アフリカでのこども支援 「キラキラ・プロジェクト」 + それを日本で後援  「キラキラを支える会」


by kjkirakira
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1週間前の土曜、
靴の寄贈を行ったところ、
残念ながら、というか、案の定というか、
後から一つ問題が明るみに出ました。

その日の夕方、
お母さんとともに、
キラキラ土曜補習教室の5年生のブルノくんが
私のところにやって来ました。

7年生のジョゴーくんが、
初めにブルノくんが選んだ靴を奪って…云々。

単なるこどもどうしの喧嘩ならいざ知らず、
支援物資を受ける姿勢の問題と、
親御さんまで巻き込んでいるこのざまに、
私も正直かなり落胆していました。

約束の、次の土曜がやって来ました。
私は待ってましたとばかりに、
ジョゴーとブルノにみなの前で詰問しました。

この2人の答えは答えになっておらず、
2人の友人である5年生のペトロくんの説明がいちばん的確でした。

まあ、ある意味、
くだらない、というか、
こどもらしい、というか。

しかし、こういう場面でなあなあにせずに、
しっかりと根性を叩き込む必要があります。

ジョゴーにはグランド5周、
ブルノにはグランド2周走らせ、
その後みなの前で、
彼らが寄贈を受けた靴そのもので、
それぞれの尻を思い切り3回ずつぶったたきました。

キラキラ土曜補習教室で、
長年頑張り続けて来たこの2人は、
言ってみればキラキラの精鋭たちです。
そんな2人には、
ろくでもない大人になって欲しくありません。

そして、みなの前で、
とくとくと支援の受け方のマナーや心を説教しました。

今回の問題は、
よくありがちなこどもどうしの問題でしょう。
逆に、しっかりと教え込めば、
しっかりと理解して、
二度と同様の愚かな行為をすることもないでしょう。

しかし、この問題の影には、
援助慣れして心が麻痺したアフリカの問題が潜んでます。

自力で学校に入る経済力がなく、
完全に学費免除で入学できたとしても、
その後ああだこうだと不平不満たらたら。

自力で靴を買うことができず、
無料で靴をいただいても、
この靴はああだこうだと不平不満たらたら。

しかし、アフリカだけではなく、
日本人も含め、
世界中の人の心の中に、
こうした愚かさはあると思われます。

支援を受ける側の問題だけではなく、
支援する側の姿勢も見直してみる必要があるかもしれません。

キラキラでは、
物の支援をかなり制限しております。
こういったアフリカ全体の事情があることをご理解いただければ感謝です。

なかなか難しい問題ではありますが。

この日の土曜補習教室は、
書いたり描いたり、
色を塗ったり、
砂でモザイクのアートを作ったり、
お勉強全くなしの図工デーとしました。

15人が、書いたり描いたり。

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モザイクのアートとして、
「2015」の「0」の部分だけを、
のりで下地をつくり、
そこに校庭の砂をまぶしてつくります。
中空の「0」ではなく、
卵円形に砂で塗りつぶした子もいます。

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前列中央の2年生女子ミルカが最高の笑顔です。
一時期全く笑わずに気になっていたのですが、
家庭環境が改善したのか、
私たちの愛情注ぎも功を奏したのか、
最近はよく笑うようになっています。

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これからも、愛を、
鞭だったり、飴だったり、
色々な形で注いでいきましょう。
愛が真剣なものである限り、
こどもたちの心身はすくすく育って行きますから。


相原 記


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by kjkirakira | 2015-01-31 22:09 | 現地で 補習教室・他

月末のメリーゴーランド

2015年1月最後の平日は、
毎月恒例の職員会議です。

私が撮影した、キラキラ全職員です。
後列左より、サムエル(年中組)、マーティン(保育園主任)、ドラー(年長組)、ジャシンタ(園長兼校長)、パトリック(小学校主任)、
前列左より、ケジア(年少組)、ジョイス(保育園調理)、レジナ(1年生)、ポウリーン(2年生)、ジュリアナ(小学校調理)。
(敬称略)

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私も入って、ノゾミさん(年中組)撮影の、下から目線の写真です。

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先生方も、
徐々にメモを取る習慣が定着し、
会議の質も向上してきています。

1月分の給料を受け取り、
各自小さな達成感で謙虚に喜んでいました。

さて、毎月末の職員会議後は、
みんなでメリーゴーランドです。

遊園地に遊びに行くのか?
いえいえ、ケニア的相互扶助、
格好良く言えばMicrofinanceの一方法です。

仮に職員全員の10人が参加するとして、
各自給料の中から1000ずつ出すと、
計10000が集まります。
その10000を、誰か一人に渡すのです。
受け取る人間は毎月変わっていきます。
これを10か月続ければ、
必ず全員が一度は受け取る側にまわることになるのです。

10000を受け取ることで、
それを小さなビジネスを起こすための資本として利用できるのです。

教員なのにビジネス?
いえいえ、アフリカの人たちは、
本業の他にいくつかの副業を持ち、
苦労しながら頑張っているということなのです。

普段は教師として働きながら、
家で鶏を飼って、鶏や卵を売ったり、
空き時間で家庭教師や塾をしたり、
休暇シーズンには古着を仕入れに行ってそれを売ったり。

10000あれば、
山羊は1頭くらい買えます。
古着なども結構な数買えます。
鶏小屋やウサギ小屋に留まらず、
人が一人寝泊まりできるくらいの最低限の部屋なら建てられます。

問題は、
10000を受け取った次の会から、
逃げるように脱会する人がいたり、
脱会時に損得ないように精算されるべきところを、
主宰者が精算に応じなかったり、
いろいろな不正があるということです。

このメリーゴーランドで助けられた人は多いですが、
逆に損をした苦い思い出がある人も多いです。

キラキラの職員のメリーゴーランドは、
ジャシンタ先生主導のもと、
マーティン先生の会計管理により、
きれいに公明正大に行われるよう願うばかりです。

ここで成功すれば、
今後は保護者をも巻き込んで、
やや大規模に行うこともできます。

ただ、忘れてはならないのは、
人はお金のために存在するのではなく、
何らかの労働をするために存在しているのだということです。
お金は労働の対価に過ぎないのです。

お金が好きな先生ではなく、
仕事が好きな先生に恵まれて、
キラキラがこれからもクリーンであり続けますように。


相原 記


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by kjkirakira | 2015-01-30 23:39 | 現地で 保育園+小学校
キラキラ保育園の2015の集合写真です。
左より、
サムエル先生(年中組)、
マーティン先生(保育園教務主任)、
ジョイス先生(調理)、
ドラー先生(年長組)、
ケジア先生(年少組)、
コージ先生(コーディネーター)
前列より、
年少組女児、年少組男児、年中組女児、年中組男児、年長組女児、年長組男児

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朝礼前の集団遊びの風景です。

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年少組の授業風景です。

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保育園を任せて安心のマーティン先生と年少組の園児たちです。

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体育の時間の風景です。

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相原 記


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by kjkirakira | 2015-01-28 18:36 | 現地で 保育園

靴の寄贈

金曜のPTA総会で告知し、
その翌日、2015年1月24日(土)の午後、
キラキラ小学校にて、
キラキラ保育園・小学校・土曜補習教室のこどもたちを対象に、
靴の寄贈を行いました。

この靴寄贈は、
ソトコト・スマイルプロジェクトと呼ばれ、
あの女子マラソンの高橋尚子さんが発起人で、
体質的にマラソンがとても速いのに、
靴がなくて十分に運動する環境が整っていないアフリカのこどもたちを支援しようと、
日本のこどもたちが履いていた運動靴を集め、
それをアフリカ各国にあるJICAのオフィスを仲介し、
キラキラのような様々な草の根プロジェクトを介し、
アフリカのこどもたちに寄贈しているのです。

ポイントは、
こういった物資の支援には、
相当のお金も必要であるということです。
日本からアフリカまでの物資の輸送、関税、
アフリカ内での運搬費用、
関係者の労働や手間、
ばかにはならない金額と量なのですよ。

このため、このプロジェクトでは、
靴の寄贈とともに、
寄付金も義務としているようです。
こうすることで、
・まずは日本で物を大切に使う
・覚悟したうえで心をこめて物を寄付する
という習慣が育つのです。

ただ、この「寄付金」は、
キラキラのような草の根プロジェクトまでは回って来ません。
靴100足以上をナイロビのJICAオフィスからナマンガまで、
個人がバスで運んで来ることはできず、
自分たちの自動車でナイロビを往復してくることになるため、
ガソリン代と運転手の労働を考えると、
1万シリング(1万3千円)程度は最低でもかかりますが、
過去2回は、これをキラキラからの負担としていました。

しかし、次回からは、
寄贈を受ける子の親が、
一人当たり100シリング(130円)程度負担することで、
この1万シリング相当をまかなっていくことで保護者の皆さんの同意を得ています。

仮に、同様の靴をケニアの市場で売ったとして、
どんなに安くても300円、
平均的に500~1000円、
良い物になると1000円以上で売れますから、
この程度であれば十分に負担する価値があるわけです。

もちろん、絶対的に貧しくて靴もないような数人の子たちには、
お金なしで寄贈しますが。

というわけで、今回はまだ無料・無償での靴の寄贈です。

土曜補習教室をいつもより早めに終了させて、
会場設定をして、親子たちの来訪を待ちます。

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靴を選んでいる様子です。

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ああだこうだ言いながら選びます。
中には、親の意向を無視して、
頑固に「これがいい!!!」と主張する子も。

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年長組のラマダンくんとそのお母さん。

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2年生のチャリティーさん、年長組のダイアナさん、お母さん

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タンザニア人の4人。
左より、
2年生のアイリーンさん、
1年生のヘドリックくん、シーラーズくん、マジラくん

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2年生のニコデマスくん、年中組のオベディエンスくん、お母さん。
液体洗剤を自宅でつくって売っているこのお母さんは、
この日、キラキラで食器を洗うための洗剤を寄贈してくれました。
さらに、家にあった、誰もはかない小さいサイズの靴を一足寄贈してくれました。
その靴は、この日、他の誰かの物になったようです。
もちろん、自分たちも、新しい靴の寄贈を受けて家に帰って行きました。
前日のPTA総会で確認された、
キラキラは一人一人がスポンサーであるコミュニティーのプロジェクトということを、
理解して実際に行動してくれた第一号になりました。

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キラキラ特別支援児童の、
土曜補習教室6年生のマリアさん
大きな子たちは、さすがに自ら「ありがとう」と言えます。
この日は最後まで上機嫌でした。

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土曜補習教室のみんなは、
最後に教室とトイレの掃除をさせるために、
全部終わるまで待ちます。
その間、調理室の窓で、
自分たちが寄贈された靴の展示会を行っていたようです。

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2年生のビンセントくん、年中組のエスターさん、お父さん。
このお父さんは、PTA役員として、
キラキラへの愛情をもってひたすら頑張る功労者です。
ビンセントくんは、学習の飲み込みが極めて遅く、
もし他の学校だったら確実に落ちこぼれて留年を繰り返した挙句に退学になりそうなところ、
キラキラでは愛情と力をこめて、
スタッフ全員で指導・教育し、
学校生活もエンジョイしています。

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2年生のキャサリンさん、未就学の妹さん、お母さん。
このお母さんは、昨年11月に、
バースデーケーキと肉とソーダを寄贈してくれたあのお母さんです。
キラキラ愛は半端ではありません。

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特別支援児童の17歳でまだ2年生のエマニュエルくん、
その姪っ子の2年生のモニカさん。
「エマニュエルのお母さんは昨日の総会に来ていなかったな」と思いだし、
電話して、大急ぎで来るように言ったのです。
家でのぼろの普段着を脱いで、
このクリスマスに買ったばかりの服に着替えて、
大急ぎでやって来たのでしょう。

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2年生のブライアンくん、そのお姉さん。
ミヤネ屋で家庭訪問の様子が紹介されたあのブライアンくんです。
キラキラの中でも5本の指に入る貧しさです。
「何だ、ブライアンは来てないな」と思いだし、
先のエマニュエルに呼びに行かせ、
ようやく終了間際にやって来たのです。
お姉さんは、学校に行っているんだか行っていないんだかわからない状態。
貧しいと同時に、お母さんも疲れ果てて何をしていいのかわからないのでしょう。
靴の寄贈はキラキラ保育園・小学校・土曜補習教室のこどものみ対象ですが、
唯一の例外として、このお姉さんにも寄贈しました。

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最後に、教室とトイレの清掃を終えた、
キラキラ土曜補習教室の中心人物たちとその弟妹たちです。

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贈り物を、
心を決めて贈り、
感謝をこめて受け取る。

そんな当たり前のことを、
私も、現地キラキラの関係者たちも、日本側のキラキラを支える会の皆さんも、
今後も長く実践していきたいものですね。


相原 記


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by kjkirakira | 2015-01-24 19:31 | 現地で 全般・他

2015初のPTA総会

2015年1月23日(金)
キラキラ保育園と小学校のPTA総会の日です。

小学校開校1年目だった昨年は、
保育園と小学校との合同のPTA総会を開いていましたが、
今年は小学校の児童数が倍増し、
保護者全員が1年生と2年生の教室の間にあるついたてを取り払って開放したホールに収容しきれないと判断し、
小学校部門の総会を15時、
保育園部門の総会を16時半に開催することにしました。

また、毎回、小学校を会場にPTA総会を開く日には、
保育園児たちを全員小学校側に移動させるのが習慣だったのですが、
今回入園したばかりの園児たちは例年よりも大人数で、
しかも、例年よりも低年齢児が多く、まだ慣れておらず、
大挙して移動するのは困難と判断し、
まず保護者が保育園に迎えに来て、
それぞれ家に帰った後で、
保護者たちが小学校にPTA総会のためにやって来る、
という方式にしました。

それから、例年のPTA総会は、
毎回コーディネーターである私の司会で開かれていたのですが、
今回から、先生方の代表に司会を任せることにしました。
これまでも、本当はそうしたかったのですが、
適任の人物が先生方の中に見当たらなかったこともあり、
しかたなく私自身が司会をしていたのです。

小学校部門の代表格パトリック先生と、
保育園部門の代表格マーティン先生という、
ついに射止めた逸材である2人が、
それぞれの司会をすることになりました。

といっても、
小学校の総会も保育園の総会も、
議事はほぼ同様です。


①2014年の年次報告(コーディネーター)

私自身による報告です。
現地キラキラの活動内容の部門ごとの説明・報告と、
それぞれの収支を説明します。
保育園部門の赤字分約10万シリングと、
小学校部門の赤字分約11万シリングを、
他の部門同様に「支援金」で補填してきているが、
今後徐々にこの赤字分を減らし、補填を減らし、
「支援金」を小学校建築やスクールバス購入に集中させていく方針を説明しました。


②2015年1月の保育園・小学校の報告(各先生)

ジャシンタ園長兼校長を筆頭に、
各先生からの問題提起と今後の展望などの報告です。
若干一名(ジャシンタ先生)、割り当てられた時間をはるかに超える長話になり、
会合の時間が予定をはるかに超えることになってしまいましたが、
概ね有意義な内容になりました。
普段は意味のない発表ばかりの先生方も、
今回はしっかりと準備して、ポイントを抑えて、
聴衆の理解や感動を得る話をしてくれました。

保育園のドラー先生、
普段教室で演じるパフォーマンスを保護者相手にも出して来て、
冗談あふれ、笑いを誘い、
「キラキラ保育園にドラーあり!」と、
大いに記憶に残る報告になりました。

保育園のケジア先生、
話下手でいつもたいした話をしないのと打って変わって、
この日はしっかりと問題提起と今後の展望を語り、
理解も深まったのと同時に、
深い感動を覚え、拍手喝采が起こるほどでした。

小学校部門の方で、
1年生の時は、みな朝の送りが義務となっていましたが、
2年生になった今、どうするか、話し合いました。
私はてっきり、2年生になったのだから、
今後は自分たちで自立して登校する、
もちろん保護者の送り(引率)も妨げないが、
という方向で決着するものと思いこんでました。
しかし、蓋を開ければ、
・アンボセリロードの交通量(自動車、オートバイ、トラック)がますます増えている
・そのアンボセリロードがバイパスと交わる地点にあり、しかも反対方向は坂となってカーブしているために、見通しが悪く、予測もつきにくい位置にある
・車両が道路の中央を走行せず、路面の状態が良い道路の端を走行することがあり、歩行者にも危険が及びやすい
という見解が大半でした。
道路の状態は、1年前に比べて悪化していると言えるようです。
私自身は、この道路事情の深刻さをあまり認識していなかったのですが、
普段この道路を仕事で歩いている保護者や、
毎日下校時に小学生たちを道路横断させている先生方の意見は、
「この道路はとっても危険!!!」
ということでした。
それで、あまり時間を取らずに、
今年も1・2年生ともに、朝の登校時の送り(引率)を義務とする、ということで合意しました。


③2015年1月のコミュニティー・役員会からの報告

これは、主に、1週間前に開かれたPTA役員会の報告です。
しっかりわかりやすく説明できる役員さんがいないので、
とりあえずコーディネーターである私から説明を始めました。

キラキラにおける募金活動について
・現時点で5万シリング程度収集されている
・この収集金は、小学校の建設やバス購入ではなく、小学校と保育園の赤字を埋めていくために、運営費(教科書やノート、食糧や水などを含む)として活用していく
・これまでの募金で、誓約したが後で後悔しながら支払ったような人には、後日返金にも応じる!(ここで、会場から大きなため息が…。「そういう馬鹿な奴がいるのか?」「ああ、コージさんが悲しんでいる」といった空気に包まれました)
・今後は、誓約・義務方式の募金ではなく、完全に自発的で喜びを伴う募金として続けていく

キラキラ・プロジェクトの意味
・キラキラは支援を受けるプロジェクトであるという誤解が多い
・しかし、キラキラはコミュニティーの自助努力・相互扶助のプロジェクトである
・私は日本側からの支援者(スポンサー)の代表として資金繰りを監視しつつ、現地の会計を管理する責任者にすぎない
・キラキラのコミュニティーに属する一人一人(保護者など)がスポンサーであるべきであり、私や日本の支援者の皆さんは資金源の「全て」ではなく一部であるべき

とくに、最後の点で、
・昨年9月に米と豆を寄贈してくれたアビガトニのお母さん
・昨年11月にケーキと肉とソーダを寄贈してくれたキャサリンのお母さん
・毎週火曜日に小学校に必要以上の緑色野菜を届けてくれるピーターのお母さん
といった実例を匿名で挙げ、
いかに一人一人がスポンサーとしてキラキラに貢献できるかを例示しました。

このように、資金や労働や得意分野で何らかの貢献をする人が増えることで、
本当に貧しい人たちが救われて、
学費の値上げを最小限に抑えることができ、
「本当に貧しい人たちを支援する」という目標とも両立させながら、
保育園分野と小学校分野の独立採算も可能になっていく、という展望を説明しました。

しかし、資金が必要だからと言って、
誓約や義務による募金をすればするほど、
金額は多く収集できるかもしれませんが、
同時に汚点も増えていきます。
だからこそ、
自発的で喜びを伴うきれいな募金を続けていくことに意味があるのです。

そして、役員代表として、
2年生のビンセントくんと年中組のエスターさんのお父さんが、
私からの説明を彼なりに言い換えて説明しました。

この話は、保護者の皆さんの心を大きく動かしてくれたようです。
「私たちはこうすべきだ」
「こうしたら良いのではないか」
「感謝を行動に表しましょう」
といった声がどんどん出て、
会合の時間はますます長引くことになりました。


④いくつかの連絡事項と出欠確認

欠席者は驚くほど少なくなりました。

保育園部門の会の方に出席してくれていた、
訪問者の永松真紀さんとジャクソンさんも、
とても面白い会合だったと評してくれました。

結局、1時間+1時間の予定だったのが、
小学校部門1時間35分、
保育園部門1時間50分もかかり、
全てを終えることができました。

今回の総会は、前向きで建設的な要素が大半を占め、
疲労困憊しながらも、
大きな成果と期待感に心を弾ませるものになりました。

閉会後、ピーターのママさんは、
「緑色野菜のお代は全部キラキラに寄付しますからよろしくお願いしますね」と。
「いやいや、お言葉は嬉しいけど、あなたの家計が心配だから、全額はちょっとね…」
と、心の中で答えました。

私自身が保育園に通う2人のこどもの保護者として、
興味を持って出席したくなるようなPTA総会、
安心してこどもを任せられるような学校を目指して、
これからもますます、
教職員への指導を強化し、
コミュニティー(保護者の皆さん)との協力体制を強化しつつ、
キラキラを前に進めていこうと決意を新たにした次第です。

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相原 記


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by kjkirakira | 2015-01-23 22:25 | 現地で 保育園+小学校
2012年8月に4週に渡って放送された
読売テレビ「ミヤネ屋」世界電波ジャックコーナーのケニア編。

1週目は、ケニアのマラソン事情
2週目は、マサイの男と結婚した日本人女性
3週目は、医者をやめてケニアに渡って保育園を開いた男性(私のことです)
4週目は、ケニアの観光事情

この、2週目で放送された日本人女性永松真紀さんと、
その旦那さんであるジャクソンさんが、
ナマンガを訪問されました。

ミヤネ屋のビデオ録画を何度も見て、
お互いによく知っている存在とはいえ、
会うのは今回が初めて!!!

私たちのナマンガも、
永松さんたちの家のあるトランスマラという地域も、
マサイ族の土地なのですが、
とても離れており、
地元の人たちも滅多に行き来することもなく、
同じマサイでも感覚や事情がやや異なるところが面白いのです。

キラキラ保育園から100メートルくらいのところにある、
ケニア・タンザニアの国境を表す標です。
私がタンザニア側、永松真紀さんがケニア側に立っています。

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永松さんご夫婦と、私たち夫婦+2人の娘たち
キラキラ本部の中庭にて

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何と、この日はキラキラのPTA総会もあり、
出席されて、後ろの方の席に腰かけ、
コミュニティーのプロジェクトであるキラキラの醍醐味も感じていただきました。


相原 記


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by kjkirakira | 2015-01-23 17:50 | 現地で 全般・他
2015年1月19日(月)から20日(火)にかけて、
小学校で大忙しでした。

まず、全校児童100名超の顔写真撮影。
一人一人呼んで、白い壁を背景にして立たせ、
撮影していきます。

学校ですので、
記録として必要な写真です。

続いて、誕生月ごとの集合写真。
2年生たちは既に自分の誕生月を把握しています。
キラキラ保育園出身の1年生たちも、ほぼ把握しています。

しかし、
キラキラ以外の園出身の子たちは、
ほぼ全員わかっていません。

先生方と一緒にしっかりと確認しながら、
短時間でスムーズに撮影できました。

続いて朝礼。
朝礼終了後、全体の集合写真。
これも、難なく撮影終了。

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長年こういう仕事をして、
何度もこどもたちの集合写真を撮っていると、
どういうふうに並ぶか、
そのためにどのように誘導して並ばせるかなど、
イメージトレーニングさえしっかりすれば、
案外楽にできるものです。
あとは、撮影時にじっとしていない子や、
ついつい横や後ろのお友達の方を向いてしまう子を、
うまくカメラに向かせるだけ。

1時間目が始まる前に、
みんなでトイレに並んでいる様子です。

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20日(火)は、
ポウリーン先生も新任のレジナ先生も事情があって欠勤。

小学校でも保育園でも、
ときどきスタッフの欠勤が重なる日があるのです。
仕方がありません。

一人残ったパトリック先生と、
調理のジュリアナ先生に加え、
私もフル稼働です。

こういう日は、
日本のキラキラ会員・支援者の皆さまに、
4か月おきに会報とともにお届けするこどもたちの絵や書き物を、
私自身が監督しながら作成させる絶好の機会です。

2年生の教室に3時間分、
1年生の教室に2時間分入り、
全校生徒100名超の各児3枚ずつ作成完了しました。
後日、この日の欠席者たちの分を作成するだけです。

この作成では、
普段はしない描画と塗り絵もするので、
みんなも楽しそうです。
ケニアの学校では、

ついつい勉強勉強一辺倒になり、
絵を描く能力がなかなか育ちません。

そんな状況下でも、
キラキラは比較的頑張っている方でしょう。
キラキラ以外の園出身の子が描く絵に比べて、
キラキラ保育園出身者の絵は上手ですから。

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上の画像でご覧の通り、
書く姿勢がとても悪い子が多いです。
頬杖をつきながら書く子が多く、
ひどい時は、机の上に頬をつきながら書く子さえいます。

それから、鉛筆をかじる子が多いです。
木の枝で歯磨きしたり、
歯で何かの蓋を開けたり、
歯でパックを切り裂いたりと、
何かを歯でかむことが小さい頃からの習慣になってしまっているようです。
しかも、徹底的に注意する先生方がなかなかいないのも問題です。

こうした、机に向かう際の姿勢や、
文房具の扱い方などの基本中の基本は、
日本の幼稚園児や小学校1年生であれば、
誰でも最初に習うことですね。

お勉強そのものの成果だけにこだわる先生たちが大半であるケニアで、
せめて気付いて心痛めている私がここにいる以上、
少しずつでも改善していきたいものです。

この日、体育の時間には、
1年生を相手に、
自らいろいろ運動や集団遊びを指導してみました。

この日の午後は、
急きょ折り紙を用意して、
2年生たちに折り紙の首飾りを作成させました。
お誕生会で園児および小学生にその都度贈呈するための首飾りです。

その前に、基本中の基本を説明します。
はさみの受け渡し方を実演し、
包丁などの受け渡し方、
運び方にも応用させるようにします。
(ケニアのこどもははさみよりも包丁を持つ方が早い)

のりは食べ物でも飲み物でもないことすら説明します。

折り紙の色の名称も確認します。
保育園レベルでは、
5色くらいの名称を知っていれば十分ですが、
さすがに小学生ですから、
徐々に色のレパートリーも増やしていくべきですね。

いよいよ作成へ。
みんな、楽しそうに一つ一つつなげていきます。
器用な子もいれば、不器用な子も。
のりで紙をびちゃびちゃにしてしまうとか、
のりが多すぎるか少なすぎるかで、なかなか接着しないとか、
スピードが極端に遅いとか、
白の面を外側にして、色の面を内側にしてしまうとか、
きれいな円形にならず、枝葉がついてしまうとか、
監督している私にとっても、
面白い一時を過ごしました。

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作成後、みんなで校庭に出ます。

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みんな、マサイの首輪で着飾った気分になり、
自ずとマサイの歌の大合唱が始まります。

しかし、キラキラ史上最高の歌い手だった、
キラキラ保育園OGで、
現在AIC小学校5年生のムルグイヤを思い出すと、
どんな歌でも物足りなく思ってしまいます。

ジャシンタ先生が登場し、
その音頭で歌っているところです。

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いい感じにのってきています。

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みんな、この程度のことでも大喜びです。

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キラキラ土曜補習教室で試してうまくいっているようなことを、
どんどんキラキラ小学校に導入していきたいですね。

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この日は、パトリック先生も、私も、
登校時から下校時まで、
落ち着いてくつろぐ時間もないほどに大奮闘。

私自身は、このキラキラ11年の歩みの中で、
何度も何度もこの類の忙しさを経験し、
慣れていて何でもないのですが、
現地スタッフの中で、
私かそれ以上に忙しくいろいろこなしてくれるこのパトリック先生は、
ケニアでは本当に珍しく、貴重な存在です。

TBS「世界の果ての日本人」で、
このパトリック先生に給料を渡す場面が少し放送されましたが、
月給8000円ではなくて、
彼の働きぶりを高評価し、
8万円くらいあげたい気分です。
(さすがに冗談です)

これからも、
勉強ができる児童、
芸術のセンスがある児童、
音楽のセンスがある児童、
体力やスポーツのセンスのある児童、
道徳心に秀でている児童、
自主性のある児童など、
あらゆる面で理想的な児童を、若者を、
周囲からのプレッシャーに負けずに育て続けていきたいものです。


相原 記


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by kjkirakira | 2015-01-20 23:05 | 現地で 小学校

民芸品屋もつらいよ

キラキラ保育園のビンリーくん(年長組)とミリアムさん(年少組)の兄妹のお父さんは、
木彫り動物を中心としたケニアの民芸品を扱うのがお仕事。
自ら彫ったり仕上げをしたり、自ら仕入れて来たり。

今回も、私からの要請に応じて、
いろいろな品物を仕入れて、
持って来ていただく約束をしていました。

その日の朝、見知らぬ男性が、
キラキラ小学校の校庭にいた私を訪ねて来て、
「あのお父さんは遠くにいるから来られなくなって、
代わりに私が民芸品をあなたのために持って来るように言われて、
持ってきたのだけど、どうする?」と。

ん?ちょっとうさんくさいかな?
すぐに、その人から離れて、
ビンリーのお父さんに電話をかけると、
「約束通り自分で持って来ます。
そんな話はでたらめですよ。」
と。

それで、私が、
「あなたとは約束していないので、
あなたから買うものは何もありません。
どうぞお帰り下さい」
と言うと、
「そんな!マチャコスからわざわざやって来たんですよ。
帰りのバス代すら持ってないのに。
ぜひ私の品物もご覧ください」
と、執拗にリクエストしてきました。
私は話を長引かせないように、
しっかりとお断りしました。

その見知らぬ男性は、
残念がりながらも、
まずビンリーのお父さんに会いに行きました。

しばらくして、約束の時刻に、
ビンリーのお父さんご自身が、
品物を持ってやって来ました。

どうも、その男性は、
ビンリーのお父さんが、
いつも「外国人」に民芸品を売っていると聞いて、
外国人価格で売るビジネスチャンスと考え、
ビンリーのお父さんと私との関係に強引に割って入ろうとしたようです。

外国人価格で売った方が、
現地人価格、それも、流通価格で売るよりも、
楽に儲けられますからね。

といっても、ビンリーのお父さんが私に売る値段は、
現地人価格に少々手数料的なものが上乗せされた程度なのですが。

ケニアではありがちな話です。
しかし、今回は穏便におさまって良かったです。

ビンリーのお父さんをキラキラ本部の敷地内に招き、
屋外会議スペースで品物を展示していただき、
今回購入するものを選んでいきました。

購入時には、お子さんの保育園の学費も一緒に納めていただいています。
今回は、この1月に入園したばかりの妹のミリアムさんの、
2学期と3学期分の学費を全納していきました。

これで、この兄妹は、
今年いっぱいはもはや支払なしに安心して園に通うことができます。


色柄のキリンの木彫りなどです。

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黒檀の木彫り動物です。

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ローズウッド(バラの木)の木彫りの鹿です。

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木彫りの笛(ホイッスル)です。
放牧の民が、荒れ野で仲間と交信する時などに使われたようです。
(現代は携帯電話など)

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こんなふうに吹いて音を出します。
(モデルはデリックくん17歳)

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ビンリーのお父さんが帰ってしばらくした頃、
またあの民芸品売りの男性が再来。
「ほら、これ、買わない?」
と、品物を手に取ってアピールされました。
「いや、買わない」
とだけ言って、忙しい日常に戻りました。
その男性も、残念がりながらも、
忙しい日常に戻っていったことでしょう。


12月に買っておいた、
ギニェラ(古タイヤ製のサンダル)やビーズ付きのサンダルです。

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1月頭にキラキラのママさんたちから買っておいた、
ビーズの首輪の類です。

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さて、この日の夜、
民芸品を日本に送るための荷造りに格闘しました。
ちょうど良いサイズの段ボール箱がない!と言いながら、
石けんのまとめ買いをした段ボール箱を空にして、
何とか荷造りを済ませることができました。


相原 記


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by kjkirakira | 2015-01-19 23:33 | 現地で 民芸品購入

PTA役員会

2015年1月16日(金)

キラキラ保育園の近くの私立小学校の校庭に、
ヘリコプターが着陸。

ナマンガを含む選挙区から選出された国会議員が、
先日急きょ大臣に抜擢されたので、
その議席が空席となり、
その議席を巡って補欠選挙が行われるのです。

その選挙までまだ2か月近くあるというのに、
既にナマンガを含めた県内各地で、
盛んに選挙戦が繰り広げられているのです。

この日、ナマンガ各地に候補者たちが集結し、
その支持者たちとともに集会を開き、
車を何台も連ねて街を練り歩いたりしていました。

その候補者の一人が、
ヘリコプターで駆けつけて、
キラキラ保育園の近所の私立小学校で、
集会を開いていたのです。

その集会が終わり、
ヘリコプターが飛び立ったのは、
キラキラ保育園の夕礼の直後のこと。

園児のみんなはヘリコプターに釘付けで、
みんなで手を振って喝采していました。

下の画像の中央の空に浮かぶ黒いのがヘリコプター。
その下の空気一帯に、
ヘリコプター離陸時に巻き上げられた砂ぼこりが舞っています。

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この日は、保育園の夕礼を終え、
私はすぐにノゾミとヒカリを伴って小学校の方に向かい、
そこで保小合同のPTA役員会です。

午後4時開始の役員会ですが、
4時きっかりに来たのは1人だけ。
どうやら、この選挙戦の集会その他で、
多くのナマンガの人たちが忙しくしていたようです。

しかし、遅れて次から次へとやって来て、
最終的には役員の大半が出席していました。

この日の役員会のメイントピックは、
あの募金活動について。

2012年11月の保育園のPTA総会で決議され、
キラキラ小学校開設に向けて保護者が募金しようということになり、
それぞれが「私はいくらいくら払います」と誓約していたものの、
その会で決議された支払期限の2012年12月にしっかり支払った人はごく少数で、
その後も延々と募金を収集し続けていたのでした。

しかし、これでは先に進めない。
そして、誓約した人はしっかりとそれを順守することこそが、
コミュニティーの発展である、ということで、
2014年10月のPTA役員会にて、
最終的な支払期限を2015年1月の新年度開始時としたのでした。

その支払期限に際し、
いろいろなことがありました。
いくつか前のブログ記事に書いた通りです。

そして、この日のPTA役員会で、
①この募金の収集金の扱い
②今後の募金(資金収集)のあり方
について、方向性を確定させようというのが狙いでした。

役員それぞれが興味深い見解を発表し、
いろいろな意見を出し合い、
少しずつ少しずつ方向性が見えてきました。

この日、役員会の顧問ということで、
年長組のモーセスくんのお母さん(公立小学校の教師)がいてくれたおかげで、
私とジャシンタの説明だけではわかりにくい部分も補っていただくことができ、
とても有意義な話し合いができました。

「知識人」の存在がいかに大切か、
身に染みて実感する役員会でした。


①この募金の収集金の扱い、について。

自分で「いくら払います」と誓約しておきながら、
いざ払う時になって相当ごねた人たち。
ママが誓約したにもかかわらず、ママ自身で払えず、
こどもの停学となったことで、パパに知れて、
家庭内で深刻な夫婦げんかになったり、
家庭内のそうしたストレスが牙をむいてキラキラに向かって来たり、
また、自分で誓約したにもかかわらず払えなくなり、
キラキラを去る決心をしたママもいました。

こうした、問題あり、汚点ありのお金は、
正直こちらもありがたくありませんし、
キラキラごときで保護者の皆さんの平和を壊したくありません。
キラキラが無理強いしたのではなく、
あくまで本人の口から出た誓約であったとしても!

というわけで、
もしこのお金が原因で生活が苦しくなったり、
夫婦が離婚寸前になったりということで、
返金を望む人がいたら、
返金に応じることになりました。

返金を望む場合、
後日私のところに来て申し出て返金を受けるだけで、
みなの前で宣言する必要はありません。

しかし、誓約したのにまだ払っていない人は、
現在キラキラに通っていない子の親も含めてまだ12人もおり、
彼らには一度は払っていただく義務を課し、
その上で、3ヵ月なら3か月後以降に返金に応じる、
ということになりました。

キラキラに子がいなくても、
将来的にキラキラに他の子弟を連れて来る可能性もあります。
その際は、この誓約金を「過去の借金」として扱い、
これを完納してもらってから、
サービス(保育園や小学校への入園・入学)を提供するということを確認しました。

そして、どのようにお金を使うかについて。
これまでに収集した金額は5万シリング(約6万円)程度です。
これは、3人がけの机なら13台分くらい、
小学校の教科書なら、1学年分にやや満たないくらい。

キラキラ小学校の建設やスクールバスの購入は、
全体で一千万円ないし二千万円の巨大なプロジェクトです。
この巨大プロジェクトの1年平均の予算でも百万円ないし二百万円です。
つまり、比較的貧しいキラキラの保護者の皆さんがどんなに頑張っても、
桁が違うわけです。
この現地でも募金では、「建設」の「け」の字にもならないのです。

もちろん、募金によってきれいな心が集められ、
金額には現れない部分での後押しはかなりあるので、
全く募金活動が行われない状態に比べたら、
精神面での相当の建設増進効果はあります。

そして、昨年の会計の集計と考察を、
役員の皆さんに発表し、
支援者代表であり、現地の会計責任者である私の見解も述べました。

キラキラがいくつかのプロジェクトを運営している中で、
保護者の皆さんに直結するのは、
保育園部門と小学校部門です。

2014の保育園部門の収入が425100で支出が521225。
2014の小学校部門の収入が445000で支出が556150。

つまり、
保育園部門の赤字が96125、
小学校部門の赤字が111150であり、
これらの赤字分を、
主に日本からの支援金で補填して成り立っているのです。

保護者の皆さんからの募金は、
何百万レベルには程遠くても、
何万レベルは現に達成しており、
この募金を使用すれば、
赤字分をいくらかでも埋めて、
保育園部門と小学校部門の独立採算が望めるところまで来ているのです。

さらに、「建設」のための募金という狭い意味でスタートしたかのような募金でしたが、
広い意味での「小学校とその関連プロジェクトの発展」のための募金と捉えるならば、
保育園部門と小学校部門の運営費の赤字分を補填することにも、
大きな大きな意味があると言えるのです。

さらに、大きな理由があります。
仮に、キラキラ小学校の建設を、
公立小学校として、
いずれはケニアという国に寄贈するつもりで行うとしたら、
建設自体に対してコミュニティーも責任を負うべきでしょう。

しかし、2014年8月に、
キラキラ小学校を公立にするという案は既に断念・却下しており、
私有地に私立(CBO法人経営)小学校(非営利)を建てていくことになります。

私有地をリースして学校を建てる場合、
キラキラのPTAが募金の収集金を利用して、
5万円で土壁の小さな教室を1週間で建てる!
と言ったとしても、
土地の上に半永久的に残る建物の部分に関しては、
地主の意向が最優先になります。

そんな、土壁の教室一つじゃ、何の意味もない。
地主が45万払うから、
合計50万でセメントのある程度しっかりした教室を建てよう!
その代わりにリース代などの条件が云々、
という話になってくるのです。

ということで、
募金の収集額は保育園部門と小学校部門の赤字分の補填に利用される、
という方向性で、全会一致を得ることができました。


②今後の募金(資金収集)のあり方、について。

キラキラの今後の発展のために、
毎年一定の額を全児童(の保護者)に課そう、
という意見も出ました。

しかし、キラキラがコミュニティーのプロジェクトであることを考え、
無理強いよりも、自発的な自助努力・相互扶助に依存すべきという意見が抜きんでました。

キラキラに限らず、
外国人がアフリカで運営している学校その他の福利施設は、
「援助してくれるもの」というイメージがつきまといます。

その点で、
2012年11月のPTA総会で、
キラキラの保護者の皆さんが、
自分たちによる募金を決議して実行し始めたことは、
本来キラキラが目指してきたものでもあり、
たいへん喜ばしいことでした。

しかし、まだまだ、
援助を待っている保護者、
学費・給食費以外の支払が嫌いな保護者が多く、
私たちの本意は理解されていません。

昨年末に、伝え聞いた話で、
夫「うちは金持ちだから、貧乏人と一緒の学校(キラキラ)には行かせない!」
妻「でも、その貧乏人の学校の方が金持ちの学校よりも質が良いし、学費が安いんだから、その貧乏な学校に入って、金持ちの学校で払うはずだった分の学費をその貧乏な学校に寄付した方がよほど有意義じゃない?」
と言いながら、ある金持ち夫婦が口論していたそうです。
結局、この夫婦の子は金持ちの学校(学費が高い私立の学校)に入ったそうですが、
この奥さんの方が主張したことは、
まさにキラキラの理想を描いていたのです。

少数の保護者は、実は既定の学費以上に払う能力がある。
しかし、少数の保護者は、既定の学費を工面するのがやっとである。
これらの過不足がキラキラ内にも既に存在し、
うまくそれを補い合っていけば、
キラキラの保育園部門と小学校部門の独立採算も、
決して夢ではないというレベルまで来ているのです。

キラキラは、
日本など外国の支援者からの支援、
ケニアの国からの支援、
ナマンガのコミュニティーからの支援、
キラキラ内部の有志からの支援など、
いろいろな形での支援を受けながら、
コミュニティーの学校としてやっていく!
最終的に、ケニアが自立し、
「日本など外国の支援者からの支援」の部分をゼロに近づけて行くのが目標なのです。

そこで、方向性として、以下の内容でまとまりました。

今後、PTA総会の度に、
本来あるべきコミュニティーのプロジェクト(学校)としての姿を繰り返し説明し、
保護者の皆さんの理解と行動(物心両面での協力)を求めていく。

募金活動としては、
決して既定の金額を全員に無理強いすることなく、
募金に協力したい人が、
したい時に、したい金額だけ払う、
ということになりました。

無理強いや誓約などがあると、
募金の収集額は確かに多くなるのでしょうが、
汚点にまみれたお金も多くなります。

しかし、完全に自発的な募金にすることで、
たとえ金額は増えなくても、
全額がきれいなお金になります。

そして、そうしたきれいな募金の収集額を、
今後の保育園や小学校の運営、
つまり、食糧や、教科書やノートに有効に活用し、
赤字を少しずつ減らしていくのです。

さらに、今後も段階を経ながら、
既定の学費・給食費を増額して行き、
より早期の独立採算を目指していくのです。

そうすることで、
日本などの支援者代表で、現地の会計責任者であるコーディネーターの私は、
何百万というお金が動く建設などの大事業に集中できるようになるのです。


というわけで、
いろいろと有意義な話し合いができ、
方向性もかなり確定し、
キラキラがまた一つ前進しました。

こういった活動を長く続けていると、
励まされることもあれば、
落胆させられることもあります。

たいていの場合、
落胆は少数の保護者からやって来て、
励ましは大半の保護者からやって来ます。

どんな状況でも希望を失わずに、
数年後の独立採算達成や、
10年後の建設などの完成を夢見ながら、
これからもキラキラを勇気をもって主宰していきたいです。

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相原 記


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by kjkirakira | 2015-01-16 21:43 | 現地で 保育園+小学校

2015補習教室始業

2015年1月10日(土)
キラキラ土曜補習教室の2015年度始業日です。

この日は2人の遅刻者以外の18人の児童が集結。
(2人の遅刻者は家に帰しました)

うちのヒカリ(年少組)も初参加。
ひらがなを書く練習の開始です。
ノゾミもヒカリも、毎週土曜日を利用して、
最低限の日本語が書けるようになれば良いなと期待しています。

他、1年生2人と2年生2人が初参加。

補習教室の常連カレチェ(5年生女子)は、
この度、公立AIC小学校から、あのライバル校に転校し、
土曜日も授業があるためにキラキラ土曜補習教室には来られなくなりました。

マンデラ(6年生男子)は、
普段はナマンガから70㎞北上したところにあるビシル小学校(あのアブラハムも通っていた)に通い、
そこで寮生活をしているのですが、
この度ケニア全国の公立学校の教職員たちが賃上げを要求してストライキをしており、
新年度が始まっているにもかかわらず学校に戻ることができずにナマンガの家で待機しており、
キラキラ土曜補習教室にも参加することができたという次第です。

マンデラだけでなく、
他の3年生以上のみんな(公立ナマンガ小学校または公立AIC小学校)が、
同じ状況に陥っており、
自宅待機を余儀なくされているのです。
みんな暇を持て余しており、
キラキラ保育園のお迎えの時間にも、
小学生たちが大挙してやって来ます。

彼らを平日にもキラキラに臨時で召集して、
勉強させたり仕事を手伝わせたりしたいところですが、
残念ながら、私も先生方も年度初めは忙しく、
しかも児童数が多くて居場所も確保できないために、
何もしてあげることができません。

ボールやピアニカ(メロディオン)などで遊んでます。

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みんなでの食事はとても美味しいです。

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後ろに調理のジュリアナ先生。
左端は年少組のヒカリさん。
他のみんなも、ヒカリさんくらいに小さい時期があったのでしょうね。

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相原 記


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by kjkirakira | 2015-01-10 22:08 | 現地で 補習教室・他