アフリカでのこども支援 「キラキラ・プロジェクト」 + それを日本で後援  「キラキラを支える会」


by kjkirakira
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<   2016年 08月 ( 5 )   > この月の画像一覧

久々に休暇中の補習

ケニアでは、
長期休暇中の補習が禁じられていました。

理由は、
・学童にも休みが必要である
・教師たちは平常授業こそ頑張るべき
・教師たちが保護者に補習代を半強制的に払わせるのは良くない
といったこと。

我々キラキラ土曜補習教室も、
以前は休暇中も補習をしていたのですが、
ケニア政府による取り締まりが厳しくなってきたことから、
何年も行わずにいました。

とはいえ、キラキラの補習の場合、
理由のどれも当てはまらないのですが。
・あまりプレッシャーを与えないような気分転換的な補習であり、
・キラキラの教師たちは平常授業を頑張っており、
・キラキラの補習は無料であり、というわけで。

ケニア政府の厳しい取り締まりにもかかわらず、
私立学校などは、隠れてこそこそ補習を続けていました。
何故そこまでして補習をしたいのか?
・卒業試験の成績などで学校単位の競争が激しい
・学校の成績が底上げされれば、入学者が増えて儲かる
・平常授業でもらう給料に加え、補習代が教員の副収入になる

しかし、キラキラの場合は、
・成績上位にランクされるよりも、いかに教育弱者を救済するかを目指している
・定員以上に児童を増やさないようにしているし、支援型の学校なので、児童が増えたら逆に赤字が増える
・教員にはなるべく平常授業での給料を高めに払い、補習による副収入を得ることは禁じている
ということです。
もちろん、キラキラの名を語ったり、キラキラの教室や校舎を使わずに、
キラキラの教員が休暇中に個人的に補習塾を開くことは禁じてはいません。

そういう事情があって、
ケニア政府による厳しい取り締まりも意味がなくなり、
一時的に下火になった補習がまた再燃してきています。

キラキラとしても、
休暇中の補習は貴重な機会であると判断し、
ちょうど忙しい事業がなくて退屈にしていたということもあり、
この8月には久々に補習を復活させることにしました。

指導するのは私、
対象は、普段キラキラ土曜補習教室に通って来る精鋭たち。
早速この月火水と行いました。
それぞれ7人、6人、6人の参加。

まず専念するのが、
低学年時におさえておきたい基本的事項の丸暗記です。
年齢に応じた脳の使い分けは重要ですね。
一生役に立つ事柄は、
丸暗記が得意なこの時期に一気に頭におさめておきたいものです。

掛け算九々とか、
アフリカの国々とか、
聖書のこととか。

それが一段落したら、
徹底的に英語の教科書を読み進めてもらいます。
読んで読んで、わからない語句などをしっかり確認していくことで、
自然に作文などもできるようになるのです。

同時に、音楽をもう少しやってみたいと思います。
メロディオン(ピアニカ)を使いながら、
音符の読み方なども教えてみたいです。

1日2時間程度、
こうやって頭を使ってみることで、
こどもたちはメリハリのある生活を送れるようになり、
お勉強だけでなく全人的な能力向上にもつながるのです。

週一だけの土曜補習教室ではできなかったことが、
このまとまった時間でできるのはありがたいです。


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相原 記


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by kjkirakira | 2016-08-10 18:41 | 現地で 補習教室・他

ビリカで寒風に吹かれ

ケニアは真冬の寒さが底を突いた感がありますが、
週ごとに寒さを繰り返しながら徐々に暖かくなりつつあります。

日曜の朝、
教会の礼拝を終えた後、
ノゾミさんとヒカリさんと一緒に、
オートバイの後ろにまたがって、
ビリカ地区に遊びに出かけました。

オートバイの後ろは、
運転手のカマウさんの背中に守られているとはいえ、
寒風が吹きすさび、
ノゾミもヒカリも私の上着で顔まで隠した状態でした。

ビリカ地区の3年生たちは、
働き者のポウリーン先生とアレックス先生の指導の下、
よくやっているな!と思わせる痕跡を残していました。

机の上には全く落書きがないばかりか、
手の垢すらなく、
きれいに紙やすりで磨いてありました。

教室の壁なども、
砂ぼこりが全くなく、
8か月前に施した白の塗装そのままでした。

3年生たちが乗るスクールバスも、
ほぼ買った時と同様のまま。
児童たちによる落書きといった形跡もありません。
この調子で大事に使って欲しいものです。

ケニアでは、この6月頃より、
生徒たちが高校の建物を焼き討ちにする事件が頻発し、
社会問題になっています。

大人たちの態度がこどもたちに反映し、
悪い習慣が世代を追うごとにエスカレートしてしまっている現状。

キラキラは、
先生方と保護者たちが良い見本となって、
母校愛を深め、物を大切にしつつ、
まっとうな大人になっていって欲しいものです。

これからまた、
4年生の教室などを増設していく
建設の日々が始まります。
わくわくと同時に不安も増します。

というのは、ただ単に建てれば良いだけではなく、
いろいろとクリアしなければならない問題が多いのです。
しかも、ここはケニアでいちばん汚職や贈収賄の多いカジアド県。

時間とともに増悪する社会を、
好転させていく、
そのためにキラキラができることを、
これからも続けていかなければなりません。

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相原 記


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by kjkirakira | 2016-08-07 23:54 | 現地で 小学校
モンスターといっても、
ポケモンのように可愛いものではなく、
モンスター・ペアレント、
すなわち、学校に対してやたらめったらクレームをつけ、
学校の円滑な運営に支障を来しがちな保護者のことです。

7月、まだケニアに帰って来たばかりだった頃、
保育園のVさんのママが、
「コージ先生、話があるんですけど」と、
すごい形相でやって来ました。

Vさんのママは、
かなりの神経質で、
モンスターまがいで知られています。

案の定、
先日Vさんが先生にぶたれて、
Vさんがもう園に行きたくないと言って泣いている、
とのこと。

Vさんのクラスの先生に訊くと、
確かにVさんの手を軽く叩いて叱ったとのこと。
Vさんが、わざとではないけどお友達の顔に手がぶつかってしまったのに、
Vさんが謝らることも、お友達が怪我をしたかを気にする様子もなかったから、とのこと。

さらに、ママが私に訴えた日の前日、
ママは下校時に怒鳴り込んできて、
お迎えの保護者が大勢いるところで、
先生方に対して罵声を浴びせたとか。

その場にいた先生方も保護者たちも、
その悪態に呆れ、怒り、閉口したとのこと。

ここで問題は、
①先生が園児を叩いたこと
②ママが過剰反応を示したこと

①ですが、
先生が園児を指導ししつけをする理由は十分にあります。
ここで先生が黙っていては、園児のためになりません。
手を軽く叩いたことは、先生の報告がその通りであれば、
「叩いた」という体罰のレベルではなく、
「ちょこっとお灸をすえた」程度です。

しかし、園児によっては、
ぶったたいても全く反省しない子もいれば、
ほんのちょっと突いただけでもショックを受ける子もいます。
そういう意味では、先生が園児を指導する際には、
年齢、性別、児の性格、保護者の性格、
指導する理由、叩く体の部位、叩く力の度合い、
指導後のフォロー、説明のタイミング、などなど、
様々な要因を考慮に入れたうえで、
保育のプロとして最高の判断と最高の行動が求められるでしょう。

そうした点で、この先生がVさんを叩いたことは、
さほど問題にすべきことではなかったにしても、
ママによる見境のない罵声という反応が生じてしまったことからも、
先生側にも何らかの反省点があるはずです。

反省点は、
ずばり、信頼関係です!
仮に、私やジャシンタ先生が同様の行為をVさんにしたとしたら、
Vさんも納得できたであろうし、
ママも問題にしなかったでしょう。
それは、私やジャシンタ先生は、
Vさんはじめキラキラのこどもたちを愛しているからこそ
身を粉にしていろいろ動いてくれているという信頼感があるからです。

しかし、クラスの先生の働きぶりに、
愛や情熱やプロ精神を感じられないとしたらどうなるでしょうか?
まず、園児がストレスを感じるはずです。
小さなこどもは大人の心を敏感に察知します。
そうなると、園児は先生に叩かれたわけではないのに、
親に「叩かれた」と報告するようになります。

ここで親の出番です。
しっかりした親であれば、
しっかりと事実関係を確認するために、
先生方に冷静に様子を聞きに来ることでしょう。

しかし、我が子を信用してばかりの親は、
子の説明を丸のみして、
一方的に先生を攻撃してしまいます。
そうなると、
子は落ち度があったとしても反省しないし、
子はますます先生を軽蔑するし、
先生の言うことをますます聞かなくなるので成績も礼儀も欠く子になってしまいます。
そうなると、親はますますモンスター化して、
留まるところをしらないくらいになってしまうのです。

というわけで、
②ママの過剰反応
という結果になったのです。

Vさんは、しばらく園で悲しそうな表情をしていました。

そして、2学期終了前の1週間、
ぱたっと来なくなりました。
終了日のPTA会合にも、
Vさんの保護者は現れず。

Vさんのママは、ついにキラキラを見限って、
Vさんを他所の園に転園させる決断をしたのかもしれません。

しかたありません。
Vさんのママのこの性格は、
既に一部の人たちにはよく知られており、
Vさんの上のお兄ちゃんも、下のお兄ちゃんも、
転園、転校を繰り返していたくらいですから。

しかし、キラキラとしては、
園児との信頼関係を築けない先生の働きぶりに改善の余地があれば、
現状で妥協せずに、
揺るぎない信頼関係の構築を目指していくべきです。

先日のPTA会合で、
まず私がこのポイントを出しました。

保護者がもし先生の働きぶりに対して不平不満があったとしたら、
それを「あの先生はろくでなしだ」などと子供の前で話すことなく、
ストレートに先生に話をしに来て欲しい!
そうしないと、
子供は先生も園も軽蔑するようになり、
子供の発展が妨げられ、
最悪の結果になり、
大人になったらそういう育て方をした保護者のことを軽蔑することになる、と。

保育園代表として話をしたタビタ先生も、
予め用意しておいた発表用のメモをもとに、
全く同じ主張をしてくれました。

そして、PTA役員の、
トライアンフ君のお父さんも、
全く同じことを言い方を変えながらうまく主張してくれました。

何か不平不満があったら、
見境のないクレーマー、モンスターになることなく、
先生と建設的な話をし、
先生側に改善の余地があれば改善に努め、
保護者側に改善の余地があれば改善に努め、
先生と保護者が協力して良い学校を築いていく、
そんなオープンかつポジティブなキラキラを、
これからも求めていきたいと思います。


相原 記


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by kjkirakira | 2016-08-06 23:07 | 現地で 保育園

2学期終了日

2016年8月5日(金)、
保小合同の2学期終了日。


朝礼風景。
年少・年中・年長・1年・2年・3年が勢ぞろい!
約250人!

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早速サッカー大会。
1・2年生選抜女子チームと、3年生選抜女子チームの対戦から。

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すごい勢い!!!
これだから、リオに着いたばかりのナイジェリアのチームに、
余裕を持ってリオ入りした日本のチームが負けてしまうわけですわ。

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7月生まれさんたち
特別に、日本にいたために6月生まれさんたちの誕生会に参加できなかった
ノゾミさん(1年生)とヒカリ(年中組)も混ぜてもらっています。

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8月生まれさんたち

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3年生の2学期無欠席者たち

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2年生の2学期無欠席者たち

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1年生の2学期無欠席者たち

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保育園児の2学期無欠席者たち

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年少さんの成績優秀者たち

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年中さんの成績優秀者たち
といっても、期末試験のトップ10はみんな
500点満点中の480点以上です。
ちなみに、右から2人目の太った男の子が
前回の記事に書いた肥満のレビくん。

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年長さんの成績優秀者たち

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1年生の成績優秀者たち

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2年生の成績優秀者たち

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3年生の成績優秀者たち

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各クラスが出し物を披露します。
これは年少さんたち。可愛いです。

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これは2年生。
お医者さんの真似をしたウィニーさんが、
腋に体温計をさしたり、
お尻に注射をしたりする真似をする、
印象的な名場面です

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現在の全校児童約250人です。
あぁ、これが毎年50人ずつ増えていくのか…。
苦難の後に待つ喜び、
喜びの前に横たわる苦難、
複雑な心境です。

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相原 記


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by kjkirakira | 2016-08-05 23:24 | 現地で 保育園+小学校

肥満対策

キラキラ保育園と小学校では、
毎学期の出欠記録はもちろん、
毎学期身長と体重を測り、
通知票に記録して保護者の皆さんにもシェアします。

ケニアの学校でここまでのサービスをするところはほぼありません。
ケニアの学校というと、テストの点数で評価するところ、ですから。(哀)

アフリカは、飢餓、すなわち、
貧困や飢饉のために食べられずにやせ細って健康を害すというのが主流でした。
とくに、貧しい環境にあるこどもたちを支援するキラキラでは、
平均よりも体格が劣っているこどもがほとんどでした。

しかし、アフリカ全体の経済成長の影響が田舎町のナマンガにも押し寄せ、
キラキラのコミュニティーの経済レベルも多少底上げされ、
絶対的・恒久的な飢餓は激減しています。

ここで、一人、肥満児が現れてしまいました。
年中組のレビくんです。
まだ5歳と5か月、うちのヒカリと同年齢。
なのに、身長120センチメートル、体重30キログラム!
(ヒカリは107、16くらい)

乳幼児用の指標であるカウプ指数(体重÷身長の二乗)で見ると20.8、
学童用の指標であるローレル指数(体重÷身長の三乗)で見ると174、
いずれにしても肥満の領域です。

身長も高いので、体質的な肥満でもあるわけですが、
ちょっと目にあまるくらい太ってきてしまい、
私たちも心配しています。

4か月おきの身体測定で、
平均的には4か月で1キロくらいずつ体重が増えていきます。
レビくんも、年少組時代から年中組の最初までは、
この平均的なペースで体重を増やしてきました。

しかし、この3月から7月にかけて、
4.1キロも増やしてしまったのです。
どおりで、久々にケニアに戻って来た私から見ても、
明らかに別人になってしまっているわけです。

ご両親は、貧乏だったのだが、
一生懸命頑張ってハイレベルな生活をしていこうとしている人たち。

ローンで車を買い、
こどもの誕生日には大きなケーキを特注し、
栄養満点の食事を食べさせ、
良い服を着せて、
と言った具合。

ここで、普通なら私がしゃしゃり出て親御さんとお話をするところだったのですが、
既に保育園主任のスワレ先生がママと話をしたとのこと。
(スワレ先生、思いやりにあふれた働きぶり、あっぱれです!)

すると、ママは、
息子の体がどんどん大きくなっていくのはとても誇らしいことだと勘違いしていたようです。

アフリカでは、太った人ほど立派で格好良くて尊敬されるという風習がありました。
日本でも、世界中でも、かつてはそういう傾向があったのではないでしょうか?
近年の、栄養ブームとか、トップモデルの台頭で、
やせた人への憧れが増して来ただけで。

こどもの頃から高血糖や高脂血症に体をさらしてしまうと、
一生涯健康上の苦労を抱えながら生きていくことになってしまいます。

レビくんの問題点は、
パパが運転する車で通園していたこと、
家で脂っこいものや甘いものをたくさん食べていたこと、
身体を動かして遊ぶことよりもお勉強することを重視されていたこと、でした。

既にスワレ先生からの適切なアドバイスを受けたご両親は、
少しずつ改善を始めています。
最近は、車での通園をやめて歩いてやって来ます。

飢餓や貧困から抜け出したアフリカの人たちが、
車を使った歩かない生活、
たらふく脂っこいものや甘いものを食べる生活にあこがれ、
それが実現しつつある昨今、
保健や教育的には生活習慣病対策、
経済的には健康食品、サプリメント、栄養バランス、ダイエット、ジム、といったビジネスが、
今後ますます栄えていくことになりそうです。


相原 記


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by kjkirakira | 2016-08-02 17:17 | 現地で 保育園