人気ブログランキング | 話題のタグを見る

アフリカでのこども支援「キラキラ」+それを日本で後援「キラキラを支える会」


by kjkirakira

運動靴

学期終了日の翌日の土曜、
毎年恒例の靴の寄贈です。

あのマラソンの高橋尚子さんが創始したスマイルプロジェクト、
マラソンが速いはずのアフリカのこどもたちが、
しっかりとした運動靴をはいてどんどん走り回ってほしいとの願い。

つい先日のPTA総会でも、
キラキラは運動能力抜群の学校を目指すということを語りました。
そのために、よくみんなで走るのですが、
靴を脱いで裸足で走る子が多いのです。

私が小学校低学年だった頃も、
よく校庭を裸足で走っていました。

しかし、アフリカのローカルな学校の校庭は、
石ころも、でこぼこも、とげとげの植物もあり、
裸足で走ったら日本の小学生などはあっという間に怪我しまくりです。

やはり、運動靴を履いてもらいたいものです。


2時間の間に、200組以上の親子が来場。

運動靴_b0124020_01595935.jpg














試着して、選びます。

運動靴_b0124020_01595905.jpg














先生方にも自分のを選んでもらいました。
こどもたちがスポーツをしやすいように、
かつ、
先生方もこどもたちにスポーツを指導しやすいように。

運動靴_b0124020_01595990.jpg















ところで、日本の皆さま、
こういった物の寄贈には、
しかるべきやり方があるのをご存知でしょうか?

鉛筆でも、ノートでも、靴でも、
こども全員とは言わないまでも、
ある程度の数(何十とか何百とか)がそろわないと、
いただいた側が処理する手間が大きくなります。

いただく側の手間の他に、
いただく側が受け取り時に払う関税も高額で、
いただく側がさらに輸送などで出費することもあります。

このスマイルプロジェクトでは、
靴の寄贈と同時に、
それらの諸経費のために寄付を同時にお願いしているそうです。

また、靴を途上国に寄贈するということは、
途上国自身の産業の育成を阻むということにもなります。

さらに、物をたくさん援助されるということは、
現地で物を大切にするという心が損なわれてしまうということにもつながります。

日本で、普段物を大切にして、物を捨てないような人が、
「これ家に置いておいても使わないし、もったいないから途上国に寄贈します」
と言って、寄贈すると、
いただいた側が、物を大切に使うことをやめ、
捨てたりすぐに壊したりするようになってしまうのです。

日本の家で使わないような物は、
途上国でもたいてい使わないのです。

日本で真に物を大切にするなら、
途上国に寄付することなく、
各家庭で何とか使い道をやり繰りして、
使い切るようにするべきではないでしょうか。

スマイルプロジェクトでは、
そうした諸事情をよく理解したうえで、
それでもぜひ寄贈したいという方々のみが、
覚悟したうえで、お金の寄付もしたうえで、
靴を寄贈しているそうです。

もうすぐ私の2年ぶりの一時帰国になります。

ぜひ、物の寄贈の件、
このブログの文章を参考に、
もう一度見つめなおしていただけると幸いです。


相原 記


by kjkirakira | 2016-04-02 23:58 | ブログ 現地キラキラ