デジタルライフ入門

キラキラのケネディー先生とデリック先生、
そしてデリック先生の弟のジョビアルくんとともに、
キラキラ、アンボセリロード・キャンパスのPCルームで、
デジタルライフ入門を行いました。

ある程度パソコンやスマホをいじったことはあるが詳細はわからない、
あるいは、ほとんどいじったことがない、という彼らのために、
実践的な練習メニューを用意し、それを行いました。


①求職書類整備

キラキラ、または、他の会社や学校や、あるいは行政機関で求職する場合、
一定の書類をそろえて雇用者に提出する必要があります。
まだまだ若い彼らは、キラキラでの雇用に留まらず、
いろいろな世界を垣間見る機会が必要です。

そうした場合を想定して、
求職時に必要な書類一式をパソコンなどで作成しました。

1.申請のカバーレター
ワードで求職したい旨を簡単に記す手紙形式の文書です。
行間やインデントなどを工夫しながら、
見やすく簡潔にまとめます。

2.履歴書
ワードで作成します。
簡単なプロフィールの箇条書き、
通学歴、
職歴、
資格・特技など、
証人、などなど。

3.必要書類のスキャン→印刷
身分証明書、出生証明書、納税者登録証、
小学校卒業証書、小学校卒業資格、
高校卒業証書、高校卒業資格、など。
A4の書類はそのままPDFで良いですが、
身分証明書などのカード類は、
JPEGで保存して、
しっかりと辺縁をカットしたりと加工が必要です。

4.証明写真
下手に写真屋さんに依頼するよりも、
自分のカメラで撮って、
自分で加工した方がきれいにいくのです。


②インターネットによる交信

まだまだ若い彼らは、
ナマンガに留まらずに、
各地に移住して生活を切り開いていく可能性があります。
時々日本に一時帰国する私との連絡も重要です。
ただ単にあいさつをしたり冗句を言い合ったりするだけの交信ではなく、
重要事項の交信が必要な時に備えて、
各自の交信手段を確立し、
お互いに更新可能であることを確認しておくことは重要です。

1.電子メール
もはや電子メールは時代遅れで、
遅延や不着が多いなど不確実ではあるのですが、
それでもいまだに交信の王道と言えるのではないでしょうか。
3人のうち1人は普段使っているアドレス、
1人は過去につくって放っておいたアドレス、
1人は新たにアドレスをつくって、
しっかりと送受信ができることを確認しました。

2.フェイスブック+メッセンジャー
3人とも過去につくったアカウントを開き、
しっかりとメッセージの送受信ができることを確認しました。


③データ管理

最後に、①と②のまとめとして、
特定のパソコンに依存せずに、
複数のスマホやインターネットカフェなどのパソコンも使う可能性を考慮し、
②の電子メールアドレスを整理して各自の電子メールに表示できるようにし、
さらに、①でつくった書類を全て添付ファイルとしてメールに載せて自らのメールアドレスに送り、
いつでもどこでも連絡先がわかり、
いつでもどこでも重要書類を引き出して使ったり印刷したりできるようにしました。


私にとって、キラキラにとってのデジタルライフは、
1999年、初めて東南部アフリカを旅して、ナマンガも通り、
その旅の後にアフリカでできた友だちに手書きの手紙を多数郵送したとともに、
日本の携帯電話会社で、携帯電話端末と、それにくっつけて電子メールの読み書きができる小さな機械を購入し、
アフリカの友人たちとも電子メールのやり取りができるようになり、
その後で、日本の友人たちとも携帯電話で普通に通話ができることを知り、
日本生活からアフリカ生活へ向けてベクトルを大きく傾けた頃に初めて買ったPCで、
インターネットに接続してアフリカ関係のNGOを検索しまくり、
そして、キラキラ立ち上げ後の2005年の一時帰国中に、
キラキラのウェブサイトをつくり、
キラキラの日本人支援者のデータベースをマクロ付きでつくり、
キラキラの園児・児童のデータベースをつくり、
デジカメを購入して本格的な記録づくりを始め、
その後、キラキラのオリジナルの会計システムをつくり、
キラキラのブログもつくり、
ようやく2008年からは、現地で自分のパソコンを電源とインターネットにつないで使えるようになり、
2017年には教職員用のPCルームを建設し、
2018年からは教職員に試験結果の入力をしてもらうようにし、
2019年、身近なケネディー先生とデリック先生がいることで、
もっと何かできないかと可能性を探っているところです。

こんな時代が来るなんて、思ってもみなかったこと。
さらに、10年後、20年後に何があるかなんて、
誰にもわかりません。

しかし、アナログの時代、デジタルの時代、
そして、これからやって来る新時代に共通な価値観は、
究極のところ、愛、といって過言ではないでしょう。

手書きの手紙に愛があったように、
デジタルの文書にも愛をこめ、
これからの時代の交信にもすべて愛をこめていきたいですね。
パソコンやスマホの使い方なんて、
愛の有無に比べたら知っていても知らなくても良いのですから。


相原 記


# by kjkirakira | 2019-02-21 22:28 | 現地キラキラ ブログ Ke最新情報・記録

休み中の朝活

1週間の中間休み。
スクールバスは、積もり積もった多くの小さな故障を一気に修理するためにナイロビへ。
ジャシンタ先生とノゾミさんとヒカリさんも、小さな用事とお友だちに会うためにナイロビへ。

私は毎朝、土曜補習教室のこどもたちを集めて朝活です。

朝7時、アンボセリロード・キャンパスの敷地内を行ったり来たりしながらジョギングを始めていると、
また一人、また一人とやって来て、それぞれのペースや距離でジョギングを始めます。

7時半、みんなで体操してから教室に入ります。

まずはみんなに昨日の絵日記を書いて描いてもらいます。
英作文、スワヒリ語作文、描画の練習にもなり、
かつ、一日一日を大切に生きる練習にもなります。
(SNSにアップするためだけにリア充しようと躍起になるのはどうかと思いますが…)

それが一段落したら、
諸々の暗記事項(掛け算九九など)に取り組んでもらいます。

その傍らで、高校生のブルノくんらは、
数学の問題を解き、私の手ほどきを受け、また解いて、というのを繰り返します。

8時半、校庭の木に水をやってから解散します。
みんな、家に帰って、簡単に朝食をとって、家事を手伝って、遊んで、というパターンで一日を過ごすのです。

昔、私が小学校高学年だった頃、
通っていた学習塾の先生が、
夏休み中の塾は朝7時から始めましょう、と言って、
実際にそのように行ったことを思い出します。
当時はとくに朝派ではなかった私でも、
とても気持ちよくて頭がさえたことを覚えています。

さて、この1週間の休みを利用して、
我が家の孤児たち(既に20歳超)にパソコンを指導することにしました。

指導の大きなテーマは2つ、
1.彼らが職探しをする際の書類を作成する
2.彼らと日本にいる私がインターネットで連絡を取り合えるようにする
パソコンに慣れた人なら何てことはない作業ですが、
慣れていない人にとっては大仕事であり、

ワードでの作文・レイアウト、エクセル作業、デジカメ撮影、画像処理、スキャン、プリント。
SNSアカウントの作成、メールアカウントの作成、添付ファイル、簡潔明瞭な作文、送受信。
これらを試してみることで、パソコン作業の良い練習にもなるのです。

いずれは、土曜補習教室で鍛えた精鋭たちと、
電子メールなどを介して重要な連絡をばんばん取り合えるようにもなるのでしょう。


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相原 記


# by kjkirakira | 2019-02-20 16:23 | 現地キラキラ ブログ Ke最新情報・記録

大運動会後の大捜索

キラキラ学園で大きなイベントをやると、
夕方には必ずと言ってよいほど
「うちの子が家にかえっていない」
という迷子・行方不明が生じます。

朝の出欠確認に加え、夕方の出欠確認、
校門やバスの乗車・下車時の監督など、
万全を期しているものの、
どうしてもそういったチェックをすり抜けて、
問題が生じてしまうのです。

しかし、たいていの迷子・行方不明のケースは、
ご近所やお友だちの親が、
良かれと思って他所の子を引き取って帰宅してしまうことで起こります。

親同士の連携が不十分なために、
既に家の近くまで帰っているにもかかわらず、
「うちの子が家に帰ってこない」
ということになってしまうのです。

今回も、幼稚園児1名でこの問題が生じたのですが、
10分後には「見つかった」という連絡が入りました。

ところが、しばらくして、大問題が発生。
小学2年生の女の子が家に帰ってこないという連絡。

いろいろと連絡を取り合い、
教職員たちの情報も併せて分析した結果、
いなくなたのは14時頃。
想定される理由は、
・ご近所やお友だちの親が良かれと思って子を引き取ってささっと帰ってしまった
・本来の帰宅ルートを通らず、遠回りして、帰宅が時間的に遅れているか、道中で事件・事故に遭遇した
・ビリカ・キャンパス内かその周辺で、倒れたり寝込んだりして忘れ去られている
といったことが挙げられました。

無事にイベントを終え、最後のスクールバスが到着した17時、
教職員たちを緊急に全員再招集!
バス組、徒歩組、ビリカ・キャンパス組、アンボセリロード・キャンパス組に分かれ、
大捜索を開始しました。

女の子のお母さんは、シングルマザー。
商売を熱心にする人で、
この日はキラキラのイベントに参加せず、
ナマンガから70㎞離れた街まで行商に行っていたのです。
女の子のお祖母ちゃんも、
「うちの娘(子の母親)は商売ばかりで子の面倒を見ない!」とご立腹。
そのお祖母ちゃんは、家族や知り合い数人と一緒に、
ビリカ・キャンパス、アンボセリロード・キャンパスを巡回し、
捜索する、というか、私たち教職員を感情的に糾弾していました。
しかたありません。愛する孫娘ですから。
一緒に来ていた冷静な男の人と一緒に、情報と分析を繰り返し、
きっと見つかる!と信じて静かに待つことに。

18時、いよいよ2年生全員とその親に緊急招集をかけることになり、
親全員にSMS(携帯電話のメッセージ)を送り始めました。
素晴らしいことに、数名の親御さんは、連絡を受けて10分後には到着してくれました。

18時半、ついに、
「見つかった!」
との連絡が入りました。

どうやら、捜索のために巡回していたお祖母ちゃんら一行が、
家にいったん戻ってみると、
女の子が何食わぬ顔で家にいた、とのこと。

やれやれ、SMSを送った親御さん全員に、
もう一度SMSを送信です。
「問題は解決したからもう来なくて良いよ。ご心配おかけしてごめんね」と。

アンボセリロード・キャンパスで待機していた私と数名の先生たち、
徒歩で捜索に出ていて、一報を聞いて戻ってきていた数名の先生たちと、
しばらくバス組の到着を待ちました。

バス組が到着して、もたらされた情報によると、
女の子はビリカ・キャンパスから、
本来乗るべきスクールバスよりも前のバスに乗って、
本来下車するべき地点で下車せずにアンボセリロード・キャンパスまでやって来て、
そこからかなり遠回りとなる道のりを徒歩で歩き始めた、とのこと。
時間は多少かかったものの、家にしっかりとたどり着き、普通に遊んだり休んだりしていた、と。
しかし、ご近所さんたちの目に入らず、
「女の子が家にいない、家に帰ってきていない」という情報が独り歩きし、
遠くに商売に行っていたお母さんがまずあわて始め、泣き始め、
その動揺がお祖母ちゃんに伝染し、
大捜索という一大事に発展してしまった、とのこと。

お祖母ちゃんは、
「感情的になってあんたたちを怒鳴ってしまってごめんなさい。
あんたたちがいかにうちの孫娘を気遣ってくれているかよくわかりました。
コージ先生にもごめんなさいと言っておいてね」
とジャシンタ先生に言ったそうです。

しかし、私たち、キラキラの教職員にとっては、
「見つかって良かったね」で片づけてはいけない問題です。

まず、子が乗るべきバスに乗らずに、ひとつ前のバスに乗っていたという点は、
子がまだ2年生で、状況判断や自己主張ができないことを考えれば、先生のミスになります。

続いて、本来の近道ではなく、明らかに遠回りの道を歩き始めるにあたって、
「え?今日はここから歩いて行くの?」と声かけをするべき先生が誰もいなかったのも問題です。

さらに、先生方が、
普段からその子が帰宅路についての把握・判断・説明ができるように導いていなかった、
キラキラが目指す「自主性」を伸ばすような指導を怠っていたことも問題です。

そして、前々から気づいて、口を酸っぱくして教職員を指導していたことですが、
朝夕の出欠確認のずさんさ、
バスの乗車降車時の監督のずさんさ、
下級生の詳細を知らない上級生担当の教職員が下級生を監督したりする一貫性のなさ、
様々な状況を予測して視線をあちこちに配って身軽に行動することをしない怠惰・無能さ、
これらが明るみに出てしまったようです。

仮に、女の子が事件に巻き込まれて殺害でもされていたとしたら、
日本人的な私の想像では、キラキラの閉校。
そこまでいかなくても、私とジャシンタ先生の辞職。
そこまでいなかくても、私とジャシンタ先生がコミュニティーの糾弾を受ける矢面に立ち、お金などの面で相当の補償を強いられる。
といった展開が予想されるでしょう。
アフリカは意外に(いや、案の定?)厳しいんです。
たとえ99.9%良い働きをしていたとしても、
0.1%失敗してしまうと、
コミュニティーからの排斥や糾弾の圧力は半端なものではありません。

大運動会で、こどもたちも保護者達もみな大喜びし、大満足していた直後だっただけに、
まるでおごり高ぶってしまいそうな私たちに対する警告、
まるで問題点にふたをしたままで喜びのままその日を終えてしまいそうだった先生方に対する警告、
まるでこどもに無関心・無責任な親に対する警告、
となった一件でした。


相原 記


# by kjkirakira | 2019-02-15 22:30 | 現地キラキラ ブログ Ke最新情報・記録

キラキラ大運動会

キラキラ大運動会、すなわち陸上競技会が、
2019年2月15日(金)
キラキラ学園ビリカ・キャンパスにて開催されました。


毎週月曜日と金曜日は国旗を掲揚する日。

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走り高跳びは、跳べる子も跳べない子もそれぞれに楽しめます。

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トラックを周回する競技は、
よういどんの際の転倒などをしっかりと見越しておかないといけません。

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短距離を走るかのように長距離を走るトップランナーたち。
日本の小学校に行ったら、当然のようにぶっちぎりで一位二位三位独占でしょう。

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また、自称「土木建築の技師」の私にとっては、
自分で描いた陸上競技のトラックをみんなが使って一喜一憂する様子を眺めるのは感無量です。
このトラックは一周240メートル。

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「100メートル走」とみんな呼びますが、
実際は70mほど。

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先生方と保護者の皆さんがガチンコ対決です。
女性部門では、
キラキラ教師陣最速のドロシー先生が、
1年生シシリーさんのお母さんに僅差で敗れてしまいました。

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男性部門では、
トップでゴールした2年生ベロニカさんのお父さんの後塵を、
二位のケネディー先生が拝すことになりました。

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低学年児や幼稚園児にとっては、
陸上競技よりも、周りで適当に遊んでいるのが楽しいのです。
これも織り込み済みで、
数人の先生方が巡回して監督します。

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表彰式に群がるこどもたちです。
保護者の方々もやって来て、盛り上がりました。

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簡単に、トラック競技の金メダリストたちは、

短距離 男子 エマニュエルくん(6年生)
何と、余裕の一位で、胸でテープを切る代わりにテープを跳び越えていったほど。
見ている人たちが感嘆の舌打ちをしていました。

長距離 男子 ジャコブくん(6年生)
初めからトップを独走するも、
シーラーズくん(5年生)の追い上げに屈するかと思いきや、
最後はしっかりとスパートして突き放しました。

短距離 女子 エバリンさん(6年生)
学科の成績はいつも一位、
キラキラ学園の児童会長、
年少組からずっとキラキラに在籍している「ミス・キラキラ」が、
順当に短距離走でも一位でゴールテープを切りました。

長距離 女子 ノゾミさん(4年生)
レイチェルさん(5年生)とモニカさん(6年生)の、
痩せていて長身でもなく単身でもないまさに長距離体形の2人の後ろでイーブンペースを保ち、
中盤で疲れてきた2人を交わして一位に立ち、
そのまま少しずつ差を広げての一位でした。


こちらは「ミス・キラキラ」のエバリンさん

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こちらはゴールテープを跳び越えていったエマニュエルくん
後ろの黄色いシャツは校長(教務主任)のドロシー先生

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昼食を食べた後は、
各自持参したお菓子やジュースを楽しみます。

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「素晴らしい学校じゃないか」
と面と向かって言ってくれたPTA会長のマンタさん。
この日に訪れた数十人の保護者の皆さんの感想を代弁してくれているよう。

突然の日程変更があったりなど、
一筋縄ではいかなかった今回のイベントでしたが、
こどもたちのリフレッシュと、保護者たちの満足があれば、
それで良いのでしょうね。


3月半ば以降から繰り広げられるケニア全国各地の陸上競技予選会に向けて、
これからしばらく練習の日々が続きます。


相原 記


# by kjkirakira | 2019-02-15 21:23 | 現地キラキラ ブログ Ke最新情報・記録

翻弄される私たち

キラキラの陸上競技会を2月19日に設定して、
教職員も児童たちも保護者たちも、
みんなで大いに楽しみにしながらその日を待っていたのですが、
急きょ、日程変更することになってしまいました。

しかも、状況的に、日程は前倒し!
2月15日の金曜開催とすることを、
水曜の夜9時に決めたのです。

何で?

ケニア政府は諸々の教育改革を進めており、
その一環として、児童生徒たちの負担軽減、
こどもらしい成長発達を促すことをかかげており、
それ自体はとても良いことなのです。

学校によっては、学歴競争に打ち勝って顧客(親)を喜ばすために、
早朝から夜遅くまで小さな児童を拘束して詰め込み式教育をするところや、
土日・休暇シーズンを返上しながら詰め込み教育に専念するところもあり、
こどもたちは寝不足を抱え、
遊びたい、のんびりしたいという欲求をおさえ、
成績向上どころか成績低下、
または、試験が終わったらもう勉強しない、
学校を卒業したらもう勉強しない、
大学に入ったら遊びまくる、
といった弊害まで出ている始末なのです。

それで、今年から、
各学期の真ん中の、政府が規定した一週間を中間休みとして
「休まなければならない」ということになったのです。

しかし、これまでの経験上、
さすがに一週間はあり得ないだろう、
その一週間の中の3日くらい休めという意味であろうと解釈し、
キラキラは月は普段通りに登校し、
火に陸上競技会を華々しく開催し、
水木金を中間休みにしようと前々から決めており、
保護者の皆さんにも既に文書で通達してあり、
競技会場の準備や練習などの準備も着々と進んでいたのです。

しかし、政府は、
「休まなければならない!違反したら罰則が云々、、、!」
という発表をしたのです。

まあ、政府の考えていることを察しておらず、
空気を読んでいなかった私たちも悪いのですが、
正直、夜9時に急に日程変更することを決めたときの私とジャシンタは、
憂いと、ストレスと、言い切れない無力さにあふれていました。

政府があるから自由に安全に平和に活動できる。
そのことは重々承知だからこそ、
十分に政府に従い、
少々理不尽だと思うようなことも感謝しながらやっています。

しかし、、、ここのところ、政府はちょっと強引すぎて、、、。

教育改革も、
「政府の言うとおりに行わなければ罰則、、、」
という圧力を見せつけておきながら、
「当面教育改革の進行を休止します」と発表したり、、、。

年度の始業日を1月2日などとあり得ない日に設定して、
「規定通りの日に始業しない学校には罰則を課す、云々」
というプレッシャーをかけておきながら、
その日になって
「1月2日始業を、1月4日に延期します」
と発表してみたり、、、。

教育以外の分野でも、
例えば2017年半ばに施行されたビニール袋使用禁止令と
それに伴う数百万円の罰金という罰則といった過激な政策が、
政府の強引さを物語る良い例になっています。

陸上競技会の日程をずらすと決めたからには、
全力を尽くしてそのようにしなければ!

夜9時以降、再び文書で保護者に通達するための手紙を作成し、印刷。
夜のうちに校長ドロシー先生に電話して、
明日の一日だけしかない準備日に何をするか大枠を確認。

翌朝、すなわち、イベントを明日に控えた前日の朝に、
教職員一人一人と翌日(当日)の行動を確認。

着々と草刈りや土地ならしを進めていたトラックに白線をほどこしに、
これからビリカ・キャンパスに行かなければなりません。

年々エスカレートする政府の無計画な強引さと、
善良・有能な市民たちが翻弄されてストレスをためている様子、
はたまた、強引に強制されないと動かない市民たちの怠惰で無能な様子を、
生で見たり体験したりする中で、
正直、将来を悲観的にとらえてしまいます。

しかし、悲観しつつも、楽観すべき要素はあります。
ケニアの政府の潮流は、
2年周期くらい、あるいは全政治家の任期でもある5年周期くらいで移り変わるので、
いずれそう遠くない時期に、
強引な流れが緩やかな流れに変わることになるでしょう。
良いことでもあり、悪いことでもあるのですが。

すべてのことに意味がある。
すべては最終的には私たちのためになる。
そのように自分に言い聞かせながら、
現状を受け入れて、前を向いていきましょう。


相原 記


# by kjkirakira | 2019-02-14 15:58 | 現地キラキラ ブログ Ke最新情報・記録