靴のプレゼント
2010年 04月 02日
3月26日(金曜日)、キラキラ保育園の1学期終業を迎えました。
毎学期、無欠席のこどもたちにはプレゼントを渡しています。
今回は、タイミング良く靴の寄付をいただいたので、靴のプレゼントです。
靴の寄付、というのは…。
あのマラソン金メダリスト、元世界記録保持者、
高橋尚子さんによる呼びかけで始まった、
靴をアフリカに寄付しよう、というプロジェクトから、
ありがたいことにうちにも回って来たのです。
あの白い小学校や幼稚園の上履きに、
「(何)組(だれだれ)」と名前が明記されている物がたくさんあり、
何だかうれしくなりました。
今回、キラキラを無欠席で表彰されたのは8人。
この表彰を始めてから毎回人数は増えています。
こども自身への表彰とともに、
こどもの体調管理や生活管理をきちんとされている、
父兄の皆さんへの表彰でもあります。
まずは、下の画像、
左より、ジョン(6歳年長組)、ラファエルとマイケルの双子(5歳年中組)。
2200gで生まれたラファエルと1700gで生まれたマイケルの双子。
何と、この双子は昨年2学期の初めに入園して以来、
無欠席の記録更新中なのです。
次に、左より、コイシキル(6歳年長組)とエミリー(7歳年長組)。
2人は従姉弟どうし。
エミリーは2009年の1年間を通して欠席が1日だけで、
最優秀者としてバッグを贈呈されたつわものです。
次に、初めての受賞となる3人、
左より、モーセス(5歳年中組)、ンクンカット(6歳年中組)、マシャリア(7歳年長組)。
マシャリア(キクユ族)は、2008初頭のケニア全国に飛び火した暴動で、
いちばん戦火が激しかったエルドレット(カレンジン族の町)から、
命からがら家族総出で避難してきた少年なのです。
よくぞ生き延びました。
この8人は、夕方4時から始まったPTA会議の冒頭に登場させて靴を渡し、
父兄の皆さんの前で、拍手喝さいで表彰しました。
いやぁ、みんな、高橋尚子さんの心意気を履いて、
日本で靴の持ち主だったこどもたちの思いを履いて、
貧しい中で健康の金メダルを取れるように頑張ってほしいですね。
しかし、現実は…、この同じ日、
愛するキラキラ保育園児100人中4人が、
ナマンガ公立病院にマラリアなどで入院されるという、
憂えるべきニュースもPTA会議中に飛び込んで来ました。
ナマンガでの水不足(水道網の不整備)や食糧難(価格高騰)による栄養不足、
雨や寒暖の差による肺炎やマラリアの流行による影響を、
我がキラキラも免れませんでした。
今年からキラキラでは、昼食の予算を1日600から800に上げたり、
トイレ掃除や便をもらしたこどもの水浴を徹底化・頻繁化したり、
各園児の保健情報を収集・管理したりしています。
えぇ、金メダルでなくてもいいから、
みんなが人並みの健康を維持できるよう、
最善の手助けをしたいと思います。
相原功志 記
毎学期、無欠席のこどもたちにはプレゼントを渡しています。
今回は、タイミング良く靴の寄付をいただいたので、靴のプレゼントです。
靴の寄付、というのは…。
あのマラソン金メダリスト、元世界記録保持者、
高橋尚子さんによる呼びかけで始まった、
靴をアフリカに寄付しよう、というプロジェクトから、
ありがたいことにうちにも回って来たのです。
あの白い小学校や幼稚園の上履きに、
「(何)組(だれだれ)」と名前が明記されている物がたくさんあり、
何だかうれしくなりました。
今回、キラキラを無欠席で表彰されたのは8人。
この表彰を始めてから毎回人数は増えています。
こども自身への表彰とともに、
こどもの体調管理や生活管理をきちんとされている、
父兄の皆さんへの表彰でもあります。
まずは、下の画像、
左より、ジョン(6歳年長組)、ラファエルとマイケルの双子(5歳年中組)。
2200gで生まれたラファエルと1700gで生まれたマイケルの双子。
何と、この双子は昨年2学期の初めに入園して以来、
無欠席の記録更新中なのです。
次に、左より、コイシキル(6歳年長組)とエミリー(7歳年長組)。
2人は従姉弟どうし。
エミリーは2009年の1年間を通して欠席が1日だけで、
最優秀者としてバッグを贈呈されたつわものです。
次に、初めての受賞となる3人、
左より、モーセス(5歳年中組)、ンクンカット(6歳年中組)、マシャリア(7歳年長組)。
マシャリア(キクユ族)は、2008初頭のケニア全国に飛び火した暴動で、
いちばん戦火が激しかったエルドレット(カレンジン族の町)から、
命からがら家族総出で避難してきた少年なのです。
よくぞ生き延びました。
この8人は、夕方4時から始まったPTA会議の冒頭に登場させて靴を渡し、
父兄の皆さんの前で、拍手喝さいで表彰しました。
いやぁ、みんな、高橋尚子さんの心意気を履いて、
日本で靴の持ち主だったこどもたちの思いを履いて、
貧しい中で健康の金メダルを取れるように頑張ってほしいですね。
しかし、現実は…、この同じ日、
愛するキラキラ保育園児100人中4人が、
ナマンガ公立病院にマラリアなどで入院されるという、
憂えるべきニュースもPTA会議中に飛び込んで来ました。
ナマンガでの水不足(水道網の不整備)や食糧難(価格高騰)による栄養不足、
雨や寒暖の差による肺炎やマラリアの流行による影響を、
我がキラキラも免れませんでした。
今年からキラキラでは、昼食の予算を1日600から800に上げたり、
トイレ掃除や便をもらしたこどもの水浴を徹底化・頻繁化したり、
各園児の保健情報を収集・管理したりしています。
えぇ、金メダルでなくてもいいから、
みんなが人並みの健康を維持できるよう、
最善の手助けをしたいと思います。
相原功志 記
by kjkirakira
| 2010-04-02 20:35
| ブログ 現地キラキラ