アフリカでのこども支援 「キラキラ・プロジェクト」 + それを日本で後援  「キラキラを支える会」


by kjkirakira
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親愛なる日本の皆さま、

この度の大震災で被害に遭われた皆さま、
心よりお見舞い申し上げます。

1日も早い回復と再建とを、
遠いケニアの地にて祈り、
そのためにできる限りの行動をしております。


☆☆


去る3月12日(土)のキラキラ補習塾。

地震のニュースで気が滅入っていただけでなく、
マラリアにもかかっており、
しかも、
その日集まった小学生たち18人の、
あまりにもひどい出来の悪さと、
~アフリカの国名を覚えて来ない
~掛け算九九を覚えて来ない
~動物の名前を読めない
教室で鉛筆が1本なくなったことに心痛め、
しかもその日は他の仕事もあり多忙で、
夕方暗くなるまでキラキラで過ごし、
疲れ切って帰宅した。

今後どうやって補習塾をやっていくか、
マイナス思考に先導されながら悩み始めた。

出来が悪い、努力をしない、物を大切にしない、礼儀に欠ける、
そんなこどもたちを放置して、
出来が良い、努力をする、物を大切にする、礼儀正しい、
そんなこどもたちだけ面倒見る、
…確かに小さなプロジェクトゆえの限界があるので、
そうするのも一手であろう。

しかし、いつしかプラス思考に先導され始めた。
たとえどんなに悪い子でも、
ある時ちょっとしたきっかけで変わる可能性がある。

リツパ(8歳少女・1年生)とマギダ(6歳少女・年長組)の姉妹、
去年のクリスマスの頃を境に、ガラッと変わった。
出来がよく、努力をし、物を大切にし、礼儀正しくなった。
奇跡かと思った。
どうやら、家庭でのしつけに変化があったようだ。

補習塾の一方で、
キラキラ保育園のスタッフ不足にも頭を悩ませていた。

教師養成の専門学校などに行って、
保育士・幼稚園教師の資格を取ることが盛んになった一方で、
安い給料では雇われたくない、
沢山の仕事を押し付けられたくない、
そんなペーパー教師がケニアにあふれ始めている。

キラキラだけでなく、
多くの私立学校がスタッフ不足にあえぐ。
一方、高い給料で適当に仕事をしていればよい公立学校では、
教師の怠慢が積み重なって、
教育の質が徹底的に下がってきている。

ふと、キラキラ補習塾の小学生たちの姿と、
キラキラ保育園のスタッフの姿とが重なった。

そうか!
キラキラ補習塾で、
ワーキングスピリット(仕事魂)にあふれた
新しい世代のこどもたちを養成すればよいのだ!

キラキラ補習塾のこどもたちを、
愛のむちで大事に大事に育て上げよう!


しかし、翌3月19日(土)。

補習塾のこの日、
明け方から雨が降り続いていた。
雨は決して激しくなかったが、
やむ気配はなかった。
たいてい朝降っていても、
人々が仕事や学校に向かう時間帯にはやむものなのだが。
とりあえず自宅待機。

9時半、
補習塾の門限(遅れて来た子を締め出す)の時刻になっても、
雨がやまずに降り続いていた。
電話でキラキラの近所の人に確認しても、
やって来たこどもはまだ一人もいない、
とのこと。

補習塾の中止を決定し、
昼食の調理担当のジョイスさんにも電話で伝えた。
補習塾の雨天中止は初めてだった!!
ちょうど私も肉体的に疲れていたし、
降って湧いた恵みの休養だ。

雨は11時過ぎまで降り続いた。

そして12時頃、
キラキラの近所の人から電話があり、
数人のこどもが門の前で待っている、
と。
12時に補習塾に来て、何するつもりだ、
食べるためだけに来たのか?
けらけら笑った。

雨で体育の授業が中止になるのはわかるが、
塾まで中止になってしまう。

天からの恵みはそのまんま受ける。
天からの災害もそのまんま受ける。
~干ばつ
~大雨
これがアフリカなのだ。


翌3月26日(土)、補習塾に集まったのは13人。

2週前になくなった鉛筆を弁償するために、
一人一人が1本ずつ鉛筆を持ち寄った。
学習開始前、自らほうきを手にして教室を掃きはじめた。
アフリカの国名を覚えようと頑張った。
掛け算九九も覚えようと頑張った。
~できなくて涙した少年もいたくらい。
文房具や台所用品の名前も読めるように頑張った。

トムソーヤ寄贈のサッカーボールで、
男の子たちは1年生から6年生まで一緒になってサッカー(フットサル?)を、
女の子たちはまりつきの回数を競い合って、
仲良く礼儀正しく遊んだ。

2週前の混乱と、
1週前の雨天中止は、
私だけでなく、
こどもたちの頭脳と心をもリフレッシュしてくれたようだ。


次代を担うこどもたちを育てる!
頑張りすぎずに趣味の範囲内でゆとりを持って、
大事に大事に育てていこう。


現地コーディネーター K.A.記
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by kjkirakira | 2011-03-29 20:10 | 現地で 小学生支援

トムソーヤ in キラキラ

2010以前、キラキラを支える会(日本側後援組織)の活動が危機にありました。
イベント(民芸品販売)や発送作業(会報「キラキラだより」)の人手が少なく、
少数のボランティアの方々に負担がのしかかっていました。

2010、この状況を打開しようと、
インターネットで大々的にボランティア募集をしたところ、
寄せられた反響の多かったこと!
実際にアフリカンフェスタ2010に足を運んでくださった方々も、
実際に民芸品販売を手伝いに来てくださった方々も、少なくありませんでした。

ボランティアしたくてうずうずしている人が大勢いる一方、
ボランティア不足であくせくしている組織・団体が多いという現実。

この募集以来、イベントや発送作業の助っ人として定着したのが、
栃木県小山市にある白鴎大学の国際交流サークル「トムソーヤ」の皆さん。
代表のSさんが中心となり、2010春に立ち上がり、
今や30人余の大サークルに成長しているとのこと。
活動は、キラキラの助っ人だけでなく、
日本での国際交流促進活動、海外へのスタディツアーなど、
精力的に実績を積み重ねつつあります。

そのトムソーヤのメンバー3人が、このほど10日間ほどケニアを訪れ、
3月4日~8日の4泊5日、キラキラのある国境ナマンガの町に滞在して行かれました。

首都ナイロビで数日間NGOやスラムなどを見学したりして過ごした後、
ミニバスに乗って自力でナマンガに到着。

節約旅行ということで、
初めの2泊は特別にキラキラの教室に寝袋で宿泊もらいました。
9月頃のスタディツアーの下見も兼ねて、
あとの2泊はセキュリティーのしっかりした安宿で宿泊しました。

キラキラ保育園では、普段の日常の中に溶け込んでいただきつつ、
特別にクレヨンでお絵描き、
日本からのお古のピアニカで合奏(不協和音…)、
お古とはいえ新品同様に輝くサッカーボールに熱狂して狭いグランドを走り回ったり、
園児たちも「コンニチハ」「アリガトウ」とあいさつしたり、
楽しく和気あいあいと過ごしました。

キラキラ保育園での集合写真
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土曜日の小学生対象のキラキラ補習塾では、
普段の学習を少しだけやった後、
特別にクレヨンで「将来何になりたいか」をテーマにお絵かきし、
自己紹介を作文したり、
自己紹介とあいさつを英語・スワヒリ語・日本語で言ってみたり、
サッカーやピアニカで、保育園児に比べたら秩序正しく遊んでみたり、
楽しく平和に過ごしました。

キラキラ補習塾の小学生たちとお笑い写真
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散策は、いつも訪問者を連れて行くコースに乗っ取り、
キラキラ付近の国境にある標で記念撮影し、
タンザニアのキリマンジャロやメルー山が見渡せる高台に上り、
ナマンガの町が大きくなり、昔ながらのマサイの村を飲み込んでいる辺りを歩き、
世界経済のグローバル化の波に、アフリカの田舎が否応なしに飲み込まれざるを得ない現状を肌で感じ、
住宅街に降りて来て、典型的な貧しい長屋文化に触れ、
ナマンガのスラムと呼ばれる無秩序で貧しい地域を通り抜け、
国境の国旗が降ろされる18時ちょうどに国境に居合わせ、脱帽し直立不動のルールを地元民とともに体験し、
国境通過の場所にある「You are now entering Tanzania」の看板の前で記念撮影し、
国境沿いの市場で古タイヤ製のマサイ・サンダルをオーダーメードで作ってもらい、
国境沿いにあるキラキラ園児のお母さん経営の小さな安食堂で夕飯をとり、
タンザニア側に少し入って雰囲気の違いを肌で味わい、といった具合に、
楽しく短時間で多くを見ることができました。

そして、特にサッカーに興味があるということで、
大きなグランドにサッカーボールを持って近所のこどもたちと一緒に行ったところ、
噂を聞きつけたこどもたちが次々と集結し、
11対11の即席チーム同士の試合をすることができました。
少年たちも、彼らをあの「ホンダ」や「ナカタ」の仲間だと心から信じ、熱狂していました。

サッカー少年たちと友情写真
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さらに別の日には、20歳前後の青年たちで編成するサッカーチームの練習に合流することができ、
紅白戦の仲間入りをすることになりました。
紅白戦の片方のチームは上半身裸になり、筋骨隆々のケニア人たちに混じって、日本人が真っ白にさえ見えました。
ケニア人たちの身体能力の高さ、90分動き続けても息を切らさない体力、
数歩でボールに追いつくことができる脚の長さと速さ、各種の個人技、
さらには、本当に心から楽しんでサッカーをやっていることに、
一種の尊敬と喜びを覚えたほどです。
サッカーボール一つで、民族や国境がなくなり、心が一つに結ばれる。
楽しく貴重な時を過ごしました。

青年サッカーチームのキャプテンに、サッカーボールの贈呈
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あとは、自由時間もたっぷり取り、
昼寝も洗濯も、水汲みも水浴びも、ぶらぶら歩きもレストランもバーも、
マイペースで満喫できたようです。

キラキラでは、これまでも、
毎年8月下旬のスタディツアーの他に、
一人か二人くらいの訪問者をときどき受け入れたりして、
日常のキラキラを見学していただいたり、
特別に何か交流プログラムを持ったりしてきました。

白鴎大学トムソーヤとの、日本での交流、ケニアでの交流が加わり、
キラキラを支える会(日本)にとっても、
キラキラ現地(ケニア)にとっても、
トムソーヤにとっても、
より有意義で貴重な経験が、増し加わっていくことになるでしょう。

相原功志 記
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by kjkirakira | 2011-03-08 20:08 | 現地で 全般・他