アフリカでのこども支援 「キラキラ・プロジェクト」 + それを日本で後援  「キラキラを支える会」


by kjkirakira
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1年でいちばんの大仕事

キラキラの活動の中で、
1年でいちばんの大仕事の日がやって来ました。

2017年10月2日(月)
キラキラ学園幼稚部
2018年度入園受付!!!

まず、名称。
キラキラを私立の学校として、
ケニア政府に登録する過程で、
名称をキラキラ・アカデミー(キラキラ学園)としました。

登録に要する手続きなどは全て終え、
担当職員による現場の視察も既に受け入れて、
現在は担当部署からの返答(登録の可否)を待っている段階です。

そんなわけで、
キラキラ保育園はキラキラ学園幼稚部、
キラキラ小学校はキラキラ学園初等部、
と呼ぶのが今後はふさわしくなります。

名前だけ見ると、
何だか大きな組織のお金持ち私立のようですが、
実態はこれまでと変わらず、
コミュニティーとの共働を目指し、
安い学費で最低限の運営・維持費だけを回収するスタイルを、
これからも続けていくつもりです。

このブログ上では、
慣れるまでは旧名称と新名称とを併記していきたいと思います。


その、キラキラ学園幼稚部の、
来年度の入園受付です。

前年度よりも1週間早くしたこと、
公立の幼稚園が無料であることが実際的になってきたこと、
それに、今回は8月の総選挙や10月26日予定の再選挙などの影響で、
人々の経済活動や私生活に大きな影響が出ていることもあり、
前年度ほど混雑はしないだろうとたかをくくっていました。

しかし、蓋を開ければ、またまた驚愕の1日に!

早朝4時頃、真っ暗な外から、
人々の話し声が聞こえてきました。
治安維持のために夜中には来ないようにと告知しているのに、
人々はまだまだ夜中から行列をつくるのです。

早朝5時、
ジョイス先生の息子さんの手続きを1番にしてあげようと、
ジョイス先生に電話をかけると、
「既に校門の外で立って待機している」と。
教職員の子だからと便宜をはかってあげる以前に、
教職員自らが率先して1番となる、
その姿勢に感謝と敬意を覚えます。

早朝6時前、
校門を開け、
ジョイス先生や他の先生方をアンボセリロードキャンパスの敷地内に入れて、
窓や椅子や物の準備をします。
大きな準備は既にできているので、
準備自体はすぐに終わります。
そして、各教職員も持ち場を確認し、
あとは、いざ、仕事!となります。

暗い中、校門の外で立ち尽くしていたのは主にお父さんたち。
後から後からお母さんたちがこどもたちを連れて来て、
順番取りのお父さんたちとバトンタッチです。

バトンタッチせずに、両親ともにい続ける人たちも多くいます。
本当に、この日は、
キラキラにとっても、多くの家庭にとっても、
大きな大きなイベント日なのです。

キラキラのすぐそばのお店では、
パンやお菓子、ジュースや牛乳などが、
飛ぶように売れます。

校門で、教室の外で、
みな必須事項を満たしているか、
すなわち、
親の身分証明書、
子の出生証明書、
子の年齢が達しているか(2014年以前生まれ)、
引率者は親族か、
子本人が実際に来ているか、
などを確認します。

中には、年齢を満たしていない子や、
小学校の入学受付だと勘違いしてやって来た親子や、
必要な書類を家に忘れて来た親もいるからです。

そして、ジャシンタ先生による第一チェック。
6時50分頃には、既に新規入園枠57人に達してしまいました。
7時と告知してあっただけに、
7時前の10分の間に到着した人たちには申し訳なかったのですが、
しかたなく、入園をあきらめていただくことにしました。

ジャシンタ先生が親子10組ほどに説明し、
残念そうでしたが何とか同意を得て、
何のトラブルもなく、悪態をつく親もなく、
平穏無事におさまりました。

まあ、私個人的には、
こういう大切な日に時間ぎりぎりで行動するような人は、
キラキラにふさわしくないかな、という思いでした。

というわけで、57人の受け入れ(候補)が確定したうえで、
親を全員教室内に入れて説明会を催しました。

説明は私の担当です。
多くの業務を教職員にゆだねている中で、
これは他人には任せられない、自分でやるべきだ、という業務を一つ一つ絞り込んでいます。
入園や入学の説明会の説明も、
そんな私の大切な業務なのです。

説明は、我ながらスムーズに、力強く、思いやりにあふれた形で行われました。
説明会後の保護者たちの反応も上々だった様子です。

とくに、
「20年前は私たち(保護者たち)はお互いに知らないところで生きていた。
10年前はこのこどもたちはこの世界に存在していなかった。
しかし、神様の意図により、今日こうしてみな一堂に会している。
今日から、今後長きに渡って、私たちは唯一無二の親友になるかもしれない。
今日は、その友情生誕記念日になるかもしれない。」
と語った私の言葉が、
皆さんの心の中に残ってくれたようで、何よりです。

説明会に引き続き、
保護者の皆さんには所定の用紙に記入してもらいます。
子の情報、家族の情報などです。
読み書きがままならない保護者は、
うちの教職員が手伝いながら記入します。

引き続き、皆さんの身分証明書と出生証明書とを回収し、
新しく建てた教職員用パソコン事務室で、
ドロシー先生とレジナ先生が2台のプリンターを駆使して、
どんどんコピーしていきます。

そして、1番から57番まで順番に、
私による第2チェックを受けます。
子の氏名の綴り、生年月日、
両親や保護者の氏名の綴り、身分証明書番号、電話番号、
他いろいろの情報をしっかりと確認します。

大変なのは、子の氏名の綴りです。
ケニアでは、出生証明書が全てであり、
卒業試験も、身分証明書も、パスポートも、
全ての氏名の記載が出生証明書に準じて行われます。
すなわち、出生証明書の氏名の綴りが間違えていると、
一生涯その間違いがついてまわるのです。
しかも、間違いの多いこと多いこと!!!
信じられないくらい間違いが多いのです!!!
かつて、私も、
長女の出生証明書も間違いがあり、2回目でようやく訂正され、
次女は3回目でようなく訂正にこぎつけたということがありました。
出生証明書の部署の職員たちの仕事はあまりにもずさんであり、
しかも、暗に賄賂を要求されることが多く、
賄賂なしではあまりにも時間がかかり、
「ケニア人として生まれることはあまりにも困難である」
と人々に言わしめているくらいです。

従って、私の仕事は、
こうした出生証明書の綴りの間違いをそっくりそのままキラキラの名簿に転記していくことであり、
不本意極まりありません。

出生証明書の部署の職員たちとは正反対に、
私はキラキラの名簿を完璧に仕上げるために、
三度四度と見直して、ありとあらゆる角度から見直して、
キラキラのこどもたちのデータベースづくりをするのです。

そして、私による第2チェックを受けた後で、
スワレ先生による会計と来年度予定に関する最終チェックを受け、
順番に家に帰って行きます。

この日、全ての業務の終了は15時。
飲まず、食わず、座りっぱなしあるいは立ちっぱなしで、
私も、ジャシンタ先生も、教職員の皆さんも、保護者の皆さんも、小さな新入園児のみんなも、
よく頑張りました。

最後の親子が帰ったとたん、
ごくごく自然に、
私とスワレ先生はかたい握手で健闘をたたえ合いました。

肩も、腰も、脚も、頭も、くたくた、疲労困憊です。
しかし、大仕事を終えた達成感と、
保護者の皆さんの喜びと協力的な態度に触れて、
57人の新規入園児たちとの長きに渡っての今後を夢見て、
私も感無量です。

きっと私が感無量であると同時に、
各家庭では、お父さんとお母さんとお子さんで、
キラキラに入園することができた!という達成感と喜びで、
感無量に浸っていることでしょう。


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相原 記


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by kjkirakira | 2017-10-02 22:53 | 現地で 保育園