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アフリカでのこども支援「キラキラ」+それを日本で後援「キラキラを支える会」


by kjkirakira

スタディーツアー来訪

キラキラを訪れるスタディーツアーというと、
毎年8月または9月のキ・アフリカ主催のもの、
不定期に開催の白鴎大学トムソーヤ主催のもの、
くらいでした。

今回、初めてのツアーがナマンガのキラキラを訪れました。

ナイロビのキベラスラムで学校を運営したりしている
早川千晶さんの引率による、
そのご友人の丹羽正吉さんたちのツアーです。

ナマンガには2014年1月19日(日)の晩に到着、
20日(月)に丸一日かけてキラキラ見学やナマンガ散策など、
21日(火)に次の目的地へ向けて出発、というもの。

月曜の朝、まずは保育園に来ていただき、
キラキラ名物の朝礼をご堪能。

年長、年中、年少、それぞれの授業も見学。

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体育の時間なども、興味津々。
何でもできるスーパー調理人であるジョイス先生の活躍に、
大いに魅了されていただきました。

それから、保育園の近くにある、
ケニア・タンザニア国境線上にある標へ。
コンクリートで造られたその標は、
約50mの帯状となっている国境線のど真ん中に立っています。

そして、小学校の方へ移動。
小学校の校門を広く開けて、
そこを自動車が通るのは初めて。

実はこの度、早川さんに前もって依頼し、
ナイロビの書店で、キラキラ小学校1年生用の教科書などを、
6万シリング分くらい(7万円くらい)立て替えて購入いただき、
ナマンガまで運んで来ていただいたのです。

ナマンガのような田舎の町では、
教科書の類はなかなか手に入りません。
で、首都ナイロビの大きな書店に買いに行く必要があるのですが、
それでも、何十冊となると、在庫がなかったりで、
なかなか一度では全てをそろえることはできないのです。

なので、
ナイロビの街で動ける早川さんのような方が、
何回か書店に足を運んでいただくことによって、
何とか全てをそろえることができたのです。

もちろんお代は精算しました。

これでようやく新1年生たちは、
3人で一冊くらいずつ各教科の教科書を使うことができ、
お勉強もスムーズに有意義に進むようになります。

小学校でも、1年Apple組、1年Banana組、
それぞれの授業に参加していただきました。

給食配膳時の整列や、
給食時のお行儀の良さに、
感銘を受けていらっしゃいました。

それから、小学校に隣接するキラキラ本部へ。
屋外会議用スペースで、
みんなで昼食会。
それに引き続き、勉強会。

ケニアで活動している日本人、
ケニアの同朋のために活躍しているケニア人、
日本にいながらケニアのことを応援している日本人、
みなそれぞれに、人生があり、
長い年月の思いがかなって今の仕事をしているのです。

早川さんの人生もあれば、
相原の人生もあり、
早川さんの活動仲間リリアンさんの人生もあれば、
相原の活動仲間+伴侶ジャシンタの人生もあり、
それぞれ違って面白いのです。

小学校の帰りの会が終わり、下校時刻に。
下校前に、みんなで適当に撮影。

スタディーツアー来訪_b0124020_19554008.jpg















エマニュエル(16歳・1年生)たちの下校グループに同行しようと、
途中まで一緒に行ったのですが、
途中から車が通れないでこぼこ道、狭い道になってしまい、
今回は断念しました。

そして、国境の市場へ。
車を降りて、徒歩で散策です。
キラキラのこどもや保護者たちもいます。

ギニェラ(古タイヤ利用のマサイ愛用のサンダル)を購入したり、
隣接するタンザニア側でカンガ(主に女性が身にまとう布)を購入したり。

夕方、皆さんが宿泊している宿に、
マサイビーズで生計を立てているキラキラのママさんたちを4人ほど呼んで販売会。
ママさんたちは大喜び。
ごく普通の夕暮れと夜を迎えようとしていたときに、
降ってわいたようにビジネスチャンスが訪れたのですから。

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いやいやいや、訪問客をお迎えする時はいつもそうですが、
非常に中身の濃い1日でした。

とくに今回は、
大都市のスラムという特殊な環境で、
そこのこどもたちの支援をしている早川さんたちが、
ケニアの田舎町のある意味普通な暮らしをしているこどもたちを支援している私たちキラキラの様子を実際にご覧になって、
多くのことを学んでいただけたようで何よりでした。

私自身、10年前のキラキラ開設前には、
いろいろな支援活動を見学させていただき、
アイデアやノウハウを学んでいたのですが、
その後は自分たちの活動に精いっぱいで、
外から学ぶことはなかなかしていませんでした。

キラキラが保育園を脱皮して、
小学校という新章に突入した今、
全く新しいことを手探りで始めた状態です。

常に新しく謙虚な気持ちをもって、
引き続き外からも多くを学んでいけたらと願います。

いつかそのうち、早川さんたちの、
ナイロビ・キベラスラムにあるマゴソ・スクールも、
訪れてみる価値大ありです。

そして、いつの日か、
キラキラ・オリジナルのスタディーツアーを実現できますように。


相原功志inキラキラ本部☆ナマンガ☆ケニア


by kjkirakira | 2014-01-21 20:41 | ブログ 現地キラキラ