アフリカでのこども支援 「キラキラ・プロジェクト」 + それを日本で後援  「キラキラを支える会」


by kjkirakira
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幼稚部始業

2018年1月10日(火)
キラキラ学園幼稚部の新年度始業を迎えました。

朝は不慣れな若い親子が大勢詰めかけるので、
初等部の先生方も全員動員しながらの受付作業です。

約半分は10月末の昨年度終了以来、
約半分は10月初旬の翌年度入園受付日以来の再会です。

学費を受け取り、
氏名を確認し、
バッグやセーターに名前を書いてあげて、
こどもは園に残り、
親はひとまず家に帰ります。

しかし、小さな子たちは
「ママ~、ママ~」と言って大泣きしてついて行こうとします。

朝礼で並ばせて一人一人の名前を呼ぶときも、
みんなじっとしていられず徘徊したり、
名前を呼ばれても返事をしなかったり、
当たり前の行動がなかなかできません。

でも、人間にとって当たり前って何でしょう?
生まれるときは、当たり前のことができなかった。
死ぬ時も、当たり前のことができなくなる。

その日の下園の頃に再び顔を出してみると、
朝の「ママ~ママ~」ももはやなく、
調理のジョイス先生いわく、
お昼ご飯を食べてお腹を満たしたら泣かなくなった、と。
なるほど、普段慣れない早起きや、
普段だらだらと何かを食べる生活から離れ、
慣れない空腹が自然にママの顔を思い浮かばせたのでしょうね。

ケニアは教育改革の嵐が吹き荒れています。
これまでの8・4制を、6・3・3制に変えるとともに、
保育・幼児教育部門を、
3歳児(従来の年少組)以下をベイビーケア(託児のような感じ)、
4歳児(従来の年中組)をプレスクール1年生、
5歳児(従来の年長組)をプレスクール2年生、と呼んで、
ベイビーケアとプレスクールとを区別することになるようです。

キラキラも、他の多くの学校も、
3年制の幼稚園経営に慣れていたので、
大きな混乱が生じそうです。

ただ、良いことは、
ベイビーケアで鉛筆やノートを使った活動が禁止されるとのこと。

2003年以降、これまでのケニアは、
教育の普及と発展に力が注がれ、
より高い学歴がより良い経済・生活を保証するという価値観が浸透し、
2歳児の頃から鉛筆を握って上手に字を書けたらほめるというところまで、
エスカレートしていたのです。

キラキラとしても、孤立はできないので、
3歳児から鉛筆を持たせていましたが、
正直、しかたなくでした。
幼児期にはもっと他にやることがたくさんあると思いながら。

今後は、ケニア政府が舵を取って、
鉛筆を握る学習の低年齢化の流れを止め、
幼児期の有意義かつ多彩な活動が推進されていくことでしょう。

日本の東岩槻幼稚園その他多くの園で、
有意義かつ多彩な活動が繰り広げられていることを知る者として、
ケニア政府の指導に先取りしつつ、
キラキラをますます先進的な学校にしていきたいものです。


相原 記


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by kjkirakira | 2018-01-09 21:04 | 現地で 保育園