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アフリカでのこども支援「キラキラ」+それを日本で後援「キラキラを支える会」


by kjkirakira

キラキラの精鋭たちに愛の鞭

1週間前の土曜、
靴の寄贈を行ったところ、
残念ながら、というか、案の定というか、
後から一つ問題が明るみに出ました。

その日の夕方、
お母さんとともに、
キラキラ土曜補習教室の5年生のブルノくんが
私のところにやって来ました。

7年生のジョゴーくんが、
初めにブルノくんが選んだ靴を奪って…云々。

単なるこどもどうしの喧嘩ならいざ知らず、
支援物資を受ける姿勢の問題と、
親御さんまで巻き込んでいるこのざまに、
私も正直かなり落胆していました。

約束の、次の土曜がやって来ました。
私は待ってましたとばかりに、
ジョゴーとブルノにみなの前で詰問しました。

この2人の答えは答えになっておらず、
2人の友人である5年生のペトロくんの説明がいちばん的確でした。

まあ、ある意味、
くだらない、というか、
こどもらしい、というか。

しかし、こういう場面でなあなあにせずに、
しっかりと根性を叩き込む必要があります。

ジョゴーにはグランド5周、
ブルノにはグランド2周走らせ、
その後みなの前で、
彼らが寄贈を受けた靴そのもので、
それぞれの尻を思い切り3回ずつぶったたきました。

キラキラ土曜補習教室で、
長年頑張り続けて来たこの2人は、
言ってみればキラキラの精鋭たちです。
そんな2人には、
ろくでもない大人になって欲しくありません。

そして、みなの前で、
とくとくと支援の受け方のマナーや心を説教しました。

今回の問題は、
よくありがちなこどもどうしの問題でしょう。
逆に、しっかりと教え込めば、
しっかりと理解して、
二度と同様の愚かな行為をすることもないでしょう。

しかし、この問題の影には、
援助慣れして心が麻痺したアフリカの問題が潜んでます。

自力で学校に入る経済力がなく、
完全に学費免除で入学できたとしても、
その後ああだこうだと不平不満たらたら。

自力で靴を買うことができず、
無料で靴をいただいても、
この靴はああだこうだと不平不満たらたら。

しかし、アフリカだけではなく、
日本人も含め、
世界中の人の心の中に、
こうした愚かさはあると思われます。

支援を受ける側の問題だけではなく、
支援する側の姿勢も見直してみる必要があるかもしれません。

キラキラでは、
物の支援をかなり制限しております。
こういったアフリカ全体の事情があることをご理解いただければ感謝です。

なかなか難しい問題ではありますが。

この日の土曜補習教室は、
書いたり描いたり、
色を塗ったり、
砂でモザイクのアートを作ったり、
お勉強全くなしの図工デーとしました。

15人が、書いたり描いたり。

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モザイクのアートとして、
「2015」の「0」の部分だけを、
のりで下地をつくり、
そこに校庭の砂をまぶしてつくります。
中空の「0」ではなく、
卵円形に砂で塗りつぶした子もいます。

キラキラの精鋭たちに愛の鞭_b0124020_21034440.jpg















前列中央の2年生女子ミルカが最高の笑顔です。
一時期全く笑わずに気になっていたのですが、
家庭環境が改善したのか、
私たちの愛情注ぎも功を奏したのか、
最近はよく笑うようになっています。

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これからも、愛を、
鞭だったり、飴だったり、
色々な形で注いでいきましょう。
愛が真剣なものである限り、
こどもたちの心身はすくすく育って行きますから。


相原 記


by kjkirakira | 2015-01-31 22:09 | ブログ 現地キラキラ