アフリカでのこども支援 「キラキラ・プロジェクト」 + それを日本で後援  「キラキラを支える会」


by kjkirakira
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

<   2016年 09月 ( 11 )   > この月の画像一覧

2016年9月26日(月)、
キラキラ保育園の卒園児たちの保護者に集まってもらい、
進路相談の会合を開きました。

とても重要な会合とあって、
出席率も上々、遅刻者も少なく、
集まった保護者・教員たちも終始真剣な表情。

集まってもらった保護者の子弟たちは、
みなこの年末で満6歳以上となります。
(2012年かそれ以前の生まれ)

まず、保育園を卒園するか留年するか。
原則は満6歳で小学校に進学ですが、
明らかに自主性が乏しかったり学習の習達度の低い子もいるし、
明らかに体が小さく病気や障害を持っている子もいるし、
とくにキラキラ保育園在籍年数が少ないほどそうした遅れが顕著であり、
小学校に入ってから無駄な苦労をさせないためにも、
もう1年保育園に留年して確実に人間の基盤づくりをするという選択肢もありなのです。
しかし、その最終判断は保護者がするものであり、
学校の先生は適切なアドバイスをするに留まるべきなのです。

次いで、小学校に進学するとなった場合、
どこの小学校に進学するのか。
多くの保護者は、
学費の高い普通の私立には行かせられない、
それでいて、たとえ学費が低くても運営がずさんで教育熱心でもない公立にも行かせたくない、
そこで、学費がまあまあ安く、しっかりとした運営・教育が行われているキラキラがちょうど良い、
という判断になるのです。

しかし、国を取り巻く状況は刻一刻と変化しています。

まず、タンザニア側の公立学校の充実化と制度の厳格化があり、
生粋のタンザニア人の子弟はタンザニアの小学校への進学を選択する傾向が増しそうです。
キラキラとしても、
私立とは言えケニアの政府の傘下で学校運営していくうえで、
タンザニア人の存在はあまり益にはならないのです。

それから、ケニア政府は一生懸命税収を増やして、
公立学校の充実化を進めています。
その一環として、公務員である公立学校の教員が増え、
今後は公立学校にかかる学費が激減すると予想されています。
しかも、公務員として採用される教員たちは、
比較的能力や経験値が高い人たちであるために、
教育レベルの向上もある程度期待できます。
(といっても、公務員となったとたんに勤労精神が減退する人がほとんどなのですが)
さらに、現与党が先の選挙戦で公約としていた、
児童生徒一人一人にコンピューター(といってもシンプルなタブレット)という「デジタル教育」が推進され、
公立学校にとっての顧客ゲットにかなりプラスに働くと予想されています。

キラキラは、
かつて公立小学校・公立幼稚園が充実していなかった時代には、
貧しい世帯の拠り所、支援の砦として頑張らざるを得なかったのですが、
最近は、キラキラで救済できなくても公立があるわけで、
そこをあえて少しばかり余計に頑張っても、
公立にないものをいろいろと持っているユニークなキラキラに通わせたい!
と考える世帯の拠り所になってきているのです。
それでも、入園・入学希望者が殺到して、
入園・入学手続き日に落選者を出さなければならないことに心を痛めていた我々にとって、
一部のより多くの卒園児がケニアの公立やタンザニアの学校に巣立っていってくれれば好都合なのです。

それでもぜひぜひキラキラ小学校に進学したい!という親子のために、
来年度のキラキラ小学校の入学受付や学費の話もしました。
今年は1学期(4か月間)2500シリング(3000円)でしたが、
来年は3000シリング(3500円)となるのです。
これを聞いて、ますますキラキラ小学校から離れていく親子が増えそうです。
ま、しかたありません。
ただ同然の学費でスタートしたキラキラでしたが、
ケニアの経済成長に伴うくらいに学費増をしていかないとやり繰りできないわけで、
逆に、ほとんどの世帯の収入もそれに見合って増えているのですから。
3000で高い!と悲鳴を上げる人よりも、
3000はとっても安い!と自分を納得させる保護者の方が多いはずです。
この3000ですら、小学校の運営上はまだ少し赤字で、
この赤字分はあと2年くらいは支援金で賄う予定なのです。

そして、各児の進路は、
口頭で先生に言うのではなく、
必ず所定の用紙に記入して提出するということにしました。
こうしないと、どうしても、
保護者と先生、先生どうしの伝達ミスが絶えなかったり、
理解し合えなかったりして、
他校を巻き込んだレベルで事務上の失態となってしまうからなのです。

最後に、保護者の皆さんに伝えたことは、
お父さんとお母さん、あるいは祖父母までも、
しっかりと合意すること。
お父さんだけが学費の高い私立に入れたがって、
実際に学費を工面するのはお母さんなどというケースもあるからです。

保護者の皆さんからのいろいろな質問や意見も飛び交いました。
こうした会合をする度に思うのですが、
「民主主義」に任せて討論していると、
非現実的で不可能な、とんでもない方に向かって行ってしまいがちになるということ。
事情をよく知り、現場の苦労を知っている私やジャシンタ先生が、
うまく大衆の考え方を操作して行かないといけないのです。

例えば、ある保護者が、
保護者1人当たり200ずつ学費を上乗せして、
スクールバスが各児の自宅の近くまで送迎できるようにしたらどうか、
という意見を出しました。
そういう意見が出たとたん、拍手が巻き起こりました。

しかし、正直、
お客さんに媚びを売りながら高い学費を納めてもらう私立と違って、
キラキラのレベルでバスでの送迎まではできないのです。
まず、200ではとっても足りない!
冷静に紙と鉛筆で計算してみればわかることでもあります。
バスの走行距離増、
バスが走る枝道は未舗装の悪路であり故障の可能性増も考慮しなければならないこと、
複雑なバスの経路や料金設定や会計を管理をするため労働増、
次に、時間も足らない!
ナマンガの市街(アンボセリロード・キャンパス)とビリカ・キャンパスを、
舗装されたきれいな道路だけを通って往復するだけでも30分かかります。
来年はこれを朝に2往復半、夕に2往復半しなければならないのです。
バスが6時45分に始動したとしても、朝の働きを終えるのは8時!
これ以上遅らせることは授業時間の関係上できないのです。

それに、3000の代わりに3200となったとして、
拍手した保護者の中にも、後で不平不満を言う人は少なからず出て来るのが常なのです。
それに、忘れてはいけなせん。
公立学校が充実化してきて、貧しい世帯を救済できるようになったとはいえ、
まだまだキラキラは一部の貧しい世帯の拠り所なのです。
ある意味ぜいたくをする目的での学費増をするかしないかの選択肢が与えられた時は、
学費増をしないという方向に持って行くべきなのです。

民主主義が発達する前提として、
教育・道徳・博愛などが必要です。

とにかく、いろいろなことを考慮したうえで、
皆さんにはお子さんの進路を決定してほしいものです。
今のところ、ほぼ全員が「キラキラ小学校」と言っていますが、
冷静に財布などと相談し、
こどもにとって、世帯にとって、最適な学校に落ち着いて欲しいと願います。


相原 記


[PR]
by kjkirakira | 2016-09-26 21:14 | 現地で 保育園

10/8の横浜+10/9の浦和

この秋も、
キラキラを支える会は下記のイベントに出展し、
アフリカの民芸品の販売などをしてまいります。

コーディネーター相原はケニアにいるために不在ですが、
事情に詳しいボランティアスタッフたちが常時ブースにおりますので、
気軽にお訪ねいただけると感謝です。

また、準備・販売・片付けなどの助っ人も募集しておりますので、
こちらにご希望をお伝えいただければ幸いです。
kirakira_sasaeru@yahoo.co.jp



【よこはま国際フェスタ2016】

2016年10月08日~10日(土日月)10:30~16:00
グランモール公園(横浜美術館前広場)横浜市西区みなとみらい3丁目
・JR桜木町駅下車徒歩12分
・みなとみらい線みなとみらい駅下車徒歩5分

*キラキラを支える会(ブース番号D21)は10月08日(土)のみの出展になります!

http://yokohama-c-festa.org/



【さいたま国際ふれあいフェア2016】

2016年10月09日(日)11:00〜16:00(雨天決行、荒天時は10日に順延)
JR浦和駅東口駅前市民広場(浦和パルコ前)
・JR浦和駅東口より徒歩すぐ

*キラキラを支える会(ブース)はすぐにわかると思います。

http://www.stib.jp/event/data/fureaifair.html


相原 記


[PR]
by kjkirakira | 2016-09-25 17:21 | 日本で 案内・告知

土曜日のいろいろ

2016年9月24日(土)、
我がジャシンタ先生の誕生日!

この日は盛りだくさん。


まず普通に土曜補習教室。
日本からご訪問のSさんお二人がいらっしゃり、
いつもの課題をした後で、
普段はしない合奏・合唱やじゃんけん大会をしたり、
Sさん主導で折り紙のコマ回しや紙飛行機とばしをしたり、
みんなで盛り上がりました。

b0124020_23474057.jpg















午後はマサイビーズのアクセサリーで学費を払っていただくための販売・購入会。
来年からは学費が値上げになるので、
一人一人から購入する額も大きくなりました。
しかし、幸い、予定していた何人かはやって来なかったので、
出費も抑えられました。

ナマンガなどの、マサイ族の主要地域でのビーズ・アクセサリーの製作・販売は、
残念ながら斜陽産業になりつつあります。
外国でもなかなか売れなくなってきたこと、
ナイロビで大量生産・格安販売をしている職人たちと競争できないこと、
生きていくためにビーズだけではやっていけないこと、
といった理由です。

それで、こどもの教育費を捻出する役目が、
年老いたお祖母ちゃんから若いお母さんに世代交代するにつれて、
ビーズで学費を払っていた人も、一人ずつ現金支払いに替わりつつあるのです。

逆に、今から10年後、20年後には、
手に入りにくい希少品になっているかもしれませんね。

b0124020_23473949.jpg















1年生の教室を使って私がビーズを購入していた時に、
2年生の教室ではキラキラ小学校・保育園の教員たちが集結し、
独自に研修をしていました。

3学期始業前に、
ケニアの私立学校組合の研修会があり、
そこにジャシンタ先生、アレックス先生(3年生担任)、スワレ先生(保育園主任)の3人が参加してきて、
そこで教わった最新の教育指針を他の先生方にも系統立てて伝えていくのが狙いです。

その間、
土曜補習教室が終わった後に居残ったこどもたちに、
先生方のこどもたちが加わり、
校庭でみんなで思い思いに遊んでいました。

本当に、公私ともに難題を抱えており、
思い出すたびに心を締め付けられる日々なのですが、
毎日毎日やることは多く、
まるで何もないかのようにそれらの日常業務に集中しつつ、
難題にも取り組んでいく。

これからもキラキラの運営がうまくいくよう、
有形無形の声援をお送りください!


相原 記


[PR]
by kjkirakira | 2016-09-24 23:08 | 現地で 全般・他

9・10月生まれお誕生会

2016年9月23日(金)、
キラキラ保育園にて、
9月・10月生まれさんたちのお誕生会を開催しました。

保育園と小学校1年生との合同です。
1年生たちは、2時間目が終わった後で、
ぞろぞろと1kmほど歩いて保育園にやって来ます。


こちらは9月生まれさんたち。
ちなみに我がジャシンタ先生も9月(24日)生まれ。

b0124020_23473900.jpg















こちらは10月生まれさんたち。

b0124020_23473993.jpg















お誕生日ケーキを寄贈してくれたのは年長組のジャックくん。
あいにくそのお母さんもお祖母ちゃんも忙しくて来れず、
レジナ先生(小学校)が母親代わりになり、
ケーキカットなどのセレモニーを主導しました。

b0124020_23474010.jpg















みんなで盛り上がります。

b0124020_23474096.jpg















みんなで木陰でジュースを飲みます。

b0124020_23474013.jpg















久々に私もまる一日保育園で過ごしました。
プロジェクトが大きくなり、全体を統括する業務が多くなり、
なかなか現場でこどもたちや先生方の指導が行き届かなくなっています。
現場の先生たちにかなりを任せざるを得なくなっているのです。
もっとこうすればいいのになあ、という点も多々見られます。
しかし、たとえ質は多少落ちたとしても現状維持がなされ、
ナマンガの人たちにまだまだ必要とされ続けているのはありがたいことです。


相原 記


[PR]
by kjkirakira | 2016-09-23 23:56 | 現地で 保育園+小学校

折り紙ネックレスづくり

2016年9月22日(木)、
キラキラの1・2年生全員と一緒に、
折り紙のネックレス(輪つなぎ)づくりをしました。


1年生と2年生の教室を隔てるついたてを取り外し、
大きなホールのようにして、
1年生と2年生と教職員の約100人ほどが一堂に会し、
6人くらいづつ組になって、
指でのりをつけながら輪をつないでいきます。

b0124020_23463280.jpg















出来上がったら、お待ちかねの、歌って踊る時間です。
ネックレスが踊って跳ねるたびに揺れてシャラシャラ音を立て、
マサイ族の人たちの舞踊のようになり、
とっても活気のある雰囲気が出るのです。

b0124020_23463226.jpg















みんなで踊って跳ねると砂ぼこりが舞い上がります。

b0124020_23463244.jpg
















相原 記


[PR]
by kjkirakira | 2016-09-22 23:44 | 現地で 小学校

白子青空まつり

2016年9月18日(日)白子青空祭り

このお祭りは、2011年の震災のあと地元を元気づけようと
若い女の子二人で始めたお祭りだそうです。


千葉県九十九里自然公園で開催。

外房の飲食店や物品店、ワークショップが集まり
中央ではフラダンスの出し物などで賑わいました。


前日まで、台風や秋雨前線やらで天候が心配されましたが
なんと、当日は暑いくらいの好天。


キラキラブースの隣に生ビール販売車が止まっていて
ついつい通ってしまいました。


初めての出店でしたが、
青空祭りのFacebookを見て来てくれた女性や
牛骨ネックレスを買って「僕の宝物だよ」と言ってくれた男の子など
嬉しい出会いがありました。


この男の子は、弟や友達を連れてきてくれて
牛骨ネックレスがたくさん売れました。


小学校建設の募金箱には、
小学生の女の子が何人も入れてくれました。

感謝です。


来年もまた出店させていただこうと
思った一日でした。


キラキラ ボランティアスタッフ まーさい 記


[PR]
by kjkirakira | 2016-09-18 23:43 | 日本で 活動報告

現況

つい先日、一日だけ建築に費やしました。

保育園のフェンスの杭が何本かシロアリに食われていたので、
新たに杭を5本ほど立てて、
根っこをセメントで固定しました。

小学校(アンボセリロード・キャンパス)に移動し、
やはりシロアリに食われて外れてしまった屋外トイレのドアの一つを、
出来上がっていた金属製のドアに付け替える作業。
次いで、キャンパス内の材木・トタン製のドアの建付けを修正する作業。

いつかのキラキラ会報でも紹介したあの職人ケンさんとともに、
朝から夕方まで頑張りました。

その翌々日、セメントが十分にかたまったところで、
保育園のフェンスの新しい杭に金網をかぶせて釘で打ち付け、
小学校の新しいドアを取り付けたトイレの掃除もして使用可能としました。

本来この時期すべきビリカ・キャンパスの小学校校舎建築は、
現在県からの建築許可を待っている状態。
許可だけで40万円くらいかかるんです!

しかし、許可が下りたらすぐに建築、というわけにもいかないのです。

今年はケニアの学校の年度終業が早まり、
10月下旬には年度末休暇に突入することになります。
そのために、キラキラでは、
保育園の入園受付も、小学校の入学受付も、
いつもよりも1か月くらい早めの10月にしなければならないのです。
既に9月も半ばですから、
逆算してそろそろ準備を開始しないといけません。

保・小の受付けの時期が早まるということと、
先日のPTA役員会で、保・小ともに来年度からの学費(給食費・交通費含む)増が承認されたことと、
ケニアの政策により公立幼・小が充実化することもあり、
キラキラ入園・入学希望者はじゃっかん減るものと期待されます。
ここ数年、いかにして迫り来る入園・入学希望者の大波をかわすかが命題だっただけに、
希望者が減って落ち着くことは助かりますし、
ケニア政府の学校(公立)の充実化はケニアの自立を促す意味でも大歓迎なことです。

というわけで、建築許可が下りるのを待ち、
建築自体は11~12月に行うことになりそうです。
最低限、4年生が1月以降に学ぶところさえ確保できれば、
細部の仕上げは1月以降にもつれ込んでも構わないのです。

建築許可が下り、建築計画の目途がつき次第、
今度は学校としての認可を得るための手続きに入って行きます。
キラキラ小学校は、長らく方向が定まらなかったために、
ずっと未認可で活動を続けてきたのですが、
ケニア政府も公立学校の充実化を進めると同時に、
未認可の私立学校に対する取り締まりが徐々に厳しくなってきており、
下手をすると閉校のリスクすらあるのです。

2004年の開設以降、
キラキラはコミュニティーの組織CBOとして、
ケニア政府(地元の行政)の認可を受けて活動して来ました。
しかし、小学校の土地が政府のものではなく私有地となり、
キラキラ小学校が私立となるという方向性が確定して、
近い将来はCBOをやめて、私立小学校として認可を受けたうえで、
支援活動を続ける部分は続け、
他の部分では現地で採算を合わせていく、という計画を描いていました。

ここ数年はこの移行期にあり、
小学校が認可されたうえで、
あれも、これも、といった感じで、
諸々のソフト面の設定を急ピッチで進めていくつもりでした。

しかし、ここへ来て、
新たな問題が浮上してしまったのです。
それは、私の労働許可証の問題。

ケニア永住権さえ取得できれば、
労働許可証を更新する必要はなくなるのですが、
永住権が最終段階まで来ているのにそこで止まっており、
そうこうしているうちに労働許可証の期限切れとなってしまうので、
いつも通りに労働許可証の更新を申請したわけです。

いつも通りといっても、
ケニア政府の改革により、
申請がオンライン(インターネット)となり、
必要書類が増え、
いつもよりも大変な作業を経てようやく申請できたわけです。

しばらくして、その件で担当部署からオンラインで連絡がありました。
NGO統括機関からの推薦状を提出せよ!と。
キラキラはCBOであり、NGO関連のものの提出を要求されたことはこれまで一度もありませんでした。
事情を聴くと、どうやらNGOではなくても、
支援活動をしている人はみなNGO統括機関からの推薦状を提出する必要になった、とのこと。

半信半疑のままNGO統括機関でさらに話を聴きに行くと、
どうやら本当らしいのです。
しかも、単に推薦状を書いてもらうだけではなく、
そのために必要な複数の書類と手数料とを言い渡されたのでした。

CBOをやめて学校として認可を得ようとしていた矢先、
今さらながら、CBO関連の書類を求められてしまったわけです。
しかも、CBOの法制度や慣例的に、必ずしも義務ではない書類まで。

何とかかんとか、書類を集めました。
あと1つか2つ残っています。
これらが速やかに集められるか。
これらをNGO統括機関に提出して、速やかに推薦状を得ることができるかどうか。
推薦状を得たとして、速やかに労働許可証の更新がされるかどうか。

遠回りに次ぐ遠回り。
何が正しくて何が間違っているのかわからない法制度。
ケニアのために尽くしている、
ケニアのために良い仕事をしている、
そういう情熱だけではやっていけない厳しい環境。

現在の労働許可証の期限が切れるのは11月5日。
今、11月や12月や来年の仕事の計画すら立たないどころか、
9月、10月にしなければならない業務にも集中力を欠く状態です。

今後の可能性は、ベストな方から順に、
・永住権がその期限までに取得できる(この場合もはや労働許可証は必要なくなります)
・全てがスムーズにいって労働許可証が期限までに取得できる
・たとえ労働許可証が遅れても、現行のビザの延長をしてケニアに数か月は居続けられる
・一度隣国を旅してきて、観光ビザでケニアに再入国する
・日本に一時帰国して時機を待つ

日本のプロ野球の日本シリーズが終わる頃、
私の11月以降の状況がわかることでしょう。

私の状況、すなわちキラキラの今後の状況です。
私が遠くにいても、キラキラは続いて行くでしょう。
しかし、いろいろな面で、質はこれまで同様とはいかなくなるのは必至です。

どうなるか。

私たちも、日常業務および永住権・許可証関係に全力を投じてまいりますので、
皆さんの応援をぜひぜひよろしくお願いいたします。


相原 記


[PR]
by kjkirakira | 2016-09-15 17:35 | 現地で 全般・他

PTA役員会

この金曜日はキラキラのPTA役員会。

キラキラに関するたいていのことは、
私とジャシンタ先生が、
理想と現実とを天秤にかけながら、
何度も何度も意見をすり合わせ、
時に激しい口論になったりしつつ、
ほぼ唯一、ほぼ最高の選択・決断をして、
話を進めていくのです。

しかし、詳しい人の意見を傾聴することも重要ですし、
キラキラのコミュニティーの人たちの意見を汲むことも重要です。

また、重要な選択や決断をする際に、
私とジャシンタの選択や決断とせず、
役員会による選択や決断とした方が、
コミュニティーに対しても説得力があり、
事がスムーズに運ぶようになるのです。

今回の大きな議題は、
①来年度の予算(学費増)
②学校の認可を取得

①の予算については、
保育園部門、小学校1・2年生部門、小学校3年生部門に分けて、
来年度の収入と支出の見積もりを提示し、
来年度の学費をどうするかを、
私が予め用意していた案は出さずに、
皆さんだけで話し合っていただきました。

保育園は、昨年と今年と、
1500シリング×3学期=年間4500シリング(4500~5000円)
の学費(給食費含む)でやって来ました。
これを、1500から2000に値上げすることで、
来年度の保育園部門は収支がプラスマイナスゼロとなり、
ほぼ採算が取れることになり、
役員さんたちもこれは文句なしに値上げしましょうということで全会一致でした。

次に、小学校1・2年生部門は、今年の1月から値上げし、
2500シリング×3学期=年間7500シリング(7500~8000円)
の学費(給食費含む)でやって来ました。
これでほぼ、収支がプラスマイナスゼロとなり、
ほぼ採算が取れることになりそうです。

そして、小学校3年生部門は、
来年には3・4年生部門となります。
2500シリング×3学期=年間7500シリング(7500~8000円)
の学費(給食費含む)で今年はやっています。
これでほぼ、学費(給食費を含む)の部分の収支はプラスマイナスゼロとなり、
ほぼ採算が取れることになりそうなのですが、
スクールバスの部分が全く赤字(支援)になっているわけなのです。
スクールバスのための出費とは、
バスの運転手の給与、バスの燃料(ディーゼル)、バスの修繕費、バスの車検・保険など、です。
これが、来年は60万シリングほどかかると見積もられています。
これを賄うためには、3・4年生の一人一人が各学期2000シリング(2000円)余計に学費を支払う必要があるのです。

ここで、役員の皆さんの全会一致の意見は、
バスに乗らない1・2年生や保育園児にとっても、
キラキラのバスは自分たちのバスであることに変わりはなく、
みんなでコストをシェアするべきだということでした。
仮に、このコストを1~4年生全員でシェアすると、
児童1人分の学費上乗せ分は各学期1000シリング(1000円)、
仮に保育園児も含めてシェアすると、
1人あたり667シリング(700円)と算定されます。

キラキラは、スクールバスの購入および初期費用は全て支援金でまかないました。
しかし、スクールバスの維持管理は現地収入でまかなっていく方向です。
また、キラキラ小学校の校舎建設などのハード面に支援金を集中させていくために、
保育園・小学校の日々の運営は現地収入でまかなっていく方向です。
このことは既にキラキラのコミュニティーの人たちも了解済みであり、
それが、近い将来実現しそうなのです。
生活苦を抱えるキラキラの家庭にとって、
学費の値上げは痛いことではあるのですが、
役員会の全会一致の承認を取り付けたことで、
来年度も学費値上げを進めていけそうです。

②の学校の認可の話にあたり、
これまでの経過を振り返る必要がありました。
というのは、最近役員になったばかりの人たちが、
「もう一度公立小学校とするために政府の土地を申請してみよう」と提案したからです。

キラキラは、2004年の保育園開設と同時に、
ぜひ小学校も!という声が上がり、
地元行政に対して土地供与の申請を繰り返してきました。
2006年、2008年、2010年と、申請書を提出し、
地元の代議士や教育委員会との交渉を続けてきました。
2011年には、土地を供与されて実際に建築できるのかという確証のために、
スポンサー代表として私も代議士に呼ばれ、
土地供与の話は「土地測量の技師が来るからそれを待つように」というまで進んでいました。

2012年末、PTA総会にて、ついに、
土地供与を待つ間にとりあえず1年生部門を始めようという方向性となり、
2013年に1・2年生用の仮校舎の建設、
2014年に1年生部門の開校、政府の土地(公立)か個人の土地(私立)かの方向性の決定、
2015年に3年生以上が学ぶ本校舎の建設、
2016年に3年生部門の開校、学校として政府の認可を取得する、
という計画が自ずと立てられました。

しかし、その後政治的に二転三転し、
2013年の総選挙で代議士も替わり、
地方分権が始まって県政府の影響力が強まり、
キラキラの土地申請の件も振出しに戻されてしまいました。
2014年半ばまでに公立か私立かという方向性を決定するというタイムリミットがついに訪れ、
2014年8月のPTA総会にて、
政府の土地(公立)は断念して、
個人の土地(私立)としてキラキラ小学校を進めていく、という方向性が決定されました。

もしもあのまま政府からの土地供与を期待して待ち続けていたら、
3年生たちの行き場がなくなり、
3年生たちに転校してもらうことになってしまったのです。

その後、キラキラは私立として建設も運営も進めていくという方針で、
県政府からの建設許可を得ようとしたのですが、
そのための法外な金額を請求され(汚職・腐敗)、
さらに元地主による土地略奪の危機にさらされ、
とりあえずトタンづくりの校舎を急いで建てたに留まりました。
それで、辛うじて3年生たちの行き場を提供できたものの、
トタンづくりの校舎では学校としての認可が得られないので、
未認可(不法)の学校として現在に至るまで運営せざるを得なくなっているのです。

この度ようやく県政府からの建設許可がもうすぐ下りるというところまで来て、
それを得たうえで、石レンガとセメントでの校舎建設の準備を進めつつ、
ようやく学校の認可を申請できそうな段階までやって来ました。

何人かの役員の熱意により、
今さら公立を目指して政府からの土地供与を期待して待つことになったらどうなるでしょうか?
まず、キラキラは、今現在の私立に加え、公立も建てていく財力はありません。
仮に財力があったとしても、そこまでコミュニティーの希望に沿うことはできないし、援助慣れさせてしまうことは好ましくありません。
では、キラキラの支援金を私立に集中させて、公立は地元のコミュニティーで建てていくといっても、現状のコミュニティーの財力・団結力では不可能でしょう。
仮に、キラキラとして私立をやめて公立に変更することにしたとしたら、政府の土地供与を待つ間、来年の3・4年生の行き場がなくなってしまい、2014年のタイムリミット時に陥ったことを繰り返すことになるだけなのです。
といったことを、しつこいくらいにジャシンタ先生が説明し、
さらに、2014年8月のPTA総会で話し合ったことをみんなで振り返ってみたことで、
ようやく、熱意だけでは何もできないこと、一度決めた方向性を変えないことが、全会一致で承認されました。

コミュニティーの中で良い活動をしていくことはとても難しいことです。
たとえ良いことであっても、
状況が許さなかったり、誤解もあったり、方法論がまずかったりして、
うまくいかないことも多々あります。

これからも、コミュニティーの能力向上と共働に努めながら、
ハード面(建設)およびソフト面(運営・認可取得)で、
キラキラを前に進めてまいります。


相原 記


[PR]
by kjkirakira | 2016-09-09 23:03 | 現地で 保育園+小学校

合同葬儀

キラキラ3学期始業1週目の大イベントは、
月曜の大掃除でもなく、
火曜の学費納入でもなく、
金曜のPTA役員会でもなく、
木曜の合同葬儀とその前の喪の期間ということになってしまいました。

亡くなったのは2人。

1人は、キラキラ3年生のサンガレくんのお父さん。
1970年生まれなので、私より2歳上。
サンガレくんは、かつてキラキラ保育園を卒園して地元の公立AIC小学校に進学して行った時に、
ママが、「キラキラが小学校を開いたら、1年生として入り直す!」というかたい決意を語ってくれて、
その後1年生の校舎の建設が進む現場を何度も訪れて、
しきりに私たちにエールを送ってくれて、
しっかりと公約通りに1年生としてキラキラ小学校に戻って来た、
キラキラの歴史に残るつわものなのです。

そのお父さんは長年病で苦しんでおり、
ようやく病苦から解放されたと言っても良いくらい、
安堵の死だったようです。

もう一人は、
私が通う教会で、
私とともに礼拝を舞台裏で支えているご夫婦の幼い娘さん。
生まれてからずっと病気がちで、
病院通いを繰り返し、
もうすぐ1歳になるかという時に、
ついに永遠に旅立ってしまったのです。

その旅立ちとなった日曜日の朝、
そのお母さんはいつものように教会の礼拝にやって来ていました。
その翌日の早朝、電話のメッセージで、
娘さん旅立ちのことを知らせて来てくれました。

その旅立った娘さんのお父さんと、
サンガレくんの亡くなったお父さんは兄弟の関係。
そこで、おじさんとめいっこさんの合同葬儀という形になったのです。

葬儀は合同でも、
喪の期間中は各人の家に人々が集まってきます。
私やジャシンタや、先生方や、
同じコミュニティーで生きる多くのキラキラ保護者たちも、
両方の家を訪れ、数十分、数時間ずつ、ほぼ毎日過ごしていきました。

何もせず、じっと座って、
故人の話をしたり、世間話をしたりしながら過ごし、
一緒について来たうちのノゾミやヒカリは、
そこで合流した他のこどもたちと一緒に遊びます。

忙しい中でも時間を割いて、
故人の家族への愛情と敬意を表す、
これがケニア流の喪と葬儀に臨む態度なのです。

葬儀はビリカ地区にある、
故人たちの大家族所有の土地の一角で営まれました。
ビリカ地区と言えば、キラキラ3年生部門のビリカ・キャンパスがあるところですが、
ビリカと言ってもかなり広大であり、
キラキラのビリカ・キャンパスからさらに4㎞ほど奥へ入らなければなりません。

山の麓で木々もそれなりにたくさんあるビリカ・キャンパスと違い、
灌木が所々にあるだけの、比較的乾燥した低地でした。
グーグルの航空写真で見ると、
山を水源としたナマンガ川の扇状地のようになって砂が堆積しているところです。

その日の午前中、家族・親族・有志たちは、
90km離れた県庁所在地カジアドの病院にある遺体安置所まで遺体を引き取りに行きます。
その帰りが遅れ、葬儀参列者たちはひたすら待たされました。
テントが張られ、椅子があり、
辛うじて炎天と疲労は免れましたが、
それでもやはり疲れます。
しかし、この疲労も、故人を偲び、故人の家族への愛情と敬意の表現なのです。

キラキラの3年生たちも、
その日の授業を全て終えて、
スクールバスに乗って駆けつけました。
キラキラのヒーローとも言うべきサンガレくんへの愛情と敬意の表現です。

葬儀が進行します。
葬儀はほぼ教会の礼拝のような感じです。

葬儀での写真撮影は禁止です。
昔はプロのカメラマンや、
数少ないカメラ所有者が、
集合写真やスナップ写真を撮ったものですが、
スマホの普及、SNSの盛隆とともに、
撮影マナーやプライバシーの侵害が増し、
ケニアでは写真嫌いの人が急増しているのです。

何もなかったところに、
雨後のタケノコのようにスマホやSNSが広まったために、
日本人以上にマナーがなっておらず、
空気を読まずに何でもかんでもネットにアップしてしまう輩が多く、
そういうマナー違反を予防するための撮影禁止という意味合いがあるのです。

それから、死に関する写真は呪いになるとか、
葬儀の写真は魂が抜かれてしまうとか、
アフリカ独特の信仰や迷信もあります。

そういう時代の流れの中で、
私も以前ほど写真を撮らないようにしています。
当ブログにアップする写真も、
できるだけ少なく、厳選し、当たり障りのないものとしています。
少々つまらないですが、ご理解いただけると感謝です。

葬儀が進行するにつれて、
涙する人、むせび泣く人が増えて来ます。
キラキラの3年生の中でも、
「先生、エバが泣いているよ」などという声が増えてきました。

テントを出て、棺桶を穴のところまで運び、
いよいよ穴に埋葬するというクライマックスです。
ぞろぞろ歩く葬列の中で、
私は最大限の愛情と敬意をもって、
サンガレくんの隣を歩きました。

ここで、大泣きする人たちや、
過呼吸で立っていられなくなる人、
手足をばたつかせながら倒れる人も続出。

サンガレくんも、
穴に棺桶がおさめられ、
砂がかぶせられていく段階で、
静かに涙を流していました。

砂をかぶせる作業は、
男たちが変わりばんこにスコップを手に取って行います。
私もスコップをもらい、穴の中に3回ほど砂を投げ入れました。

1歳に満たない幼女の棺桶はとっても小さく、
穴はあっという間にふさがりました。

サンガレくんのお父さんの方は、
結構時間がかかりました。

幼女の両親は、最後まで堂々と涙を流さず穴の近くに立っていました。
サンガレくんのお母さんや家族たちは、
ほとんどみんな大泣きしたりして、
悲しみのあまり近くにいられずに遠くへ逃げてしまいました。

旧約聖書の箴言に、
「どうせ行くなら婚礼の家ではなく喪の家に行きなさい。」
という一節があります。

私も、ジャシンタも、3年生たちも、
今回の葬儀からまたいろいろなことを学ばせてもらいました。

子らの健康、
親がいることのありがたさ、
自分の人生、
コミュニティーの存在、
神の存在。

幹線道路まで4㎞、そこからナマンガの街まで6㎞、
何と、キラキラのスクールバスが移動の脚として多くの参列した大人たちを助けることになり、
大人とこどもでぎゅうぎゅう詰めの状態で10㎞を無事に帰って来ることができました。

仮の宿りであるこの地球上での人生の一日一日、
ケニアで暮らす一日一日を、
これまで同様に、大切に、かみしめ、抱きしめるように生きていきたいです。


相原 記


[PR]
by kjkirakira | 2016-09-08 23:04 | 現地で 全般・他

3学期始業準備日

キラキラ小学校および保育園の3学期は明日9月5日(火)に始業予定です。
本日の月曜は、そのための準備ということで、先生方が集まって大掃除を行いました。

保育園側での様子も確認。
G先生のみ欠席。
他のS先生、D先生、T先生、J先生が頑張ってお掃除していました。

小学校側では、まず全員でアンボセリロード・キャンパスの大掃除。
それを終え、みんなでバスに乗り込んでビリカ・キャンパスへ移動。
D先生のみ欠席。
他のP先生、A先生、R先生、J先生、J先生、N先生が頑張りました。
それから、補習の常連のこどもたち5人も参加し、
お手伝いしたり、バスを楽しんだり、遊んだりして満喫しました。

園児や児童の保護者たちは、
今日は続々と銀行に詰めかけて学費を支払いしていることでしょう。
その銀行も、システムがのろのろで、
支払いはしたけどその支払いがシステムに入らないとか、
レシートが発行されないとか、
しかも、キラキラの口座への入金を確認するインターネットの画面すら表示できないとか、
いろいろ問題ありまくりなのです。

銀行口座への支払いをせずに、
全部現金で直接納入してもらう方が会計処理もスムーズなのですが、
会計担当者による横領、および、泥棒による盗みという2つの治安を考慮して、
銀行口座にせざるを得ないのです。

いろいろな、
大きな試練、小さな試練を抱えたまま、
2016年度の3学期が始まろうとしています。


ビリカの校舎です。

b0124020_21543519.jpg
















こどもたちが教室の黒板に、
先生になったつもりでいろいろ書いています。

b0124020_21543551.jpg
















相原 記


[PR]
by kjkirakira | 2016-09-05 23:31 | 現地で 小学校