人気ブログランキング | 話題のタグを見る

アフリカでのこども支援「キラキラ」+それを日本で後援「キラキラを支える会」


by kjkirakira

8月休暇中の小建設

ケニアの学校は3学期制。
スケジュールはわかりやすく、
1学期:1~3月
2学期:5~7月
3学期:9~11月
それぞれの学期の後には、
1か月ずつの休暇があります。

現在築10年のキラキラ保育園は、
少しずつ修繕しながら、
20年間の使用を目指しています。

昨年の8月休暇中に、
教室の床などなど、
大々的な修繕工事をしましたが、
今回の8月休暇中に、
屋外トイレの4つのドアを全て、
金属製のものに取り換える工事を行いました。

まずは、10年間使ってきた材木のドアを外します。
虫に食われたり、湿気で曲がったりした材木を、
「10年間よく頑張ったね」と感謝をこめて再利用に回します。

次いで、金属のドアの設置。

その後に、ドアの左右上下の壁に
しっかりとモルタルを施します。
これが意外に難航しました。
というのは、10年経った土レンガが、
材木のドアを外した際にぼろぼろと壊れ落ちて、
隙間がかなり空いてしまい、
隙間を埋めるためにセメントも労働もかなり必要になったから。

今回の小建設は、
園児マーティン君のお父さんと私の二人三脚状態。
しかし、この作業だけは熟練した職人に依頼することに。

幸い、「待ってました」とばかりに飛んで来た職人が、
数時間できれいに仕上げてくれました。

8月休暇中の小建設_b0124020_01110450.jpg















8月休暇中の小建設_b0124020_01110453.jpg















そして、キラキラ本部とキラキラ小学校(仮校舎)の方の、
道路に面した側のフェンスづくりにかかりました。

本部と小学校は、
旧来のアンボセリロードと、
新しくできたバイパス道路との交点にあり、
このバイパス道路に面した部分の、
道路と土地との境界がよくわからず、
昨年の建設時にはフェンスを設置できずにおり、
当面の策としてとげとげのある枝を切って、
茨で囲っておいたのです。

しかし、茨にも限界があり、
放牧の山羊などが盛んに侵入し、
せっかく植えた果物の木の苗木を食べてしまったり、
追い出すのが大変だったりしていました。

この度ようやく道路と土地との境界線が判明し、
やっとフェンスを設置できるようになったのです。

杭に鉄条網の針金を釘で固定する際には、
数時間で100本もの釘を金槌で打ち付け、
右手に金槌の、左手に釘の感触が残ったまま夜を迎えました。

鉄条網の作業は、
針金で皮膚をひっかいたり、
時には少し流血したりと、
体力の消耗はさほどではないとしても、
かなり神経を使います。

マーティン君のお父さんと、ジャシンタ先生。

8月休暇中の小建設_b0124020_01110454.jpg















年長組のマーティンくん。
働いているお父さんのそばで、
せっせせっせとお手伝いしようと頑張ってくれました。

8月休暇中の小建設_b0124020_01110426.jpg















3日間で、
保育園のトイレの4つのドアと、
本部・小学校の道路側のフェンスと、
ほぼ仕上げることができました。

来年から始まる小学校(本校舎)建設のための準備も、
少しずつ、少しずつ、進めております。

K.A.記


by kjkirakira | 2014-08-13 23:09 | ブログ 現地キラキラ