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アフリカでのこども支援「キラキラ」+それを日本で後援「キラキラを支える会」


by kjkirakira

初等部始業

2018年1月10日(水)
キラキラ学園初等部の始業を迎えました。

朝6時20分頃から、
ドロシー先生とパトリック先生とが3・4・5年生の学費を受け取り、
レジナ先生が1・2年生の学費を受け取っていきました。
レジナ先生は事務担当になったばかりで不慣れだったので、
私も脇で手伝いました。

続々と親子が訪れるも、
幼稚部よりはずっとずっとスムーズに何もかも流れて行きました。


児童の大半はナマンガの街の子たちです。
よって、始業日は朝礼も含めて全てアンボセリロードでスタートします。

1・2・3・4・5年生全員での朝礼です。
初日なので、まだ学費が払えずに登校できない子も多く、
まだ三分の二くらいの出席率です。
それでも、多いですねぇ。

初等部始業_b0124020_22062135.jpg



















新一年生のうち、キラキラ以外の幼稚園出身者たちです。
外観は既にキラキラの赤と黒の制服を着ていますが、
内面もこれから徐々にキラキラ色に染まっていくことでしょう。

初等部始業_b0124020_22062123.jpg



















ヒカリさんは、
昨年10月末にキラキラ学園幼稚部を卒園し、
11月と12月は日本の東岩槻幼稚園に在籍(留学)していましたが、
この1月からはキラキラ学園初等部1年生になりました。

初等部始業_b0124020_22062151.jpg



















代表のジャシンタ先生が訓示を垂れ、
みんな、それに聴き入っています。
ヒカリさんたち新1年生女子が最前列です。

初等部始業_b0124020_22062126.jpg


















この後、この日に徴収された計20万円超の現金が私に託され、
1・2年生たちは各教室へ、
3・4・5年生たちは何回かに分けてバスでビリカキャンパスに向かいました。


この日の夕方のことです。
先生たちだけでうまく時間割を決められなさそうだったので、
私が助け舟を出すことにしました。

まず、誰が何の教科を担当するか。
キラキラでは、1年生から既に教科担任がその教科を教えるというシステムとしています。
その方が、児童たちにも刺激になり、バランス良く教育・指導ができるというねらいからです。

国語(スワヒリ語)、英語、算数、理科、社会、宗教の主要6教科の中で、
驚いたことに、英語を教えたいという人は多いのに、
率先して算数を教えたいという人はいないのです!

ケニアは数学教育が弱いことで知られています。
私も実際に日頃見て感じることですが、
数学の成績が悪い人ばかりで、
実生活に数学が応用されておらず、
話し方も数学的・理論的でない人ばかりなのです。

これまで、キラキラの求職者たちの履歴書の中にある、
高校卒業試験結果を50人超も見て来ましたが、
数学が好成績だった人は3人くらいしかいませんでした。

つまり、教員たちにとっても、
低学年の算数なら教えるけれども、
高学年はなるべく教えたくない、教えられない、ということなのでしょう。

従って、自分たちだけでは決められないので、
私がリーダーシップを取って、
各教員の適性から、積極的かつ消去法で、
各教科の担任を決めて了承を得ていきました。

それで、3・4・5年生の算数の担当はパトリック先生に落ち着きました。
私も、学校全体も、彼をバックアップするという姿勢を明らかにしたうえで。


その夜、時間割づくりに取り組みました。
何と大変なこと!
各学年、各教員、ぶつからないように、うまくばらけるように。
中学生時代から、時間割づくりは大変なんだろうなと生徒目線で勝手に考えていましたが、
案の定、大変です。
夜中の2時までかかってようやく形になるも、
何か不完全さが残ってしまいました。

各教員の担当と、各クラス、各教科の時間数を入力すれば、
自動的に各クラスの時間割案を出してくれるソフトなどあるのでしょうか?


相原 記


by kjkirakira | 2018-01-10 22:10 | ブログ 現地キラキラ