アフリカでのこども支援 「キラキラ・プロジェクト」 + それを日本で後援  「キラキラを支える会」


by kjkirakira
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命を殺さず心を殺す

この8月の最初の1週間のうちに、
ナマンガで大事件が2つ立て続けに起こってしまいました。


1つ目。

ナマンガは国境の町であり、
どちらかというとタンザニア側がケニア側に経済的に依存しています。
例えば、タンザニアの女性がケニアの家で家政婦(メイド)のバイトをするのはよくあるパターンです。

ある日、ケニアの家で家政婦をしていた女性が、毒殺されてしまいました。
殺害者はどうやらその家の女主人だったようです。
動機は、その家政婦さんがその家の男主人(旦那さん)と不倫していたから、とのこと。

その後、復讐に次ぐ復讐で、
ナマンガ国境を境にケニアとタンザニアの紛争に発展してしまいました。

乗客や物資を輸送するケニア側のオートバイが、
タンザニア側に入れなくなってしまったり。

そうするうちに、
無責任なケニア側の警察と、横暴なタンザニア側の警察とに、
人々の矛先が向くようになりました。

両国の政府は、大人しく主張する庶民の声には反応してくれません。
それで、ナマンガのケニア側で、全県を巻き込む大々的なデモが発生しました。

ナマンガ国境と、
そこからケニア側に60km離れたビシルとの間で、
道路封鎖が行われ、
バスやトラックや自家用車を含む交通が半日間にわたって完全に遮断されました。

さすがに経済的にも影響が出て、
政府は即座に反応し、
正義と平和による問題解決に乗り出し、
デモは解消されました。

そのデモの日、
私は職人たちと一緒にビリカ・キャンパスで塗装作業をしていたのですが、
普段遠くに聞こえる自動車が行き交う音が全く聞こえず、
不気味なくらい静寂な午前中を過ごしました。

後日、日本人が経営するナイロビ拠点の旅行会社の人たちの話を聞いたのですが、
そのデモの日はお客さん(旅行者)がタンザニアへ行く足止めを食らい大変だった、と。


2つ目。

ある夜、何と、
強盗団が立て続けに5軒に侵入するというセンセーショナルな事件が発生しました。

強盗団は恐らく大人数で、
手分けしながら家々を襲い、
ゲートやドアを壊していったとのこと。

家人の動向(留守中とか、大きな買い物をしたとか)を知った上での侵入だったり、
無差別的に、近くにあった家を襲っただけのようだったり、いろいろ。

ある家では、
家に入ったとたんに催眠スプレーを噴射して、
家人を全員眠らせたうえで盗みに及んだ、とのこと。

ある家では、
家人がドアの不振音に気づき、
刀を持って待ち構え、
一気に家中の電灯をともし、
強盗たちが即座に退散していった、と。

しかし、とっても残念なことが起こってしまったのです。

ある家では、
お父さんと、妊娠中のお母さんと、
幼稚園に通う幼い娘さんが2人と、
そのお子さんたちの従姉にあたる14歳の女の子とが眠っていました。

その家に入った強盗たちは、
何と、
その14歳の女の子を強姦してしまったのです!!!

その間、強盗たちは刀をちらつかせながら、
お父さんをしっかりと縛り、
お父さんが声を出さないように服で口を押えて窒息寸前の状態に追い込み、
1時間半もの長時間ずっとその家に居座った、とのこと。

悲しいことに、
その家の2人の幼い娘さんたちはキラキラの年長さんと年少さん。

そして、この夜の一連の事件の中で最もつらい思いをした14歳の女の子は、
キラキラ幼稚園を2011年に卒園した子!!!

キラキラを卒園し、
地元の公立小学校に入り、
現在7年生。

親が親らしいことをせずに、
その子はずっとお祖母ちゃんに育てられてきました。
お祖母ちゃんだけではなく、
時と場合によってはおばさんたちに頼りながら、
何とか食べて生き抜いてきたのでしょう。

キラキラ幼稚園にいたのはほんの1年間だけだったのですが、
とても真面目で、品行方正で、
とっても良い子、模範児、という印象でした。

ちょうど2011年はジャシンタ先生が産休中だったために、
私が数か月間年中組の教室に入って直接指導していました。
この子が入園したての頃に、
Wの字をMのように書いていたことを、
私もはっきりと記憶しています。

その真面目さと品行方正さは、
小学校生活中も維持されていたようで、
お祖母ちゃんやおばさんたちにとって、
大家族の大きな期待の星だった、とのこと。

悪魔は、
よりによって、
いや、
悪魔の定石に従って、
良い子を標的に選んだ、
のです。

その子は小学校入学後はキラキラ土曜補習教室に全く来ることもなく、
疎遠となり、「単なる卒園児」でした。
ただ、キラキラのスクールバス運行ルート上に住んでいたので、
時々バスの車窓から姿が見えていた程度。

ナマンガ中が怒り、悲しみに暮れています。

そして、ここでもまた、
ナマンガの警察は役立たず!
犯人たちは見つかっていません。
怒りの矛先は、強盗団と、警察とに向けられています。

県知事以下の地元の政治家たちもそろって、
その子の慰問に訪れました。
その際、人に会うのが怖くてふさいでいた、とのこと。

伝え聞いた話によると、
その子のお母さんは、
「犯人を呪ってやる」と言っていたとのこと。

正直、私に言わせれば、
「お母さん、あんたがしっかりと守ってやらないからこうなったんじゃないか!?」
となります。

もし、キラキラ小学校部門が数年早めに開校して、
その子がキラキラ小学校に進学していれば、
もしかしたら状況が少し変わり、
その夜の事件からもまぬかれていたのかもしれない。
そんな無力なことを想像するばかりです。

卒園児だけど疎遠、疎遠だけど卒園児であるその子のために、
何かできることがあるか、
ゆっくり考えていきたいです。

そして、強盗侵入を受けたその家の2人の幼い子たちは、
キラキラ在園児であり、
心のケアが必要になってくるでしょう。

幼子ゆえに、恐らく強盗たちも手を出さなかったとはいえ、
両親や従姉さんの恐怖の時に、
同じ屋根の下に居合わせた経験は衝撃的だったに違いありませんから。


命を殺さず心を殺す。
この世界中から、そんな悪魔な仕業が、
一つでも減っていくように祈らずにはいられません。

そうするために、私たちキラキラも、
こどもたちやコミュニティーに愛の行動を促しつつ、
悪魔の仕業を軽減するための努力を続けていくしかありません。


相原 記

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# by kjkirakira | 2018-08-13 23:39 | 現地で 全般・他

2学期終了日~続

2018年8月3日(金)
キラキラ学園の2学期終了日
私のカメラから見た眺め


朝礼の前に、全児童で撮影です。
タイミング悪く、朝日がさして、それもやや逆光気味。
撮影は曇りがちょうど良いのですが。

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朝礼を仕切るアレックス先生。

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7月・8月生まれさんたちのお誕生会

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この7月に建てたばかりの屋外トイレは、
この日から使用開始されました。
従来のトイレを男子と教職員用、
この新しい方を女子用として。

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お誕生会の撮影風景

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詩を群読する1・2年生の選抜チーム

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学園ドラマを演じる3年生たち
お行儀の悪い生徒たちと、先生と親との物語です。
観客に背を向けたままセリフを言ってしまいます。
まだまだ指導の余地がありそうです。

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そのドラマを観劇中の児童たちです。

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みんなおもしろそうに眺めます。

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午後には、ビーズのアクセサリーで学費を支払うママさんたちを呼んで、購入会も開きました。
この7月に建てたばかりの新教室(来年の年少組用)の使用開始となりました。
こちらはビーズのアクセサリーで学費を払ってもらっているこどもたち(全員ではない)です。
彼らにとって、私がママさんたちから購入している様子を生で眺めるのは初めてだったと思います。
貧しい中でも教育を受け続けられることのありがたさを再認識してほしいものです。

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午後に、PTA会合を待つ時間帯にも、
歌や踊りや劇などを保護者の皆さんの前で披露しました。
別の学園ドラマで校長先生を演じるエゼキエルくんはスーツを着て、
担任教師を演じるエバリンさんは大人的な衣装を着て、
生徒たちのストライキやデモを取り締まる警察官たちは段ボール箱でつくった帽子や拳銃を身につけて、
リアルに演じています。

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これがPTA会合前の様子です。
これでもほんの一部であり、
後から後から左の方に保護者たちがあふれることになるのです。

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相原 記


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# by kjkirakira | 2018-08-03 23:48 | 現地で 保育園+小学校

2学期終了日

2018年8月3日(金)
キラキラ学園の2学期終了日は、
いつものように学園全児童がアンボセリロード・キャンパスに集結し、
いつも以上に大盛り上がりでした。


以下の画像はデリック先生による撮影。


朝礼は年少組から5年生までの全児童が整然と並んで、
教務主任のアレックス先生の先導で行われました。

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お誕生会で、7月生まれさんたち

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8月生まれさんたち

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年中組の成績優秀者たち

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年長組の成績優秀者たち

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1年生の成績優秀者たち

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2年生の成績優秀者たち

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3年生の成績優秀者たち

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4年生の成績優秀者たち

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5年生の成績優秀者たち

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劇を演じる3年生たち

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劇や歌や踊りなどの各学年の出し物を眺める児童たち

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給食は外で

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ジュースの色を眺めるだけで楽しくなります。

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相原 記


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# by kjkirakira | 2018-08-03 22:25 | 現地で 保育園+小学校

建設の途中経過

アンボセリロード・キャンパスで行っている建設の途中経過です。

今回の建設は、私の監督や指示がこれまでよりも多くなり、
多忙を極めております。
建設の傍らに関係ない立ち話をしたりする暇さえありません。
建設現場の写真を撮ったりしている暇もなかなかないのです。

というわけで、ちょっとご無沙汰しておりましたが、
画像付きで報告いたします。


井戸水を汲み上げるためのポンプを井戸(右下の黒)の中に設置し、
ガソリン発電機(中央下)でポンプを稼働させ、
くみ上げた水をいくつかの貯水タンクに貯めていきます。
画像上の貯水タンクは、1年前に建設した農作業小屋の上に設置されたものです。
なかなかスムーズにいかず、まだいくつかの器械トラブルを解消していかなければなりません。

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新屋外トイレの穴の深さは17フィート(約5メートル)

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その新屋外トイレの基礎工事です。

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その新屋外トイレの穴にコンクリートの蓋をかぶせ、
その上に材木とトタンでトイレの建物を建てていきます。

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こちらは新教室(来年の年少組)です。
アンボセリロード・キャンパスのこどもたち(1・2年生)が、
基礎の上で跳んだり跳ねたりして、
基礎の土をかためます。

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その新教室の基礎の上にコンクリートを施す工事です。

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その新教室を、材木で骨組みし、トタンを屋根と壁に取り付け、
あとは細部を残すのみとなっています。

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我が家の給水塔の上から、アンボセリロード・キャンパスを見下ろすと、
手前より、調理室(2013年建立、煙突付き)、
校舎(2013年建立、1・2年生の教室→来年は年中・年長の教室)、
その背後にある低く小さい屋根が建設中の新教室、
その向こうに農作業小屋と貯水タンク(2017年建立)、となります。

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相原 記


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# by kjkirakira | 2018-07-22 22:25 | 現地で 保育園+小学校

来年の年少組の教室

ケニアの教育改革により、
幼児教育2年間(年中・年長)が義務教育となり、
幼稚園が学校(プレスクール)とされることになりました。

そうなると、年少さんはどうなるか?
その政府見解を待ちつつ、
私たちもやきもきしていました。

正式な政府見解は得られなかったのですが、
私立学校連盟の見解として、
プレスクールの附属的な要素として、
プレスクール入学前の年齢のこどもたちを、
プレスクール内で保育することは十分にあり得る、とされ、
私たちも、今後も年少さんたちをこれまで同様に扱うことにしました。

キラキラとしては、
政府側の理由(あちこちにキャンパスが分かれている学校の認可は取り消されるかもしれない)と、
キラキラの理由(あちこちにキャンパスが分かれていることで運営がきわめて困難である)とにより、
2019年からは3つのキャンパスを2つにまとめる方向で進めています。

すなわち、幼稚園部門のあったオルコング・キャンパスを廃止して、
幼稚園部門をアンボセリロード・キャンパスに引っ越しさせ、
アンボセリロード・キャンパスにいた1・2年生部門をビリカ・キャンパスに引っ越しさせ、
小学校部門全体をビリカ・キャンパスに集結させる、という計画です。

オルコング・キャンパス........私たちが2004年にプロジェクトを開始した原点の場所。
私自ら手足を動かし汗水流して開墾し、建築し、
私自ら教室に入り、こどもたちと一緒に一喜一憂した場所。
ある日、思い返してみただけで涙が出て来るほどでした。

さて、現在アンボセリロード・キャンパスにあるのは2つの教室(1年生用と2年生用)。
来年、年中さんと年長さんだけなら良いのですが、
年少さんの部屋が新たに必要になります。

そこで、その一教室+新事務室の建設を開始しました。
地面に基礎の作図をする朝、
1・2年生たちを集めて祈祷しました。

そして、作図をし、
それに沿って基礎の溝を掘り、
基礎の溝に鉄筋コンクリートを施していきます。


セメントと砂と砂利を混ぜてコンクリートをつくります。

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休み時間には1・2年生たちが興味津々に覗きこみます。
危ないし、邪魔になるので、
一線を越えないように境界線をもうけ、
こどもたちはほぼ完璧にそのルールを順守してくれます。

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みんなでつくる学校!
思い出になり、人生の糧になり、
母校愛となり、博愛となっていくことでしょう。


相原 記


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# by kjkirakira | 2018-07-05 23:08 | 現地で 保育園