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アフリカでのこども支援「キラキラ」+それを日本で後援「キラキラを支える会」


by kjkirakira

2学期開始の準備

4月初旬、
1学期の終了日の朝を、
カマウさんの訃報で迎えて、
キラキラのスタッフ全員が悲嘆に暮れながら重苦しい雰囲気の中で1学期が終幕。

あれから3週間余、
まるで時が止まってしまったかのような感覚のまま、
あっという間に2学期の始業準備日、2017年5月2日、を迎えました。

まずは、教職員全員が、
アンボセリロード・キャンパス(1・2年生部門)に9時に集合し、
教職員会議です。
遅刻者は1名のみ。

教職員15人+私+パトリック先生(普段は教員養成短大に通っている)が、
一人一人2学期の抱負などを発表。

私の発表は、
今後ますますたくさんの業務を教職員のみなに託していくこと、
そして、
クラスでの授業や教科や担任といった目に見える義務以上に、
目に見えないところで積極的に働くこと、
すなわち、
休み時間や昼食の時間やお掃除の時間に児童の中を巡回して監督するなどの重要性を語りました。

そうしたら、誰よりも私の主張に応えてくれたのが、
保育園調理のジョイス先生と、
小学校1・2年生部門調理のジュリアナ先生という、
誰よりも長くキラキラで雇用されているもはや身内の2人。
当然と言えば当然ですが。

その後、保育園組は保育園に行って大掃除。

小学校組はアンボセリロード・キャンパスの大掃除、
その後、バスでビリカ・キャンパスへ移動して大掃除。

久々のビリカ・キャンパスです。
カマウさんのオートバイで気軽に何回でも往復したビリカへの道。
今後しばらくは、不自由な往復に慣れるまで苦労しそうです。


2016年12月~1月に建てた三教室の校舎です。
手前が4年生の教室。
その隣の教室には、ビリカ・キャンパスの夜警の一人だったカマウさんが寝ていたマットレスがまだ置かれたまま。
その隣(いちばん奥)の教室は、しばらくは建材置き場。

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こちらは、2015年10月に建てた仮設校舎です。
手前が職員室。
奥が3年生の教室です。

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教職員のこどもたちが一緒について来て、
アカシアの木の下で砂遊びをしたり、
走り高跳びをしたりして遊んでいます。
教職員のこどもたちだけで1クラスできそうなくらい、
学校も大きく、教職員も多くなりつつあります。

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この2学期(5月~8月初)の間に、
①学校の登記を進める
②中国製仮設住宅の組立
③井戸関係の建設
④アンボセリロード・キャンパス近隣住民の道路不正使用問題の解決
⑤三教室の塗装
⑥教職員へのIT関係事務の引継ぎ
これらがどれだけ進むか。
いろいろな自由が制限されたアフリカ(途上国)の地で、
忍耐と待機と挑戦の日々が続きます。

また、画像でもご覧の通り、
草があまり生えていません。
この4月の雨季が始まる前の数か月間、
ケニアは厳しい干ばつに見舞われていました。
しかし、待望の雨季に入ってからも、
中途半端な小雨しか降らず、
いまだに畑の収穫が見込めず、
家畜も食べるものがないという厳しい状況が続いています。

これは感覚的な話ですが、
干ばつが長引くと、
病気も長引き、死人も増え、
ストレスが増し、戦争の火種も増していきます。

そして、2学期終了後の8月8日には、
ケニアの5年おきの総選挙が待ち受けています。
平和のうちに3学期を迎えることができるよう、
心から願うばかりです。


相原 記


by kjkirakira | 2017-05-02 22:30 | ブログ 現地キラキラ