アフリカでのこども支援 「キラキラ・プロジェクト」 + それを日本で後援  「キラキラを支える会」


by kjkirakira
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小学校の新規入学受付~外部編

2016年10月22日(土)
数日前の月曜に引き続き、
今度はキラキラ保育園以外の園出身児を対象に、
キラキラ小学校の新規入学受付を行いました。

かなり前から問い合わせが絶えず、
大勢殺到するものだと思い、
定員よりも多く来たら選抜しなければならない、
その際どのようにしようか、などと、
いろいろな場合を想定して話し合っていました。

当日朝、まだ暗い朝5時、
保育園の入園受付日のような騒音は聞こえて来ません。
まだ誰も来ていないか、来ていても少人数か。

朝6時前、家に隣接する小学校敷地に出ます。
親子3組くらいが校門の外に立って待っています。

てきぱき準備をしているうちに、
門外の親子は7組くらいになります。

6時15分、
ジャシンタ先生による第一チェックを開始しました。

土曜日ながら、小学校の先生方を全員召集し、
各自、予め決めておいた配置についてもらい、
それぞれにてきぱき役割をこなしてもらいます。

校門のところで来た親子たちを案内するジュリアナ先生、
必要書類などを全て持参してきているか確かめるアレックス先生、
入学既定の年齢に達しているかどうか確かめるポウリーン先生、
例外事項に対処するドロシー先生、
ジャシンタ先生の補佐として諸々を処理するレジナ先生。

幸い、思ったよりも少人数。
後で聞いた噂によると、
ナマンガの不景気の影響がもろに出て、
入学金500円をこの日までに準備できなかった人、
値上がりしたキラキラの学費(1学期3000円)を前に躊躇した人が続出した模様。

しかし、今回やって来た人たちは、
高額な私立をやめてキラキラを選んだ高収入の人たちではなく、
低額な公立をあえて選ばずキラキラで頑張る覚悟をした人たちがメイン。
その点では、我々の願いにかなった人たちが集まったと言えます。

予定していた第一チェック終了時刻8時となり、
今度はペーパー(ちょこっと面接もあり)の入学試験です。
とはいえ、現地では「入学試験」と呼ばずに「評定」と呼んでいますが。

これは完全に先生方にやってもらいます。
私は後ろの方で先生方のお手並み拝見です。

できる子はあっという間に終わらせて出て行きますが、
できない子はどんなに時間をかけても終わる気配がないほどです。
そんな遅い子だけ3人くらいを別室に連れて行き、
次へ移ります。

次は保護者対象の説明会です。
私が説明役です。
来年はアレックス先生にやってもらうつもりで、
入学試験の採点などをしている先生方を脇目に、
アレックス先生には説明会にも参加してもらいます。

この説明会の間は、
入学希望のこどもたちを校庭の遠いところに連れて行き、
ジュリアナ先生が監督しながら遊んでいてもらいます。

説明会では、
ていねいに具体例をあげながら、わかりやすく、
保護者の皆さんのうなずきを確認しながら進めます。
もちろん原語はスワヒリ語(一部英語)です。

私の説明の後で、アレックス先生に登場してもらい、
今度はマサイ語でごく簡単に要点だけを概説してもらいます。

質問を受け付けますが、
幸い皆さんよく理解して満足できたようで、
ほとんど質問はありません。

最後にジャシンタ先生からの一言二言。

入学試験の採点も終わり、
不合格者の保護者たちをジャシンタ先生が呼び出す段となりました。

本来なら、12月末時点で満6歳以上という年齢制限をクリアしている子は、
無条件に受け入れてあげたいのですが、
幼稚園や保育園で全くと言ってよいほど何の訓練も受けて来なかった子や、
明らかに障害などのあるような子は、
入学を遠慮していただくべきだという方針です。

障害に関しては、
ナマンガの2つの公立小学校に併設の特別支援学級があり、
そこにしっかりとした特別指導の専門家である先生方がおり、
そういうところで適切な指導や教育を受けるべきなのです。

キラキラがどんなに熱心で弱者の味方であったとしても、
専門性のある先生も、それに適した施設もないわけですし。

また、明らかに自立していないような子は、
仮に小学校に入ったとしても、
本人も親も先生も苦労することになるわけで、
保育園や幼稚園でのしっかりとした最低1年間の訓練を経るべきなのです。

「不合格者」たちとジャシンタ先生が別室で話をしている間、
他の「合格者」の保護者たちには所定の用紙にいろいろ記入してもらいます。
読み書きのできない保護者には、
先生方が巡回して記入のお手伝いをします。

次いで、ドロシー先生が次々とコピーを取って行きます。
保護者の身分証明書とこどもの出生証明書または母子手帳です。
その回収と返却をレジナ先生がてきぱきこなします。

そのうえで、一人ずつ、
アレックス先生の案内によって、
私による家族情報チェックへと導かれてきます。

私のチェックでは、
こどものフルネームとその綴り、
こどもの誕生日、
親の電話番号などを慎重に正確に確認し、
他いろいろな情報を確認していきます。
やはり面と向かって確認することが重要です。

その後で、最終段階として、
ポウリーン先生のところで入学金の領収書を渡し、
新年度開始にあたっての必要事項などを記した紙を渡し、
終わった親子から順に帰ってもらいます。

さて、この間、
ジャシンタ先生は「不合格者」の保護者たち全員との話も終え、
結局全員合格として、不合格者を1人も出さないことにしました。
手の付けられないほど極めて悪い、という子はいなかったのです。

途中、停電してしまい、
コピーが取れなくなってしまいました。
後から停電が解除されたために、
何とか続行し、
タイミング悪くコピーを取れないままに帰宅させてしまったのは1組だけでした。
その親御さんには、新年度始業日にもう一度書類を持って来ていただくよう伝えました。

人数が少なかったこと、
そして、先生方のチームワークと個々の能力が高かったこともあり、
てきぱき事が進んで、
予定していた15時終了をはるかに上回り、
12時終了でこの日を終えました。

新年度は、新一年生51人で始業です。
名簿記載の児童数からすると、
新年度は1年生から4年生まで199人となります。
新年度の保育園児114人と合わせると、
313人になります。

さて、私立学校組合から、最新情報が入って来ました。
新年度の1学期の始業日と終業日のお知らせです。
何と、私たちが想定し、
既に多くの保護者たちに通知した日程よりも1週間早いのです!

ケニアでは、政府が決めて発表する公式な始業日と終業日とを、
毎回毎回気にしていないといけないのです。
しかも、今学期の終了日の直前!1週間前になってからの発表です。
これでは、何の準備もできません。

しかも、公式な新年度開始は1月4日!
これではお正月気分が抜けないままに始業を迎えることになり、
児童たちの出席率も、先生たちの出席率も悪いままの始業となってしまいます。

キラキラは、既に多くの人に伝達した通りに、
保育園は1月10日、小学校は1月11日に始業することにします。
しかたありません。


相原 記


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by kjkirakira | 2016-10-22 23:29 | 現地で 小学校