アフリカでのこども支援 「キラキラ・プロジェクト」 + それを日本で後援  「キラキラを支える会」


by kjkirakira
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泥棒が泥棒を育てる

アンボセリロード・キャンパスの一角に井戸を掘り、
そこに貯水槽を設置すると同時に、
井戸の管理者、農作業従事者が住むことになる家もついでにつくっています。

その家では、当座の間、
電気の配線が盗まれたりしないようにと、
守衛を雇っています。

先日の真夜中、
どこからか人がやって来て、
その家のドアを開けようとしたそうです。

幸い、ドアは外から勝手に開けられないようになっており、
その者はすぐにあきらめて出て行ったとのこと。

守衛の人は、息を殺して、
小さな窓から外を見て、
成り行きを見守っていたとのこと。

その者は、門を乗り越えて私たちの敷地の外に出て、
ちょうど道路をはさんで真向かいにあるご近所さんのところに向かったとのこと。

このご近所さんは、
私たちと共有する道路まで建築を進めて、
ご近所迷惑なあの悪い輩です。
つまり、道路という共有スペースを我がものとする、
泥棒に他なりません。

このご近所さんは、
まだまだ建設途中なので、
夜間は誰もいません。

しかし、その建設途中の家には鍵がかけられ、
その中にはいろいろな建材などが置かれているのです。

その者は、その悪いご近所さんの家のドアを開け(こじ開け?)、
家の中に置いてあった建材(鉄筋?)を持ち出していった、とのこと。
真夜中という時間帯的に、明らかに泥棒です。

鍵を持っている人物か、
鍵の隠し場所、鍵のこじ開け方を知っている人物なのでしょう。
そして、この家の中に入れば、
建材がたくさんあるということを知っている人物、
つまり、建設職人または関係者だと考えられます。

ご近所さん本人が悪い奴ならば、
自ずとその下で働く建設職人たちも悪い奴らである傾向になります。

良い職人ならば、
「ここは道路だから何も建てるべきではないですよ」
と言って、家主を説得し、
それでも家主が受け入れない場合は、
「すみません。私はこの仕事はお引き受けできません」
と言って退散するでしょう。

しかし、悪い職人たちは、
給料さえもらえればどんな仕事でもするのです。
さらに、外部から、「道路だから建設を中止するように」という忠告や勧告を受けても、
無視するか、むしろそういう忠告をする善良なご近所さんたちを罵倒するか、なのです。

しかも、この悪いご近所さんは、
金に糸目はつけないほどの金持ち、そして、相当におばかな人物のようで、
建設職人たちの給料や契約金も弾んでいるに違いありません。

さらに、この悪いご近所さんは、
建設の現場監督をせずに、
職人たちにほぼ100%任せっきりなのです。
ということは、職人たちは盗み放題なのです。

この悪いご近所さんのお金で買った建材を、
他の人の建設のために流用したり、
売ってお金に換えたり、
建材をごまかして、安くもろい建材で建てたり、
適当に建てて、雨漏りしようが崩れようがおかまいなしだったり。

私も、人を懐疑のまなざしで見るのは心苦しいのですが、
このご近所の職人たちの中に泥棒がいると感じて常に警戒していました。
そして、案の定、泥棒がいたというわけです。
それも、くずで頭の悪い泥棒が。

ただ、泥棒を養成するのは社会の上に立つ人間たちでもあります。
家主がしっかりとした人なら、
下で働く人たちも、泥棒を働こうという意気が下がるものです。

キラキラも同様で、
私やジャシンタが金銭管理をしっかりしているからこそ、
教職員の皆さんにも、金銭管理をしっかりするべきという信念が育まれ、
横領などをしでかす輩は短期間で淘汰(何らかの理由で辞職)されているのです。

キラキラの常連の建設職人たちも、
不注意で物がなくなることはあっても、
盗みはほとんどありません。
みんな、私たちの時間管理、金銭管理、物品管理の姿勢に
心地良さを感じながら働いてくれているのです。

ちょっと盗んで、
後でそのとばっちりを受けて、
後悔してばかりの人が多いケニア。

足元に転がっているきれいな石を拾い集めるのに夢中で、
足元の地面の奥底に眠っている金塊やダイアモンドは眼中にないのです。

かつて、アフリカには、
基本的に貧しいところであり、
資金援助が必要な地域だという杓子定規の認識がありました。
しかし、支援が必要なのは、金銭的な貧しさ以外のところにあるようですね。

キラキラの活動を通して、
学業に秀でていなくても良いから、
正直で、クリーンな若者たちを多数輩出していきたいものです。


相原 記


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by kjkirakira | 2017-07-19 23:59 | 現地で 小学校