アフリカでのこども支援 「キラキラ・プロジェクト」 + それを日本で後援  「キラキラを支える会」


by kjkirakira
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キラキラ2011始動

1月3日、正月の興奮も冷めやらないうちに、
ケニアの公立学校が一斉に始業しました。

うちキラキラ保育園も始動。
昨年初め、最初の6日間で40数人の新入園児を受け付けて、
全校園児が101人に達して締め切ったように、
今年も入園希望者が殺到することは予想していました。
しかし、予想をはるかにしのぐ、すさまじい幕開けとなったのです。

7時半、早速1人目の新入園児がお母さんに伴われてやって来ました。
年長組アラン(6歳男児)の妹リネット(4歳女児)です。

1組ずつ呼んで、事務室に腰かけて、
キラキラ保育園のルールを説明し、
新入園児のプロフィール、情報などを記入し、
同意書にサインしてもらい、
入園料を払ってもらい、
晴れてキラキラ入園を果たすのです。

事務室の外では、
ジャシンタ先生が整理札を片手に入園手続待ちの行列を管理します。
整理札は念のため32枚用意していたのですが、足らなくなりました!
今年からは、
・保護者の身分証
・母子手帳または出生証明書
・入園料50シリング
・保護者の引率
・こども自身の存在
・2007年以前生まれという年齢制限
という初期条件を一つでもクリアーしていないで来た親子は、
門前払いさせていただくことにしました。
その結果、ジャシンタ先生が外で、
1日目だけで15組ほどの親子を帰すことに。

事務室内で、また一人、また一人と入園手続きしても、
外の行列はなかなか減らず…。
想定外の事態に驚愕!
午後3時頃、行列の人数を数え、すでに定員に達したことを知り、
新たに来た人は帰すようにジャシンタ先生に指示。

午後4時、まだ8組ほどが行列に。
一人一人の手続きを省略し、8組の保護者を教室に入れて、
キラキラのルール説明。
その後、一人一人を事務室に呼んで個別の作業。

終わったとき、腕時計を見ると、既に17時半。
この日に受け付けた新入園児は38人!
全校園児は96人に達し、予定の95人を突破。

驚いたことに、来るはずだった3人の先生たちがことごとく来られず、
11月に出産したばかりで、まだ2ヵ月の赤ちゃんが家にいるアン先生だけ、
「期待していた乳母さんが来なかったので、急きょ出勤できなくなった」
とあとで謝罪に来ただけ。
他の2人は電話すらない!!
教師としての資質以前の問題ですね。
社会人として何かが間違っています。

毎年、初日から平常授業を実践していたキラキラでしたが、
この日は私もジャシンタ先生も手一杯で、
せっかく登校してきた熱心なこどもたちには悪いことをしました。

夕方、データや会計の整理をし終わって、
ようやく水を飲んで昼飯にありつこう、としたときは、
既に外は暗く、19時をまわっていました。

6時半から19時まで飲まず食わず、
ラマダン(イスラムの断食月)のような1日。

その日の夕方、翌日、翌々日と、
入園希望者が引き続き殺到していますが、
「ごめんなさい、定員オーバーでこれ以上は受け入れられません」
と答えるのみ。
断られた保護者たちは、フェンスの外で嘆息し、
「まさか」の事態に呆然とし、
現状を信じられずに立ち尽くし、
泣く人もいれば、何十分も立ち去ろうとしない人もいます。

2日目に、特別な事情のあるこどもを3人だけ追加して、
3日目の現在、全校園児は99人。

キラキラ小学校の必要性も叫ばれていますが、
キラキラ保育園の規模の拡大、
現在、年少・年中・年長を各1クラスずつで、全校90人~100人で運営しているのを、
2倍、つまり2クラスずつにして、200人レベルの保育園にする、
ということも検討に値すると実感しました。

しかし、問題は、教員です。
キラキラだけではなく、
ナマンガ中の保育園・幼稚園、小学校、
公立・私立を問わず、
レベルの低さに学校運営者も保護者たちもなすすべがないのです。

レベルの低さの原因は2つ。

1つ目は、教員のWorking Spirit、つまり仕事にかける情熱と努力がなさすぎること。
きわめて怠惰で、給料のことばかり考えていて、
無断欠勤などはお手のもの。
指示された以上の仕事はしようとしません。
さらに、気に食わない親やこどもに対しては、あからさまな差別を加えます。
そうした差別や教師先導のいじめによって、転校を余儀なくされるこどもが後を絶ちません。
ま、キラキラは恵まれている方でしょう。
ジャシンタ先生とアン先生、それに調理のジョイスさんは、
キラキラにとって貴重な存在です。
この3人がそろっていれば、私も安心して事務室内で仕事に専念できます。
しかし、あともう1人、あともう2人、必要なのです。
明日からは、とりあえず私自身、1クラスを担当しようと思います。

2つ目は、保護者たちの偽善。
言うことは言うが、実行しない保護者が多すぎるのです。
学費滞納はお手のもの。
もしもPTA総会が保護者主導で進められようものなら、
良いルールが新規に続々と多数決で取り決めれる一方で、
それを金銭的、時間的に実行できない保護者の声は半ば無視され、
すべてが無計画に運営され、お金の管理もめちゃくちゃになりかねません。
他の学校の噂を聞くたび、あきれるばかりです。
ですので、民主主義を認めて保護者の皆さんと平和を保ちつつも、
キラキラでは、実際には私の良心による専制君主制でいくのがスムーズなのです。

2011、キラキラはますます内容を充実させつつ、
地元の否応なしに押し寄せるニーズにいかにして応えていくか、
模索・実行してまいります。

引き続き、応援ください。


現地コーディネーター
相原功志 記
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by kjkirakira | 2011-01-05 17:19 | 現地で 保育園