アフリカでのこども支援 「キラキラ・プロジェクト」 + それを日本で後援  「キラキラを支える会」


by kjkirakira
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カテゴリ:現地で 小学校( 163 )

建設第二期の始まり

久々の投稿です。
ブログ画面が自動的に変わったようですが、
シンプルなのも良いのでこのままいきます。

ケニアは今年から3学期が短くなったために、
まるまる11月と12月はお休みで、
先生方も児童生徒たちもみんな思い思いに過ごしていることでしょう。

キラキラ小学校の本校舎の建設は、
県からの建設許可を取ってからでないと
石レンガやセメントを使った建設ができないということで、
許可を申請してから取得するまでの数か月間じっと待っていました。

ようやくこの12月上旬に許可が出そろい、
建設第二期が静かに始まりました。


ここで3つの問題点が浮上しました。


①建設の安全強化

ケニアでは、建材の質をごまかしてとにかく安く建てるのが横行していたせいか、
ここ最近、大都市の高層ビル(5階とか6階とか)が倒壊しているのです。
そのために、ケニア中の建設現場の取り締まりが強化され、
建設関係の役人が巡回したりしているのです。
このため、建設許可なしでは建設を始められなかったこと、
免許を持った職人を毎日雇うのが義務であること、
他色々の条件が課せられています。


②汚職や贈収賄の隆盛

同時に、ケニアの経済成長とともに、
国民の金銭欲が急激に高まり、
一時期減っていたと思われていた汚職や贈収賄が再び、
いや、これまでになく増しているのです。
建築許可を取るだけでも、
正規の値段は35万円くらいのところを、
50万円くらいかけなければならないのです。
また、建設現場を巡回する役人たちも、
建設の違法を見つけたとしても、
その場で賄賂を頂戴することで見逃してしまったりするのです。
外国人の私がいたら、
賄賂や罰金の請求額も跳ね上がってしまうことでしょう。


③私のケニア滞在の問題

既に、2年前に更新した労働許可証の期限が切れ、
それを延長するのをやめて(諦めて)、
取りあえずの滞在延長の手続きをして
永住権の交付をひたすら待ち続けています。
この滞在延長では、労働をしてはいけないのです。
ケニアで労働、というと、
建築現場の監督も、建材の購入や運搬も該当し、
下手をすると親戚のこどもにお勉強を教えることすら労働と見なされかねないのです。
賃金を見返りとして受ける労働だけでなく、
ボランティアも労働に当たります。
最近ケニアでは、治安維持のために、
外国人に対する取り締まりが強化され、
許可なしの滞在者、許可なしの労働従事者に対して、
あちこちで指導がなされているのです。
永住権の交付を待つ身としては、
ほんのちょっとでも法を犯して履歴を汚してはなりません。


これら3点の事情のために、
今回の建設現場監督はもっぱらジャシンタ先生の仕事となり、
私は家庭を守りつつ、
家で建設の会計を整理するだけの役回りとなっているのです。

今後状況がどうなっていくかわかりませんが、
とにかく永住権を1日も早く取得できて、
ケニア滞在も労働も自由に行える日を楽しみにするより他ありません。


建設の方は、
基礎の溝を掘り、
基礎にコンクリートの柱を立て、
その隙間を石レンガで埋め、
基礎の表面をコンクリートでかためて、
その上に石レンガの壁を積み重ね、
ようやく窓の位置がわかるくらいまで壁づくりが進んでいます。

1月11日のキラキラ小学校の新年度始業までに、
完璧な教室は間に合わないのはしかたありませんが、
何とか壁と屋根に囲まれた教室で新4年生が始業できそうです。
木陰でしばらく授業しなきゃいけないかな、と覚悟していたので、
まあ上出来と言えるでしょう。


2016は、日本にとっても、私にとっても、
広島で湧いた1年でした。

ただ、私やキラキラは、
訪日の2か月半と父母のケニア訪問は「神ってる」状態でしたが、
ケニアでの活動は「神ってる」からはほど遠く、
ひたすら苦痛を我慢、我慢の日々でした。
来年以降、「神ってる」状態になる前の助走期間だと信じていますが。

その広島カープの赤松選手が、
胃がんで手術を受けることになりました。
代走・守備固めの切り札、専門家として、
他に代わりがない34歳の赤松選手。
来年も今年以上に頑張るぞと気合を入れていた矢先、
唐突な癌の告知。

人生も、会社も団体も、国や世界も、
唐突に何が起こるかわかりません。
しかし、全てのことには意味があり、
良いことも悪いことも「神ってる」現象だと信じ、
2017に向かってまいりたいと思います。

日頃から応援してくださる皆さま、
2016もたいへんお世話になりました。
2017もよろしくお願いいたします。


相原 記


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by kjkirakira | 2016-12-30 21:05 | 現地で 小学校
2016年10月22日(土)
数日前の月曜に引き続き、
今度はキラキラ保育園以外の園出身児を対象に、
キラキラ小学校の新規入学受付を行いました。

かなり前から問い合わせが絶えず、
大勢殺到するものだと思い、
定員よりも多く来たら選抜しなければならない、
その際どのようにしようか、などと、
いろいろな場合を想定して話し合っていました。

当日朝、まだ暗い朝5時、
保育園の入園受付日のような騒音は聞こえて来ません。
まだ誰も来ていないか、来ていても少人数か。

朝6時前、家に隣接する小学校敷地に出ます。
親子3組くらいが校門の外に立って待っています。

てきぱき準備をしているうちに、
門外の親子は7組くらいになります。

6時15分、
ジャシンタ先生による第一チェックを開始しました。

土曜日ながら、小学校の先生方を全員召集し、
各自、予め決めておいた配置についてもらい、
それぞれにてきぱき役割をこなしてもらいます。

校門のところで来た親子たちを案内するジュリアナ先生、
必要書類などを全て持参してきているか確かめるアレックス先生、
入学既定の年齢に達しているかどうか確かめるポウリーン先生、
例外事項に対処するドロシー先生、
ジャシンタ先生の補佐として諸々を処理するレジナ先生。

幸い、思ったよりも少人数。
後で聞いた噂によると、
ナマンガの不景気の影響がもろに出て、
入学金500円をこの日までに準備できなかった人、
値上がりしたキラキラの学費(1学期3000円)を前に躊躇した人が続出した模様。

しかし、今回やって来た人たちは、
高額な私立をやめてキラキラを選んだ高収入の人たちではなく、
低額な公立をあえて選ばずキラキラで頑張る覚悟をした人たちがメイン。
その点では、我々の願いにかなった人たちが集まったと言えます。

予定していた第一チェック終了時刻8時となり、
今度はペーパー(ちょこっと面接もあり)の入学試験です。
とはいえ、現地では「入学試験」と呼ばずに「評定」と呼んでいますが。

これは完全に先生方にやってもらいます。
私は後ろの方で先生方のお手並み拝見です。

できる子はあっという間に終わらせて出て行きますが、
できない子はどんなに時間をかけても終わる気配がないほどです。
そんな遅い子だけ3人くらいを別室に連れて行き、
次へ移ります。

次は保護者対象の説明会です。
私が説明役です。
来年はアレックス先生にやってもらうつもりで、
入学試験の採点などをしている先生方を脇目に、
アレックス先生には説明会にも参加してもらいます。

この説明会の間は、
入学希望のこどもたちを校庭の遠いところに連れて行き、
ジュリアナ先生が監督しながら遊んでいてもらいます。

説明会では、
ていねいに具体例をあげながら、わかりやすく、
保護者の皆さんのうなずきを確認しながら進めます。
もちろん原語はスワヒリ語(一部英語)です。

私の説明の後で、アレックス先生に登場してもらい、
今度はマサイ語でごく簡単に要点だけを概説してもらいます。

質問を受け付けますが、
幸い皆さんよく理解して満足できたようで、
ほとんど質問はありません。

最後にジャシンタ先生からの一言二言。

入学試験の採点も終わり、
不合格者の保護者たちをジャシンタ先生が呼び出す段となりました。

本来なら、12月末時点で満6歳以上という年齢制限をクリアしている子は、
無条件に受け入れてあげたいのですが、
幼稚園や保育園で全くと言ってよいほど何の訓練も受けて来なかった子や、
明らかに障害などのあるような子は、
入学を遠慮していただくべきだという方針です。

障害に関しては、
ナマンガの2つの公立小学校に併設の特別支援学級があり、
そこにしっかりとした特別指導の専門家である先生方がおり、
そういうところで適切な指導や教育を受けるべきなのです。

キラキラがどんなに熱心で弱者の味方であったとしても、
専門性のある先生も、それに適した施設もないわけですし。

また、明らかに自立していないような子は、
仮に小学校に入ったとしても、
本人も親も先生も苦労することになるわけで、
保育園や幼稚園でのしっかりとした最低1年間の訓練を経るべきなのです。

「不合格者」たちとジャシンタ先生が別室で話をしている間、
他の「合格者」の保護者たちには所定の用紙にいろいろ記入してもらいます。
読み書きのできない保護者には、
先生方が巡回して記入のお手伝いをします。

次いで、ドロシー先生が次々とコピーを取って行きます。
保護者の身分証明書とこどもの出生証明書または母子手帳です。
その回収と返却をレジナ先生がてきぱきこなします。

そのうえで、一人ずつ、
アレックス先生の案内によって、
私による家族情報チェックへと導かれてきます。

私のチェックでは、
こどものフルネームとその綴り、
こどもの誕生日、
親の電話番号などを慎重に正確に確認し、
他いろいろな情報を確認していきます。
やはり面と向かって確認することが重要です。

その後で、最終段階として、
ポウリーン先生のところで入学金の領収書を渡し、
新年度開始にあたっての必要事項などを記した紙を渡し、
終わった親子から順に帰ってもらいます。

さて、この間、
ジャシンタ先生は「不合格者」の保護者たち全員との話も終え、
結局全員合格として、不合格者を1人も出さないことにしました。
手の付けられないほど極めて悪い、という子はいなかったのです。

途中、停電してしまい、
コピーが取れなくなってしまいました。
後から停電が解除されたために、
何とか続行し、
タイミング悪くコピーを取れないままに帰宅させてしまったのは1組だけでした。
その親御さんには、新年度始業日にもう一度書類を持って来ていただくよう伝えました。

人数が少なかったこと、
そして、先生方のチームワークと個々の能力が高かったこともあり、
てきぱき事が進んで、
予定していた15時終了をはるかに上回り、
12時終了でこの日を終えました。

新年度は、新一年生51人で始業です。
名簿記載の児童数からすると、
新年度は1年生から4年生まで199人となります。
新年度の保育園児114人と合わせると、
313人になります。

さて、私立学校組合から、最新情報が入って来ました。
新年度の1学期の始業日と終業日のお知らせです。
何と、私たちが想定し、
既に多くの保護者たちに通知した日程よりも1週間早いのです!

ケニアでは、政府が決めて発表する公式な始業日と終業日とを、
毎回毎回気にしていないといけないのです。
しかも、今学期の終了日の直前!1週間前になってからの発表です。
これでは、何の準備もできません。

しかも、公式な新年度開始は1月4日!
これではお正月気分が抜けないままに始業を迎えることになり、
児童たちの出席率も、先生たちの出席率も悪いままの始業となってしまいます。

キラキラは、既に多くの人に伝達した通りに、
保育園は1月10日、小学校は1月11日に始業することにします。
しかたありません。


相原 記


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by kjkirakira | 2016-10-22 23:29 | 現地で 小学校
2016年10月17日(月)、
キラキラ小学校の新規入学者の受付第一弾、
この日の対象は身内、
すなわちキラキラ保育園の卒園児たち。

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朝6時半から8時まで、
ジャシンタ先生による受付です。
予定していた30人のうち、29人を受け付けました。

あれだけ何度も何度も言ってきたのに、
しかも、何が必要か保護者の皆さんも知っているはずなのに、
やれ身分証を忘れた、やれ出生証明書を忘れた、やれお金を忘れた、と言って、
大急ぎで取りに帰る保護者が続出。

しかし、早め早めの行動をするのに慣れているおかげで、
締め切り時間内にしっかりと忘れた物を持って戻って来ます。

しかし、最後の一人(29人目)は締め切りの8時を2分ほど過ぎてから登場、
こういう大事な日に時間ぎりぎりでやって来るというのはどうでしょうか…。

1人(30人目)は既に次の事が進行していた時になってようやく到着。
しかも、ママも娘さんもご病気とのこと。
数日後の第二弾の日にもう一回チャンスがあるので、
その日に来るように、当面は養生するように言って、
帰ってもらいました。

身内の保護者たちとは言っても、
特段手続きを緩くしたりするわけではありません。
むしろ、身内だからこそ多少厳しくします。

身内の保護者たちは、
数年前に念願のキラキラ保育園に入ることができ、
大喜びで、期待も感謝も大きかった初めの頃に比べて、
だんだん慣れっこになっていき、
校則は違反するわ、好き勝手に行動するわ、
不平不満ばっかりになるわで、
親子ともども手が付けられなくなってくるのです。

とくに、今頃の若いパパ・ママの世代は、
アフリカの古き良き礼儀が失われつつあり、
民主主義という名の自分勝手が横行しており、
学校運営側も手を焼いているのが現状なのです。

だからこそ、保護者の皆様に気を引き締めていただくために、
多少厳しく、これから全く新しい学校生活になるということを示すのです。

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さて、記入した書類のチェックのために、
整理券の番号に従って私のところに一人一人呼ばれる段になり、
2人の保護者をわざと最後に回しました。

この2人の保護者の娘さんたちは、
夕方保護者または家の人が迎えに来て家まで一緒に帰宅するという校則を順守せず、
いちおう保育園に迎えの人が来るものの、
保育園を出たとたんにこどもたちだけになって、
危ない道路を自分たちだけでてくてく歩いている様子が、
何度も何度も確認されていたのでした。

私もとっても心が痛み、
何度も何度も保護者や迎えの人に忠告したものです。
しかし、なかなか改善されていなかったのです。

この子たちの親以上に私たちが心配してどうなる?
親がこの子たちを放っておくなら、私たちも放っておけば良いではないか?

学校の先生や運営者がそのように感じ始めたらもう終わりです。
学校というところは、人を扱うところであり、
完璧にマニュアル通りにもいかず、ビジネスライクにもいかず、
こういったちょっとした感情の変化が影響するものです。

我が保育園が送り迎えを徹底して義務化する理由は、
まず危険が多すぎることです。
運転を知らない人たちが運転する自動車やオートバイによる交通事故の多発、
掘ったままの穴、雨水でえぐられた大地の溝、
誘拐、凶悪犯罪の類。

次に、送り迎えの際に、こどもが親や兄弟姉妹と会話することが、
かなり効果的だと知っているからです。

さらに、送り迎えをしないと、
朝は遅刻者続出、夕方はこどもが家になかなか帰らない、
という事態になってしまいます。
日本でも、こどもたちだけで下校させると、
普通に歩いて15分くらいの道のりを、
遊んだり道草をくったりしながら1時間くらいかかってしまうことがありますよね。

さて、罰として手続きの最後に回された2人のママさんたち。
私も静かな口調で言葉少なに忠告してあげました。
二度と同様の過ちを繰り返すことはないでしょう。
(もし繰り返したら、相当の阿呆かモンスターか…)

そして、お昼の12時前には全てが終了。

あとは、数日後の第二弾(部外者=キラキラ以外の幼稚園・保育園出身者対象)を終えれば、
来年度の入学者たちが確定します。


相原 記


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by kjkirakira | 2016-10-17 23:36 | 現地で 小学校

折り紙ネックレスづくり

2016年9月22日(木)、
キラキラの1・2年生全員と一緒に、
折り紙のネックレス(輪つなぎ)づくりをしました。


1年生と2年生の教室を隔てるついたてを取り外し、
大きなホールのようにして、
1年生と2年生と教職員の約100人ほどが一堂に会し、
6人くらいづつ組になって、
指でのりをつけながら輪をつないでいきます。

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出来上がったら、お待ちかねの、歌って踊る時間です。
ネックレスが踊って跳ねるたびに揺れてシャラシャラ音を立て、
マサイ族の人たちの舞踊のようになり、
とっても活気のある雰囲気が出るのです。

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みんなで踊って跳ねると砂ぼこりが舞い上がります。

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相原 記


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by kjkirakira | 2016-09-22 23:44 | 現地で 小学校

3学期始業準備日

キラキラ小学校および保育園の3学期は明日9月5日(火)に始業予定です。
本日の月曜は、そのための準備ということで、先生方が集まって大掃除を行いました。

保育園側での様子も確認。
G先生のみ欠席。
他のS先生、D先生、T先生、J先生が頑張ってお掃除していました。

小学校側では、まず全員でアンボセリロード・キャンパスの大掃除。
それを終え、みんなでバスに乗り込んでビリカ・キャンパスへ移動。
D先生のみ欠席。
他のP先生、A先生、R先生、J先生、J先生、N先生が頑張りました。
それから、補習の常連のこどもたち5人も参加し、
お手伝いしたり、バスを楽しんだり、遊んだりして満喫しました。

園児や児童の保護者たちは、
今日は続々と銀行に詰めかけて学費を支払いしていることでしょう。
その銀行も、システムがのろのろで、
支払いはしたけどその支払いがシステムに入らないとか、
レシートが発行されないとか、
しかも、キラキラの口座への入金を確認するインターネットの画面すら表示できないとか、
いろいろ問題ありまくりなのです。

銀行口座への支払いをせずに、
全部現金で直接納入してもらう方が会計処理もスムーズなのですが、
会計担当者による横領、および、泥棒による盗みという2つの治安を考慮して、
銀行口座にせざるを得ないのです。

いろいろな、
大きな試練、小さな試練を抱えたまま、
2016年度の3学期が始まろうとしています。


ビリカの校舎です。

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こどもたちが教室の黒板に、
先生になったつもりでいろいろ書いています。

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相原 記


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by kjkirakira | 2016-09-05 23:31 | 現地で 小学校

ビリカで寒風に吹かれ

ケニアは真冬の寒さが底を突いた感がありますが、
週ごとに寒さを繰り返しながら徐々に暖かくなりつつあります。

日曜の朝、
教会の礼拝を終えた後、
ノゾミさんとヒカリさんと一緒に、
オートバイの後ろにまたがって、
ビリカ地区に遊びに出かけました。

オートバイの後ろは、
運転手のカマウさんの背中に守られているとはいえ、
寒風が吹きすさび、
ノゾミもヒカリも私の上着で顔まで隠した状態でした。

ビリカ地区の3年生たちは、
働き者のポウリーン先生とアレックス先生の指導の下、
よくやっているな!と思わせる痕跡を残していました。

机の上には全く落書きがないばかりか、
手の垢すらなく、
きれいに紙やすりで磨いてありました。

教室の壁なども、
砂ぼこりが全くなく、
8か月前に施した白の塗装そのままでした。

3年生たちが乗るスクールバスも、
ほぼ買った時と同様のまま。
児童たちによる落書きといった形跡もありません。
この調子で大事に使って欲しいものです。

ケニアでは、この6月頃より、
生徒たちが高校の建物を焼き討ちにする事件が頻発し、
社会問題になっています。

大人たちの態度がこどもたちに反映し、
悪い習慣が世代を追うごとにエスカレートしてしまっている現状。

キラキラは、
先生方と保護者たちが良い見本となって、
母校愛を深め、物を大切にしつつ、
まっとうな大人になっていって欲しいものです。

これからまた、
4年生の教室などを増設していく
建設の日々が始まります。
わくわくと同時に不安も増します。

というのは、ただ単に建てれば良いだけではなく、
いろいろとクリアしなければならない問題が多いのです。
しかも、ここはケニアでいちばん汚職や贈収賄の多いカジアド県。

時間とともに増悪する社会を、
好転させていく、
そのためにキラキラができることを、
これからも続けていかなければなりません。

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相原 記


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by kjkirakira | 2016-08-07 23:54 | 現地で 小学校

週の締めくくり

小学校の毎週金曜日の最後の時間は、
パストラルといって、
神様に感謝する礼拝のような時間。

歌を歌ったり、
みんなの前で意見や感想などを発表したり、
お祈りしたり、
道徳的なお話をしたり。

この金曜も、
1年生と2年生は一堂に会して、
このパストラルの時間を迎えていました。


先生方は、左より、
サムエル先生、レジナ先生、ジュリアナ先生。

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サムエル先生がうま~く進めていました。

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これから下校です。
こちらは、左より、
カレン(1年生)、ニコル(1年生)、モニカ(3年生)、サマンタ(1年生)。
何と、みんな従姉妹どうし。
それぞれのママ(4姉妹)のママ(お祖母ちゃん)は、
特別支援のエマニュエルくんのママでもあります。

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さて、この金曜日は、
7月最後の平日でもあったために、
教職員の給料日でもありました。

私は3つのキャンパスを巡って、
計14人の有給スタッフたちそれぞれに、
給料を手渡しして回りました。

夕刻、保育園のスワレ先生が会計をしているマイクロファイナンスの会計簿を見ると、
先生方の預金が明記されていました。

キラキラでたくさん働いて、
自分のお金をたくさん貯めて、
自分の生活もしっかり管理してほしいです。


相原 記


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by kjkirakira | 2016-07-29 23:13 | 現地で 小学校
ケニアに残っているパートナーのジャシンタから、
現地キラキラの近況が伝わって来ます。

ケニアでは5月1日が労働の日。
多くの学校では、5月2日月曜かその頃に2学期始業を迎えました。

キラキラは、
5月2日は職員会議と大掃除、
5月3日は保育園の始業、
5月4日は小学校の始業でした。

ビリカ・キャンパスの調理人だけ入れ替わり、
あとは1学期のままの布陣でスタートです。

そこに、訃報。
1年生のメシャックくんのお母さんが、
亡くなったというのです。

このお母さんが喘息で苦しんでいたと聞いていました。
呼吸が苦しいのは切ないことです。
故人の魂が永遠に安らかに憩いますように。

このメシャックくんは、
何度も当ブログでも取り上げた、
典型的なADHD(注意欠陥多動障害)で、
しかも、危険がいっぱいな部類の多動であり、
私も、先生方も、少々手を焼いていたのです。
理屈ではわかっていても、
危険な悪さばかりするメシャックくんを、
まるごと受け入れられない歯がゆさがありました。
メシャックくんの存在があったからこそ、
職員会議でも何度も何度もADHDのことを取り上げ、
キラキラ教職員の一致を促そうとしてきました。

しかし、保育園の教員たちは、
必要以上にメシャックに厳しいしつけをしようとしたことで、
お母さんは半ば黙ってメシャックを転校させたのです。

1学期間だけ他の保育園に通い、
いざ1年生になるという段になって、
お母さんは再びメシャックくんを連れて、
今度はキラキラ小学校の門をくぐりました。

キラキラは間違っていない。
保育園のあの先生との相性が悪かったんだ。
そう語るお母さんのキラキラ愛をひしひし感じました。

驚くことに、メシャックくんは、
1学期間見ない間にすっかりお勉強もできるようになり、
お行儀もかなり良くなっていました。

お母さんに尋ねると、
「神様に祈ったから」との第一声。
そして、第二声は、
「あの子はほめてあげないとやる気を出さないから」と。

私はとんかちで頭を殴られたような気がしました。
理屈ではわかっていても…。
キラキラは弱者にやさしい学校!を標榜していても、
実は全く役立たずだったようです。

小学校の調理のジュリアナ先生も、
「メシャックはほめられたがっている」と。
教師ではなく、調理の先生ゆえの、
余裕のある観察力と、
教師たちのできない部分を補おうとする労働意欲から出た結論です。

さすがお母さん!
お母さんこそが、
メシャックくんの大々的な理解者・支援者・弁護者であるわけです。

そのお母さんが逝ってしまいました。
まるで、私に、
ADHDのことを、そして、
弱いこどもに接するしかたを教えるためにキラキラに戻ってきて、
最後の数か月間をキラキラの保護者として過ごしたたかのようでした。

お父さんは、お母さんとはまるっきり違い、
メシャックくんへの理解が浅い人です。

ああ、よりによってメシャックくんのお母さんが!

たとえキラキラが頑張ってメシャックを精神的に支えても、
家庭で理解と支持が得られなければまた振り出しに戻ってしまいます。

既にお母さんの葬儀は終わったとのこと。
少年サムエルくんの時のように、
ジャシンタは毎晩お通夜に顔を出し、
葬儀にはキラキラの教職員が大勢詰めかけたことでしょう。

日本でもADHDはかなり増えています。
現場はなかなか大変なようですね。

しかし、恐らく、教職員や家族の接し方次第で、
かなりの部分で自然に改善するものであるはずです。
メシャックくんのお母さんが身をもって教えてくれた真実です。

メシャックくんのお母さんの最後の数か月の生き様を覚え、
真に弱者にやさしい学校づくりを進めていきたいです。

相原 記


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by kjkirakira | 2016-05-11 21:55 | 現地で 小学校

ケニアと日本の教科書

我が家のキラキラ1年生、ノゾミさん、
昨年6月に満6歳に達したので、
この1月にケニアの小学校に入学。
加えて、この4月、
日本の小学校にも入学できる時期となりました。

ケニアで使う教科書一式6冊に加え、
この度ケニアの日本大使館経由で、
日本の1年生(前期)の教科書7冊を支給され、
ホクホク顔です。

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スワヒリ語と英語に加え、
日本語も読み書きできるようになるでしょう。

きちんと一定の言語でお話ができるようになるためにも、
読み書きのトレーニングは必須ですから。

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ケニアの公立小学校やキラキラでは、
3人に1組くらいずつの割合で教科書を学校が所有・管理しており、
個人で欲しければ親が書店で購入するのです。

日本の皆さま、
遠くの地にいる私たちの分まで、
ありがとうございます。

保育・教育は将来のための投資です。
保育園落ちても救いがあるよう、
こどもの騒音を微笑ましく受け入れられるよう、
日本、よろしくお願いします!

相原 記


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by kjkirakira | 2016-04-08 02:10 | 現地で 小学校

運動会と父兄参観

この1月から誕生した、キラキラ・ビリカ・キャンパス(3年生部門)。
ナマンガの街から6㎞も離れているので、
現代風に忙しい保護者の皆さんは、
何か機会がないとなかなかキャンパスを訪問する機会がありません。

1月と2月はいろいろ新しいことずくめで忙しかったので、
ようやく満を持して3月4日、
父兄参観が実現しました。

ついでに、小学校全校のイベントとして、
試験的に運動会を開催しました。

早朝から、約30人乗りのスクールバスで、
3年生、2年生、1年生を、
4回に分けて、2時間かけてビリカへ移動させました。

ビリカに集結した児童たちは、
みんなで準備運動したりした後、
早速競技に入ります。

まずは、クロスカントリー(長距離走)。
500mくらいのコースをぐるっと2周します。

3学年、男女一緒に、一斉スタート!

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このスタート時の混雑と勢い、
かつて、私が大学時代にやっていた、
クロスカントリースキーのリレーのスタート風景を彷彿とさせます。

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トップの連中はほぼ全力疾走で1㎞を駆け抜けます。
私の全盛期(20代前半)でも負けてしまいそう。

でも、多くはたらたら走りです。
ゴール寸前になると、みんな死にそうな形相になります。
途中で転んで泣いたり、膝を擦りむいたりして、
途中棄権する子もおり、
コース上に散在した先生たちに助けられます。

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こちらは短距離走。
みんな100走と呼ぶのですが、実際は65mほど。
普段のほほんとしている子たちの表情が、
一気に真剣になります。

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こちらは走り高跳び。
ケニアのほとんどの学校では、
あの分厚いマットがないために、
正面跳びやはさみ跳びが主流です。
マサイの子たちのばねは別物!
普段お勉強などで遅れている子たちが、
この日は大活躍!!!

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父兄の皆さん約60人を2回に分けてバスで運び終えたところで、
小集会になります。

まずは児童全員集まって、国旗掲揚と国歌斉唱です。

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散在する木陰にグループごとに集まって、
小集会となります。

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会の中でスピーチするPTA役員会長のジェレミアさん(シャドラックくんのお父さん)です。

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結婚の歌を披露する3年生有志達です。

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短距離走男子部門のメダリストたち。
1位:メリタくん(中央・3年生・2006年生まれ)
2位:サムエルくん(右・2年生・2006年生まれ)
3位:ニコデマスくん(左・3年生・2007年生まれ)

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短距離走女子部門のメダリストたち。
1位:アイリーンさん(中央・3年生・2006年生まれ)
2位:ニーナさん(左・2年生・2006年生まれ)
3位:エバさん(右・3年生・2007年生まれ)

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走り高跳びで、最後まで残った児童たち。
左より、
ンドゥラくん(3年生・2007年生まれ)
アイリーンさん(3年生・2006年生まれ)
エマニュエル・キスコくん(3年生・2007年生まれ)
ラマダンくん(3年生・2005年生まれ)
サムエルくん(2年生・2006年生まれ)
モーセスくん(2年生・2007年生まれ)
ダニエルくん(3年生・2005年生まれ)

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長距離走男子部門の上位5人。
1位:メリタくん(3年生・2006年生まれ)
2位:サムエルくん(2年生・2006年生まれ)
3位:ジョシュアくん(3年生・2007年生まれ)
4位:ンドゥラくん(3年生・2007年生まれ)
5位:ダニエルくん(2年生・2005年生まれ)

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長距離走女子部門の上位5人。
1位:フェイス・ナネティアさん(3年生・2005年生まれ)
2位:クリスティンさん(2年生・2008年生まれ)
3位:エバさん(3年生・2007年生まれ)
4位:ノゾミさん(1年生・2009年生まれ)
5位:アイリーンさん(3年生・2006年生まれ)

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午後、次々にバスに乗り込み、
ナマンガの街に帰って行きます。

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今回の試みで、
父兄の皆さんも、こどもたちも、
本当にキラキラを喜び、
キラキラを愛しているということがわかりました。

静かな静かな感動と喜びと敬意が、
その場の空気の中に充満していました。

走り高跳びの決勝を終えた後、
父兄の皆さんが、俺も!俺も!と参戦し、
ついにはママさんたちまで次から次へと参戦し、
とってもとっても楽しい余興になりました。

そして、面白いことに、
普段からキラキラを憎んでいる(皮肉や嫉妬やモンスターペアレント的態度)保護者は、
ことごとくやって来ませんでした。

キラキラにいながらキラキラを憎むというのも、
常人では理解しにくいことではありますが、
アフリカでも、日本でも、あり得ることなのです。

キラキラは試練を経ながらも、
徐々に徐々に強固になりつつあるのを実感しています。

また、今回の試みを通し、
普段ぱっとしない子が、
実はスポーツで輝くということが実証されました。

キラキラの3本柱は、
①楽しい学校生活
②自立
③個性と才能
です。

イベント開催の運営側は、
相当の労力を要しますが、
うまくやり繰りしながら、
同様のイベントをもっともっと開催できるようにしていきたいものです。

今回は、
昨年9月に雇われた時から、
キラキラではスポーツを重視したいという願いを実践し続けてきたアレックス先生が、
競技の段取りなどをしっかりと整えてくれたので、
私も安心して見ていることができました。
アレックス先生にも直接賛辞を伝えました。

次回は、7月初旬、
本当に全校児童(小学生と保育園児)、
および、父兄の皆さんをビリカに集め、
祝会を計画しています。

これからもキラキラの動向にご注目ください。


相原 記


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by kjkirakira | 2016-03-04 23:07 | 現地で 小学校