アフリカでのこども支援 「キラキラ・プロジェクト」 + それを日本で後援  「キラキラを支える会」


by kjkirakira
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カテゴリ:現地で 保育園( 110 )

年度終了を目前に控えたある日、
久しぶりに私自らがキラキラ学園幼稚部の朝礼を指揮しました。

その際に、卒園児たちを進路別に呼んで、
みんなの前に立たせてみました。

キラキラ小学校進学者たちが前に出てきた際に、
何故か年中組や年少組の子たちも何人か出て来ました。
まだ世界も何もわかっていない年頃なのでしょうね。

公立AIC小学校進学は2人。
ハグしたら、本人たちは恥ずかしそうに、
他のみんなはおもしろおかしそうにしていました。

公立ナマンガ小学校は1人、エドウィンくん。
ハグしたら、本人がとってもオモシロがっていました。
このエドウィンくん、同小学校の入学試験に行ったら、
何と、というか、案の定、落とされてしまいました。
そして、急きょ、キラキラ幼稚部に残留することに。
年度終了日の夜、そのための事務処理で2時間を費やしてしまいました。
せっかくハグしてお別れしたのに、
あのハグを返せ!と怒鳴る(笑)気分です。

私立ナマンガ・ジュニア小学校は2人。

私立グリーンエデン小学校は1人。

遠いケニア西部のキスムに引っ越して行くのは2人。
かたいハグでお別れです。

もう一人、進路が定まっていなかったのがシャーリーンさん。
パパがナイロビで務めていて、
ママがナマンガの公務員で、
ママが今回パパのところへの異動を申請していて、
異動が実現しそうだったために、
キラキラ小学校の入学手続きにやって来なかったのです。
しかし、結局異動はなくなり、
年度終了の翌日、靴の寄贈をしている最中、
キラキラ小学校に入れてもらえないかと泣きついてきたのです。

しかたなく、とっても忙しい中を、
入学のための手続きを個別にしてあげました。
この特別で急な入学者のために、
既に完璧に用意してあった2018用の諸々の書類を全て刷新することに。

今年は、建設などがうまくいった半面、
大切な人たちの死や、大統領選挙の混乱などで、
予定が全く予定通りに進まなかった年でもありました。
ここへ来て、エドウィンくんとシャーリーンさんの急な予定変更にも翻弄されました。

全くもって、シャーリーンさん、あのお別れのハグを返せ!という気持ちです。


というわけで、キラキラ学園幼稚部卒園児たちの集合写真。
エドウィンくんは結局卒園しないのに、
この写真にはしっかりとおさまっています。

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相原 記


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by kjkirakira | 2017-10-20 23:48 | 現地で 保育園

1年でいちばんの大仕事

キラキラの活動の中で、
1年でいちばんの大仕事の日がやって来ました。

2017年10月2日(月)
キラキラ学園幼稚部
2018年度入園受付!!!

まず、名称。
キラキラを私立の学校として、
ケニア政府に登録する過程で、
名称をキラキラ・アカデミー(キラキラ学園)としました。

登録に要する手続きなどは全て終え、
担当職員による現場の視察も既に受け入れて、
現在は担当部署からの返答(登録の可否)を待っている段階です。

そんなわけで、
キラキラ保育園はキラキラ学園幼稚部、
キラキラ小学校はキラキラ学園初等部、
と呼ぶのが今後はふさわしくなります。

名前だけ見ると、
何だか大きな組織のお金持ち私立のようですが、
実態はこれまでと変わらず、
コミュニティーとの共働を目指し、
安い学費で最低限の運営・維持費だけを回収するスタイルを、
これからも続けていくつもりです。

このブログ上では、
慣れるまでは旧名称と新名称とを併記していきたいと思います。


その、キラキラ学園幼稚部の、
来年度の入園受付です。

前年度よりも1週間早くしたこと、
公立の幼稚園が無料であることが実際的になってきたこと、
それに、今回は8月の総選挙や10月26日予定の再選挙などの影響で、
人々の経済活動や私生活に大きな影響が出ていることもあり、
前年度ほど混雑はしないだろうとたかをくくっていました。

しかし、蓋を開ければ、またまた驚愕の1日に!

早朝4時頃、真っ暗な外から、
人々の話し声が聞こえてきました。
治安維持のために夜中には来ないようにと告知しているのに、
人々はまだまだ夜中から行列をつくるのです。

早朝5時、
ジョイス先生の息子さんの手続きを1番にしてあげようと、
ジョイス先生に電話をかけると、
「既に校門の外で立って待機している」と。
教職員の子だからと便宜をはかってあげる以前に、
教職員自らが率先して1番となる、
その姿勢に感謝と敬意を覚えます。

早朝6時前、
校門を開け、
ジョイス先生や他の先生方をアンボセリロードキャンパスの敷地内に入れて、
窓や椅子や物の準備をします。
大きな準備は既にできているので、
準備自体はすぐに終わります。
そして、各教職員も持ち場を確認し、
あとは、いざ、仕事!となります。

暗い中、校門の外で立ち尽くしていたのは主にお父さんたち。
後から後からお母さんたちがこどもたちを連れて来て、
順番取りのお父さんたちとバトンタッチです。

バトンタッチせずに、両親ともにい続ける人たちも多くいます。
本当に、この日は、
キラキラにとっても、多くの家庭にとっても、
大きな大きなイベント日なのです。

キラキラのすぐそばのお店では、
パンやお菓子、ジュースや牛乳などが、
飛ぶように売れます。

校門で、教室の外で、
みな必須事項を満たしているか、
すなわち、
親の身分証明書、
子の出生証明書、
子の年齢が達しているか(2014年以前生まれ)、
引率者は親族か、
子本人が実際に来ているか、
などを確認します。

中には、年齢を満たしていない子や、
小学校の入学受付だと勘違いしてやって来た親子や、
必要な書類を家に忘れて来た親もいるからです。

そして、ジャシンタ先生による第一チェック。
6時50分頃には、既に新規入園枠57人に達してしまいました。
7時と告知してあっただけに、
7時前の10分の間に到着した人たちには申し訳なかったのですが、
しかたなく、入園をあきらめていただくことにしました。

ジャシンタ先生が親子10組ほどに説明し、
残念そうでしたが何とか同意を得て、
何のトラブルもなく、悪態をつく親もなく、
平穏無事におさまりました。

まあ、私個人的には、
こういう大切な日に時間ぎりぎりで行動するような人は、
キラキラにふさわしくないかな、という思いでした。

というわけで、57人の受け入れ(候補)が確定したうえで、
親を全員教室内に入れて説明会を催しました。

説明は私の担当です。
多くの業務を教職員にゆだねている中で、
これは他人には任せられない、自分でやるべきだ、という業務を一つ一つ絞り込んでいます。
入園や入学の説明会の説明も、
そんな私の大切な業務なのです。

説明は、我ながらスムーズに、力強く、思いやりにあふれた形で行われました。
説明会後の保護者たちの反応も上々だった様子です。

とくに、
「20年前は私たち(保護者たち)はお互いに知らないところで生きていた。
10年前はこのこどもたちはこの世界に存在していなかった。
しかし、神様の意図により、今日こうしてみな一堂に会している。
今日から、今後長きに渡って、私たちは唯一無二の親友になるかもしれない。
今日は、その友情生誕記念日になるかもしれない。」
と語った私の言葉が、
皆さんの心の中に残ってくれたようで、何よりです。

説明会に引き続き、
保護者の皆さんには所定の用紙に記入してもらいます。
子の情報、家族の情報などです。
読み書きがままならない保護者は、
うちの教職員が手伝いながら記入します。

引き続き、皆さんの身分証明書と出生証明書とを回収し、
新しく建てた教職員用パソコン事務室で、
ドロシー先生とレジナ先生が2台のプリンターを駆使して、
どんどんコピーしていきます。

そして、1番から57番まで順番に、
私による第2チェックを受けます。
子の氏名の綴り、生年月日、
両親や保護者の氏名の綴り、身分証明書番号、電話番号、
他いろいろの情報をしっかりと確認します。

大変なのは、子の氏名の綴りです。
ケニアでは、出生証明書が全てであり、
卒業試験も、身分証明書も、パスポートも、
全ての氏名の記載が出生証明書に準じて行われます。
すなわち、出生証明書の氏名の綴りが間違えていると、
一生涯その間違いがついてまわるのです。
しかも、間違いの多いこと多いこと!!!
信じられないくらい間違いが多いのです!!!
かつて、私も、
長女の出生証明書も間違いがあり、2回目でようやく訂正され、
次女は3回目でようなく訂正にこぎつけたということがありました。
出生証明書の部署の職員たちの仕事はあまりにもずさんであり、
しかも、暗に賄賂を要求されることが多く、
賄賂なしではあまりにも時間がかかり、
「ケニア人として生まれることはあまりにも困難である」
と人々に言わしめているくらいです。

従って、私の仕事は、
こうした出生証明書の綴りの間違いをそっくりそのままキラキラの名簿に転記していくことであり、
不本意極まりありません。

出生証明書の部署の職員たちとは正反対に、
私はキラキラの名簿を完璧に仕上げるために、
三度四度と見直して、ありとあらゆる角度から見直して、
キラキラのこどもたちのデータベースづくりをするのです。

そして、私による第2チェックを受けた後で、
スワレ先生による会計と来年度予定に関する最終チェックを受け、
順番に家に帰って行きます。

この日、全ての業務の終了は15時。
飲まず、食わず、座りっぱなしあるいは立ちっぱなしで、
私も、ジャシンタ先生も、教職員の皆さんも、保護者の皆さんも、小さな新入園児のみんなも、
よく頑張りました。

最後の親子が帰ったとたん、
ごくごく自然に、
私とスワレ先生はかたい握手で健闘をたたえ合いました。

肩も、腰も、脚も、頭も、くたくた、疲労困憊です。
しかし、大仕事を終えた達成感と、
保護者の皆さんの喜びと協力的な態度に触れて、
57人の新規入園児たちとの長きに渡っての今後を夢見て、
私も感無量です。

きっと私が感無量であると同時に、
各家庭では、お父さんとお母さんとお子さんで、
キラキラに入園することができた!という達成感と喜びで、
感無量に浸っていることでしょう。


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相原 記


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by kjkirakira | 2017-10-02 22:53 | 現地で 保育園

カメラマン育成~その6

今回は、保育園部門のタビタ先生による撮影。


年少組の少年たちです。
1月には自分自身も世界をも認識していなかった彼らが、
9月になると自我も世界観も築かれつつあります。

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みんなで振付をしながら歌を歌う年少さんたち。
これは、ねんねするポーズ。

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年中さんたちの教室、笑顔がとても良いですね。

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このZの下にいる女の子はタビタ先生の長女のアイリーンさん。
普段はさりげなくママと娘が同じ園におりますが、
やはり気持ちの中ではお互いに意識しますよねぇ。

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この10月に卒園を迎える年長さんたちと担任のユーニス先生。
中には遠い遠いキスム(ケニア西部の町)に引っ越す子も。
大部分はキラキラ小学校に進学予定ですが、
とにかくそれぞれの進路に向かってさらに自立しながら羽ばたいていってくれることでしょう。

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相原 記


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by kjkirakira | 2017-09-28 23:29 | 現地で 保育園

卒園児保護者説明会

今年の建設もあとわずか。
しかし、「あとわずか」になってからが、
なかなか終わらない。

それでも何とかかんとか、
キラキラ保育園と小学校の年度末の怒涛のスケジュールに向けて、
準備を急ピッチで進めています。

10月末の年度末までにこれとこれを仕上げる、という前提に、
逆算しながらスケジュールを立てていきます。
こどもたちや保護者へのサービスを怠ることなく、
同時にスタッフたちの指導と訓練を行うために、
自分で何もかもやる以上にある意味で仕事が増えます。

さて、9月15日、
キラキラ保育園の卒園児の保護者を対象に説明会を開催しました。
目的は、卒園後の進路について。
保育園事務主任のスワレ先生が一通り説明し、
各先生が説明やコメントを追加していきます。

子が小学校に進学するか、来年も保育園に留まるか?

小学校に行くとしたら、どの小学校に行くか?

キラキラ小学校に進学する場合はどうなるか?

選択肢はいろいろ、先生方と相談のうえ、決定権は保護者にあり。

保護者間の合意を得たうえで決定するように。
というのは、お父さんとお母さんとの間で、
または、普段養育している保護者と、学費を払う別の保護者との間で、
なかなか意見の一致が得られない場合が多いからです。

来年度より、ケニアの公立学校は全て無償!という政府の強い声明が出されています。
しかし、庶民の間では、公立は質が低すぎるとか、しょっちゅうストライキをしているとか、
公立離れの傾向が依然続いているのです。

キラキラの来年度の学費は1学期3500シリング(1か月1000円ほど)。
これは、全て(給食もバスも)含めての金額なので、
他の私立学校に比べたら圧倒的に安いわけです。

質と、学費を考慮すると、キラキラ以外にない!
それはキラキラに集まる保護者の大多数が理解しているわけです。
それでも、いざ3500シリングと聞かされると、
「高い」とか「安くならないのか」とか、不平不満の声が生じます。
私の計算では、3500でもまだまだ赤字であり、
日々の運営費の採算を合わせるには4500程度が必要となるのです。
仮に4500になったとしても、
まだまだ他の私立学校に比べたら圧倒的に安いわけです。

ケニアの経済成長は、
庶民にもお金のかかる生活を強いてきました。
与党や野党が競争するように、
学校を含めた社会福祉の無償化やサービス向上を公約としてかかげ、
無知な庶民がそういったおいしい公約を拍手喝采で歓迎する中で、
そういったおいしい公約を実現するために増税や新規の税が導入され、
同時に物価が高騰し、
無知な庶民の生活がますます圧迫されているのです。

さて、保護者の皆さんは、
ひとしきり「高い」「安くならないのか」などとしゃべった後で、
結局多くの保護者が、
希望の進路を記入する所定の用紙に、
「私の子はキラキラ小学校に進学希望です」
と記入して、署名して、提出していきました。

他の保護者たちは、用紙を家に持ち帰り、
配偶者や他の家族と一緒に検討に検討を重ねて決定することになります。

さて、建設の方は今度こそあと1週間!
建設が終わったら、
年度末の怒涛の行事に集中しつつ、
11月と12月の一時帰国の準備を急ピッチで進めてまいります。


相原 記


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by kjkirakira | 2017-09-15 23:45 | 現地で 保育園

カメラマン育成 その三

カメラを今度は保育園のスワレ先生に渡し、
いろいろな写真を撮ってもらっています。

キラキラでは、
小学校の児童数や勢いが増すにつれて、
保育園が脚光を浴びる機会が薄れつつありますが、
それでも、キラキラは、いや、少なくとも私は、
保育園重視、保育園を第一優先、保育園ありき、の姿勢を貫いていきたいな、
と感じさせられます。

人間がいちばんきれいで、
人間がいちばん魅力的なのは、
心身ともにこの年代(3歳~6歳)ではないでしょうか?


年少時代の級友が、
そのまま一生涯の友人になることもある、
ケニアの田舎町ナマンガです。

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お友達どうしでも、
ママやパパにも、
べったりくっつくのが大好きなこの年代。

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左、年長、中、年中、右、年少

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アクティブ・ラーニング!

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アクティブ・ランニング!

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100人の園児が、ぎゅっとコンパクトに。
先生方は、左から、
ジョイス先生、ユーニス先生、アン先生、タビタ先生。
スワレ先生による集合写真の撮影は、
何故か斜めからになります。

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相原 記


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by kjkirakira | 2017-07-20 11:29 | 現地で 保育園

保育園史上最少!?

2017年5月3日(水)、
日本でキラキラを支える会がさいたま国際友好フェアに出展していたこの日、
ケニアのキラキラは保育園の2学期が始業しました。

始業日は、
学費の回収や、持ち物のチェックや、親御さんたちからの質問など、
いろいろ盛りだくさんということもあり、
保育園をまず始業させ、
その翌日に小学校を始業させるようにしています。

保育園の始業日には、
小学校の教職員たちもやって来て、
いろいろ手伝います。

しかし、今回の始業日は、
これまでにないひっそりとしたものになってしまいました。
何と、園児約100にん中、
始業日にやって来たのは41人のみ!!!
これは、キラキラ史上最少人数です。

始業日の出席率は、
60~70%くらいで推移していたのですが、、、。

園児が始業日に間に合わない理由として想定されるのは、
①お金がなくて学費が払えない
②休暇中に祖父母のところに出かけてまだ帰って来ていない
③休暇中に遅寝遅起きに慣れてしまい、早起き生活に急には戻れない
④休暇中の不規則な生活がたたって体調を崩している
といったことでしょうか。

今回は、これらの理由が、
普段よりも重く保護者の皆さんの上にのしかかってきているのだと考えられます。

①のお金がない理由は、
・兄や姉をまず高校や小学校に行かせるためにお金を使い、下の子(園児)の分がなくなってしまった
・いつまでも続くと思っていた休暇が、あっという間に終わってしまい、貯金しておくのを忘れていた
というパターンが多いのですが、
今回はさらに、
・干ばつが長く続き、その後の雨季にも雨があまり降らず、農業も畜産も滞り、国や地域の経済活動が鈍化し、市民の平均的な所得自体が低下している
という、とっても深刻な事態に陥っていることもあるといえます。

②の祖父母の家は、まあOKとしましょうか。

③の早起きできないことも、まあOKとしておきましょう。

④の体調管理も、小さい子たちなので、まあ仕方がないでしょうか。

③と④に関連して、
ここ数日、雨が降って曇天続きで冷え込んでいるので、
余計に早起きできなくなったり、
体調を崩しやすくなったりすることもあるでしょう。

さらに、5番目の理由として、
⑤キラキラ保育園の質が低下しているために、新学期始業に対する意欲が湧いてこない
ということがあるかもしれません。
キラキラ運営サイドとしては最も深刻な理由ではあります。

質の低下の理由として、
昨年に県で多数の幼稚園教師が雇われて地方公務員になり、
キラキラなどの私立の園の有資格者の求職者が一気に減少したということもあり得ます。
実際、1学期の間は、
キラキラ保育園の4人の「教員」のうち、
3人が無資格者にならざるを得ませんでした。

しかし、質の低下の際たる理由は、
コージとジャシンタがなかなか保育園を巡回したり監督できないために、
教職員の皆さんの活気が減退している、ということでしょう。

巡回や監督が以前のようにできなくなっている理由の最たるは、
キラキラが大きくなって3つのキャンパスに分かれているからなのですが、
実はもう一つ理由があります。

初期のキラキラは、
コージとジャシンタが頑張って、
理想となる保育園をつくって維持していました。

とくに、2005年の10月頃に、
一時的にコージとジャシンタのみで保育園をやっていた時期は、
とても熱心に全てに取り組み、
これ以上の保育園はない!というくらいの園をつくりあげていました。

しかし、このままではいけない、という危機感もありました。
熱心にすればするほどに過労が増し、中心人物が欠ければ全てが終わりになってしまうという脆弱感にあふれており、
ケニア政府が保育園や小学校にいちばんに求めるものは、目に見えないものよりも目に見える物(建物や設備や食事や水や教員資格)であり、
ケニア政府が私のような外国人に求めるものは、自ら必死に働くことではなく、ケニア人の働き手を雇用し、育成し、業務をゆだねていくことであるわけで、
長い目で見て、存続可能な保育園をつくっていく必要性を予感していたのです。

ということで、
長年かけて少しずつ、
脱コージ、脱ジャシンタに取り組んできました。

その過程で、教職員たちを指導していくことはもちろん大切ですが、
少しくらいの過ちや欠点には目をつぶって見逃すくらいのおおらかな態度も必要なのです。

この始業日の朝も、
園庭でいろいろ働く先生方を眺めながら、
私の心の中は、
ああすればいいのに、ああすべきなのに、あ~あ、の連発でした。

サービスを提供する側(教職員)ではなく、
サービスを受ける側の視点(保護者)で考えるに、
「先生方があんな感じなら、こっちもこんな感じでいいや」
「始業日からパワー全開でなくてもいいじゃん」と、
いい加減になってしまいそう。

こうしたことから、
ある程度の質の低下はやむを得ないのです。
しかし、同時に、
ケニアの平均的な学校の範囲内で、
比較的良い学校、見本となるべき学校、であり続ける必要があります。

そのためにも、
機会を選びながら
教職員たちに語りかけ続け、
教職員たちの気付きを促していく努力を、
こつこつと続けていかなければなりません。

日本では、明日5月4日もさいたま国際友好フェアが続きます。
日本でもこつこつと頑張っております。


相原 記


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by kjkirakira | 2017-05-03 23:24 | 現地で 保育園

朝の保育園

年長組のヒカリさん。
お父さんもお母さんも、
しばらく忙しくしていたので、
なかなか保育園の送り迎えができず、
他の人に送り迎えをしてもらったりしていました。

しかし、やはり、
たいていのこどもは、
お父さんまたはお母さんに送り迎えをしてもらいたいのです。
ヒカリさんも同様です。

建設資材の調達が遅れて、
たまたま建設に1日休みが生じたので、
「今日は送りも迎えもお父さんがするからね」
と言うと、ヒカリさんは大喜び!

手をつないだり、
お父さんの前を歩いたり、
お父さんの後ろを歩いたりしながら、
ヒカリさんは元気に保育園まで歩きました。


朝礼前は、まず大雑把に並びます。

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キラキラ伝統の朝礼は、
びしっと並びます。

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年中組の風景です。
写真中央、紫色の上着を着ているアイリーンさん、
そのママは産休中の保育園主任教師のタビタ先生。
つい先日、女の赤ちゃんに恵まれたそうで、
アイリーンさんはお姉ちゃんになりました。

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年長組の風景。

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ヒカリさんです。

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相原 記


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by kjkirakira | 2017-02-13 15:37 | 現地で 保育園

保育園初日

2017年1月10日(火)
キラキラ保育園の2017年度がスタートしました。

今回からは、
教職員の皆さんに一切をお任せするつもりで、
前日に役割分担を終えて一任していました。

私は教職員の皆さんが既に集結している頃を見計らって、
年長組のヒカリを、2年生のノゾミと一緒に引率して登園しました。

ヒカリの保護者と言う立場で、
まず学費納入チェック、
次いで出席チェック、
最後に持ち物チェック。
それぞれの持ち場で働いている先生方に、
少しずつアドバイスを施しながら、
今年度初登園の手続きを終えました。

新規に雇用されたばかりの、
年長組ユーニス先生、年中組アン先生、年少組セリナ先生は、
まだおっかなびっくり、状況を把握するので精いっぱい、と言った感じ。

この日、助っ人として集結した小学校の先生方が、
臨機応変に動いて大活躍してくれました。

スワレ先生もスムーズに学費納入チェックをこなし、
ジョイス先生も集まった園児たちを相手に、
飽きさせないようにいろいろ集団遊びを指揮して、
私は一保護者として傍観するのみでしたが、
計画性のあるとっても素晴らしい保育園の外観を満喫しました。

病気や怪我や、お金を工面できずに、
初日に登園できなかった子の保護者たちもやって来て、
「せっかく手に入れたキラキラ入園のチャンスを逃してなるものか!」
という心意気を感じました。

一段落して朝礼です。
案の定、名前を呼んでも返事をしてくれない新入園の小さい子たちがたくさんいます。
人生で初めての集団生活、ということで、
何が何だかわからなくなっているのでしょう。

それから、ママと別れて心細くて泣いてばかりの子。
朝礼の整列に参加できずに、少し離れたところで傍観している子。
やたらと石を拾ってやみくもに投げてしまう子。

そういった右も左もわからない子たちに、
徐々に集団生活の秩序を身につけさせていくのが1月の大仕事です。

状況が一段落し、
助っ人として来ていた先生方と、
スクールバスに乗ってビリカ校舎の準備に出かけました。

教室などを掃除し、
教科書などを準備し、
時間割などを調整しました。

午後3時前、保育園の夕礼の時間帯にはしっかりと戻って来て、
保護者の皆さんがこどもたちを迎えに来る様子をしっかりと確認しました。

新任の3人の先生を事務室に呼んで、
キラキラの先生としての心構え、具体的な行動様式、授業の進め方などを、
私なりの理解と方法論で解説してあげました。

ユーニス先生(小学校の教員免許所持)
アン先生(ビジネス関係の資格所持)
セリナ先生(無資格でも他の幼稚園での指導経験あり)
というユニークな経歴の3人は、
まだまだ保育士・幼稚園教師としてのノウハウを、
知識として、経験として、吸収していく必要があります。

仕事にプロ意識を持って取り組み、
頑張ってもらいましょう。

とっても忙しい1日。
無事に終了。
うちのヒカリも、久々に級友に会って、
とっても楽しかったようです。

それにしてもケニアは暑い!
真夏の時期になり、
長時間ひなたで動くと熱疲労になってしまいそう。


相原 記


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by kjkirakira | 2017-01-10 23:01 | 現地で 保育園

保育園の新規入園受付

2016年10月10日(月)
キラキラ保育園の2017年度新規入園児を受け付けました。

この受付は、
年間のキラキラの運営業務の中でいちばんの大仕事です。

2004年7月、キラキラ保育園を開設。
この7月と、3学期開始の9月に、
計15人を受け付けました。

2005年1月、
初日に10人を受け付け、
保育園は1月末には60人の大所帯になり、
これは支援しきれない!と私もショックで寝込んだほど。

2006年1月、前年の熱は冷え、
毎日少人数ずつ受け付けて、
結局40人規模のちょうど良いサイズの保育園に。

2007年1月、
毎日少人数ずつ受け付けて、
40人規模の保育園に。
しかし、2学期初め、3学期初めにも入園希望者を受け付けて、
少しずつ保育園拡大の兆しが見え始めました。
さらに、3学期の初めからは、
これまでの年齢制限であった満4歳以上を満3歳以上に変更しました。

2008年1月、
私が日本にいて不在の中で、
前年から変更した年齢制限の緩和もあり、
一気に入園希望者が増えて、
90人規模の保育園になりました。

2009年1月、
毎日受け付けて、
90人くらいになって締め切りました。
この年、3学期初めに少人数受け付けたのを最後に、
年度の途中からの入園受付を取りやめ、
年度の初頭(1月)のみとしました。

2010年1月、
1週間だけ受け付けて、
100人くらいになって締め切りました。

2011年1月、
1学期初日だけで園児が100人に達し、
初日の夕方には受付を締め切りました。

2012年1月、
1学期初日の朝6時から希望者が来始め、
朝8時に締め切りました。
この年以降、
初日の朝に入園希望者を集めて説明会を開き、
それに引き続いて一人一人の手続きを進めるやり方が定着しました。

2013年1月、
1学期初日の朝4時から希望者が来始め、
朝6時に締め切りました。

2014年1月、
1学期初日の朝2時から希望者が来始め、
朝4時に締め切りました。
さすがに真夜中は危険だということで、
翌年以降の改革が求められました。

そして、2015年度の新規入園受付は、
前年の11月に行うことに。
つまり、2014年11月、
時期が早まったこともあり、
入園希望者数は激減し、
第二の集合時間の遅刻者、および、
隣国タンザニア人の一部の子弟に遠慮していただいたのみで、
110人に達し、締め切りました。

2015年11月、
受付けの場所を保育園から小学校1・2年生部門に移してみたものの、
希望者が殺到しました。
第一チェックのジャシンタ先生が、
タンザニア人や、他園からの転園児を、
うまくふるいにかけたことで、
何とかもめずに110人に達し、締め切りました。
しかし、この殺到ぶりを目の当たりにし、
翌年はもはや9月頃に行うしかないという印象でした。

そして、今回、
2016年10月10日、
ケニアの公立幼稚園の学費値下げ・内容充実化、
タンザニアの教育改革により、タンザニアからケニアへの越境通学が難しくなったこと、
キラキラ保育園の学費値上げもあり、
さすがに早すぎる9月はやめて、
10月に行うことに。

案の定、希望者は少な目。
少人数だけふるいにかければ済むという程度。

ふるいにかけられたのは、
例年通り、保護者の身分証明書やこどもの出生証明書などの必要書類不備のケース。
そして、例年以上に、他園からの転園のケースで、他園からの照会がない場合を厳しくふるいにかけました。
それから、タンザニア人。
もちろん、遅れて来た人たち。

そのうえで、今回新たに加えた基準は、
キラキラ保育園または小学校に既に兄姉がいるこどもたち。
キラキラの広くて浅い支援を受けるチャンスをより多くの家族にシェアしてあげたいということに加え、
キラキラに安住してキラキラの校則やモラルを順守しない保護者が増えつつあるという懸念があり、
新たに試みた基準です。

この結果、数人のキラキラなじみの親子が帰されることになりました。
事情を理解し、自ら進んで引き下がってくれたママさん、神様の祝福がありますように。
悪態をつきながら帰って行ったママさん、気持ちを整理してくださいますように。

ということで、6時から8時半に及んだジャシンタ先生による第一チェックが終了。

次に、整理券を手にした52人の保護者たちが、説明会に臨みます。
会の進行・説明は私が担当します。
来年からは、先生方にやってもらうつもりです。

会の後、保護者の皆さんに書類を記入してもらいます。
こどもの情報、家族の情報など、やや詳しく収集します。
そして、説明会の内容に100%同意して我が子をキラキラ保育園に託す決意をしたという署名をしていただきます。

その後、保護者の身分証明書とこどもの出生証明書のコピーを取ります。
ややITに詳しい小学校のドロシー先生がプリンター担当です。
小学校の校舎にはまだ電気が来ていないので、
隣接する我が家の台所にプリンターを置いて作業してもらいます。

それが終わると、整理券の1番から順に、
私のところにやって来てもらいます。
記入していただいた書類と、他もろもろの書類のチェックをします。
この担当も、来年からは先生方にやってもらうつもりです。

その次に、スワレ先生のところで、
入園金の領収書、新年度の必要情報(日程・学費振込口座・持ち物)などが手渡され、
整理券の1番から順に家に帰っていくのです。

先生方のチームワークと、
毎年のことゆえの慣れもあり、
52人を受け付けても、
昨年や一昨年よりも早めの14時に全てが終了しました。

来年度は、名簿上は、114人でのスタートです。

これから、この新規入園児たちの情報を、
パソコンに打ち込んだり、
来年度の名簿などを印刷しながら準備したりする作業に入ります。
2年以内にはキラキラのスタッフ用のパソコンを用意し、
こういったIT関連の作業もスタッフにゆだねていくつもりです。

私の役割は、後進の育成、全体の監督とコーディネーション。

ケニアにあってケニアらしさを保ちつつ、
世界的な価値観、それぞれの時代の価値観を取り入れ、
ユニークな園づくりを、
私たちが敷いて来たレールの上を歩むケニアの若者たちの手によって、
これからも長く続けていけたら最高です。

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相原 記


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by kjkirakira | 2016-10-10 23:34 | 現地で 保育園
2016年9月26日(月)、
キラキラ保育園の卒園児たちの保護者に集まってもらい、
進路相談の会合を開きました。

とても重要な会合とあって、
出席率も上々、遅刻者も少なく、
集まった保護者・教員たちも終始真剣な表情。

集まってもらった保護者の子弟たちは、
みなこの年末で満6歳以上となります。
(2012年かそれ以前の生まれ)

まず、保育園を卒園するか留年するか。
原則は満6歳で小学校に進学ですが、
明らかに自主性が乏しかったり学習の習達度の低い子もいるし、
明らかに体が小さく病気や障害を持っている子もいるし、
とくにキラキラ保育園在籍年数が少ないほどそうした遅れが顕著であり、
小学校に入ってから無駄な苦労をさせないためにも、
もう1年保育園に留年して確実に人間の基盤づくりをするという選択肢もありなのです。
しかし、その最終判断は保護者がするものであり、
学校の先生は適切なアドバイスをするに留まるべきなのです。

次いで、小学校に進学するとなった場合、
どこの小学校に進学するのか。
多くの保護者は、
学費の高い普通の私立には行かせられない、
それでいて、たとえ学費が低くても運営がずさんで教育熱心でもない公立にも行かせたくない、
そこで、学費がまあまあ安く、しっかりとした運営・教育が行われているキラキラがちょうど良い、
という判断になるのです。

しかし、国を取り巻く状況は刻一刻と変化しています。

まず、タンザニア側の公立学校の充実化と制度の厳格化があり、
生粋のタンザニア人の子弟はタンザニアの小学校への進学を選択する傾向が増しそうです。
キラキラとしても、
私立とは言えケニアの政府の傘下で学校運営していくうえで、
タンザニア人の存在はあまり益にはならないのです。

それから、ケニア政府は一生懸命税収を増やして、
公立学校の充実化を進めています。
その一環として、公務員である公立学校の教員が増え、
今後は公立学校にかかる学費が激減すると予想されています。
しかも、公務員として採用される教員たちは、
比較的能力や経験値が高い人たちであるために、
教育レベルの向上もある程度期待できます。
(といっても、公務員となったとたんに勤労精神が減退する人がほとんどなのですが)
さらに、現与党が先の選挙戦で公約としていた、
児童生徒一人一人にコンピューター(といってもシンプルなタブレット)という「デジタル教育」が推進され、
公立学校にとっての顧客ゲットにかなりプラスに働くと予想されています。

キラキラは、
かつて公立小学校・公立幼稚園が充実していなかった時代には、
貧しい世帯の拠り所、支援の砦として頑張らざるを得なかったのですが、
最近は、キラキラで救済できなくても公立があるわけで、
そこをあえて少しばかり余計に頑張っても、
公立にないものをいろいろと持っているユニークなキラキラに通わせたい!
と考える世帯の拠り所になってきているのです。
それでも、入園・入学希望者が殺到して、
入園・入学手続き日に落選者を出さなければならないことに心を痛めていた我々にとって、
一部のより多くの卒園児がケニアの公立やタンザニアの学校に巣立っていってくれれば好都合なのです。

それでもぜひぜひキラキラ小学校に進学したい!という親子のために、
来年度のキラキラ小学校の入学受付や学費の話もしました。
今年は1学期(4か月間)2500シリング(3000円)でしたが、
来年は3000シリング(3500円)となるのです。
これを聞いて、ますますキラキラ小学校から離れていく親子が増えそうです。
ま、しかたありません。
ただ同然の学費でスタートしたキラキラでしたが、
ケニアの経済成長に伴うくらいに学費増をしていかないとやり繰りできないわけで、
逆に、ほとんどの世帯の収入もそれに見合って増えているのですから。
3000で高い!と悲鳴を上げる人よりも、
3000はとっても安い!と自分を納得させる保護者の方が多いはずです。
この3000ですら、小学校の運営上はまだ少し赤字で、
この赤字分はあと2年くらいは支援金で賄う予定なのです。

そして、各児の進路は、
口頭で先生に言うのではなく、
必ず所定の用紙に記入して提出するということにしました。
こうしないと、どうしても、
保護者と先生、先生どうしの伝達ミスが絶えなかったり、
理解し合えなかったりして、
他校を巻き込んだレベルで事務上の失態となってしまうからなのです。

最後に、保護者の皆さんに伝えたことは、
お父さんとお母さん、あるいは祖父母までも、
しっかりと合意すること。
お父さんだけが学費の高い私立に入れたがって、
実際に学費を工面するのはお母さんなどというケースもあるからです。

保護者の皆さんからのいろいろな質問や意見も飛び交いました。
こうした会合をする度に思うのですが、
「民主主義」に任せて討論していると、
非現実的で不可能な、とんでもない方に向かって行ってしまいがちになるということ。
事情をよく知り、現場の苦労を知っている私やジャシンタ先生が、
うまく大衆の考え方を操作して行かないといけないのです。

例えば、ある保護者が、
保護者1人当たり200ずつ学費を上乗せして、
スクールバスが各児の自宅の近くまで送迎できるようにしたらどうか、
という意見を出しました。
そういう意見が出たとたん、拍手が巻き起こりました。

しかし、正直、
お客さんに媚びを売りながら高い学費を納めてもらう私立と違って、
キラキラのレベルでバスでの送迎まではできないのです。
まず、200ではとっても足りない!
冷静に紙と鉛筆で計算してみればわかることでもあります。
バスの走行距離増、
バスが走る枝道は未舗装の悪路であり故障の可能性増も考慮しなければならないこと、
複雑なバスの経路や料金設定や会計を管理をするため労働増、
次に、時間も足らない!
ナマンガの市街(アンボセリロード・キャンパス)とビリカ・キャンパスを、
舗装されたきれいな道路だけを通って往復するだけでも30分かかります。
来年はこれを朝に2往復半、夕に2往復半しなければならないのです。
バスが6時45分に始動したとしても、朝の働きを終えるのは8時!
これ以上遅らせることは授業時間の関係上できないのです。

それに、3000の代わりに3200となったとして、
拍手した保護者の中にも、後で不平不満を言う人は少なからず出て来るのが常なのです。
それに、忘れてはいけなせん。
公立学校が充実化してきて、貧しい世帯を救済できるようになったとはいえ、
まだまだキラキラは一部の貧しい世帯の拠り所なのです。
ある意味ぜいたくをする目的での学費増をするかしないかの選択肢が与えられた時は、
学費増をしないという方向に持って行くべきなのです。

民主主義が発達する前提として、
教育・道徳・博愛などが必要です。

とにかく、いろいろなことを考慮したうえで、
皆さんにはお子さんの進路を決定してほしいものです。
今のところ、ほぼ全員が「キラキラ小学校」と言っていますが、
冷静に財布などと相談し、
こどもにとって、世帯にとって、最適な学校に落ち着いて欲しいと願います。


相原 記


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by kjkirakira | 2016-09-26 21:14 | 現地で 保育園