アフリカでのこども支援 「キラキラ・プロジェクト」 + それを日本で後援  「キラキラを支える会」


by kjkirakira
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保育園史上最少!?

2017年5月3日(水)、
日本でキラキラを支える会がさいたま国際友好フェアに出展していたこの日、
ケニアのキラキラは保育園の2学期が始業しました。

始業日は、
学費の回収や、持ち物のチェックや、親御さんたちからの質問など、
いろいろ盛りだくさんということもあり、
保育園をまず始業させ、
その翌日に小学校を始業させるようにしています。

保育園の始業日には、
小学校の教職員たちもやって来て、
いろいろ手伝います。

しかし、今回の始業日は、
これまでにないひっそりとしたものになってしまいました。
何と、園児約100にん中、
始業日にやって来たのは41人のみ!!!
これは、キラキラ史上最少人数です。

始業日の出席率は、
60~70%くらいで推移していたのですが、、、。

園児が始業日に間に合わない理由として想定されるのは、
①お金がなくて学費が払えない
②休暇中に祖父母のところに出かけてまだ帰って来ていない
③休暇中に遅寝遅起きに慣れてしまい、早起き生活に急には戻れない
④休暇中の不規則な生活がたたって体調を崩している
といったことでしょうか。

今回は、これらの理由が、
普段よりも重く保護者の皆さんの上にのしかかってきているのだと考えられます。

①のお金がない理由は、
・兄や姉をまず高校や小学校に行かせるためにお金を使い、下の子(園児)の分がなくなってしまった
・いつまでも続くと思っていた休暇が、あっという間に終わってしまい、貯金しておくのを忘れていた
というパターンが多いのですが、
今回はさらに、
・干ばつが長く続き、その後の雨季にも雨があまり降らず、農業も畜産も滞り、国や地域の経済活動が鈍化し、市民の平均的な所得自体が低下している
という、とっても深刻な事態に陥っていることもあるといえます。

②の祖父母の家は、まあOKとしましょうか。

③の早起きできないことも、まあOKとしておきましょう。

④の体調管理も、小さい子たちなので、まあ仕方がないでしょうか。

③と④に関連して、
ここ数日、雨が降って曇天続きで冷え込んでいるので、
余計に早起きできなくなったり、
体調を崩しやすくなったりすることもあるでしょう。

さらに、5番目の理由として、
⑤キラキラ保育園の質が低下しているために、新学期始業に対する意欲が湧いてこない
ということがあるかもしれません。
キラキラ運営サイドとしては最も深刻な理由ではあります。

質の低下の理由として、
昨年に県で多数の幼稚園教師が雇われて地方公務員になり、
キラキラなどの私立の園の有資格者の求職者が一気に減少したということもあり得ます。
実際、1学期の間は、
キラキラ保育園の4人の「教員」のうち、
3人が無資格者にならざるを得ませんでした。

しかし、質の低下の際たる理由は、
コージとジャシンタがなかなか保育園を巡回したり監督できないために、
教職員の皆さんの活気が減退している、ということでしょう。

巡回や監督が以前のようにできなくなっている理由の最たるは、
キラキラが大きくなって3つのキャンパスに分かれているからなのですが、
実はもう一つ理由があります。

初期のキラキラは、
コージとジャシンタが頑張って、
理想となる保育園をつくって維持していました。

とくに、2005年の10月頃に、
一時的にコージとジャシンタのみで保育園をやっていた時期は、
とても熱心に全てに取り組み、
これ以上の保育園はない!というくらいの園をつくりあげていました。

しかし、このままではいけない、という危機感もありました。
熱心にすればするほどに過労が増し、中心人物が欠ければ全てが終わりになってしまうという脆弱感にあふれており、
ケニア政府が保育園や小学校にいちばんに求めるものは、目に見えないものよりも目に見える物(建物や設備や食事や水や教員資格)であり、
ケニア政府が私のような外国人に求めるものは、自ら必死に働くことではなく、ケニア人の働き手を雇用し、育成し、業務をゆだねていくことであるわけで、
長い目で見て、存続可能な保育園をつくっていく必要性を予感していたのです。

ということで、
長年かけて少しずつ、
脱コージ、脱ジャシンタに取り組んできました。

その過程で、教職員たちを指導していくことはもちろん大切ですが、
少しくらいの過ちや欠点には目をつぶって見逃すくらいのおおらかな態度も必要なのです。

この始業日の朝も、
園庭でいろいろ働く先生方を眺めながら、
私の心の中は、
ああすればいいのに、ああすべきなのに、あ~あ、の連発でした。

サービスを提供する側(教職員)ではなく、
サービスを受ける側の視点(保護者)で考えるに、
「先生方があんな感じなら、こっちもこんな感じでいいや」
「始業日からパワー全開でなくてもいいじゃん」と、
いい加減になってしまいそう。

こうしたことから、
ある程度の質の低下はやむを得ないのです。
しかし、同時に、
ケニアの平均的な学校の範囲内で、
比較的良い学校、見本となるべき学校、であり続ける必要があります。

そのためにも、
機会を選びながら
教職員たちに語りかけ続け、
教職員たちの気付きを促していく努力を、
こつこつと続けていかなければなりません。

日本では、明日5月4日もさいたま国際友好フェアが続きます。
日本でもこつこつと頑張っております。


相原 記


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by kjkirakira | 2017-05-03 23:24 | 現地で 保育園