
という目標を設定したうえで、
そのプロセスを物語風に語ってみました。

まず、キラキラ学園ビリカ・キャンパスのフェンスの杭の幅は2m50㎝。
山側のフェンスには杭が100本あるので、2m50㎝×100=250m。
つまり、フェンスの端から端まで行って往復すると500m。
これを実際に歩いてみて、どのくらい時間がかかるか調べてみよう!
ということで、みんなで歩いてみました。

すると、速く歩いた子で4分、
遅く歩いた子で6分、という結果が出ました。

教室に戻り、
間をとって500mを5分で歩くという前提として、
1000m=1kmを10分で歩くということを確認し、
ビリカ・キャンパスからアンボセリロード・キャンパスまでの7kmは70分=1時間10分、
さらに、ナマンガからナイロビまでの170kmは1700分=28時間20分=約28時間であることを確認しました。

ここで、実際的な事項を考慮し、
さすがに24時間以上ぶっ続けで歩くことはできないことを確認しました。
そこで、毎日8時スタート16時終了とし、
間にお昼休憩1時間を挟むと設定し、
1日7時間歩くということを確認しました。
よって、28時間÷7時間=4、
すなわち、ナマンガからナイロビまで歩いて4日かかる!と出ました。

「放牧マサイの青年が、
牛の群れをナマンガからナイロビまで移動させるとき、
速く歩いて4日間くらい、
でも、牛はゆっくり歩くと思うから多めに見積もって7日間くらいかかるかもしれない。
今日私(コージ先生)が言いたいのは、
算数はテストのために勉強するのではなく、
生活や仕事に役立てるために勉強するものなんだ、ということ!」
と語りかけました。

算数が苦手、算数が難しい、と感じ始めている5年生たちにとって、
少しはインパクトになったでしょうか?

後に、5年生の何人かに
「算数の授業、難しくなかった?わかった?」と尋ねたら、
みな「よくわかった」と。


さて、ビリカ・キャンパスの風景です。
走り幅跳びの練習です。

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私自身、小学校5年生だった頃、
走り幅跳びで350m以上を飛び、クラス1位でした。
しかし、この日、キラキラのケニアっ子たちが、
何人も何人も、350を超えるジャンプを繰り出しているのを目撃し、
さすがやなぁ、と感嘆するばかりでした。

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下校前のひと時に、
みんなで調理用の薪を拾いに行きます。

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お隣さんの広大な敷地がトラクターで耕されたときに出た倒木が、
大地の溝に捨てられており、
お隣さんに許可を得たうえで、
調理担当のネルソン先生が斧で運べるくらいのサイズに切り、
児童たちがそれを運んでいくのです。

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4・5年生の男子たち。
薪を抱えながらのポーズがさまになっています。

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大きい薪も、
からからに乾燥しているので結構軽いのです。

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安全確保のために、
みんなで一列になって徒歩の速度で運びます。

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これでまた、何日も何日も調理できます。

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帰りのバスです。
和やかです。

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楽しい学園生活の中で、
テストの点数を上げるためではなく、
生活や仕事に役立つ生きた知識や知恵を
どんどん学んでほしいです。

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相原 記


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by kjkirakira | 2018-02-12 01:26 | 現地で 小学校