アフリカでのこども支援 「キラキラ・プロジェクト」 + それを日本で後援  「キラキラを支える会」


by kjkirakira
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ケニア教育改革の見直し

ケニアでは、
2017年の終わり頃に政府の達しが出て、
一連の教育改革が進められてきました。

スクールバスを真っ黄色に塗装し直したり、
3年生以下の学年で新課程の授業をスタートさせたり、
そのための教材を新たに買いそろえたり、
全児童を全国規模のデジタルなシステムに登録したり。

情報は錯綜し、
これが変わる、これが変わらない、
こうしなきゃいけない、こうしてはならない、などと、
わからないことだらけで、
そんな混乱の中、
キラキラ幼稚園の先生はいつもの総括ノートを書くのをやめてしまったり…。
(やめる必要なかったのに!と後でとがめました)

つい先日も、ナイロビの本屋で、
入手できていなかった新課程の教科書を買い足したばかり。

それが、12月11日の教育省からの声明で、
振り出しに戻ることになったのです。
いや、見直されることになったのです。
https://www.the-star.co.ke/news/2018/12/11/kenya-not-ready-for-new-curriculum-roll-out-cs-amina_c1864476

十分な準備と段取りができないまま見切り発車でスタートさせられた改革だったために、
現場はかなり混乱し、
政府側も具体的な準備や指導ができていなかった状況を真摯に受けとめ、
当面は新課程への移行を休止し、
準備と段取りに時間をかけて取り組む、と。

この新課程への移行のために、
この1年間、
全国的にも、私たちキラキラも、
金銭、時間、労働をかなり費やしてきました。

それが無駄にならないことを、
そして、
ケニアが秩序ある方向に確実に向かっていくことを、
祈ります。

旧課程が適応されるこどもたちも、
新課程が適応されるこどもたちも、
混乱に巻き込まれることなく学習や学校生活に励み、
「混乱の世代」となることのないよう祈りつつ、
キラキラとしても自らの立ち位置を再確認して尽力していくしかありません。


相原 記


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# by kjkirakira | 2018-12-12 17:16 | 現地で 保育園+小学校

塗装後の大掃除

机や幼稚園の園舎などの塗装作業を終えて2週間後、
ようやく2日間かけて大掃除を行いました。

アンボセリロード・キャンパス(幼稚園)では、
机などを全部外に出し、
床にこびりついた塗料などをしっかりと油で除去してきれいにし、
最後に水で床面を洗い、
乾かした後で机などを屋内に入れました。


2013年建立の旧事務所は、
1・2年生部門の事務室・職員室として使われてきましたが、
これからは幼稚園の園舎の中にあって、
来訪者の対応や、
小学校も含めた全キラキラ学園の拠点として使用されることになります。

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2013年建立の校舎(園舎)。
これまでは1年生と2年生の教室として使われてきましたが、
これからは年長さんと年中さんの教室として使用されることになります。
これは年中組(手前)から年長組(奥)をのぞんだ風景。
ついたてで仕切ると二教室になります。

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こちらは年長組(手前)から年中組(奥)をのぞんだ風景
年長さんたちは小学生同様の机を使い、
年中さんたちは低めのテーブルを使うことになります。

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2018年7月建立の新教室。
年少組の教室として使われることになります。
年少さんは年長さんや年中さんに比べて少人数なのですが、
教室のサイズは同程度。
年少さんは、おもちゃなどを広げて遊んだり、
マットレスを敷いてお昼寝するスペースも必要なので、
人数のわりに大きめの教室でちょうど良いのです。
年少組の1年間で、その後の人生の大部分が決まって来るので、
年少さんたちには最高の環境を提供してあげたいものです。

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そして、2018年7月建立の新事務所。
幼稚園の事務主任、かつ全学園の会計を担当することになる、
ナオミ先生の城になります。
ということは、事務長である私も頻繁に訪れる部屋となります。
幼稚園の他の先生方も使用するので職員室でもありますが。
自分たちでつくった机やテーブルや棚の他に、
道路建設の中国企業の帰国に伴い安く譲り受けた大きなテーブルを設置しました。
そして、プラスチックの椅子はその辺のお店で売っているものです。

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翌日はビリカ・キャンパス(小学校)で大掃除。
塗料で汚れた床をきれいにしました。
3人がかりで8部屋!

その横で、私は南京錠の整理をしていました。
何年も学校をやっていると、
鍵がなくなったとか、南京錠が壊れたとか、
何らかの事情で南京錠を他のところに移動したとかで、
最初に設定した秩序がめちゃくちゃになってしまうのです。

それを、まる1日かけて秩序を取り戻し、
油を注いで鍵がスムーズに開閉できるようにして、
13個の南京錠にそれぞれ3組ずつある鍵を、
それぞれの保管者用にそろえました。
南京錠の整理、意外に大変でストレスのたまる仕事なのですよ。

発展は喜ばしいことではあるのですが、
発展に伴いお金や物や人が増えていくと、
それらの管理という仕事が増えていくことになります。
逆に、管理できる規模以上の発展はするべきでないという制約すら必要だと感じるほど。

鍵も同様です。
こどもが大きくなると、
自分の家や部屋の鍵をゆだねられます。
いずれ、自分の自転車の鍵、自分の車の鍵も管理するようになり、
自分で仕事をするようになると、
自分の金庫の鍵、自分の会社やお店の鍵、
さらに、会社の各部屋の鍵、お店のレジや倉庫の鍵といった具合に、
管理する鍵が増えていくことになります。
鍵の管理だけでも重労働ということになるのです。

そんなことを考えながらビリカで過ごした
12月の一日でした。


相原 記


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# by kjkirakira | 2018-12-08 23:05 | 現地で 保育園+小学校

久々にナイロビへ

先日久々にナイロビに出かけて来ました。

最初に出かけようとしていた日の前夜、
「ナイロビ市街地に公共交通機関の車両の乗り入れ禁止」のお達しが出たために、
警察官がナイロビ市街を囲むように立ち並び、
該当車両はことごとくUターンさせられ、
道路は激しく渋滞!!!
普段はどんなに渋滞がひどくてもナマンガからナイロビまで4時間で行けるのに、
その日は8時間!!!
渋滞の中でトイレにも行けずに大勢の人たちが車両内で過ごした、と。
病人はナイロビ市街の大病院にたどり着けずに、道中亡くなった人も出たとか。
多くの人がナイロビ寸前で下車し、
数キロ、あるいは十キロ以上の道のりを歩いたとか。
膝が悪い老人も、赤子を抱えたママさんも。

ナイロビでエスカレートする交通渋滞を緩和するために試行されたお達しだったのですが、
そのために何と何を準備しておくべきか議論も実行もされないままの試行。
田舎からナイロビに到着するバスのターミナルをナイロビの周りにいくつかもうけるとか、
それぞれのターミナルをつなぐバスを運行させるとか、
全く計画も説明もないままの試行。

これをニュースで見て、
「あいあいあい、明日のナイロビは中止やわぁ」
となったのでした。

翌日のニュースで、
「結果的にかなりの混乱を引き起こしたために、全てを元に戻します」
とのお達し撤回の声明が報道されました。

さて、私たちの今回のナイロビ行の最大のミッションは、
パスポートの更新申請です。
私は日本大使館で日本のパスポートを。
妻と娘2人はケニアの移民局でケニアのパスポートを。

ケニアのパスポートは数年来オンライン申請となっています。
しかし、オンラインとは名ばかりで、
手書きに比べてかなり面倒くさく融通が効かない申請書をオンラインで作成し、
それを自分で印刷し、
印刷された紙にさらに手書きで記入しなければならない箇所があり、
その申請書以外にも用意しなければならない紙類がたくさんあり、
最終的にそれらの紙をナイロビの移民局に提出しなければ申請とならない、というのです。
さらに、パスポート申請料の支払いもオンラインなのですが、
日本のクレジット会社のカードでもできず、ケニアの銀行のビザカードでもできず、
結局ケニア主流の送金システムであるエムペサで行いました。
正直なところ、デジタル時代になって逆に不便になった、と思っているのは私だけではないと思います。
従って、ケニアのパスポート申請準備だけでまる2日ほど費やしてしまいました。

逆に、日本のパスポート申請は、
オンラインで申請書を作成し、
それを印刷して日本大使館に提出するので、
ケニアのと違いはあまりないものの、
提出書類がとても少なくわかりやすく、
申請書の記入も10分で済みました。
日本国民やお客さんが何事も便利に快適に用事を済ませられるよう、
全ての分野で便利さを追求し続けている日本政府や日本の国民性に感謝です。

そんなわけで、ようやく数日後、ナイロビ行を決行。
朝6時過ぎにナマンガを出発しました。
いつもより渋滞がひどい感じでした。
数日前にナイロビに行けなかった人たちが集まって来ているような。
4時間かかってナイロビ市街の駐車場に到着しました。

私は日本大使館へ。
治安のために出入りの手続きで10分ほどかかったものの、
該当のカウンターに全く行列はなく、
既に家で用意しておいたパスポート申請書を提出し、
3分かからずに用事が終了!
幼児そのものよりも、むしろ大使館のトイレで過ごした時間の方が長かったくらい。

妻と娘2人はケニアの移民局へ。
移民局の行列は有名ですが、さすがに1時間程度で終わるものとたかをくくっていました。
しかし、何と、今回は2時間!!!
ひたすら行列に並び続け、
幸いその行列は長椅子に座った状態でお尻を移動させていくだけのものとはいうものの、
1時間半後にようやく申請用紙を手渡すカウンターに到達し、
2時間後にようやく証明写真を撮る場所に到達し、
撮影後にようやく全てが終了したとのこと。
移民局にも、数日前に来られなかった人たちが集まってきていたのかな、と思いました。

これでも、ケニアの公的機関の中で、
移民局はサービスが行き届いているとの評価が高いのですよ。
多少の行列さえ我慢すれば、追加の支払いもなく、確実にサービスを受けられるのですから。
他は、さんざんなのです。

続いて馴染みの本屋さんへ。
ナイロビ市街の中での車での移動です。
徒歩で20分程度で行けるところを、車で30分以上かけて到着。
幸い駐車できる場所が見つかったので良かったです。
自称「道路駐車の管理人」という人に少しだけお金を渡します。

本屋では、キラキラで必要な教科書や文房具をまとめ買いします。
キラキラは毎年一学年ずつ増えているので、
毎年この時期に本屋でのまとめ買いが必要なのです。
予め用意しておいた買い物リストを手渡し、店員がゆっくりと時間をかけてそろえていきます。
今回は1時間以上かかりました。
今回のメインの買い物は、来年の新6年生たちが使う教科書。
この年末のまとめ買いは毎年10万円以上かかります。
今回は文房具をいつもよりも多めに買ったために、
14万シリング、すなわち17万円くらいかかりました。

そして、ナイロビ市街を渋滞の中で時間をかけながらようやく脱出し、
途中のキテンゲラの巨大スーパーマーケットに立ち寄って、
夜10時過ぎに帰宅。

いつも思うけれど、今回改めて学んだ教訓。
ナイロビは全てのことに時間がかかる。
移動も、手続きも、買い物も。
ナイロビに行ったらこれもあれもしたい、これもあれもしなければ、という欲はあるものの、
一つか二つ達成できれば良いとすべし。
否。
何も達成できなくても、無事に行って帰って来られればそれで良しとすべし!
一つか二つ達成できたら、ラッキーと思うべし!


相原 記


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# by kjkirakira | 2018-12-06 23:06 | 現地で 全般・他

幼稚園の園舎の塗装作業

2週間かけて行ってきた塗装作業が、
ようやく終了しました。

幼稚園と小学校のほぼ全ての机と棚の塗装をこなし、
最後の数日間は幼稚園の園舎や施設の塗装の重ね塗りをしました。

幼稚園の園舎と施設とは、
アンボセリロード・キャンパスのこと。
2013年に建立し、
2014年1月からは、
小学校1・2年生部門の校舎・施設として活用されてきました。
2019年1月からは、
幼稚園のものとなるのです。
これを機に、机だけでなく園舎も何もかも塗装し直すことにしたのです。


1・2年生の教室は、年長組と年中組の教室として生まれ変わります。
ご覧のように、トタンの壁をクリーム色と黒できれいに塗りました。
見た目が良くなると同時に、
トタンが錆びにくくなり、
材木がシロアリなどに食われにくくなり、
建物自体が長持ちするようになります。

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ついたてを閉じれば、二教室になります。

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その二教室の外側のコンクリート製の滑り台エリアも、
クリーム色と黒できれいに塗装し直しました。

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調理室の外側もクリーム色と黒できれいに塗装し直しました。

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屋外トイレもクリーム色と白と黒できれいに塗装し直しました。
これは2013年建立の石レンガとセメントの屋外トイレであり、
主に男児と教職員が使用することになります。
一方、2018年建立のトタン製の屋外トイレは、
主に女児が使用することになります。

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こうして古い建物や施設を新しくよみがえらせることで、
そこで働く教職員の皆さんにとっても、
そこで学ぶ園児のみんなにとっても、
新鮮な気持ちでもう一度頑張るという動機付けになることでしょう。


相原 記


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# by kjkirakira | 2018-11-22 00:09 | 現地で 保育園

ある日、ビリカで

アンボセリロード・キャンパス(幼稚園)机の塗装を進めています。
何回も重ね塗りするのですが、
前回の塗装がしっかりと乾いていないと重ね塗りしても意味がありません。

それで、しっかりと乾くように、
まる一日アンボセリロード・キャンパスを離れ、
職人たちみんなでビリカ・キャンパス(小学校)に行って、
7~8月にした机の塗装の重ね塗りをすることにしました。

この6月に製作した高学年用の机は、
その素材となる板材の質が悪く、
表面がスムーズでありません。
工場で板材をつくる際に、
半乾きの木材を使ったか、
しっかりと糊付けや圧迫をしなかったか。


ご覧の通り、表面がはがれてしまっています。

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ご覧の通り、表面が波打ってしまっています。

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波打っているだけではなく、
表面が粗くざらざらで、
どんなに紙やすりをかけてもスムーズになりませんでした。
今回の重ね塗りで、
少しでもスムーズさと強固さを増すことができたらと願います。

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さて、この日、
ビリカ・キャンパスで飼育している山羊が三頭いなくなってしまいました。
最近ビリカ・キャンパスにやって来たばかりの三頭で、
まだ新しい土地に慣れていないために、
フェンスの下部の隙間をすり抜けて、
自分たちで勝手にどこかに行ってしまったようです。

それで、守衛のコスマスさんとサイトティさんは、
塗装作業そっちのけで山羊を探しに右往左往。

「やっと見つかった」と言って来た場所は、
ビリカ・キャンパスから低地を眺望するとよく見える
韓国系キリスト教団体創設の教会と病院の近くの村。
よく見えると言っても、
直線距離で2㎞、茂みの中を歩いて行くとそれ以上の距離感があるところです。
しかし、残念ながら、そこで見つかった山羊は私たちのものではありませんでした。

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その間、ビリカ・キャンパスの敷地内では、
別の母山羊が産気づいていました。
みんな塗装作業で忙しいので、
作業をしている教室の近くに連れて来て、
そこで産んでもらいました。
生まれて来た子山羊は双子さんでした。

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犬や鳥が子山羊に悪さをしないよう、
母山羊も懸命に守ります。
私たちも母山羊の怒る声を聞くたび、
母山羊に加勢して邪魔者を追い払います。

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結局その日、
いなくなった三頭の山羊は見つからず。
翌日ようやく見つかったとの連絡がありました。
ビリカ・キャンパスの低地側ではなく、
山側にいたとのこと。
山の野獣(ヒョウとかハイエナとか)にかみ殺されずに良かったです。


相原 記


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# by kjkirakira | 2018-11-15 20:14 | 現地で 小学校